2018年4月期第1四半期決算説明会

友松功一氏:フルスピード株式会社代表取締役社長の友松です。それでは、私より2018年4月期第1四半期の決算の概要について、ご説明させていただきます。

フルスピードグループが目指していること FY2020

フルスピードは現在、2020年に向けた中期事業計画において、テクノロジー開発基盤をコアコンピタンスとした「アドテクノロジー&マーケティングカンパニー」を目指して、事業に取り組んでいます。

FY2018.1Q実績

こちらのスライドは、2018年4月期第1四半期の決算の概要です。売上高は48.2億円、営業利益は3.7億円でした。

業績推移

こちらのスライドは、業績の推移です。

アドテクノロジー事業の売上推移

こちらのスライドは、アドテクノロジー事業の売上推移です。アドテクノロジー事業は、前年同期(2017年4月期第1四半期)比で約6.2パーセントの売上増加となりました。

インターネットマーケティング事業は、前年に発表していますが、大口取引先の回収懸念等により、取引を停止しました。その結果、前年同期比で18.8パーセントの売上減少となりました。

営業利益は、比較的利益率の高いアドテクノロジー事業が継続的に伸長しているため、増益しています。

先述しましたが、アドテクノロジー事業は、前年同期比で約6パーセントの増加となっています。とくに、連結子会社の㈱フォーイットで行っている成果報酬型のアフィリエイト・サービス「afb(アフィb)」、独自ターゲティング型広告配信プラットフォーム「ADMATRIX DSP」が、順調に伸長しています。

売上高の増減分析(前年比)

こちらのスライドは、売上高の増減分析です。先述しましたが、アドテクノロジー事業は約3.6億円増加しました。一方、インターネットマーケティング事業は4.6億円減少しました。その結果、2018年4月期第1四半期の連結売上高は、48.2億円となりました。

営業利益の増減分析(前年比)

こちらのスライドは、営業利益の増減分析です。アドテクノロジー事業の売上総利益は、約5,600万円増加しました。また、インターネットマーケティング事業の売上総利益は、200万円増加しました。その結果、2018年4月期第1四半期の連結営業利益は、3.7億円となりました。

財務状況

こちらのスライドは、財務状況です。純資産は、28.7億円です。自己資本比率は、48.7パーセントまで積み上がっています。強固な財務体質の実現ができている状況と捉えています。

企業価値向上表彰上位50社

続いて、トピックスのご説明です。こちらのスライドをご覧ください。先日(2017年8月)、東京証券取引所が発表した「資本コストをはじめとする投資者の視点を強く意識した経営を実践している上場会社」の上位50社に、弊社が選ばれました。

テクノロジー事業展開

続いて、Business Summaryです。まず、アドテクノロジー事業の進捗のご説明です。弊社では技術体制の強化の観点から、セブ島に開発拠点を作りました。こちらのスライドにある、プロダクト群の開発の強化・差別化を図るための機能開発に、今期は注力しています。

アドテクノロジー事業の売上推移

こちらのスライドは、アドテクノロジー事業の売上推移です。「ADMATRIX DSP」および「afb」の順調な事業拡張により、売上高は前年同期比で約6パーセント増加しました。

ADMATRIX DSP

こちらのスライドは、「ADMATRIX DSP」のトピックスです。「ADMATRIX DSP」は、独自技術(特許出願)による独自ターゲティング型広告配信プラットフォームです。弊社では「DOI」(Dynamic Office IP Identification)と呼んでおります。動的IPを使った企業さまでも企業ターゲティングが可能になる技術を、この「DSP」に取り入れて、販売を開始しています。

afb①

こちらのスライドは、連結子会社の㈱フォーイットで行っている「afb」の海外のトピックスです。今期は、オンライン広告市場の成長が著しく、アフィリエイトとの親和性が高い台湾への事業拡大を計画しています。積極的な、海外への事業展開を進めてまいります。

afb②

こちらのスライドは、「afb」の国内のトピックスです。先日(2017年4月15日)も公表していますが、「afb」は今年のアフィリエイト・プログラムに関する意識調査2017で3年連続「利用者満足度率No.1」になりました。パートナーのみなさまから、引き続きご支援いただいています。

PolymorphicAds

こちらのスライドは、ブランディングPR事業で行っている、スマホ向け動画広告配信プラットフォーム「PolymorphicAds」です。現在、機能拡張に注力しています。具体的には、新フォーマット「スライドダウン」・ビューアビリティ計測機能・ストーリー配信機能です。このような新機能を追加して、差別化を図っています。

インターネットマーケティング事業の売上推移

ここからは、インターネットマーケティング事業の進捗について、ご説明申し上げます。インターネットマーケティング事業は、先述の大口取引先の破産手続開始にともないまして、前年上がった売上のところの取引を停止していることもございまして、前年同期比でマイナスの結果になりました。ただし、それを除けば、売上高は前年同期比で微増になっています。

国内・海外ソーシャルメディア関連売上が伸長

こちらのスライドは、インターネットマーケティング事業のトピックスです。Facebook・Instagram・中国のWeibo・WeChat等、SNSを活用した海外向けのソーシャルマーケティング事業が好調に推移しており、取引先さまからの引き合いをたいへん多く頂いています。

海外ソーシャルマーケティング事業の事業譲受

先日公表していますが、㈱シンバス社から、中国圏に特化した海外SNSプロモーション事業の譲り受けを行いました。今期は、こちらの事業の拡大を図ってまいります。

GoJapan

ここからは、海外関連事業の進捗について、ご説明申し上げます。海外関連事業は、「訪日×テクノロジー」の訪日テクノロジーカンパニーである、プロダクト型メディア「GoJapan」を展開しています。現在、ダウンロード数は120万件を超え、ユーザー数が順調に拡大しています。

さらに、動画の配信機能追加等、機能拡張に積極的な投資をしています。

戦略子会社(フィリピン)x デジタルハリウッド株式会社

こちらのスライドは、テクノロジー基盤・開発拠点のセブ島です。昨期デジタルハリウッド㈱と提携して、本格的な「プログラミング教育」「英語教育」「アドテク企業でのインターン体験」の3つを組み合わせたユニークな教育事業を展開する、新たなスクールを開設しました。

エンジニア不足に対応して、開発者の育成・採用に注力していきたいと考えています。

以上で、2018年4月期第1四半期の決算の概要について、私からのご説明を終了いたします。