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アステナホールディングス株式会社8095

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アステナホールディングス(8095) 2026年11月期 第2四半期 決算説明資料スライド 目次

瀬戸口智氏(以下、瀬戸口):代表取締役社長の瀬戸口です。本日はアステナホールディングスの決算説明会にお集まりいただき、ありがとうございます。

今回は2026年11月期第2四半期の業績概況に加え、トピックスとして化粧品領域のビジネスモデルについてご説明します。次回以降の説明会においても、ある程度トピックスを絞ってお話しします。

2026年11月期第2四半期 決算概況

アステナホールディングス(8095) 2026年11月期 第2四半期 決算説明資料スライド 決算概況

決算概況です。2026年11月期上期における売上高は345億6,600万円、営業利益は22億9,400万円、経常利益は21億4,800万円、親会社株主に帰属する中間純利益は14億1,700万円となり、経常利益以外の段階利益で増益となりました。

売上高は、前期第4四半期から連結対象となった池田物産グループの寄与により前年同期比で44億6,400万円増加し、増収となっています。

業績予想に対しては、上期は特に利益面において化学品事業を主因として予想を大きく上回る結果となりました。通期予想に対しては、後ほどご説明しますが、特に利益面において順調に進捗していると評価しています。

2026年11月期第2四半期 セグメント別業績

アステナホールディングス(8095) 2026年11月期 第2四半期 決算説明資料スライド セグメント別業績

セグメント別の業績についてご説明します。ファインケミカル事業では、医薬品開発エコシステム部門の減益を他部門でカバーしきれず、事業として前年同期比1億4,100万円の減益となりました。

HBC・食品事業では、化粧品原料部門において、新規連結の寄与により前年同期比33億4,200万円の増収となりました。一方で、利益面ではM&Aに伴う一時的な費用が発生したため、前年同期比1億8,400万円の減益となっています。

化学品事業では、表面処理薬品部門と設備部門がともに好調に推移し、前年同期比4億1,600万円の大幅な増益を達成しました。

営業利益前年同期比増減

アステナホールディングス(8095) 2026年11月期 第2四半期 決算説明資料スライド 営業利益前年同期比増減

ご説明したとおり、化学品事業では増益を達成したものの、ファインケミカル事業、HBC・食品事業、医薬事業の主要3事業で減益となり、営業利益の増加は前年同期比で7,200万円と小幅にとどまっています。

ファインケミカル事業

アステナホールディングス(8095) 2026年11月期 第2四半期 決算説明資料スライド ファインケミカル事業

ここからはセグメント別の業績概要についてご説明します。まずファインケミカル事業は、輸入原薬の新規納入や既存品の拡大により、医薬品原料プラットフォーム部門で増益を実現しましたが、その他の2部門では減益となり、事業としても減益となりました。

また、投資を行った岩城製薬佐倉工場については、前回の決算説明会でも一部お伝えしましたが、注射剤において治験薬の受注を獲得しています。こちらは、下期から製造を開始する予定です。治験薬のため、利益への貢献は限定的ではありますが、従前の課題であった注射剤製造の第1号案件であり、今後の受注拡大に大きく期待しているところです。

HBC ・食品事業

アステナホールディングス(8095) 2026年11月期 第2四半期 決算説明資料スライド HBC ・食品事業

HBC・食品事業についてです。化粧品原料部門において池田物産グループの取り込みがあり、前年同期比33億4,200万円の増収となっています。

利益面では、のれん償却後においても利益を確保していますが、PMI関連費用などが発生し、前年同期比でマイナスとなっています。PMI費用は第3四半期頃から減少する予定であり、第4四半期では発生しなくなる見込みです。したがって、第4四半期以降、特に来期にかけては十分な利益貢献が見込めると考えています。

医薬事業

アステナホールディングス(8095) 2026年11月期 第2四半期 決算説明資料スライド 医薬事業

医薬事業についてです。こちらには2つの部門があります。医薬品部門では、長期収載品が選定療養品目の対象となり患者さまの負担が増えるケースにおいて、当社の後発医薬品を選択いただく機会が増加しています。そのため、販売は好調に推移しています。

一方で、各種原材料費や経費の物価上昇などの影響により、医薬品部門は前年同期比で減益となりました。

美容医療部門では、美容医療市場の拡大を背景に、医療機関専売化粧品「NAVISION DR」の主力シリーズの販売が順調に推移し、営業利益は前年同期比で増益を達成しました。

化学品事業

アステナホールディングス(8095) 2026年11月期 第2四半期 決算説明資料スライド 化学品事業

化学品事業についてです。こちらには2つの部門があります。表面処理薬品部門では、生成AI市場の急拡大に伴うパッケージ基板関連投資の活発化を背景に、中国での新規顧客の獲得などが進み、MLCCなど受動部品向け薬品が好調に推移しています。

前期まで低調だったプリント基板向け薬品を含め、電子部品向けや半導体向け薬品のいずれも、大きく伸長しています。

表面処理設備部門においては、大口顧客向けの設備販売が好調であることに加え、修理・メンテナンス分野の売上増加も寄与し、売上・利益ともに好調に推移しました。一方で、マーケットは好調な状況ではありますが、中東情勢の影響による原材料仕入れ価格の高騰を受け、原価率は第1四半期に比べて第2四半期は悪化の傾向となっています。

ソーシャルインパクト事業

アステナホールディングス(8095) 2026年11月期 第2四半期 決算説明資料スライド ソーシャルインパクト事業

ソーシャルインパクト事業についてです。販路拡大により増収となっています。利益面では先行投資の影響で営業損失を計上していますが、損失幅は前期同期に比べて7,400万円ほど改善しています。

ヘルスケアブランド「NAIA(ナイア)」では、広告投資の効率化が進み、営業損失が大幅に改善しました。また、地方創生部門の「ふるさとNOW」は、採用いただいた施設が増加し、単体では黒字化を達成しています。

2026年11月期通期業績予想

アステナホールディングス(8095) 2026年11月期 第2四半期 決算説明資料スライド 2026年11月期通期業績予想

業績予想です。期初予想からの変更はありません。上期までの進捗率が高い状況ですが、下期については、中東情勢に起因する原材料調達の不安定さや価格動向などの影響を懸念しており、具体的な影響を精査しているところです。

先ほどお話ししたとおり、各事業において包装資材の値上げや供給制限などが顕在化しており、今後さらなる影響が出てくる可能性があると想定しています。例えば、医薬品のチューブやポリ容器などはすでに影響が出始めています。また、工場で使用する燃料や輸送コストなども上昇してきている状況です。

「好調である」とご説明しましたが、このような状況を踏まえ、通期予想については現時点では据え置きとしています。今後、業績への影響が明確になった場合には、その都度ご案内する予定です。

還元方針

アステナホールディングス(8095) 2026年11月期 第2四半期 決算説明資料スライド 還元方針

還元方針についても、変更はありません。安定的かつ業績連動性を持たせることを基本としています。配当性向30パーセントを目処としていますが、直近5年間は純損失の計上の際も含め、配当性向30パーセント以上、年間18円で安定配当を実施しています。

2026年度は配当性向30.9パーセントで年間18円を予定しており、配当額は据え置きとなります。2027年度以降は着実な利益成長を実現し、しっかりと配当性向を維持し、着実な増配ができるよう取り組んでいきます。

化粧品マーケットへの価値提供

アステナホールディングス(8095) 2026年11月期 第2四半期 決算説明資料スライド 化粧品マーケットへの価値提供

トピックスに移ります。冒頭でお話ししたとおり、今回は化粧品ビジネスにフォーカスしてご説明します。

化粧品領域はHBC・食品事業で展開しており、原料から製品販売までバリューチェーンをしっかり確保しています。池田物産グループは国内とグローバルの商社であるため、特に今回はそこに注力しているところです。

化粧品の輸入支援や韓国コスメのプロダクト輸入、さらにシニア向け通販化粧品など、多岐にわたって事業を展開中です。スライド右側にマーケットサイズとそのトレンドを示していますが、堅調なマーケットで事業を展開していると考えています。

化粧品原料商社

アステナホールディングス(8095) 2026年11月期 第2四半期 決算説明資料スライド 化粧品原料商社

個別にご説明します。化粧品原料商社のビジネスについては、池田物産グループが加わったことで事業基盤がさらに強化されました。

国内外の多数の原料メーカーとの長期間にわたる取引実績があり、国内では大半の主要化粧品メーカーに対して販売を行っています。今回の池田物産グループの参加により、その海外拠点を活用することで、アメリカやヨーロッパのグローバルメーカーへのアプローチが可能となりました。

今後は食品原料部門とのシナジーを創出することで、売上拡大と利益成長を牽引することを期待しています。

化粧品輸入

アステナホールディングス(8095) 2026年11月期 第2四半期 決算説明資料スライド 化粧品輸入

化粧品の輸入についてです。支援、サポートと言ったほうがビジネスモデルとしては適切かもしれません。化粧品の輸入は法規制もあり簡単には行えないため、薬機法への対応や通関業務を専門スタッフがワンストップでサポートしています。

輸入に伴う煩雑な手続きを当社が一括して支援することで、お客さまには商品開発や販売促進に専念していただける環境を提供しています。

近年、化粧品の輸入需要は着実に拡大しています。当社は専門性の高いサービスを強みに、全国に展開する大手ビューティーセレクトショップなど、多くのお客さまと取引を行っており、実績も着実に積み上がっています。

この事業は非常にニッチな領域ではありますが、プレイヤーの数が限られているという特性もあります。当社では専門人材の拡充や業務体制の強化を進めており、現時点でも拡大の余地があると考えています。

韓国コスメ

アステナホールディングス(8095) 2026年11月期 第2四半期 決算説明資料スライド 韓国コスメ

韓国コスメについてです。このような場でたびたびお伝えしているように、韓国コスメの輸入額が非常に増加しています。

当社グループのマルマンH&Bは、かなり初期の段階から韓国コスメを取り扱ってきた実績を有しており、高いソーシング力があります。「Torriden(トリデン)」が目立っていますが、複数のブランドを展開することで、確固たる市場のポジションを築いていると自負しています。

また、チャネルについては、大手ドラッグストアやコンビニエンスストアをほぼすべて網羅し、バラエティストアなどを含む幅広い販売ネットワークを構築しています。安定した供給体制を有していることも強みになっていると考えています。

「Torriden」については、人気男性アイドルグループをブランドアンバサダーに起用するほか、テレビCMやポップアップストアの開催など、積極的なマーケティング活動を展開しています。これに加えて、韓国コスメである「ISOI(アイソイ)」や「It's skin(イッツスキン)」といった新たな韓国コスメブランドの取り扱いもすでに開始しています。

今後も市場が継続的に拡大すると見込み、営業を積極的に展開しています。韓国コスメ市場の成長を取り込みながら、ブランドラインアップの拡充を進め、持続的な成長につなげていきたいと考えています。

シニア向け通販化粧品

アステナホールディングス(8095) 2026年11月期 第2四半期 決算説明資料スライド シニア向け通販化粧品

シニア向け通販化粧品についてです。こちらもよくご存じかと思いますが、主力製品はスライドに記載の「シルキーカバー」です。通信販売化粧品市場は堅調に推移しており、特にシニア層は高齢化の進展も背景に、市場全体を上回る成長が期待されています。

「シルキーカバー」は通販化粧品の化粧下地カテゴリで10年連続売上No.1を獲得しており、累計販売数は550万個を突破しています。

このように長年にわたりお客さまから支持をいただいているほか、豊富な顧客基盤を活用したダイレクトマーケティングが強みとなっています。こちらを活用し、新規顧客の獲得と既存顧客への提案を強化し、販売の拡大を目指していきます。

当社グループの化粧品領域は、原料、輸入支援、ブランド流通、通信販売といった一連の事業領域で構成されています。それぞれの事業領域の強みを十分に活かし、今後は競争力をさらに高めるとともに、各事業領域間でのシナジー創出を推進していく方針です。

化粧品領域全体の成長を加速させ、事業利益や連結利益への貢献を一層高めていきたいと考えています。

ESGへの取り組み①

アステナホールディングス(8095) 2026年11月期 第2四半期 決算説明資料スライド ESGへの取り組み①

ESGへの取り組みについてです。1つ目として、7月13日に「統合報告書2026」を発行しました。ぜひご覧いただきたいのですが、3つの点を重視して作成しています。

1つ目は「企業理念体系の刷新」です。期初の12月にグループ全体の行動指針を発表しており、これをもとに各自がさまざまなアクションを取ることを目指しています。

M&Aなどによりグループ従業員数が増加しています。共通の指針を定めることでグループ全体が一丸となり、パーパスである「明日の『あたりまえ』を創り続ける」の実現を目指していきます。

2つ目は「価値創造モデルの体系化」です。グループ全体の価値創出を可視化する取り組みとして、6つの経営資本をインプットに、当社グループの価値創出の流れを整理した「価値創造モデル」を体系化しました。

当社グループが目指すインパクトは、人々の「体の健康」と「心の健康」が支えられ、「地域や産業の持続的な活力」が育まれる社会の実現です。このモデルを共通言語として、価値の定義から収益との接続までを可視化し、グループ全体で価値創造の方向性を共有していきます。

3つ目は「付加価値適正分配の実践」です。付加価値の適正分配については、株主還元、人的資本投資、事業投資、社会への還元のそれぞれにおいて付加価値を適正に分配することで、持続可能な成長の好循環を構築することを目指しています。

今回は10年間の付加価値額の推移も掲載しており、当社が着実に付加価値を拡大させていることを示すことができたのではないかと思います。

統合報告書の制作にあたっては、社内の制作チームに加え、経営層も含めた活発な議論を重ねながら進めてきました。依然としてアップデートが必要な部分や、課題が残っている部分も多々ありますので、今後も着実に取り組んでいきたいと思います。繰り返しとなりますが、ぜひご覧いただければ幸いです。

ESGへの取り組み②

アステナホールディングス(8095) 2026年11月期 第2四半期 決算説明資料スライド ESGへの取り組み②

その他のESG関連の取り組みとして、健康経営優良法人認定制度において5年連続で認定されました。また、東京都が取り組む「東京女性リーダーズ応援ネットワーク」への賛同企業として参画しています。

当社グループは多様性を尊重しており、すべての従業員が能力を最大限に発揮できる職場環境の実現を目指し、女性活躍の推進に取り組んでいます。今後も女性をはじめとする多様な人材が意欲と能力に応じて活躍できる環境作りを進めていきたいと考えています。

また、個人投資家向け会社説明会をかなり久しぶりに実施しました。こちらも、引き続き地道に進めていきたいと考えています。

スライド22ページ目以降は、会社の事業概要のご紹介となります。事業領域が多岐にわたっていますので、詳細や構成比などをご参考にしていただければと思います。お手すきの際にご覧ください。

今後とも当社の歩みにご期待いただくとともに、変わらぬご支援を賜りますようお願い申し上げます。以上で私からの説明は終了となります。

質疑応答:セグメント別の下期の需要動向とコストアップの見通しについて

アステナホールディングス(8095) 2026年11月期 第2四半期 決算説明資料スライド 質疑応答:セグメント別の下期の需要動向とコストアップの見通しについて

質問者:業績の方向性についておうかがいします。上期の業績は、当初発表された数字よりも非常に良い方向に向かいました。前年同期比では前年同期並みか、若干のプラスです。上期は概ね順調で、通期業績予想については特に修正しないとのことでした。

需要とコストアップを分けて考えた場合、セグメント別の需要動向についてはどのような方向性で捉えればよいでしょうか?

ファインケミカル事業は医薬品開発エコシステム部門がやや調子を崩しているようですが、下期に向けての見通しはどうでしょうか? HBC・食品事業は、引き続き順調に推移するのでしょうか?

医薬事業は後発医薬品の需要が好調ですが、どのような動向になるのでしょうか? 化学品事業の上期は好調でしたが、表面処理設備部門は多少凸凹があるかもしれません。

セグメント別でのご説明がありましたが、下期のコストアップについてはさまざまな要因が想定されるため、慎重に注視していく必要があると思います。まだ未確定な部分も多いかと思いますが、需要面での下期に向けた動きと、それに伴うコストの変動について、どのように見通せばよいのかを教えてください。

全体的な印象としては、上期が良い結果となりましたので、通期については、現状のままだとコストアップの見方次第ではあるものの、なんとなく良い方向にいくのではないかと考えています。セグメント別の需要面とコスト面に関して、社長の感触を教えてください。

瀬戸口:事業担当者がいますので、後ほど答えてもらおうと思います。全般的には、需要はそこまでひ

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