2026年3月期決算説明
AOKIHD、営業利益・経常利益が5期連続の増益 次年度の売上高は過去最高更新を見込む
2026年3月期 連結業績サマリ

中牧功一氏(以下、中牧):AOKIホールディングス執行役員の中牧です。本日はお忙しい中、当社のWeb決算説明会にご参加いただき、ありがとうございます。
私から2026年3月期の業績と2027年3月期の業績予想についてご説明します。初めに、2026年3月期の業績概要についてご説明します。
2026年3月期の業績サマリーです。2026年3月期の経営環境は、雇用や所得環境の改善を背景に、緩やかな回復基調で推移しました。一方で、地政学リスクによる不確実性の高まりや物価上昇による節約志向が依然として根強く、先行きは不透明な状況が続いています。
当社グループは、市場環境やライフスタイルの変化に対応した各種施策を実施した結果、売上高は前期比1.0パーセント増の1,945億円、営業利益は前期比8.3パーセント増の169億円、経常利益は前期比10.7パーセント増の163億円となりました。
親会社株主に帰属する当期純利益は前期比1.2パーセント減の94億円となり、昨年11月に公表した通期業績予想をやや下回ったものの、営業利益および経常利益は5期連続で増益となりました。
2026年3月期 連結損益の状況

2026年3月期の連結損益の状況については、後ほどご確認ください。
2026年3月期 セグメント別業績

セグメント別の業績です。ファッション事業は、ビジネススタイルの多様化や消費需要の変化等による客数の減少に加え、出店費用などのコストが増加し、減益となりました。
エンターテイメント事業は、鍵付完全個室店舗の拡大に加え、客単価の上昇などにより既存店が堅調に推移し、5期連続の増収となり、セグメント利益は過去最高を達成しました。
アニヴェルセル・ブライダル事業は、基幹店である表参道店とみなとみらい横浜店を中心に、1組当たり単価が上昇したことに加え、法人宴会需要の拡大により、増収増益となりました。
セグメントごとの詳細については、後ほどご説明します。
四半期会計期間のセグメント別業績推移

スライドは、四半期会計期間ごとのセグメント別業績の推移を示しています。当社の事業特性として、ファッション事業では第4四半期にフレッシャーズ商戦の影響で、売上高および営業利益がともに増加します。
エンターテイメント事業では、売上高は年間を通じて安定的に推移し、特に第2四半期には避暑需要などにより営業利益が増加します。ポートフォリオ経営により、上半期はエンターテイメント事業が、下半期はファッション事業が業績を牽引しています。
連結貸借対照表

連結貸借対照表です。流動資産は、現金および預金の減少などにより、前期末に比べて89億円減少しました。一方、固定資産は、新規出店による有形固定資産の増加などにより、前期比14億円増加しました。これにより、資産合計は前期比で75億円減少となりました。
次に、流動負債については、支払条件の変更による買掛金の減少などにより、前期比46億円の減少となっています。固定負債は長期借入金の減少などにより、前期比59億円減少しました。これにより、負債合計は前期比で105億円減少しました。
純資産については、親会社株主に帰属する当期純利益および配当金の支払いなどの結果、前期比で30億円増加しました。
連結キャッシュ・フロー計算書

スライドは、連結キャッシュ・フローです。営業キャッシュ・フローは、税金等調整前当期純利益が増加した一方で、仕入債務の減少額が拡大したことなどにより、収入が前期比41億円減少しました。
投資キャッシュ・フローは、投資有価証券の売却による収入が減少したことや、新規出店などに伴う有形固定資産の取得による支出が増加したことにより、支出が前期比19億円増加しました。
財務キャッシュ・フローは、短期借入により収入が増加した一方で、配当金の支払額の増加などにより、支出が前期比9億円増加しました。
これらの結果、現預金残高は、前期末に比べ78億円減少し、270億円となりました。
2027年3月期 連結業績予想サマリ

続いて、2027年3月期の通期業績予想と株主還元について、ご説明します。スライドは2027年3月期の業績予想サマリーです。2027年3月期の経営環境は、エネルギーコストや原材料価格の高騰による物価上昇、地政学リスクの長期化への懸念など、先行き不透明な状況が続くと思われます。
そのような中で、当社グループは各事業において引き続き中期経営計画の成長戦略を着実に実行し、市場環境の変化に対応した新たな商品やサービスを提供し続けることで、売上高は前期比2.8パーセント増の2,000億円となり、過去最高を更新する見込みです。
営業利益は前期比6.2パーセント増の180億円を予想しており、中期経営計画の最終年度として、当初の計画に沿った進捗が見込まれています。
2027年3月期 連結業績予想

2027年3月期の連結損益予想です。後ほどご確認ください。
2022年3月期以降の連結業績推移

スライドは、2022年3月期以降の業績推移と予想について示しています。売上高は業容の拡大に伴い着実に成長を続けています。2027年3月期には、2018年3月期以来の最高売上高を更新する見込みです。
営業利益率は経営効率の改善により上昇傾向が続き、営業利益も増加傾向にあります。
2027年3月期 セグメント別業績予想

セグメント別の業績予想です。ファッション事業では、カジュアル・レディースの販売強化による既存店の増収や、「ORIHICA」を中心とした14店舗の新規出店により、増収増益を予想しています。
エンターテイメント事業は、コンテンツの拡充などによる既存店の増収に加え、「快活CLUB」および「FiT24」を中心とする39店舗の新規出店により、6期連続の増収および過去最高益の更新を予想しています。
アニヴェルセル・ブライダル事業では、受注活動のさらなる強化や法人宴会需要の取り込み拡大などにより、増収増益を予想しています。セグメントごとの詳細は、後ほどご説明します。
株主還元 基本方針及び配当

株主還元についてです。基本方針として、配当性向30パーセント以上、総還元性向50パーセント以上を目指しています。
ただし、中期経営計画期間中は、配当性向50パーセント以上、もしくはDOE3パーセント以上のいずれか高いほうを選択し、総還元性向については対象期間において70パーセント以上を目標としています。
これらに基づき、2026年3月期の期末配当金は60円、年間配当金は80円としました。2027年3月期は、中間配当金を30円、期末配当金を60円と設定し、年間配当金は前期比10円増額の90円を予定しています。
ファッション事業 - 2026年3月期 概況

セグメントごとの2026年3月期実績と2027年3月期予想についてです。まず、ファッション事業の2026年3月期の業績についてご説明します。
売上高は既存店でやや減収となりましたが、新規出店の寄与およびカジュアル衣料の伸長により、前期比0.3パーセント増の1,028億円となり、5期連続で増収を達成しました。
売上総利益は、仕入原価の上昇や、集客のための割引などの販売施策を実施した結果、前期を下回りました。販売管理費は既存経費の増加抑制に努めたものの、出店費用などのコストが増加しました。その結果、営業利益は前期比2.1パーセント減の85億円となりました。
ファッション事業 - 2026年3月期 概況:既存店の状況

既存店の状況についてです。後ほどご確認ください。
ファッション事業 - 2027年3月期 通期予想

2027年3月期の業績予想です。売上高は、「ORIHICA」の新規出店の寄与に加え、カジュアル衣料やレディース衣料の販売強化などにより既存店の増収を見込み、前期比3.5パーセント増の1,065億円を予想しています。営業利益は前期比4.6パーセント増の89億円を見込んでいます。
エンターテイメント事業 - 2026年3月期 概況

エンターテイメント事業についてご説明します。2026年3月期の業績は、売上高が「快活CLUB」の新規出店の寄与や客単価の上昇などによる既存店の堅調な推移に加え、「FiT24」が好調に推移したことで、前期比1.0パーセント増の767億円となり、5期連続の増収を達成しました。
売上総利益は価格の適正化や「FiT24」の事業収益押し上げにより増益となりました。販売管理費は人件費の増加や新規出店投資によるコスト増加がありました。営業利益は前期比21.3パーセント増の72億円となり、過去最高益を達成しました。
エンターテイメント事業 - 2026年3月期 概況:既存店の状況

既存店の状況についてです。後ほどご確認ください。
エンターテイメント事業 - 2027年3月期 通期予想

2027年3月期の業績予想です。売上高は、鍵付完全個室店舗の出店を継続するとともに、さまざまなコンテンツや新サービスの導入により、幅広いお客さま層のニーズに対応することで既存店の増収を見込み、前期比1.2パーセント増の777億円を予想しています。
営業利益は、売上総利益率の改善と販売管理費の増加抑制を行うことで、前期比8.4パーセント増の78億円を予想し、過去最高益を更新する見通しです。
アニヴェルセル・ブライダル事業 - 2026年3月期 概況

最後に、アニヴェルセル・ブライダル事業についてご説明します。2026年3月期の業績です。売上高は、婚礼施行組数の増加や一組単価の上昇に加え、企業イベントやパーティなどの法人宴会事業が好調に推移した結果、前期比6.3パーセント増の124億円となりました。
売上総利益は、コスト上昇への対応や高付加価値な商品・サービスの提案などにより増益となりました。販売管理費は、自社集客イベントの強化などで広告宣伝費が増加したものの、営業利益は前期比61.3パーセント増の8億円となりました。
アニヴェルセル・ブライダル事業 - 2027年3月期 通期予想

2027年3月期の業績予想についてです。売上高は、婚礼施行組数の増加と一組単価の上昇、さらに法人宴会事業の拡大を見込み、前期比4.4パーセント増の130億円を予想しています。
営業利益は、今期もコストの増加を見込むものの、営業効率の改善により前期比14.4パーセント増の10億円を予想し、増収増益となる見通しです。
以上、2026年3月期の業績と2027年3月期の業績予想についてご説明しました。
AOKIグループ中期経営計画「RISING2026」

田村春生氏(以下、田村):AOKIホールディングス代表取締役社長の田村です。私からは、企業価値向上に向けた取り組みとして、中期経営計画「RISING2026」の進捗状況と、資本コストや株価を意識した経営の推進についてご説明します。
中期経営計画の概要について、簡単にご説明します。当社グループでは、10年後(2033年度)のありたい姿を「消費者のライフステージ全体を網羅する事業の創出・変革で持続的成長を続ける」と位置付けています。
このビジョンを達成するため、スタートとなる3ヶ年の指針として中期経営計画「RISING2026」を策定しました。本中期経営計画期間中、これまでの各事業モデルを見直し、その先の成長を支える事業展開を目指すことを基本方針とし、各種目標を定めて取り組みを推進しています。
中期経営計画「RISING2026」経営指標の進捗

経営指標の進捗状況についてです。中期経営計画2年目にあたる2025年度の業績は、策定時の計画に対して売上高は概ね計画どおり、営業利益はやや上回って推移しました。
資本収益性を示すROEはやや低下しましたが、投資効率を示すROICと市場評価指標のPBRは改善しています。中期経営計画最終年度となる2026年度については、当初定めた目標に沿って推移する見通しです。
資本コストや株価を意識した経営の推進 〜現状分析・評価〜

資本コストや株価を意識した経営推進の状況についてご説明します。2025年度末の資本コストは、直近の長期金利の動きに伴うリスクフリーレートの上昇もあり、前年度比0.1ポイント増の約6.9パーセントとなりました。
今後も外部要因により資本コストが上昇すると予想されるため、資本コストの低減に取り組む一方で、資本収益性のモニタリングを強化します。
資本コストや株価を意識した経営の推進 〜現状分析・評価〜

資本収益性についてです。2025年度のROEは前期比マイナス0.3ポイントの6.6パーセントとなり、先ほどご説明した資本コストを下回る水準です。
みなさまの期待収益率を満たせていない状況を経営課題として重く受け止め、まずは本業の収益力向上を最優先事項として対応するとともに、さらなる資産効率の向上に努めていきます。
資本コストや株価を意識した経営の推進 〜現状分析・評価〜

市場評価についてです。PBRは利益率の改善や積極的な株主還元などにより上昇傾向で推移し、2025年度の期中には1倍を超える期間もありましたが、期末時点では1倍を下回りました。
PERは中期経営計画の着実な進捗などもあって上昇しています。引き続き、資本コストを安定的に上回る収益性の確保に努めるとともに、IR活動の強化などを通じて、成長期待の醸成に取り組みます。
資本コストや株価を意識した経営の推進 〜現状分析・評価〜

バランスシートの状況について、ご説明します。中期経営計画で掲げる成長エンジンは積極的な新規出店であることから、一定の事業用資産の増加が見込まれます。
資産効率を高めるためには、保有資産の高収益化と主要資産の増加抑制が重要であると認識しています。当社が考える主要資産はスライドに記載のとおりであり、それぞれの取り組みを実施することで、引き続き資産効率の向上を図っていきます。
資本コストや株価を意識した経営の推進 〜取り組み・方針〜

スライドは、企業価値向上に向けた取り組みと方針、そしてそれに基づく中期経営計画における各施策を体系化したものです。
セグメント別の中期経営計画の進捗については最後にご説明しますが、中期経営計画で掲げた成長戦略をさらに加速させ、引き続き企業価値向上に向けた取り組みを推進します。
中期経営計画「RISING2026」キャピタル・アロケーションの進捗

キャピタル・アロケーションの進捗です。スライド上段中央の中期経営計画2年間の実績は、概ね計画どおりの利益水準と営業キャッシュ・フローを得られたことから、総額は計画に沿って進捗しました。
スライド上段右側の中期経営計画3年間の見込は、ファッション事業においては、既存店の活性化のため、設備投資額は計画を上回る見込ですが、全体としては計画に沿って進捗する見通しです。
スライド下段は、セグメント別の設備投資額の内訳です。後ほどご確認ください。
中期経営計画「RISING2026」株主還元方針

株主還元についてです。本中期経営計画期間における還元方針は、配当金は、配当性向50パーセント以上もしくはDOE3パーセント以上のいずれか高いほうとし、総還元性向は、中期経営計画期間の平均で70パーセント以上としています。
2026年度における配当金に関しては、配当性向75.7パーセントとしていますが、中期経営計画期間の総還元性向平均では71.0パーセントを予定しています。
サステナビリティへの取り組み

サステナビリティに関する取り組みです。こちらは後ほどご確認ください。
コーポレートガバナンスの強化

コーポレートガバナンスの強化についてです。中期経営計画の中では、3点の施策を掲げています。
1点目は、社外取締役の監督機能の強化です。役員向け勉強会の実施や、第三者機関による実効性評価を実施しています。
2点目は、指名・報酬委員会の実効性・権限強化です。2025年6月開催の株主総会において選任された3名の社外取締役を追加し、専門性とスキルの多様性を図っています。
3点目は、取締役会の構成です。社外取締役比率を50パーセントまで引き上げることにより、ガバナンスの強化を図っています。
IR/SRの活動強化

投資家のみなさまへのIR活動についてです。投資家のみなさまとのエンゲージメントを向上させるために、IR活動の強化を継続しており、2025年度の面談回数および新たな投資家との面談も増えています。
面談においていただいた貴重なご意見は、取締役会に対しフィードバックすることで、企業価値向上に向けた取り組みに反映しています。
中期経営計画「RISING2026」セグメント別の進捗 ファッション事業

ここからは、セグメント別の中期経営計画の進捗をご説明します。まず初めに、ファッション事業です。
ファッション事業では、基本戦略として「現行事業モデルからの転換・刷新」を掲げ、店舗施策、商品施策、DX施策を軸に取り組みを進めています。重点施策と2025年度の取り組みの詳細は、後ほどご確認ください。
中期経営計画「RISING2026」セグメント別の進捗 ファッション事業(①店舗施策)

店舗施策についてです。「AOKI」では、市場環境の変化を捉えた経営課題として、郊外型からの脱却に向け、店舗フォーマットの転換を進めています。
具体的には、ビジネススタイルの変化やお客さまニーズに対応するためには、店舗立地や店舗形態の見直しが必要であると認識し、ショッピングセンター型店舗への転換を進めると同時に、商品戦略も連携させて進めていきます。
中期経営計画「RISING2026」セグメント別の進捗 ファッション事業(①店舗施策)

「ORIHICA」では、マーケットシェア拡大とブランド認知度向上に向けて、計画的な新規出店と主要店舗の改装を進めています。中期経営計画期間においては新規出店47店舗を計画し、北海道や九州などへの初出店により、2025年度末時点で24都道府県に店舗網を拡大しました。
また、従来の堅いスーツショップのイメージを刷新すべく、新たなストアコンセプトを加え、主要店舗の改装を行っています。ショッピングセンターの立地を活かし、さらなる拡大を目指していきます。
中期経営計画「RISING2026」セグメント別の進捗 ファッション事業(②商品施策)

商品施策についてです。ファッション事業では「ビジネス4割、カジュアル3割、レディース3割」への売上高構成比の変革の取り組みを進めています。
ビジネスは、「着回しクロススーツ」など、多様化する働き方やライフスタイルの変化に対応した商品戦略を推進しています。
カジュアルは、疲労回復ウェア「リカバリーケアプラス」シリーズの販売強化等により、2025年度の売上高は前期比14パーセント増、売上高構成比は前期比プラス1.9ポイントと順調に推移しています。
レディースでは、高機能レディースウェア・ブランド「MeWORK(ミワク)」のアイテム拡充等により、売上高の拡大を進めています。
中期経営計画「RISING2026」セグメント別の進捗 ファッション事業(③DX施策)

DX施策についてです。「ORIHICA」では、2024年1月にRFIDを全店導入し、店舗作業時間の短縮を実現しており、2026年11月には「AOKI」全店にも導入することで、さらなる店舗運営の効率化を目指していきます。
今後も、DX・AI技術を積極的に取り入れ、営業効率の改善に努めていきます。
中期経営計画「RISING2026」セグメント別の進捗 エンターテイメント事業

エンターテイメント事業の中期経営計画の進捗についてです。基本戦略として「店舗モデルの進化と客層拡大」を掲げ、「快活CLUB」「コート・ダジュール」「FiT24」でそれぞれ取り組みを進めています。重点施策と2025年度の取り組みの詳細は、後ほどご確認ください。
中期経営計画「RISING2026」セグメント別の進捗 エンターテイメント事業(快活CLUB)

「快活CLUB」の取り組みについてです。「快活CLUB」では、2025年度は26店舗の新規出店を行い、今後も年間10店舗から20店舗の出店を継続していきます。
新規出店店舗は、収益性の高い、駅前・繁華街立地の鍵付完全個室のみの店舗を想定しています。
中期経営計画「RISING2026」セグメント別の進捗 エンターテイメント事業(コート・ダジュール)

「コート・ダジュール」の取り組みについてです。カラオケ市場は微増傾向にありますが、競合等の市場環境は厳しい状況が続いています。
このような中で、不採算店舗の閉鎖等により売上高は減少傾向にあります。しかし、カラオケ以外の利用シーンの提供や、飲食メニューの強化等の客層拡大施策に加え、店舗運営の効率化等により、営業利益率は改善傾向が続いています。
中期経営計画「RISING2026」セグメント別の進捗 エンターテイメント事業(FiT24)

「FiT24」の取り組みについてです。初心者でも安心してトレーニングを始められ、また、退会抑制にもつながる「スタートサポート」の拡大や、キャンペーンの開催・各種プランの提供による新規会員獲得強化により、会員数は順調に増加しています。
2025年度は、中期経営計画スタート時点に比べて会員数が約1.2倍に増加し、「FiT24」の成長がセグメント利益を押し上げています。
中期経営計画「RISING2026」セグメント別の進捗 アニヴェルセル・ブライダル事業

アニヴェルセル・ブライダル事業の中期経営計画の進捗についてです。基本戦略として「実店舗運営に加えてブランドビジネスへ派生」を掲げ、ブライダル事業、基幹店ブランド事業、プロデュース事業で取り組みを進めています。重点施策と2025年度の取り組みの詳細は、後ほどご確認ください。
中期経営計画「RISING2026」セグメント別の進捗 アニヴェルセル・ブライダル事業

アニヴェルセル・ブライダル事業におけるウェディング部門は、改装を終えた店舗を中心に堅調に推移し、受注組数および施行組数はいずれも前年を上回り推移しています。
また、時代の変化や多様化する価値観など、現代のニーズに応えた結婚式を提案することで、1組単価も上昇傾向が続いています。
企業の展示会やパーティなどの法人宴会に「アニヴェルセルカフェ」を加えた、非ウェディング部門においては、拡大する法人宴会需要の取り込みを推進しています。
これにより、事業全体に占める売上構成が、中期経営計画スタート前に比べて約2倍の6.5パーセントにまで拡大しました。今後も、法人向けの営業力強化により、事業全体への収益貢献を目指していきます。
以上、企業価値向上に向けた取り組みに関して、ご説明しました。ご清聴いただき、ありがとうございました。
質疑応答:今後の配当について
司会者:「2026年3月期の当期純利益は減益でしたが、2027年3月期の配当額を10円増額された背景と、今後の配当に関する考え方を教えてください」というご質問です。
田村:配当に関する考え方として、中期経営計画期間中においては「総還元性向70パーセント以上を目指す」という目標を掲げています。
予想どおりの利益配当の場合、総還元性向は3年平均で71パーセントとなります。還元に関する基本方針として「前年実績以上を維持しつつ」ということを重視しており、累進配当の考え方も持ちながら、今後検討していきます。
質疑応答:「ORIHICA」「快活CLUB」の出店数・設備投資額の減少予想について
司会者:「2027年3月期の『ORIHICA』と『快活CLUB』の出店数および設備投資額が減る予想になっているのは、方針の変更などがあったのでしょうか?」というご質問です。
中牧:現在の中期経営計画における成長戦略は、「ORIHICA」および「快活CLUB」の新規出店と改装による既存店の磨き上げを行っていく、という方針から変更はありません。
その上で、昨年度までの2年間に多少前倒しで投資を進めてきたことや、この2年間に出店した店舗の寄与を含めて、収益の最大化を図っていくことなどを踏まえ、今年度の出店・設備投資計画を策定しています。
質疑応答:「リカバリーケアシリーズ」の売上状況について
司会者:「『リカバリーケアシリーズ』の売上状況を教えてください。前年同期比の数値など購買動向の傾向や、好調でしたらその要因も教えてください」というご質問です。
中牧:「リカバリーケアシリーズ」については、売上の点数として20万着程度、金額としては16億円程度を販売しています。売上構成で言いますと1.6パーセント程度の状況になっています。
こちらは前年と比べると5倍程度ということで、かなり大きく伸びており、たくさんの方にご購入いただいています。
他社さまでもリカバリーウェアはたくさん販売されていますが、当社製品の着心地をご評価いただいていることや、冬であればフリース素材など、ラインナップも増やしながら進めていることが、好調な理由の1つだと考えています。
質疑応答:業界首位(売上高)の達成について
司会者:「田村社長におうかがいします。業界首位だった青山商事の売上高を、初めて上回ったことへの受け止めを教えてください」というご質問です。
田村:当社の連結の売上高が同社の売上高を上回ったことは良いことだと思いますが、当社としては利益に注目しています。また、当社の今の業態としては、もちろんファッション中心ではありますが、快活フロンティアをはじめ、いくつかのポートフォリオから成り立っています。
ファッション事業については、単体での売上をさらに上げていくことや、今の売上傾向をさらに強めて、利益水準をさらに上げていくことが主眼だと思っています。
確かに連結の売上高で同社を上回ったことは大変良いことだと思っていますが、これに安堵せず、これからもそれぞれのセグメントで利益水準を上げていきたいと思っています。
質疑応答:ファッション事業における売上総利益率の改善予想について
司会者:「前年はファッション事業の売上総利益率が低下しましたが、今期は改善が見られています。値上げや値引き抑制を織り込んでいるのでしょうか?」というご質問です。
中牧:ファッション事業の今期の売上総利益率については、仕入価格が引き続き上がっている中で、付加価値を高めながらプライスレンジを引き上げていく、という取り組みを実施したいと思っています。
値引き・割引についても、集客を随時確認ししっかりとコントロールしながら、取り組んでいきます。それらによって売上総利益率の引き上げを目指していく予定です。
質疑応答:ファッション事業における既存店の増収予想について
司会者:「ファッション事業の既存店は、2026年3月期は減収、2027年3月期は増収計画だと認識しています。市場環境を鑑みると、既存店の増収はなかなか難しいと考えていますが、いかがでしょうか?」というご質問です。
中牧:ファッション事業の既存店の増収については、先ほどご回答したプライスレンジの引き上げに加えて、ビジネスカジュアル化という、働く際の服装が大きく変化している状況を活かしていきたいと考えています。
このような変化を捉えて、当社がこれまで培ってきた提案力などを発揮し、新しい服装のスタイリングを提案する中で着回し・着心地・機能性などをお客さまにしっかり伝えて、集客と売上につなげていきたいと考えています。
田村氏からのご挨拶
田村:本日は、当社の決算説明会にご参加いただき、誠にありがとうございました。今後も各事業において、新たな価値の創造と中期経営計画の達成を目指し、グループの企業価値向上に取り組んでいきます。
今後とも、どうぞAOKIグループをよろしくお願いします。
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