2017年6月期第2四半期 業績ハイライト

西田穣氏:みなさまこんにちは。代表取締役の西田穣でございます。2017年6月期第2四半期の決算説明につきまして、Web配信によりご説明させていただきます。

2017年6月期第2四半期の業績ダイジェストと通期業績予想についてご説明いたします。

2017年6月期第2四半期は、主軸である技術系領域において、技術社員が順調に増加したことに加え、2016年に子会社化したイギリスの人材派遣会社MTrec(エムトレック)の業績寄与により、売上高、営業利益ともに業績予想をやや上回る前年同期比2桁の増収増益となりました。

通期業績についても、各セグメントにおいて順調な業績伸長が見込まれ、継続的な中途採用と2017年4月に当社グループとして500名以上の新卒採用を予定しており、従来予想どおり、売上高は前期比約4割の増収。

営業利益、前期比約2割の増益を見込んでおります。このように2016年の8月に発表した通期成長戦略に沿って順調な成長を実現しております。

中期成長戦略で掲げた年率20パーセント以上の成長、連結営業利益10パーセントの達成に向け、引き続き地域軸・領域軸での着実な施策を推進してまいります。

2017年6月期第2四半期 業績サマリー

2017年6月期第2四半期の売上高は40.7パーセント増収の204億円。営業利益は前年同期比で18パーセント増益の13億円と高い成長率を維持しております。

国内の自立成長に加え、2016年8月にイギリスの人材派遣会社MTrecを子会社化し、海外での事業拡大、事業基盤の確立を推進し、2016年12月末時点での技術社員・技能社員数は前年同期比より3,000人以上純増の8,391名になります。

売上高、営業利益、社員数は過去最高実績を更新する結果となりました。

2017年6月期 通期業績予想

2017年6月期通期業績予想は継続的な中途採用に加え、2017年4月には昨年の倍以上となる534名の新卒採用を予定しており、売上高は39.3パーセント増収の420億円、営業利益は前期比22.4パーセント増益の31億円を見込んでおります。

業績に応じた利益還元を行う基本方針のもと、期末配当金は前年より5円増配の30円を予想しております。

すでに実施しました、中間配当を含め、年間配当金は45円と5期連続して増配を予定しております。

2017年6月期第2四半期 業績ハイライト

掲げた中期成長戦略に沿って、下期以降も着実に施策を推進してまいります。

2017年6月期第2四半期 連結業績

2017年6月期、決算の概要についてご説明いたします。2017年6月期第2四半期は国内事業の自立成長と海外領域のM&Aにより、売上高は前年同期比40.7パーセント増収の204億円。

営業利益は前年同期比18パーセント増益の13億円と、いずれも2桁成長を実現し、過去最高実績を更新いたしました。

2017年6月期第2四半期 セグメント別売上高/EBITDA

2017年6月期第2四半期のセグメント別での、技術・製造領域での自立成長と、海外領域のM&Aが業績伸長に寄与した結果、すべてのセグメントにおいて増収となり、セグメントEBITDAではすべてのセグメントで2桁増益となっております。

2017年6月期 連結業績予想

2017年6月期通期業績予想についてご説明いたします。2017年6月期の通期業績予想は各セグメントにおいて増収増益を見込んでおり、売上高は前期比39.3パーセント増収の420億円、営業利益は前期比22.4パーセント増益の31億円。

親会社株主に帰属する当期純利益は前期比22.7パーセント増益の18億円を見込んでおります。

一株あたりの配当金については、すでに実施いたしました中間配当を含め、年間配当金は45円と、5期連続の増配となっております。

2017年6月期 下期トピックス

2017年4月には昨年の倍以上となる534名の新卒採用を予定しております。継続的な中途採用に加え、新卒採用も強化していき、2018年4月採用の新卒者数は2017年より20パーセント増の650名を計画しております。

2017年6月期第2四半期 セグメント別業績 技術領域

2017年6月期第2四半期のセグメント別業績についてご説明いたします。

メーカーの研究開発、設計、生産技術など、技術分野に対する派遣、請負、委託の事業を行う技術系領域では、輸送用機器、電気機器を中心に、幅広い業種で配属が進み、2016年12月末時点での技術社員数は前年同月比で626名純増の3,549名まで増加いたしました。

これにより売上高は前年同期比で20.3パーセント増収の124億円。セグメントEBITDAは当初の計画どおり、賞与、昇給など、技術者待遇に関わる費用で利益率はやや低下いたしましたが、前年同期比で12.5パーセント増益の14億円と増収増益となっております。

2017年6月期第2四半期 セグメント別業績 技術系領域

今期より多様性に富んだエンジニアの特性、思考に適した組織再編により、技術社員の増加と合わせ、稼働率は97パーセント台と、安定した高水準で推移するなど、各種施策が目に見える結果として顕在化してまいりました。

2017年6月期第2四半期 セグメント別業績 製造系領域

組み立て、加工や、製造工程における受託、派遣の事業を行う製造領域では輸送用機器、電気機器からの受注が拡大したことにより、売上高は前年同期比4.3パーセント増収の43億円となりました。

セグメントEBITDAでは、地元密着型営業による人員効率の改善など、利益体質の強化を推進した結果、利益率が1.4ポイント改善し、前年同期比56.7パーセント増益の1億7,000万円となりました。

2017年6月期第2四半期 セグメント別業績 海外領域

日本国外における、技術、製造分野における派遣、請負や、優良職業紹介などの人材サービス事業を行う海外領域では、2016年8月に子会社化した、イギリスの人材派遣会社、MTrecの業績が、想定通り貢献し、売上高、セグメントEBITDAは大幅に拡大いたしました。

中期成長戦略 当社が目指す独自のポジション

トラスト・テックグループの中期成長期戦略の進捗情報をお伝えいたします。2016年8月に地域と領域の2つの分野において、当社が目指す独自のポジションを確立する、中期成長期戦略を公表いたしました。

中期成長戦略 既存事業を中心にした展開

こちらは、中期成長期戦略を図にしたものとなり、既存の国内・技術/製造系事業を核としつつ、地域軸と領域軸で拡大・成長スピードの維持を目指す戦略を掲げまいりました。

中期成長戦略の進捗状況

国内での自立成長は計画通り、2桁の増収増益を達成し、海外領域においても、欧州における事業基盤の確立と、東アジア市場への展開が、計画通りの進捗をするなど、掲げた中期成長期戦略に沿った順調な成長を実現しております。

中期成長戦略 経営指標

経営指標である、自立成長とM&Aを両輪とし、年率20パーセント以上の成長スピードを維持、連結営業利益率10パーセントを達成すべく引き続き業容の拡大に努めてまいります。