2027年3月期第1四半期決算説明
マクニカHD、半導体・サイバーセキュリティが好調 売上高は前期比+40%、営業利益+101%の大幅伸長
2026年度 第1四半期 業績ハイライト

大河原誠氏(以下、大河原):本日は、マクニカホールディングスの説明会にご参加いただき、誠にありがとうございます。マクニカホールディングス株式会社取締役の大河原です。私から概要を簡単にご説明します。
第1四半期の業績ハイライトについてご説明します。実績をセグメント別に見ると、半導体事業では、海外が昨年から成長軌道に乗っており、引き続き非常に順調に推移しています。また、海外のシェア拡大やAI関連を中心とした需要の増加も継続しています。
特筆すべき点として、国内の半導体、産業機器、車載分野が今回は非常に強い動きを見せたことが挙げられます。この結果、売上高と利益のいずれも2桁以上の伸びを示しています。
サイバーセキュリティ事業については、エンドポイントセキュリティを中心に非常に良好な状況が続いています。第1四半期も、前四半期比で売上が9パーセント、前年同期比36パーセント増加し、順調な推移を見せています。
一方で、CPSソリューション事業については、昨年から地方自治体向けに展開している自動運転EVバスのビジネスの事業環境があまり良くなく、バスの導入が遅れている状況が続いています。このため、計画を下回る結果となっています。
売上については、他の「スマートマニュファクチャリング」などの分野で増加を示しているものの、営業利益はマイナス26億円で、前年同期比で7億円の赤字拡大という実績となっています。
以上の各セグメントの状況を踏まえ、2026年度の通期見通しについては変更せず、今回発表しています。
各セグメントの見通しについてはスライドにも記載していますが、半導体については国内の回復が見えてきており、上振れの期待も当然あると考えています。
一方で、市場でよく指摘されているように、現在メモリ不足が深刻化しており、この影響によりお客さまの生産が停滞するほか、メモリ以外の半導体の購入にも悪影響を及ぼすリスクがあると認識しています。なお、現状では本リスクは顕在化していません。
また、似たような課題ですが、半導体そのものの納期が長期化しているという問題もあります。この現象はアナログやパワーといったあらゆる分野で見えており、結果的に当社のビジネスが後ろ倒しになるリスクも考えられます。
このような要因を総合的に判断した結果、半導体の伸びについては今期も引き続きリスクがあると見ています。サイバーセキュリティ事業については、順調に推移すると見込んでいます。
以上を総合した結果、全体の見通しは据え置きとしています。
セグメント別:売上高

スライドは、前年同期の売上増減を示したものです。全体の売上高は39.7パーセントの伸びがあり、半導体事業とサイバーセキュリティ事業の伸び率はそれぞれ40パーセントと36パーセントで、いずれも非常に良い決算だったと言えます。
半導体事業(用途別):売上高

半導体事業の内容について、用途別にご説明します。スライド右側の表の増減率をご覧ください。
用途別の各用途はおおむね好調ですが、その中でも当社の主力である産業機器と車載が、それぞれ77パーセントと31パーセントと非常に高い伸びを示しています。この中には、日本国内の回復も含まれていることが特徴的だと考えます。
一方で、コンピュータの項目は前年同期比でマイナスとなっています。これは前年同期に大型受注が複数あり、非常に好調だったことによるものです。今期も強い数字ではありますが、前年と比較すると若干の減少となっています。なお、コンピュータの売上はデータセンター向けビジネスが大半を占めています。
この分野については、中期的には右肩上がりで力強い成長が続いているものの、お客さまや案件の数が産業機器や車載に比べて少ないことから、四半期ごとのボラティリティが大きいことが特徴です。
今期に関しては、前年同期の反動が影響した結果です。ただし、先行きについては、一定程度の力強い成長を期待しています。
半導体事業(品目別):売上高

半導体事業の品目別の売上高の前年同期比についてです。スライド右側の表の増減率にご注目ください。
メモリに関しては、弊社では注力分野ではないため金額こそ小さいものの、伸び率が高いという結果になっています。これには値上がりも含まれ、大きな伸びを示しています。
それに続くのが、弊社の主力商品であるアナログやマイコンで、順調に伸びていることが見て取れるかと思います。
先ほど、用途別でご覧いただいたコンピュータと同様に、PLD、その他がマイナスとなっていますが、前年同期にデータセンター向けの需要が強かったことが影響しており、昨年の反動で今期は減少しています。なお、その他には、サーバー等が含まれています。
サイバーセキュリティ事業(品目別):売上高

サイバーセキュリティ事業についてご説明します。従来どおり、ソフトウェアとハードウェアに分けて表示しています。
ソフトウェア、特にSaaSビジネスが全体の80パーセントを占めるまでになり、力強い成長を続けています。ハードウェアについても、海外を中心に特定ベンダーの商品には依然としてニーズがあり、成長が続いています。
サービスについては、ハードウェアに関連した保守業務が中心ですが、こちらも底堅い伸びを見せています。全体として、ソフトウェアを中心とした成長が続いている状況です。
セグメント別業績

スライドには、3セグメントの売上高と営業利益の進捗率などを掲載していますので、ご参考にしていただければと思います。
以上で、私からのご説明を終わります。
質疑応答:半導体事業の第1四半期における成長要因の内訳について

質問者:半導体事業につきまして、お話にもありましたように、第1四半期は非常に成長しており、特に車載と産業機器が伸びている状況です。第4四半期との比較でもかなり伸びていると考えます。
国内が海外に加わって増加に寄与している点について、実需の部分、さらには商流移管や為替の影響などもあるようでしたら、定性的でかまいませんので、分解してご説明いただけますでしょうか?
大河原:売上に対する為替の影響については、為替が160円台になったのが今期であるため、多
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