logmi Finance
logmi Finance
株式会社バリューゴルフ3931

東証グロース

情報・通信業

※当記事は速報版です。スライド情報は割愛している他、数値などに誤りが含まれる可能性がございます。正確な情報は決算短信・決算説明資料などの正式な開示資料、または追って公開予定の確定版記事にてご確認ください。

当社の報告セグメントについて

水口通夫氏:代表取締役の水口です。本日は、2027年1月期第2四半期の業績と、今後の成長に向けた取り組みをご説明します。

当社の事業は、ゴルフ事業、トラベル事業、その他事業の3つに分かれています。前期の連結売上高は44億2600万円で、その中心となるのがゴルフ事業です。

ゴルフ事業では、1人予約ランドをはじめとするゴルフ場関連サービスと、ジーパーズでのゴルフ用品販売サービスを展開しています。トラベル事業では、トーナメント観戦やプレーを目的としたゴルフ旅行を中心としたサービスを提供しています。

スタンダード市場への市場区分変更申請について

当社は、東証スタンダード市場への市場区分変更申請に向けた準備を開始することを決定しました。

こちらは東証スタンダード市場上場基準の充足状況です。流通株式時価総額など、必要な対応を進め、審査の状況に進捗がありましたら、速やかにお知らせします。

INDEX

本日は、上半期の業績、セグメント概況、成長戦略、最近のトピックスの順にご説明します。

2027年01月期 第2四半期 累計業績サマリー

それでは、第2四半期の業績からご説明します。

上半期の売上高は22億2800万円、営業利益は2600万円、親会社株主に帰属する中間純利益は900万円となりました。前年同期との比較では、売上高が5.2%減、営業利益が47.6%減となっています。

この間、ゴルフ用品販売サービスでは、販売戦略を大きく見直しました。過度な価格競争を避けることで、売上高を下げてでも確実に利益を確保する方針に舵を切りました。また、AIを活用した新サービスの開発や、新規事業への投資を行っています。

事業面では、1人予約ランドの会員数が9月に130万人を突破しました。新たな提携による商品開発や、グループ各社が集まる新本社での営業も始まっています。

2027年01月期 通期業績予想

2027年1月期の通期業績予想です。売上高は50億円、営業利益は2億2000万円、経常利益は1億9000万円、親会社株主に帰属する当期純利益は1億1000万円を見込んでいます。

下半期は、引き続きゴルフ事業の収益改善を継続するとともに、第3四半期以降に予定する保有不動産の売却を見込んでいます。

業績はおおむね期初計画の範囲内で推移しており、通期業績見通しの達成可能性は十分にあると判断しているため、通期業績予想は据え置きとしています。

2027年01月期 第2四半期 連結業績

第2四半期累計の連結業績です。売上高は22億2800万円、営業利益は2600万円、経常利益は1400万円となりました。

なお、各事業において収益性を重視した取り組みを進めた結果、売上総利益率は、前年同期の33.7%から34.7%へ、1ポイント改善しました。

累計期間における連結売上高及び営業利益の増減要因

当期は当社グループの売上高において約50%を占めるゴルフ用品販売サービスにおいて、販売方針の大きな変更を行っております。

これまでの売上高を追求した販売ではなく、価格競争から脱却し適正な利益を確保した価格設定にて販売を進め、売上高を下げてでも利益を確保することを優先させています。

その結果、売上高は前年同期比で5.2%減の22億2800万円となりました。

営業利益では、ゴルフ用品販売サービスの収益改善が寄与した結果、ゴルフ事業が前年同期に比べて900万円増加しました。

一方、連結全体では、事業譲受やAIを活用した新サービス開発といった先行投資を積極的に行ったことで、前年比減となりました。

四半期間の連結売上高の推移

第2四半期単独の売上高は、前述のゴルフ用品販売サービスにおける販売方針の変更などが影響し、10億3600万円となりました。

PB商品や後述します他社とのコラボレーション商品等で商品力を強化し、利益につながる販売を積み上げていきます。

その他のサービスは概ね計画通りに推移していることに加え、第3四半期以降に保有不動産の売却を見込んでいるため、通期売上高50億円の達成可能性は十分にあると見込んでいます。

四半期間の連結営業利益の推移

第2四半期単独の営業利益は500万円となりました。

AIを活用した新サービスの開発や、新規事業への先行投資を進める一方、ゴルフ事業の収益改善で投資負担の一部を吸収し、営業黒字を確保しました。

第3四半期以降には保有不動産の売却による利益計上も見込んでおり、通期営業利益2億2000万円の達成可能性は十分にあると考えています。

貸借対照表

総資産は31億9200万円、純資産は10億3200万円、自己資本比率は32.3%となっています。

当社は、ゴルフ用品販売のための在庫と、不動産事業のための土地を保有しており、商品資産の割合が比較的大きいという特徴があります。

こうした資産の取得には、借入も活用したレバレッジ経営を行っております。

貸借対照表の推移について

前期は、不動産取得のために5億円を借入で調達したことなどにより、資産と負債が拡大しました。今期の総資産は、前期末とおおむね同じ規模です。

今後予定する保有不動産の売却に伴い、財務指標の改善を見込んでいます。

引き続き、財務の健全性とのバランスを考えて資金を活用していきます。

ゴルフ事業の売上高推移

続いて、セグメントごとの状況をご説明します。

ゴルフ事業の第2四半期単独の売上高は8億1700万円となりました。

繰り返しになりますが、ゴルフ用品販売サービスでは価格競争を避け、安売りで売上高を伸ばすのではなく、適正な利益を乗せた価格で販売する方針に転換しました。

その結果、売上高は前年同期を下回りましたが、収益改善が進み、上半期累計のセグメント利益は3.8%増加しました。

1人予約ランドの会員数推移

1人予約ランドの会員数は、7月末に129万人となり、前年同期比で7.5%増、年間10万人弱の増加ペースを維持しております。

その後、9月には累計130万人を突破しています。今後は、利用頻度の低い会員の方々への働きかけも強め、予約数の増加につなげていきます。

1人予約ランドの契約コース数推移

1人予約ランドのゴルフ場契約コース数は、現在約1280コースとなっています。

現状、会員は堅調な増加傾向が継続していることから、今後の成長については契約コース数の拡大に加え、1コースあたりで予約できる枠を増やすことも重要だと考えています。

特に人気の高い土日祝日や早朝枠など、会員の皆さまが利用したい時間帯に予約できる機会を増やすことで送客数の拡大につなげてまいります。

トラベル事業の売上高推移

当社グループのトラベル事業は、トーナメント観戦や名門コースでのプレーなど、当社ならではの体験を楽しんでいただくゴルフ旅行を中心に展開しています。

当第2四半期は円安の影響を受けアウトバウンド旅行が苦戦したものの、国内旅行サービスで売上を確保することができ、全体として事業は順調に推移していると捉えています。

この事業は、大会の開催時期や海外情勢などによって、四半期ごとの売上が変動し、特に、第1四半期はマスターズ観戦ツアーの売上が寄与するという特徴があります。

その他事業の売上高推移

その他の事業には、SES事業、広告メディア制作事業や不動産事業などが含まれます。

2025年1月期第2四半期に株式会社ノアの全株式を取得したことで売上が拡大し、以降は堅調に推移しております。

当期は不動産事業の収益がスタートしたことにより、更に売上が拡大しました。第3四半期以降にも保有不動産の売却による売上・利益の計上を見込んでいます。

「会員基盤」×「ゴルフ場ネットワーク」×「AI」で 新たな価値を創造

ここからは、事業の概要と成長戦略をご説明します。

当社の成長戦略は、130万人を超える1人予約ランド会員を基盤としたtoC戦略と、グループ全体で持つ全国約1700コースのゴルフ場とのネットワークを基盤としたtoB戦略が大きな柱です。

ゴルファーとゴルフ場両方に接点があるという強みに、AIなどの技術を組み合わせ、既存サービスの充実と新しいサービスの提供を進めていきます。

会員基盤を活かし、事業領域を拡大

1人予約ランドを通じて、130万人を超えるゴルファーとの接点を築いてきました。

ゴルファーという比較的時間とお金に余裕があるユーザーを抱えていることが当社グループにとって大きな経営資産となっております。

この接点を、ゴルフ事業の他サービスやトラベル事業などにも活用していきます。

また、長く健康にゴルフを楽しみたいというニーズを踏まえ、将来的には医療や介護なども視野に、サービスの可能性を広げていく考えです。

累計130万人の1人予約ランド会員の特徴

1人予約ランドは2010年にサービスを開始し、登録会員数を徐々に増やし2023年に100万人、今年は130万人を超えました。

特に年間約10万人の増加ペースを維持しているという点に大きな特徴があります。

アクセスの約75%はモバイルからで、アクティブユーザーの月間平均予約回数は約4回です。

ライトユーザーの活性化による会員基盤の収益化強化

130万人の会員の中には比較的利用頻度の低いライトユーザーもいます。

これら会員の方々に向けて、魅力的なコースの開拓や、土日祝・早朝などの人気の高い予約枠の確保を進めます。

あわせて、関心に合ったプランをご案内し、予約のきっかけを増やすことで、1人予約ランドの更なる利用促進につなげていきます。

ゴルフ用品販売の拡大

ゴルフ用品店「ジーパーズ」では首都圏の4店舗とECストアを通じて、幅広いお客さまにゴルフ用品を提供しています。

実店舗では、シミュレーターを活用したフィッティングやプロによるレッスンなど、商品を選ぶ際の体験も大切にしています。

今後は、PB商品やコラボ商品、並行輸入商品の拡充を進め、ジーパーズならではの商品ラインナップを提供していきます。

PB商品ラインナップの拡充による収益性の向上

PB商品は、独自のネットワークで企画・設計・製造から販売までを一気通貫で管理することで、中間マージンを徹底的にカット。

品質、使いやすさを両立した独自の商品を、お求めやすい価格で提供することが可能になりました。

大人気のグローブ、シューズに加え、インナーウェア、ボールなど、カテゴリーを幅広く拡充していきます。

これら収益性の高いPB商品を育て、販売構成比を高めることで、ジーパーズ全体の収益力向上につなげていきます。

コラボ商品の開発に向けた事業提携

現在、リライブシャツシリーズを手掛ける株式会社りらいぶと協働し、新しいゴルフウェアの開発を進めています。リライブシャツシリーズは、累計販売枚数500万枚を超える実績を持っています。

当社のゴルファーとの接点と、提携先の商品開発の知見を組み合わせ、長くゴルフを楽しみたいというニーズに応える商品を目指しています。

ゴルファーに寄り添うAIパートナー「MySwing」

マイスイングは、健康な体で長くゴルフを楽しむことをコンセプトに、開発中のAIゴルフサポートアプリです。

一人ひとりの骨格や柔軟性に合わせたスイング診断、会話形式で相談に対してサポートしてくれるAIキャディ、効率的なトレーニングの提案、日々のコンディションの記録などの機能を、段階的に搭載していく予定です。

使えば使うほどユーザーを理解し、適切なアドバイスをすることによって継続的に充実したゴルフライフを支援します。

ゴルフ場ネットワークを活用した事業領域の拡大

当社グループは、国内ゴルフ場の約70%にあたる、約1700コースとのネットワークを活用したtoB戦略を成長戦略上、もう一つの柱と認識しています。

これらはフリーペーパー「月刊バリューゴルフ」や「1人予約ランド」を通じ、当社グループの営業担当者が実際に足を運んで切り拓いてきた接点です。

参入障壁の高いこの関係を活かし、ゴルフ場の経営課題を解決するサービスを提供し、新たな収益源づくりを支援していきます。

ゴルフ場運営のDX化を新たな成長領域へ

従来のリピ増くんは、ウェブサイトや予約、販促を通じて、ゴルフ場の集客を支援してきました。

リピ増くんDXでは、受付や精算、再来場の促進にも支援の範囲を広げ、ゴルファーの利便性とゴルフ場の業務効率を高めていきます。

現場のニーズを踏まえて更に複数機能を開発しており、順次搭載させる予定です。

ゴルフ場の「売上を伸ばす仕組み」をAIで実現

ゴルフ場経営において最も重要なポイントは稼働率を高く維持することにあります。

これまで熟練スタッフの経験と勘に頼っていたプレー料金の設定を、「にぎわいくん」は予約状況や天候、周辺の価格動向などをもとに、AIが支援するサービスです。

需要に合った料金を提案し、稼働率と客単価のバランスを取りながら、ゴルフ場の収益機会を増やすことを目指しています。

ゴルフ場の価値最大化に向けた新たな事業領域への挑戦

ゴルフ場が持つ遊休地の活用という課題解決に対しても、新たな事業領域として取り組んでいます。

三重県志摩市に約20万5000平方メートルの土地を取得し、系統用蓄電池施設に関する知見やノウハウの蓄積を進めました。

これらをゴルフ場の課題解決につなげたいと考えています。土地という資産に新しい用途を生み出すことで、ゴルフ場の収益源を広げることが狙いです。

新本社にて事業開始

続いて、最近のトピックスをご紹介します。

8月から、神田神保町の新本社で営業を開始しました。

グループ各社が集まることで情報共有や事業連携を進めやすくし、アクセスの良さも採用力の強化に活かしていきます。

ゴルフクラブレンタルサービスを開始

ジーパーズでは、ゴルフクラブのレンタルサービスを開始しました。

購入前に実際に使って確かめたいというニーズに応えるサービスです。実際にゴルフ場で試す機会を作ることで、その後の新品購入にもつなげていきます。

サイトリニューアルを起点に、トラベル事業の成長を加速

エスプリ・ゴルフのウェブサイトを全面リニューアルしました。

ゴルフ観戦やプレーツアーなど、高付加価値な旅行商品の魅力を分かりやすく発信し、新たなお客さまの獲得につなげていきます。

「藤井かすみステップジャンプカップツアー2026」に協賛

大会への協賛を通じて、若手プロ選手や研修生が実戦を経験し、成長する機会を支援しています。

ジーパーズが「Mercari Shops Awards 2025」を受賞

ジーパーズは、「Mercari Shops Awards 2025」のスポーツ・レジャー部門で、第3位を受賞しました。

また、PB商品のレインシューズカバーが、ゴルフ専門誌の雨対策グッズ特集で紹介されました。

「1人予約ランド」にてハーフプレープランを拡充

1人予約ランドでは、早朝や薄暮のハーフプレープランを充実させています。

暑い時期にも、比較的涼しい時間帯に、短時間でゴルフを楽しんでいただくための取り組みです。

ジーパーズPBブランド商品の拡大

ジーパーズでは、収納の使いやすさやスタンドの仕様など、機能性を重視したPBキャディバッグを展開しています。

アイアンカバーを付属したモデルなども加え、機能と価格の両面で選んでいただける商品を増やしています。

「健康経営優良法人2026(大規模法人部門)」に認定

当社グループは、健康経営優良法人2026の大規模法人部門に認定されました。

ゴルフや旅行は、健康であることによって、より長く楽しんでいただけるものです。その価値を提供する私たち自身も、健康を大切にした経営を進めています。

チェスリン・コルビ選手がバリューゴルフ本社を訪問

当社グループのアンバサダーを務める、ラグビー南アフリカ代表のチェスリン・コルビ選手が本社を訪問しました。

こうした取り組みを通じて、ブランドの認知向上を図っていきます。

ビームス ゴルフ×バリューゴルフ特別企画を開始

ビームス ゴルフとの特別企画を開始しました。

限定グッズや割引クーポンなどを提供し、兵庫県を皮切りに、今後はエリアを広げていく予定です。

世の中の「したい」を具現化する

最後に、当社の考え方と会社概要、株主還元についてご説明します。

当社が大切にしているのは、世の中の「したい」を具現化することです。

ゴルフに行きたい、もっと楽しみたいというお客さまの思いや、集客を増やしたい、運営を効率化したいというゴルフ場の思いに、サービスで応えてきました。

会社概要

会社概要は、こちらのとおりです。

当社は2004年に設立し、現在はゴルフや旅行、システム開発などを担うグループ各社とともに事業を展開しています。

代表挨拶

ゴルフの楽しみ方やお客さまのニーズの変化、AIなどの技術の進展を、新たな事業機会として捉えています。

既存事業の収益力を高めながら、開発してきたAI・DXサービスを次の収益につなげることが、今期の重要な取り組みです。グループの経営資源を活かし、中長期的な企業価値の向上を目指してまいります。

沿革

これまでの歩みをまとめています。

ゴルフ情報誌から始まり、ゴルフ場の集客支援、1人予約ランド、ゴルフ用品販売へと事業を広げてきました。その後、旅行やDX支援にも領域を拡大しています。

新しい事業でも、それまでに築いた顧客との接点や、事業で得た知見を活かすことを大切にしてきました。

配当計画

今期は、1株あたり25円の配当を予定しています。

成長投資と財務の健全性とのバランスを取りながら、安定的、継続的な株主還元に取り組んでまいります。

株主還元

7月末時点で200株以上を保有する株主の皆さまには、1万円分のデジタルギフトをお届けする制度です。500株以上の場合は、これに加えて、ジーパーズで利用できる2万円相当のポイントまたは割引券が対象となります。

株主の皆さまへの還元とともに、当社グループのサービスを実際にご利用いただく機会にもつながると考えています。

X、YouTube、Instagramでの発信も、ぜひご覧ください。

本日ご説明した将来の見通しは、現時点の情報や前提に基づいており、実際の業績は今後の環境変化などによって異なる可能性があります。

引き続き、ご支援を賜りますようお願いいたします。本日はありがとうございました。

facebookxhatenaBookmark