決算概要 総括①

IR担当者:2019年3月期第1四半期決算概要に基づき、ご説明申し上げます。

まず1ページ目です。売上高は9,023億円、前年同期比10.4パーセントの増収となりました。営業利益は753億円、前年同期比3.4パーセントの増益、経常利益は770億円、前年同期比3.7パーセントの増益、親会社株主に帰属する四半期純利益は524億円、前年同期比3.5パーセントの増益。いずれも第1四半期としては過去最高となりました。

売上高は8期連続の増収。営業利益、経常利益については10期連続の増益です。1株当たり四半期純利益は78円83銭となり、前年同期比3.3パーセントの増加となりました。

下段、グループ会社の概要です。2018年6月末はグループ全体で357社となっております。2018年3月末から44社増加、4社減少しております。オーストラリアで戸建住宅事業を展開するローソングループを28社、国内でキャッシュレス決済サービスを提供するロイヤルゲート社を連結子会社化したことが主な要因です。

決算概要 総括②

2ページ目は、売上高と営業利益について、増収増益要因の分析です。

上段は売上高で、前年同期比849億円の増収要因を分析しております。主な要因は開発物件売却の売上高が227億円増加、事業施設事業で348億円、商業施設事業で157億円、マンション事業で57億円、ローソングループの新規連結子会社化に伴い43億円、賃貸住宅事業で38億円、それぞれ増収となっております。その他事業等の60億円の増収の主な内訳は、スタンレーマーチン社で25億円、建設支援で16億円などです。また、住宅事業で87億円の減少となっています。

続いて下段、営業利益の前年同期比25億円の増益要因です。売上高の増加により119億円、開発物件売却利益の増加により65億円の増益となっております。また、販管費は58億円増加、開発物件売却を除いた原価率は1.3ポイント悪化し、100億円の減益となっております。

損益の概要(1)

損益の概要です。数字は先ほどご説明したとおりでございます。営業利益率は8.9パーセントから8.3パーセントと、前年同期比で0.6ポイント悪化しています。なお、売上高の増加に寄与した主な会社は、大和ハウス単体が前年同期比319億円、フジタグループが194億円、大和リビンググループが102億円などとなっております。

また、営業利益の増加に寄与した主な会社は、大和ハウス単体が前年同期比10億円、大和リビンググループが12億円などとなっております。

損益の概要(2)

4ページです。上段の販管費についてご説明いたします。前年同期比で58億円増加しておりますが、そのうち36億円が人件費の増加です。2017年6月末と比較して、人員が2,200名ほど増えたことなどが要因です。

連結貸借対照表(1) 資産の部

続いて、貸借対照表をご説明します。

上段の表をご覧ください。総資産は2018年3月末より113億円減少して、4兆237億円となりました。流動資産については1兆6,656億円となり、644億円減少しました。主に現預金、売掛金等の減少によるものです。

固定資産は2兆3,581億円となり、530億円増加しました。なお、無形固定資産が2018年3月末より236億円増加しておりますが、主にローソングループののれんを計上したことによるものです。

下段左、たな卸資産は8,469億円となり、626億円増加しております。事業用等では販売用土地が110億円、販売用建物が147億円減少しておりますが、開発した不動産をリートへ売却したことが主な要因です。

また、海外事業では販売用土地が279億円、販売用建物が37億円増加しておりますが、ローソングループと中国南通市での新規プロジェクトが主な要因です。下段右、有形固定資産は、不動産開発投資が順調に進んでいることなどから423億円増加しております。

連結貸借対照表(2)負債・純資産の部

6ページは負債と純資産です。

負債は2018年3月末より126億円減少し、2兆5,088億円となりました。純資産は13億円増加し、1兆5,149億円となりました。下段、有利子負債につきましては536億円増加し、2018年6月末は8,342億円となりました。D/Eレシオは0.57倍、自己資本比率は36.6パーセントとなっております。

セグメント情報(1)

7ページは売上高、営業利益をセグメント別にお示ししております。

上段、売上高は戸建住宅事業を除く各セグメントで増収となりました。下段、営業利益は商業施設事業が45億円、事業設備業が10億円、増益に寄与しました。

セグメント情報(2)

8ページは各セグメントの売上高、売上総利益、売上総利益率を、請負・分譲、賃貸・管理、開発物件売却に分けてお示ししております。

投資不動産の内訳

9ページは投資不動産の内訳でございます。

投資不動産は、2018年3月末が9,719億円、2018年6月末は1兆149億円となり、この3ヶ月で430億円増加しました。流動化不動産については6,850億円で、そのうち稼働中の不動産が2,361億円、未稼働が4,488億円となります。流動化不動産の施設別内訳については、右上段のとおりです。物流施設が5,042億円と、引き続き投資の中心となっております。

下段は稼働中の流動化不動産及び収益不動産の内訳で、NOI利回りを記載しております。流動化不動産についてはNOI利回り6.4パーセントと、2018年3月末より0.3ポイント改善。収益不動産についてはNOI利回り12.3パーセントで、2018年3月末より0.2ポイント改善しております。

2019年3月期 業績予想(1)

10ページからは、2019年3月期の業績予想です。2018年5月の発表より変更はございません。

2019年3月期 業績予想(2)

11ページはセグメントの業績予想ですが、こちらも変更はございません。

2019年3月期 業績予想(3)

12ページも同様です。

事業別受注高(個別)

13ページ、14ページについては大和ハウス単体の受注高、売上高の実績と、今期の計画をセグメント別にお示ししております。

事業別売上高(個別)

今期の計画については、(いずれも)2018年5月の発表から変更はございません。

投資計画の進捗状況

15ページは投資計画の進捗状況です。この3ヶ月で不動産開発は557億円、一般の設備投資で227億円、M&Aで422億円、合計で1,207億円を投資しました。第5次中計で予想しております不動産開発投資7,200億円のうち、累計で5,570億円を実行しました。下段、キャッシュフロー計算書は記載のとおりでございます。

賃貸住宅事業

16ページ上段は、賃貸住宅の管理戸数と入居率をお示ししております。2018年6月末の入居率は95.7パーセントと、2017年6月末より0.3ポイント改善しております。中段はマンション事業の完成在庫の状況です。2018年6月末の完成在庫は363戸、うち23戸が受注済みです。下段、海外事業の2018年6月末の出資残高累計は2,287億円となっております。

海外事業

17ページは海外の分譲マンション事業の販売状況です。

中国の3つのプロジェクトにおけるマンション販売は順調に進んでおります。また、ベトナムのミッドタウンプロジェクトでは第1期の契約率は99パーセント、2018年3月から販売を開始した第2期の契約率も99パーセントとなっており、販売は順調に進んでおります。

以上でご説明を終わらせていただきます。