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SANEI株式会社6230

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新田裕二氏:みなさま、こんにちは。取締役専務執行役員コーポレート本部長の新田です。本日は大変お忙しい中、ご参集いただき誠にありがとうございます。本日はどうぞよろしくお願いします。

ただいまより、SANEI株式会社の2027年3月期第1四半期の決算説明会を開催します。本日の決算内容は、ご覧の順番でご説明します。

トップメッセージ

このたび、代表取締役社長執行役員に松井優樹が就任しました。資料に記載しているのは、松井からみなさまへの挨拶です。

今回の人事に伴い、代表取締役社長の西岡は代表取締役会長に就任しました。また、代表取締役副社長の吉川は代表取締役副会長に就任しました。当資料の11ページに役員人事に関する詳細を記載していますので、後ほど詳細をご説明します。

今後とも変わらぬご支援をよろしくお願いします。

業績ハイライト 増収も利益は前年比マイナス

業績ハイライトについてご説明します。当第1四半期は外部要因に伴う不確実性の高い状況が続く中で、売上高は73億9,200万円、前年比104パーセントとなりました。新製品やウルトラファインバブル製品、デザイン性を備えた高付加価値製品の販売拡大が売上の増加要因となりました。

一方で、銅や樹脂価格の高騰が利益の減少要因となり、営業利益は1億3,700万円、前年比マイナス44.9パーセントでした。当期純利益は7,800万円、前年比マイナス49.1パーセントとなりました。6月末時点でのPBRは0.67倍、PERは8倍、ROEは8.4パーセントです。

第2四半期以降は、材料調達の最適化や生産ラインの自動化、価格改定の着実な実施と多彩なブランド展開、多様な販売チャネルの活用により収益の向上を目指します。

業績ハイライト 増収も利益は前年比マイナス

当第1四半期の売上高は73億9,200万円、前年⽐104パーセント、前年差プラス2億8,200万円でした。営業利益は1億3,700万円、前年⽐マイナス44.9パーセント、前年差マイナス1億1,100万円でした。経常利益は1億2,700万円、前年⽐マイナス52.7パーセント、前年差マイナス1億4,100万円でした。親会社株主に帰属する当期純利益は7,800万円、前年⽐マイナス49.1パーセント、前年差マイナス7,500万円となりました。

売上高は増収となった一方で、営業利益、経常利益および当期純利益は前年⽐で減少しました。

業績ハイライト 原材料価格の高騰に伴う利益の押し下げ

営業利益の増減要因についてご説明します。当第1四半期の営業利益は1億3,700万円で、前期第1四半期の2億4,900万円から減少しました。原材料価格の高騰が利益を押し下げた主な要因です。

価格改定は2026年6月より実施していますが、第1四半期時点では、価格改定の効果が限定的で、原材料費の高騰分を十分に吸収するに至りませんでした。また、人材投資の一環としてベースアップを実施したことにより、労務費および人件費が増加しました。

業績ハイライト 原材料価格の高騰などにより仕入債務が増加

貸借対照表についてご説明します。総資産は244億1,800万円となり、前期末の241億1,100万円から3億700万円増加しました。変動要因は記載のとおりですが、主に原材料価格の高騰や仕入高の増加に伴い、仕入債務が増加しました。

業績ハイライト 販売ルートと事業展開

販売ルートと事業展開についてご説明します。2027年3月期第1四半期の連結売上高は73億9,200万円となりました。スライド左上の円グラフでは、販売ルート別の売上構成を外円は当期、内円は前期で示しています。ご覧のとおり、ルート別の構成比は前期と比べて大きな差異はありませんでした。

続いて、ルート別の売上についてご説明します。管工機材・設備ルートにおける売上高は、前期比で増加しました。デザイン水栓や高機能水栓をはじめとする、高付加価値製品の販売が堅調に推移したことが寄与しました。

メーカー向けの住宅設備機器ルートでは、前期比で横ばいとなりました。中高級グレード製品の販売強化に引き続き取り組んでいます。

リテールのホームセンターおよびECルートでは、前期比横ばいとなりました。高機能シャワー製品やウルトラファインバブル製品の販売が売上増となりました。

その他のルートに関しては、海外事業の売上は堅調に推移しましたが、関連事業が前年をわずかに下まわりました。

戦略商材についてはデザイン製品、高機能製品ともに売上が前期を上回りました。主に「sʌnei(サネイ)」ブランドなどデザイン性に優れた製品や、自動水栓などの高機能製品が売上増に寄与しました。

今後の取組み 7期連続で着実に右肩上がりの推移

今後の収益確保についてご説明します。これまで2020年3月期から2026年3月期まで7期連続で売上高が増加しています。これは着実に実施してきた価格改定に加え、多彩なブランド展開や多様な販売チャネルの活用が、売上高の伸長につながったためです。

このような中、今期の連結売上高は308億円と見込んでいます。第1四半期の実績では73億円を達成し、通期での目標達成に向けて邁進していきます。

一方で、水栓の主な原材料である銅の建値は2026年6月末時点で1kgあたり2,273円となり、5年前と比較して3倍から4倍の水準まで上昇していますが、6月より製品価格の改定を実施し、収益性の改善を進めています。

加えて、当社の主要市場である新設住宅着工戸数は減少傾向にありますが、非住宅市場の開拓、高付加価値製品の拡販、水まわり領域の事業拡充を進めることで、8期連続の増収を目指します。

今後の取組み 継続的な株主価値向上

6月末時点でPBRは0.67倍、PERは8倍、ROEは8.4パーセントとなりました。引き続きPBR1倍の達成に向けて、PERとROE両輪での向上に取り組んでいきます。

PER向上に向けては、ブランド価値の向上や成長戦略の推進、IR活動の充実を進めています。ブランド価値向上では認知度の強化や、ランドマークへの採用、展示会への出展などを行っています。成長戦略では新製品の開発・新市場の開拓、海外展開、サステナビリティ経営の推進、非住宅施設への販売を強化します。IR活動では積極的な情報開示と対話機会の拡充で企業理解を深めます。

ROE向上に向けては、デザイン性や機能性の追及などによる高付加価値製品の拡充、空間提案の強化などにより、収益力を高めていきます。また、原材料価格の適正な転嫁や生産性の向上、コスト構造の最適化を推進します。あわせて、物流・在庫の効率化や工場の自動化、DXの推進により、資本効率の改善を図ります。

株主還元 年間配当金と配当性向

株主還元の方針についてご説明します。

当社は安定的な株主還元を実現するため累進配当方針を導入しており、2026年3月期の年間配当金は69円(配当性向25.9パーセント)となりました。続く2027年3月期については、第2四半期末37円、期末38円の年間75円(予想配当性向26.8パーセント)を予定しています。今後も利益成長とのバランスを図り、持続的な株主還元を推進していきます。

(注:当社は2024年10月1日付で1株につき2株の株式分割を行っています。上記1株当たりの数値はすべて分割後基準に換算しています。)

トピック 新役員人事に関するご報告

新役員人事についてご説明します。2026年6月23日開催の定時株主総会と臨時取締役会で新役員人事を表のとおり決議しました。変更点のみお伝えします。

⻄岡利明は代表取締役会⻑で、旧役職は代表取締役社⻑です。吉川正弘は代表取締役副会⻑で、旧役職は代表取締役副社⻑です。松井優樹は代表取締役社長執行役員で、旧役職は取締役執行役員営業統括本部長兼B&D本部長です。

新田裕二は取締役専務執行役員コーポレート本部長兼購買本部長で、旧役職は常務取締役執行役員コーポレート本部長兼購買本部長です。浜﨑洋⼀は新任で常勤監査役です。これに伴い、常勤監査役の岸田敏雄は2026年6月23日をもって退任しました。在任中のご厚情とご支援に感謝します。村松栄は執⾏役員営業統括本部長で、旧役職は執⾏役員リテール事業本部長です。

トピック Kitchen & Bath China 2026に出展

2026年5月26日から29日に上海で開催された「Kitchen & Bath China 2026」に出展しました。展示会では「sʌnei」ブランドから水栓の「MONOTON」「SUTTO」「cye」シリーズと信楽焼の洗面ボウルを展示し、来場された方からご好評いただきました。

トピック 2026年カタログ掲載の新商品について

5月に新たな総合カタログを発刊しました。今期も水まわりに関する製品約6,000点を掲載するとともに、価格改定を実施しています。カタログでは、ウルトラファインバブル搭載の水栓「IENI」シリーズやシャワーヘッド「RAINY」シリーズなどの新製品を掲載しています。これらの充実した製品ラインナップを通じて、より良い空間価値の提供を目指しています。

今回のカタログではプロテアの花をモチーフに採用しました。プロテアは海神プロテウスに由来する姿を変える性質から、どんな環境にも適用し進化し続けるというメッセージを込めています。また、今期のテーマを「EVOLVE」とし、多様なお客さまに適応した空間や新たな価値を提案する企業として時代に先駆ける存在を目指していきます。

トピック 報告会および対談イベントを開催

7月24日「VERSE・FLUSSO」ショールームにて展示会視察・報告会を開催しました。第1部ではデンマークで開催された「3daysofdesign」とイタリアの「Milano Salone 2026」について、両イベントの現地調査に基づく視察報告を行いました。第2部では当社の社外取締役でもある瀧取締役と永山取締役による対談を実施しました。当社は製品や水まわりに対する新しい観点と発想を提供する企業として、今後もイベント等に取り組んでいきます。

トピック B&D本部を設立いたしました。

B&D本部の新設と西麻布オフィスの開設についてご説明します。2026年の組織変更に伴い、当社はB&D本部を新設しました。

B&D本部は高付加価値製品の創出に不可欠な「ブランディング」「デザイン力」「企画力」を経営の中枢に据え、戦略的に推進するための組織です。従来の企画・営業・広報などの機能を横断的に統合して市場理解から商品企画、情報発信までを一気通貫で担います。

この体制により意思決定の迅速化と市場ニーズへの対応力向上を図ります。新組織の発足にあわせて西麻布に新オフィスを開設しました。

事業概要 沿革

事業の沿革と概要についてご説明します。当社は1954年の創業以来、水まわりのイノベーションを追求し、事業領域を、「点・線・面」のように広げてきました。創業以来培ってきた水栓という「点」の技術を起点に、水栓から配管までを含むライフラインとしての「線」へ、さらに2000年代以降は、空間やライフスタイルまでを含めた「面」へと提案領域を拡大しています。また、デザイン水栓など、空間に新たな価値を提供する製品も高い評価をいただいています。

2018年には水栓にとどまらない事業領域の広がりと海外展開を見据え、社名をSANEIに変更し、2020年12月には東京証券取引所市場第二部へ上場しました。

近年では、2024年に「sʌnei」ブランドの「soroe」シリーズが国際的なデザインアワードである「Red Dot」と「iF」を受賞し、2025年には「VERSE」ブランドの「Grazioso」シリーズが「Red Dot」と「iF」、「grooglo」シリーズが「iF」を受賞するなど、デザイン性や製品価値についても国内外から高い評価をいただいています。

2024年から2025年にかけては新たな第1工場、第2工場を竣工し、生産体制の強化と生産性の向上を図っています。今後も、水まわりを起点とした技術と製品の進化を通じて、水域へと事業領域を広げ、より豊かな空間価値を提案する企業を目指していきます。

事業概要 取り扱い商材

当社は、キッチン、浴室、洗面、トイレから屋外まで、水まわり全体をカバーする幅広い製品ラインアップを取り揃えています。

主な取り扱い製品として、各水まわりの水栓をはじめ、オーダー対応の洗面化粧台、バスルーム、キッチンなどを展開しています。また、シャワー用品、洗面ボウル、トイレ用品に加え、水まわりを支える配管・継手などの部材も取り扱っています。

さらに屋外においても、雨水を活用したシステムや、ガーデニング用品などを取り揃えており、住宅内から外構まで、住まいに必要な水まわり製品を幅広く提供しています。

事業概要 マルチブランド戦略

当社は5つの独自ブランドを連携させ、水栓から空間まで総合的に提案するマルチブランド戦略を展開しています。

「VERSE」ブランドは当社が提供する最上級の水栓ブランドで、「経年悠美」をコンセプトに、選び抜かれた品位と上質な水まわり空間を提案しています。高い意匠性と機能性を兼ね備えた製品に加え、生涯保証を提供し、長く使い続けることまで含めた価値を追求しています。

「sʌnei」ブランドは暮らしの中に新たな水まわりの価値を提案するブランドです。プロダクトデザイナーや建築家との協業を通じて、機能性だけでなく、空間との調和や使い心地まで追求した水栓を展開しています。日々の暮らしに寄り添いながら、これまでの水栓にはない新たな価値を提案しています。

「SANEI」ブランドは、水栓から給排水まで、水まわり全体をカバーする幅広い製品ラインアップを展開しています。ウルトラファインバブル製品をはじめとする高付加価値製品も取り揃え、幅広いニーズに応えることで、日々の暮らしに安心と快適を提供しています。

さらに、水栓領域を超えたブランドとして、「WAILEA」は、水まわり空間を中心に、オーダーキッチンや造作洗面台、オーダーバスルームなどのプランニング・デザイン・製作を行い、ラグジュアリーな空間を提案するブランドです。また、家具や小物なども含めたトータルなインテリアコーディネートにも対応しています。SANEIのショールーム機能も備えており、大阪御堂筋本町と東京表参道に店舗を構えています。

「FLUSSO」は、東京表参道にショールームを構え、ハイエンドなバス空間を通じて、極上のリラクゼーション体験を提案するブランドです。ショールームでは、「VERSE」ブランドの製品も展示しており、バスタブやユニットバスなど、ラグジュアリーな空間をご体感いただけます。

事業概要 販売ルートと今後の展望

販売ルートと今後の展望についてご説明します。管工機材・設備ルートでは、設計会社や施主に対して高機能・高付加価値製品の提案を進めます。パワービルダー、ハウスメーカー、工務店には水まわり空間のトータル提案を行います。卸売や商社向けにはウルトラファインバブル搭載製品など新製品の販売強化を図ります。

メーカールートでは、住宅設備機器メーカー向けに中・高級グレード製品の販売強化を進めます。標準採用品の獲得と協業による水まわり空間の提案を推進します。非住宅向けの新規販売も強化します。

リテールルートのホームセンターでは、プロユース領域の拡大と売場の改善を進めます。また、家電量販店や総合スーパーなどの新たな販路拡大に向け、水まわりやリフォーム製品の提案を行っています。インターネット販売業者向けには健康・理美容の製品の販売を強化します。

海外ルートでは、中国、台湾、インドネシア等のアジア諸国へ中高級グレード製品を投入します。海外各国では現地代理店との提携強化を進め、北米への新規開拓と販売拡大を図ります。当社はこれらの販売ルートを通じて製品投入と提携強化を進め、販売拡大を目指します。

事業概要 人、水、暮らしのウェルビーイングな関係へ

サステナビリティへの取組みについてご説明します。当社は、水を取り扱う企業として、「人、水、暮らしのウェルビーイングな関係へ」をサステナビリティの基本理念に掲げ、水を通じて豊かな暮らしと持続可能な社会の実現を目指しています。

重点テーマとして、「ライフラインを守る」「地球の循環とともに歩む」「社会と共生する」の3つを設定し、安心・安全な水環境の提供や環境負荷の低減に取り組んでいます。

1つ目「ライフラインを守る」は、水が安心して使えることを基本に、安全性や使いやすさを追求した製品づくりを進めています。また、水道メーター以降から給排水に至るまでの製品を幅広く提供するとともに、オフグリッドの実現に向けた取り組みなども進めています。

2つ目「地球の循環とともに歩む」は、2050年カーボンニュートラルに向けた温室効果ガスの削減や、雨水・中水利用など、水資源の有効活用に取り組んでいます。また、産業廃棄物の適切な処理や資源リサイクルを徹底し、環境に配慮した製品づくりを進めています。

3つ目「社会と共生する」は、地域や社会とのつながりを大切にし、建築・デザインイベントへの協賛や、産学の連携、地域創生活動への協賛などを通じて、社会とのつながりを育む活動を行っています。

事業概要

当社は「人類ある限り水は必要である」という理念を大切にしており、創業から70年以上を経た現在も、この言葉が事業の根幹にあります。

水は、人が生きる限り必要とされる普遍的な価値を持っています。当社は独自の技術と自由な発想で、これまで数々の画期的な商品を生み出してきました。

水栓から水まわり全体へ、さらにトータルコーディネートされた空間や暮らしへと提案領域を広げ、皆様の快適な暮らしを追求しながら、時代ごとに変化するニーズに向き合い進化を続けています。

これからも「水をつなぐ」企業として、人・水・暮らしのより良い関係を創造し、時代の変化に適応しながら新たな水まわりの価値を提案していきます。

ご説明は以上です。ありがとうございました。

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