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株式会社アクセルスペースホールディングス(402A)

東証グロース

輸送用機器

目次

中村友哉氏(以下、中村):本日はお忙しい中、ご参集いただきありがとうございます。代表取締役の中村です。

本日はまず、今回「GRUS-3(グルーススリー)」で発生した不具合について私からご説明します。その後、2027年5月期第1四半期業績概要及び2027年5月期業績予想、経営方針についてご説明します。

「GRUS-3」4機に発生した不具合箇所について

当社は、今年7月に打上げた「GRUS-3」7機のうち4機において、高速通信系統に不具合が発生したことを公表しています。この件について、株主・投資家のみなさま、お取引先や関係者のみなさまをはじめ、多くの方々にご心配をおかけしていることを、経営者として大変重く受け止めております。当社としては、原因の究明と再発防止に取り組むとともに、今後の衛星開発における品質と信頼性の向上に努めてまいります。

まず、今回当社が推定した不具合の原因についてご説明します。「GRUS-3」4機において、高速通信系統に不具合が確認され、当初予定していた高速通信系統による画像データのダウンロードを伴う商用運用は困難であると判断しました。スライドでは、「GRUS-3」に発生した不具合の箇所について示しています。

「GRUS-3」には、高速通信系統と低速通信系統の2種類の通信系統が搭載されています。高速通信系統は、撮影した大容量の画像データなどのミッションデータを地上局へ送信するためのシステムです。一方、低速通信系統は、地上からのコマンド送信と衛星の状況を把握するテレメトリデータを受信するためのシステムです。

今回不具合が確認されたのは、高速通信系統の送信機内にある電力増幅器、いわゆるアンプです。画像などのミッションデータは送信機で電波に変換され、その電波をアンプによって宇宙から地上局まで届けるために十分な強さまで増幅しています。不具合が確認された4機については、このアンプが永久故障に至ったものと判断しています。

なお、高速通信系統と低速通信系統はそれぞれ独立しており、一方に不具合が生じてももう一方に影響が及ぶことはありません。また、アンプも別の機器を使用しており、低速通信系統は現在正常に稼働しています。

不具合の要因の推定

次に、当社が推定したアンプ破損の原因についてご説明します。スライドの図は、アンプ内部の模式図です。高速通信系統で送信する際、アンプ内部で発生した熱が設計上の問題により十分に放熱されず、内部温度が過度に上昇した結果、アンプ素子が破損したと推定しています。

アンプ素子の破損によって電波の増幅ができず、大容量の画像などミッションデータを高速通信系統で地上局に送信できない状態になったと考えています。

不具合が発生していない3機の運用方針

次に、不具合が発生していない3機の運用方針についてご説明します。不具合が発生していない3機も、同様の設計のアンプを採用しています。同様の不具合を防止するために、アンプの消費電力を抑制することで、温度の過度な上昇を防ぎながらデータのダウンリンクに取り組んでいきます。

このように、1機ごとに慎重に運用を行う方針としたため、商用運用の開始は当初の予定から2ヶ月延期し、2027年2月を目標に初期運用を行っています。なお、現在は「GRUS-3C」にて高速通信系統でのダウンリンクを実施中です。

不具合が確認された4機の原因検証/報告

今回の不具合を受け、10月6日に「GRUS-3不具合検証アドバイザリーボード」の設置を決定しました。当社として原因究明と再発防止策の検討を進めるにあたり、社内での検証に加え、衛星開発の各分野に精通した外部専門家の知見を取り入れ、多角的かつ客観的な視点から検証を行うことが不可欠であると判断しました。

こうした考えのもと、本アドバイザリーボードには、中須賀教授をはじめとする方々にご就任いただきました。中須賀教授は、2003年に東京大学において世界初となる1キログラム級人工衛星の打上げに成功し、これまでに15機の超小型人工衛星の開発・運用実績を有しており、本年立命館大学に移籍後も小型衛星の技術研究分野の第一人者として活躍されています。

また、三菱電機社で政府の衛星プロジェクトを多数手がけた経験をお持ちの小山さま、国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構(JAXA)で電源分野を専門とされる艸分(くさわけ)さま、通信分野の専門家である谷島さま、熱分野の専門家である岡本さまにもご就任いただきました。

衛星開発全般に加え、電源、通信、熱といった各技術分野で豊富な経験と実績を持つ方々にご参画いただき、技術的な側面だけでなく、開発プロセスや組織体制を含めて幅広い観点から客観的な評価をお願いしています。

具体的には、アクセルスペース社が推定した不具合の原因と、今後打上げ予定の衛星に適用する対策について報告書を作成し、本アドバイザリーボードのみなさまに妥当性を評価いただくとともに、必要な提言をいただく予定です。そして、その評価を踏まえて最終報告を取りまとめる予定です。

「GRUS-3」の不具合に関するご説明は以上です。

2027年5月期 第1四半期 ハイライト

折𠩤大吾氏(以下、折𠩤):取締役の折𠩤です。2027年5月期第1四半期の業績概要をご説明します。

2027年5月期第1四半期で重要な項目は3点あります。1点目は、業績についてです。防衛省「衛星コンステレーションの整備・運営等事業」を開始したことにより、売上高は前年同期比208.3パーセント増の9億5,000万円、受注残高は前年同期比363.4パーセント増の517億円となりました。

2点目として、今年打上げた次世代地球観測衛星「GRUS-3」の今後の対応策については後ほどご説明します。

3点目は、光学衛星コンステレーションの早期拡充に向け、中長期的な成長投資を継続するための財務基盤を維持・強化すべく、資金調達の実施を発表しました。こちらも詳細は後ほどご説明します。

業績推移

2027年5月期第1四半期は、AxelGlobe事業に含まれる「衛星コンステレーションの整備・運営等事業」が2026年4月に稼働を開始したことが寄与し、前年同期比で増収となりました。

販管費については、前年同期に計上した衛星打上げ費用が発生しなかったことにより研究開発費が減少しましたが、「GRUS-3」の打上げ保険料や手数料などのその他の費用が増加しました。

一方、利益面では売上の増加が販管費の増加を上回り、営業損失・経常損失ともに前年同期比で縮小しました。

連結四半期純損失 増減要因(前年同期比)

本スライドは、前年同期比の利益増減要因の分解です。要因を粗利、販管費、営業外損益以下に分けると、増収による粗利の増加を販管費の増加及び特別損失の増加が上回った結果、四半期純損失は前年同期比で拡大しました。

販管費は、前年同期に計上した衛星の打上げ費用が当期は発生しなかったことから研究開発費は減少しましたが、「GRUS-3」の打上げ保険料、広告宣伝費・販売促進関連費、人件費の増加により前年同期比で増加しました。

営業外費用は、前年同期に計上した上場関連費用が減少したことにより前年同期比で減少しました。しかし、「GRUS-3」の不具合による特別損失として18億7,900万円を計上した結果、四半期純利益は前年同期比で13億6,200万円減少しました。

セグメント別実績:AxelLiner事業

ここからは、セグメント別に前年同期比の業績推移をご説明します。AxelLiner事業では、「経済安全保障重要技術育成プログラム(Kプログラム)」が進捗したことに加え、JAXA向けの「AxelLiner Laboratory」サービス提供を予定どおり開始しました。

一方、Pale Blue社との軌道上実証サービス提供に関する契約について、同社より契約解除の申し入れに関する書面を受領し、両社間で協議を開始しています。これにより、当該契約の継続に不確実性が生じたことから、当該契約に係る2026年5月期の売上高の取消処理を行った影響により、売上高はマイナス6,300万円となりました。

本件は、アクセルスペース社が開発していた本プロジェクトに供する衛星固有の技術上の課題に鑑み、本プロジェクトの事業性を確保することが困難であるとPale Blue社が判断したことによるもので、今回の「GRUS-3」の不具合に起因するものではありません。

なお、KPIに対する進捗について、2026年7月に打上げた「GRUS-3」にはシナノケンシ社のリアクションホイールを搭載しており、軌道上実証を進める予定です。この件に関しては、後ほど詳細をご説明します。

セグメント別実績:AxelGlobe事業

AxelGlobe事業では、「衛星コンステレーションの整備・運営等事業」が計画どおりに進捗したことにより、売上高は前年同期比3,302パーセント増の10億1,400万円となりました。また、セグメント利益は「GRUS-3」の打上げ・運用に関する費用が増加したものの、売上の増加により2億3,400万円となりました。

重点領域の進捗:AxelGlobe事業の事業基盤の強化

AxelGlobe事業の事業基盤の強化についてご説明します。AxelGlobe事業では、海外での衛星画像販売の拡大と衛星データを活用したソリューション強化に向けて、パートナーシップの拡充を進めています。

1つ目は、海外での衛星画像販売強化に向け、Airbus Defence and Space社及び「NSG UP42」とそれぞれパートナーシップ契約を締結しました。

Airbus Defence and Space社とは、当社が運用する地球観測衛星「GRUS」が撮影した中分解能光学衛星画像の販売パートナーシップ契約を締結しました。このパートナーシップにより、小型地球観測衛星「GRUS」のコンステレーションを運用する当社の技術と、Airbus Defence and Space社の業界専門知識や顧客との強固な関係を組み合わせ、農業、環境、インフラなどの幅広い業界向けに顧客ニーズに合わせたソリューションを提供していきます。

2つ目は、サウジアラビア王国初の国家地球観測データプラットフォーム「NSG UP42」と、当社の衛星画像提供に関するパートナーシップ契約を締結しました。

3つ目として、パシフィックコンサルタンツ社とも衛星データ活用による社会インフラ課題の解決に向けた業務提携覚書を締結しました。

なお、現時点でAxelGlobe事業のLOIや提携関係について「GRUS-3」の不具合による影響はありません。

2027年5月期 通期業績予想(連結)

2027年5月期の業績予想についてご説明します。「GRUS-3」の不具合及びPale Blue社との軌道上実証サービス提供契約に関する協議の開始を受け、2027年5月期の業績予想を修正しました。

2027年5月期第1四半期において、「GRUS-3」の不具合に伴う減損損失18億7,900万円を特別損失として計上しています。

2027年5月期業績予想(連結)

本スライドは、売上高・総収入、セグメント別売上高、セグメント利益を示しています。セグメント別の業績予想の詳細については、次のスライドでご説明します。

セグメント別業績予想:AxelLiner事業

AxelLiner事業についてです。「Kプログラム」では、地上で振動試験などに使用されるエンジニアリングモデルに加え、宇宙へ打上げる実証機のフライトモデル2機の製造を進めていきます。また、「AxelLiner Laboratory」では、JAXA向けのサービス提供を開始しています。

なお、Pale Blue社との軌道上実証サービス提供に関する契約について、同社より契約解除の申し入れに関する書面を受領し、協議を開始したため、業績予想には現時点で見積もられる最大の影響を織り込んでいます。

セグメント別業績予想:AxelGlobe事業

AxelGlobe事業においては、「GRUS-3」の不具合の発生により画像の提供開始が当初の想定より遅れる見込みですが、売上高は前期比330パーセント増の42億4,000万円を計画しています。

主なパイプライン

こちらは、主なパイプラインです。

セグメントごとの受注残高推移

本スライドは、セグメントごとの受注残高を示しています。AxelLiner事業は、「Kプログラム」の事業進捗に加え、Pale Blue社との軌道上実証サービス提供に関する契約の協議開始の影響を加味しています。AxelGlobe事業は、「衛星コンステレーションの整備・運営等事業」の受注により前年同期比で大幅に増加しました。

私からのご説明は以上です。

「GRUS-3」の不具合を受けた検討中の施策

中村:今後の経営方針についてご説明します。今回発生した不具合によるAxelGlobe事業への影響を可能な限り抑えるため、当社が現在検討している施策をご紹介します。

1点目は、不具合によって減少した撮像キャパシティを確保するため、他の衛星データの調達を検討しています。

2点目は、不具合が発生している4機についても商用活用の可能性を検証しています。冒頭でご説明したとおり、今回発生した不具合は高速通信系統に限られ、その他の機能は健全に動作しており、搭載光学系による撮像も可能です。そのため、低速通信系統を通じて地上に送信可能な画像データについて、安全保障、海洋状況把握、インフラ管理、地図作成など、さまざまな分野で商用活用することを検討しています。

これら4機を可能な限り商用活用するため、衛星から取得可能なテレメトリデータの活用も含めて、幅広い方策を検討していきます。

ASPINAとの実証について

続いて、シナノケンシ社との軌道上実証についてご説明します。当社は、軌道上実証サービス「AxelLiner Laboratory」の適用第1号として、シナノケンシ社と共同開発したリアクションホイールを「GRUS-3」のうちの1機に搭載しています。リアクションホイールは、衛星の姿勢を制御するための重要な機器です。

今回の実証では、宇宙空間における信頼性、姿勢制御性能、環境特性などを検証します。実証で取得したデータは、シナノケンシ社に提供し、同社の今後の開発や製品化に役立てていただく予定です。

なお、リアクションホイールを搭載している衛星は、今回不具合が確認された4機のうちの1機ですが、本実証は低速通信系統を使用することで実施可能であり、今後も実証を進めていく方針です。

また、今回の実証は、自社衛星内の余剰スペースを活用した取り組みでもあります。「AxelLiner Laboratory」では、専用衛星による軌道上実証サービスに加え、このように当社が運用する衛星の余剰スペースを活用することで、実証機会の拡大やサービス提供方法の多様化が可能になると考えています。今後も、衛星の余剰スペースを有効活用し、新たな収益機会の創出につなげていきます。

衛星開発の品質・信頼性向上及び量産体制の構築に向けた体制の強化

次に、衛星開発の品質・信頼性の向上と、本格的な量産体制の構築に向けた経営体制の強化についてご説明します。当社が今後、衛星の量産をさらに本格化していくためには、品質と信頼性を確保しながら、安定的かつ効率的に衛星を製造できる体制を構築することが不可欠です。

その実現に向け、これまでの開発プロセスや品質管理体制を抜本的に見直すとともに、経営陣がこれまで以上に強いリーダーシップを発揮していく必要があると考えています。そのため、今回私自身が衛星開発部門及び調達・生産部門を管掌し、開発体制の改革を主導することとしました。

また、技術部門の強化に向けて、JAXAでチーフエンジニア室長として数多くの衛星開発プロジェクトに携わるとともに、姿勢制御系の開発・研究、技術評価、プロジェクト業務改革などで豊富な経験と実績を持つ岩田を、新たに執行役員に任命します。岩田が培ってきた高度な専門性と長年積み重ねてきた豊富な経験を活かし、私自身も技術部門の責任者として、岩田とともに開発プロセスと品質管理体制の改革を進めていきます。

なお、これまで衛星開発部門及び調達・生産部門を管掌してきた永島(えいしま)は、今後、私や岩田と連携しながら、当社の技術力向上や専門人材の育成などを主導し、引き続き当社の技術基盤の強化に貢献していきます。

経営陣が一丸となり、衛星の品質と信頼性を確保しながら、安定的な量産を実現できる開発・生産体制の構築に取り組んでいきます。

本新株予約権発行の目的・意義と資金使途

次に、今回発表した資金調達についてご説明します。今回の資金調達を実施する理由は、今後の事業成長に必要な投資を着実に進め、中長期的な企業価値の向上につなげるためです。

目的は2点あります。1点目は、2026年5月期末に発表した5年後に目指す姿を実現するため、コンステレーション運用機数の拡大に向けた設備投資を行います。2点目は、それらの拡大を支える研究開発、ならびにAxelGlobe事業及びAxelLiner事業のサービスの海外展開に充当する運転資金を確保することです。

具体的な資金使途①

AxelGlobe事業を拡大するためには、撮像キャパシティの確保が極めて重要です。地球観測衛星は、軌道上を周回しながら地表を撮影するため、1機の衛星が撮影できる地域や時間、画像の量には限りがあります。複数の衛星を運用することで、より広い地域をより高い頻度で撮影することが可能となり、天候などの影響で撮影できない場合にも別の撮影機会を確保しやすくなるといった利点があります。

さらに、十分な撮像キャパシティを持つことは、既存のお客さまへのサービス品質を維持するだけでなく、新たなお客さまの需要に対応し、事業を拡大していくための基盤にもなります。今回、中分解能衛星「GRUS-3」における不具合が確認されたことを受け、2029年5月期以降の打上げ機数を検討していますが、官民双方のお客さまのニーズに応じて機数を整備していきます。

具体的な資金使途②

運転資金についてです。運転資金は、前のページでご説明した機数を整備した後、得られたデータを売上に転換するための人材確保、製造費、研究開発費に充当します。

製造費としては、先行して資金が必要となる「AxelLiner Laboratory」の衛星打上げ費や製造費にも充てます。

研究開発では、汎用バスシステムのさらなる改良を進めます。これは共通設計を拡大し、ミッションごとの個別設計を最小限に抑え、開発期間及びコストの削減を目指す研究開発です。

今回の「GRUS-3」の不具合にも対応し、信頼性を高めながら、「AxelLiner Laboratory」をはじめとする衛星の効率的な量産化を着実に進めていきます。

本新株予約権の概要

今回の資金調達に伴い、株式の希薄化が発生する可能性については、既存株主のみなさまへの影響が大きいものと認識しています。

衛星事業は、衛星の開発・製造から打上げ、商用運用に至るまで一定の期間を要し、先行投資が必要となる事業です。そのため、事業機会を確実に捉え、成長に向けた取り組みを継続していくには、必要な資金を適切なタイミングで確保することが極めて重要であると考えています。資金調達の手法についても、複数の選択肢を検討した結果、新株予約権による調達を選択しました。

なお、このタイミングでの資金調達は、「GRUS-3」の不具合を契機に検討を始めたものではありません。今後の事業計画を見据え、必要な投資を遅滞なく進められる財務基盤を確保する必要があると判断し、従前検討を進めてきたものです。今回の資金調達によって得られる資金を事業の成長につなげ、希薄化の影響を上回る中長期的な企業価値の向上を実現していくことが、経営における責任と考えています。

今後の衛星開発計画と打上げスロットの確保

今後の衛星開発計画と打上げスロット確保の状況です。2029年5月期以降に打上げ予定のAxelLiner事業及びAxelGlobe事業の衛星については、打上げ時期及び高分解能・中分解能の機数等を調整中です。詳細が決まり次第、みなさまにお知らせします。

IR活動のご案内

以上で、2027年5月期第1四半期の決算及び今後の事業方針についてのご説明を終了します。

今回の「GRUS-3」の不具合を発表して以降、株主・投資家のみなさまをはじめ、取引先や関係者のみなさまから多くのご意見をいただいています。いただいたご意見については、経営陣・担当部署も認識しており、今回の事象によりみなさまにご心配をおかけしていることを経営者として大変重く受け止めております。

また、今後の事業に向けて協力の可能性を模索してくださるお客さまや、激励の言葉をお寄せくださる株主のみなさまも多くいらっしゃいます。みなさまからの信頼やご期待に対して、経営者として具体的な取り組みと成果をもってお応えしていく覚悟です。

今回の事象を受け、私は原因究明と再発防止、そして今後の本格的な量産を見据えた衛星開発における品質と信頼性の向上を、経営上の重要課題と位置づけました。その取り組みを確実に推進するため、私自身が技術部門を直接所管し、経営トップとして対応を進めることを決定しました。まずは原因究明と再発防止に着実に取り組み、その結果を今後の衛星開発に反映させることで、製品の品質と信頼性の向上につなげていきます。

また、「GRUS-3」をはじめとする当社の取り組みや進捗については、適時開示やIRサイトを通じて適切にお伝えするとともに、「note」やSNSなども活用して継続的な情報発信に努めてまいります。

今回の事象に真摯に向き合い、必要な対応を一つひとつ着実に進めてまいります。ご清聴いただき、誠にありがとうございました。

質疑応答:「GRUS-3」不具合発生によるPFI案件の売上減少について

司会者:「『GRUS-3』の不具合を受け、PFI案件にて予定していた5年間の年度ごとの売上減少の詳細はどうなりますか? 受注残高がすべて消化されない状態という認識でよろしい

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