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「定量分析が必須のファンダメンタル投資でかなり役立つ」 Bコミ氏がおすすめする“銘柄スカウター”とは

2019年6月15日にログミーファイナンス主催で行われた、第4回 個人投資家向けIRセミナー&講演会の第5部「銘柄スカウターを活用した光る銘柄の探し方」の内容を書き起こしでお伝えします。

(提供:マネックス証券株式会社)

シリーズ
ログミーファイナンス 第4回 個人投資家向けIRセミナー&講演会 > 第5部「銘柄スカウターを活用した光る銘柄の探し方」
2019年6月15日のログ
スピーカー
元ファンドマネージャー/元ディーラー 坂本慎太郎(Bコミ) 氏
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ログミーファイナンス 第4回 個人投資家向けIRセミナー&講演会 > 第5部「銘柄スカウターを活用した光る銘柄の探し方」
2019年6月15日のログ
スピーカー
元ファンドマネージャー/元ディーラー 坂本慎太郎(Bコミ) 氏

第4回 個人投資家向けIRセミナー&講演会(第5部)

坂本慎太郎氏 Bコミです、よろしくお願いいたします。ログミーファイナンスのエバンジェリストになってから1年くらいですが、「エバンジェリストになった理由は何ですか?」といったことをよく聞かれます。「出たがりなのか?」という人もいますが(笑)、この活動は、自分からやりたいと思って取り組んでいる仕事の1つです。 個人投資家と機関投資家の情報格差を埋めるということで、以前は機関投資家で、いまは個人投資家の自分がいまやるべき一番の仕事かなと思っています。 ログミーファイナンスのサービスをご存知の方もいらっしゃると思いますが、決算説明会の書き起こしをしています。決算説明会があった次の日の朝までに記事を公開するというようなサービスです。 本来、会社の決算説明会には、個人投資家はほぼ参加不可能です。参加できるのはほとんどが機関投資家のみで、アナリスト協会で開催される場合はアナリストの資格を持ってる方は入れるぐらい。よって、この部分で個人と機関投資家の差があるわけです。 ここに情報格差があるということで、その間を埋める活動をログミーファイナンスが取り組んでおり、応援したいなと思っているところです。 今日は、そのログミーファイナンス主催のセミナーで、マネックスさんにスポンサーになっていただきましたので、30分ほどお話をさせていただきます。まずは10分くらい、相場の話をしようと思っています。

見通し

僕はよくセミナーなどでも言っているのですが、今の世界的な株価の動きの話を少ししますと、思いのほか日本株も米国株も何回も下値をつけており、けっこうなドローダウンで、そのたびに資産が減っているという人もいらっしゃるかと思います。

日米の株価推移

「その理由は何なのか?」という話をしたいと思います。現状、米国株を含めて、僕は2018年10月、11月くらいから弱気転換しているところです。株は、「フルポジは、もう絶対にやめたほうがいいよ」という話をしています。これまではずっと右肩上がりで、押し目買い戦略だよねと言っていました。押し目というのは、だいたい直近の高値から20パーセント前後下がったところです。 押し目買いをしておけば、プラスマイナスゼロまで戻れば20パーセント取れますし、さらにそこから上にいけば、35パーセントを取れるような時もあったわけです。そのリバウンドだけ取るようにすれば、けっこういい結果になると考えていました。 最初の2年ぐらい……2013~2014年ぐらいまではほぼどの株を買っても儲かったため、「とりあえず買っとけ」というかたちで、そのあとは押し目買い戦略がよかったわけです。 昨年秋の高値まで上昇した理由は、業績と景気がよかったから。それだけです。どんな悪材料があっても、結局、好業績と好景気が打ち消していました。 そうしてずっと右肩上がりできたのですが、さすがに去年ぐらいから頭打ちかなと思っています。(スライドのグラフが示すとおり)米国株が3回の高値をつけて、4回目の高値に戻ろうとしているのですが……これは毎回言っていますが、2019年10月の状況に比べて、本来であればもっと下にあるべきところが、無理やりそこと同じレベルに戻ってきているという話です。

米国債の金利動向に留意

このスライドが示しているのは「金利のサポートがあるよ」ということです。青い線が米国の10年金利で、オレンジの線がNYダウなのですが、金利が低下すると米国株は強いということです。この前、10年ぶりぐらいに金利が3.24パーセントまで上がりましたが、その時に米国株は急落しました。 グラフのとおり、2万6,000ドルあたりから2万ドルくらいまでぐっと下がりました。みなさまの記憶にも新しいと思います。このころはあと3回か4回は利上げがあるとみんなが思っていたのに、株価が下落を始めるとパウエルさんの姿勢がコロッと180度変わって、やはり利上げはないといった話になり、株価が一気に戻っていったわけです。今回もまた、金利が利下げを織り込むみたいなかたちになり、株価が戻ったという状況です。 この株価の戻りは金利のサポートがものすごく効いているということです。ここは米国株のテクニカルな話ではなく、チャートだけを見て「戻ったね」と見てはいけないよということです。 米国を見るにあたってのポイントは業績面で、僕は一番そこが心配です。米国企業の業績は、2017~2018年は20パーセントぐらいの増益です。しかし2019年はプラスマイナスゼロぐらいの予想になっています。果たして大丈夫なのでしょうか。 例えば、新興株でも成長株でもいいのですが、売上と利益が20パーセントずつ伸びている株があるとします。その株がプラスマイナスゼロぐらいまで、横ばいになった瞬間に、ずっと成長を期待していた分が折れてしまうため、株価が半分になる会社もけっこうありますよね。 2割増、2割増で伸びている国は、やはりPERが高いです。その次の年も2割増でいくと思っている人もいますし、1割増くらいでもいいという考えで買っている人もいるのですが、もう厳しいのではないかなと思っています。 その理由ですが、景気が後退気味になってきたことと、米中貿易摩擦だと思っています。米国の懸念点はやはりそこです。 では「どうして米国株は戻ったの?」という話で、1つは金利低下です。自社株買いができるようになりますからね。もう1つは、これがミスマッチの一番の原因かと思うのですが、下期回復論です。これが米国では根強い。 半導体市況が復活してきて、今年の頭ぐらいから下期回復論という話が出てきました。2019年の1月から4月のリバウンドの中で起こってきて、米中貿易摩擦もなんとかなるぞといってここまで戻ったはずなのですが……ここはいまいち理解できないところがあるのですが、下期に期待している米国の株式関係者がそれだけ多いということかなと思います。 下期回復論を正当化している人たちが、まだある程度PERが高いところでがんばっているわけですが、これが折れた時は、いよいよ米国NY株は調整してもおかしくないよねということです。過去の例からすると、さすがにこの米国株は、業績が伸びないと理屈が合わないよねということです。 「7の年は危ない」と言っている評論家がいます。8の年も危ないのですが、9の年はさすがの投資家も苦しいのではないかなと思っています。この9の年である2019年の米国の業績ですが、「下期回復論は無理だな」となったときの調整には一番気をつけるべきかなと思ってます。

先物売買動向(外国人投資家)

日本についてですが、1つだけ話すとすれば、やはり先物です。さきほど楽屋で(一般社団法人日本エリオット波動研究所の)有川先生と「裁定買い残」の話をしたのですが、日本株の先物の売りがかなり戻ってきました。「戻ってきた」という言い方はおかしいですが、米中貿易摩擦と同じロジックで、米中貿易摩擦が懸念されると先物の売りがかさむのと同じです。 それが元に戻るというかたちが出ているのですが、スライドの赤い丸で囲んだ部分……ゴールデンウィーク明けでまた先物売りが再加速しましたから、個人投資家は日本株を米中貿易摩擦のストラテジーを基本の考え方として売っているわけです。 つまり、日本の景気云々というのはあまり関係なく、米中貿易摩擦の懸念で日本株を売るというストラテジーを取っていると考えます。 1月からのリバウンド局面では、「米中貿易摩擦はなんとかなるのではないか」とみんなが思っていました。しかし、買い戻しが進んだわけです。それで、ゴールデンウィークでまたこじれました。先物も、この前のピークくらいまで来たらやはり買戻し姿勢が強まり、これ以上売れないのではないかなと思っています。 この先物の動きは気にした方がいいかなと思います。直近が止まっていたため、ようやく止まったなというところです。僕は普段、先物は見ないのですが、さすがに2018年に7兆5,000億円も売ったりしてフローが大きすぎるため、やはり見ざるを得ないというところです。 そして、円高です。ようやくでもないですけれど、一旦、円高気味になりました。円高の一番の理由は日米金利差かなと思いますので、ここに注意です。1ドル100円ぐらいまでいっても、特に気にしなくてもいいくらいの米国金利になってきました。ここは円高と米国株の調整に注意というのが、年末までのストラテジーかなと思っています。

期初からの業績予想の変化

日本株は、2019年は5パーセントぐらいの増益予想です。ただ、2018年3月期の最高益には届きません。よって、直近の最高益を超えるような業績は出せないと見られている日本株は、やはり選別の対象から外れるだろうと思っています。米国は一応、PERが高いとはいえ、最高益を狙うところにいます。この違いが、PERの伸びの小ささに繋がっていると思います。「米国に比べて、日本株は戻りが甘いよね」と言っていたのは、この直近の動きに繋がるのでしょう。

今年の株式市場

暗い話ばかりで、暗い雰囲気で話しましたが、日本株はあまり期待しない方がいいよという見通しはずっと変わっていません。 下値として、1つはPBRが1倍の部分で1万9,800円という部分もありますが、そこから1万9,000円前後ぐらいまではあるかもしれません。そこは、押し目買いをしてみたいなと思っています。 ただ、その時に米国株が2万ドルくらいになっていたら、もうオーバーシュートするかもしれませんので、その部分は年末までどうしようかなというところだと思います。とにかく、下に進んでも大丈夫なポジションにしておくべきだと思います。空売りしろとは言わないですが、ポジションはマックスでは買わずにということです。 下げ相場になると「出来高は少ないし、おもしろくないですね」という話がけっこう出ますので、「個別株戦略をやりなさい」という時期です。今日、こうして11時から15時半まで、休日の長い時間を使って企業のお話を聞かれていますが、それはすごく大事なことだと思います。景気が悪い時期、相場が悪い時期に何をするべきなのかというと、勉強です。 そして、相場がいい時期は全力でいきます。さきほど話したように、2012~2014年ぐらいまでの相場のなかで、かなりの資産がある投資家が「相場が始まった時に、5倍の5倍で25倍になればいいや」という話をされていたのですが、これは可能だと思います。今は、そのための勉強期間なのです。 相場の悪い期間は、あと3~5年は続くかもしれないのですが、僕も引き続きこうした活動を行っていると思いますので、今後ともよろしくお願いします。

銘柄スカウター

ここで、話題は変わります。 銘柄の選択といいますか、実際問題として、(投資の際に)効率よく分析する必要があるということで、この「銘柄スカウター」が非常にいいツールです。 今まで証券会社のツール類は、ほぼテクニカルが中心でした。僕は、テクニカルは基本的な機能があればいいと思っています。「新しい理論ができました」みたいな場合に、ツールにもその機能が追加されるといったことがありますよね。それを追加するための開発費がけっこうかかるそうで、システムを改修するためにお金を取られるようなかたちになってしまいます。 個人投資家向けにお金を使うところはテクニカルの部分であり、ファンダメンタルの部分にはあまり向いていなかったのですが、マネックス証券の銘柄スカウターは、かなりファンダメンタルのほうに寄せてお金を使ってくれて、とてもうれしいです。 僕は「この機能が追加されただけでも全面的に協力しますよ」という話をしました。ようやくファンダメンタルにお金を使ってくれたのかと思って、本当にうれしかったです。

ファンダメンタルズ分析の基礎部分に活用

ファンダメンタルズ分析といってもいろいろありますが、いつも僕が話しているのは、「定量分析と定性分析の2つに分かれます」ということです。定量分析は、「統計的な手法による分析」で、簡単にいうと決算書を見ることです。 定性分析は、「成長性や安定性など運用プロセスを定めるため定型の業績情報以外の分析」です。わかりやすくいうと、最近「個人投資家が企業に突撃しました」みたいな話題で盛り上がりましたが、そこでの情報であったり、企業に電話をしてIRのヒアリングをして得た情報であったり、今日のようなセミナーに出ることも定性分析の1つです。 ただし、その前段として、基礎的な部分は定量分析を行わなければいけないということで、定量分析のツールがマネックス証券の「銘柄スカウター」です。

銘柄スカウターを使うには

使い方を簡単にお伝えします。(スライドにあるとおり)「投資情報」の「ツール」というところで「銘柄スカウター」が表示されますので、「ログイン」を押していただくと、次のスライドの画面が出てきます。

銘柄スカウターでできること

これは自動車メーカーを横並びで比較していますが、なんでも横比較が可能です。決算スケジュールが載っていたりもして、「今日は○件の決算があります」というかたちで、主な決算発表銘柄が掲載されています。

銘柄スカウターでできること(会社の横比較)①

横比較をもう少し深掘りします。スライドは電子マンガ関連会社なのですが、このように「○○関連」というかたちで並べてみてもいいですね。 「株価がいくらですよ」から始まって、PERがどのくらいとか、時価総額がどのくらいとか、どこが上場しているのかなどがわかります。

銘柄スカウターでできること(会社の横比較)②

また、見ていただくとわかりますが、けっこう情報が細かいです。PERやPBR、あとはPLの部分ですね。売上から営業利益、当期純利益まで全部出ています。さらに、進捗率もここで見ることができます。同業他社を並べていただいて進捗率を見ることもできるため、けっこうおもしろいのではないかなと思います。

銘柄スカウターでできること(会社の横比較)③

また、売上高などが四半期ごとにグラフ化されたりしますので、ここで業界の季節性なども一気に見ることができます。このあたりも使っていただくと、(業績が文字ではなく)イメージ、画として頭に入ってくるのではないかなと思います。

銘柄スカウターでできること(会社の横比較)④

PER、PBRのグラフはけっこう大事です。テクニカルの投資家がこのチャートを見ると、「高値を超えました」などと言う人がよくいます。「何年ぶりの高値だ」と言うのですが、「それ、株価しか見てないじゃん」という話です。 「時価総額と株価だけしか見てないじゃん」という話になるのですが、銘柄スカウターであれば、その時のPERがどのくらいだったのかも見ることができます。実際は、将来の期待が織り込まれて戻り高値になっていたかもしれないですが、このPERの推移を見ることができるのもなかなかおもしろいですよね。 前回、株価が高値のときはPERが何倍だったのかなといったかたちで、過去を振り返って見ることができるということです。

業績進捗率投資とは①

今日は、定性・定量分析を使いながら……本当は定量だけでやりたいのですが、なかなかそれだけだと精度が低いため、企業の業績進捗を中心とした業績進捗率投資の話をしたいと思います。 これは、ファンド投資家の第一歩みたいなものです。最近、決算は年に4回ありますよね? 最近といっても、投資を始めたばかりの方は4回あるのが当たり前だと思っているかもしれませんが、昔は年に2回。中間決算と期末決算しかなかったのです。 ですから、決算プレイは年に2回しかできなかったわけです。決算を見るのも、年に2回だけでよかった。最近は4回になったため、チェックポイントも4回になり、個人投資家は業績の進捗が非常に大事だと思っているでしょう。 さきほどポートの方がお話しされていたように、「上期と下期で偏重します」といった場合、その部分をしっかり開示するというのは、やはりミスリードする投資家がどうしてもいるんですよね。そこで、その部分もしっかり開示するという考え方だと思うのですが、決算を出す側からすると、個人投資家を中心として進捗率投資が定着していると思っているからでしょう。 進捗率投資は初歩的なものです。「売上、経常利益、営業利益などいろいろあるけど、何を見ればいいの?」ということで、僕は当期純利益でいいかなと思っています。 たぶん、中級者以上の方からは「営業利益のほうがいいだろう」と物言いがつくでしょう。「いや、僕は経常利益だよ」という人もいますが、とりあえず当期純利益でいいと思います。 結局、1株当たりの利益がいくらで、PBRがいくらで、というのは当期純利益を基本として計算されますからね。

業績進捗率投資とは②

また、業績がよかった場合、上方修正があるのではないかと考えながら行う投資です。イメージをすごくわかりやすい図にしてみたのですが、決算は4回あります。100パーセントを達成する場合、各四半期で25パーセントずつだと巡航速度です。これが仮に、最初の第1四半期で50パーセントまで進んでいるとします。 最初の3ヶ月で50パーセントの進捗ということで、例えば、通期で100億円儲かると予想していた会社が、第1四半期だけで50億円儲かったとなった場合、これは「すごいじゃん」となります。 このまま毎期50億円ずつ儲かっていけば、第2四半期の段階で業績予想を達成して、もともと考えていた業績の2倍ぐらいになると考えます。これは、100億円の想定が200億円も儲かるということで、これはとんでもないと考えて株価が上がるわけです。だから、この初動を掴みましょうという話です。

業績進捗は主にどこを見るの?

「決算短信を見ますよ」というところなのですが、どこを見ればいいのかというと、四半期純利益、当期純利益です。ここの部分を見て、今年の業績予想に対して何パーセント進捗しているのかを見るわけです。

様々な項目を見たいと思うが、割り切りも重要

繰り返しになるのですが、結局個人投資家はPERを重視しているため、「当期純利益が一番重要だよね」と思っています。そうではないと思っている人もいて、「決算短信の内容、全部見てるよ」という人もいますが、一番注目すべきところは、小型株であれば当期純利益で、その進捗かなと思ってます。 決算書を見慣れていない方は、まずそこから始めていただくととっつきやすいのかなと思っています。どうして小型株と言っているかというと、大型株は、しっかり分析しているプロの人がいるからです。 季節性やその銘柄のクセとして「投資が課題だったね」「在庫が多すぎたね」などと分析したうえで株を買いましょう。ファンダは株価ではなく業績で判断しますから、やはり中小型株のほうが投資しやすいということです。

銘柄スカウターでできること(企業分析)①

「銘柄スカウター」で見ると、スライドのようになります。車のメーターみたいなかたちで、振り切れていれば「進捗率は100パーセント以上ですよ」ということです。 また、去年と今年の四半期の業績の差も一目で見ることができますし、どんな会社なのかの情報も全部出ますから、これでしっかり分析できるということです。

銘柄スカウターでできること(企業分析)②

さらに、最大で12年分の業績とキャッシュフローも見ることができますし、5年分の四半期業績も見られますが、これは非常にいい機能です。他のサービスでは、3~4年分しか見えないです。四半期業績は5年分も見ることができず、せいぜい2~3年分だと思います。 また、季節性を把握するのにも便利です。四半期ごとの業績が出ますから、この会社はどの四半期で儲かって、どの期で損をしているのかなどがわかるわけです。 建設などであれば、第4四半期の部分がかなり業績がよかったとしても、第1四半期はマイナスになるのが基本です。よって、第1四半期がややプラスだったら、「今年の業績がけっこういいのかな」と見ることもできます。このあたりをうまく使っていただければと思います。

銘柄スカウターでできること(企業分析)③

セグメント分析についてですが、これがけっこう使えます。例えば大きい会社……スライドの企業はトリドールです。丸亀製麺を展開している会社ですが、それ以外にもいろいろな事業を行っています。 「SONOKO」という化粧品系の会社を買って、ヘアカラーのお店をどんどん出しているのですが、そこも含めて「その他」というセグメントが伸びてたりします。 そうしたこともわかりますし、売上のなかでどれくらい丸亀製麺が占めているのかという構成比も、これで見ることができます。

銘柄スカウターでできること(企業分析)④

スライドのように、四半期ごとに売上と利益の両方を見ることができます。また、トリドールの場合は海外の部分が注目で、最近伸びているのがここからわかります。 このように、セグメント別に業績を出している会社であれば、セグメント別に見ることができ、セグメント分析が可能です。単一セグメントの企業であれば、当然見ることはできません。

銘柄スカウターでできること(企業分析)⑤

さらに、業績の修正履歴を見ることができます。これはけっこういい機能です。この会社がどういう業績予想の出し方をするのかなということで、みなさまも「この会社、業績予想が保守的だよね」という話をされたりすると思うのですが、「本当に保守的なのか」「どういう業績の動きをしているのか」といったことがわかります。 業績予想が保守的で、いつも同じように上方修正する会社が仮にあったとします……というか、そういう会社もあるのですが、IRはルーチンなので、上方修正する日を大まかに当てることができるのです。 よって、「この日に上方修正が出るぞ」とだいたい予想して、前もって買うこともできるかなというところです。これもなかなかおもしろい機能ですので、使ってみていただければと思います。

銘柄スカウターでできること(企業分析)⑥

こちらは、PER、PBRの推移です。これを株価とともに見ることができるのも、銘柄スカウターの利点ですので、ぜひ使ってみてください。

銘柄スカウターでできること(業績修正)

そして、業績修正を検索できます。僕は最近、これをけっこう使っています。とくに3月決算の会社は、次に7月、8月ごろに第1四半期決算が出ますので、そこで使えるのではないかなと思っています。 営業利益でも経常利益でも当期純利益でもいいのですが……僕は営業利益が好きですが、営業利益軸で、直近で業績開示した銘柄を選んでソートすると、修正率がバーッと並ぶわけです。 ということは、第1四半期から修正するような会社は、けっこうスタートダッシュしている会社でしょうということで、第2四半期、第3四半期も上方修正する可能性があるかなというかたちで使えると思います。 ここまで、銘柄スカウターの機能をパラパラと説明しましたが、これは非常によいツールだと思います。他社ツールにない機能を盛り込みたいということで、マネックスさんが開発してるもので、ファンダメンタル投資が好きな方は定量分析と定性分析の両方が必要ですが、定量分析は銘柄スカウターを使っていただければと思います。 個別銘柄の開示も業績も見られますので、非常に役立つと思います。また、みなさまの時短にもつながりますし、逆に情報量もありますので、深掘りするのにも資すると思っています。 それでは、私の話は終了とさせていただきたいと思います。 今後も、このような機会をどんどん提供していきたいと思います。また次回、みなさまとお会いできればと思っていますので、よろしくお願いいたします。

  
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