2017年3月期第3四半期決算説明会

田中孝司氏(以下、田中):本日はお忙しい中、お集まりいただきまことにありがとうございます。それでは2017年、3月期の第3四半期の決算にてご説明いたします。

今日、ご説明のアジェンダはこの3つでございます。まず最初に第3クオーターまでの業績、2つ目は事業戦略の推進、3つ目は通期業績予想の見直し。この3つになっております。

17.3期1-3Q 業績ハイライト

まず、3ページ目は3クオーターまでの業績のハイライトについてございます。売上高は3兆5,222億円。進捗率は75パーセント。営業利益は7,757億円。進捗率は88パーセント。EBITDAは1兆2,034億円。進捗率は81パーセントと、期初予想に対しまして、非常に高い進捗となっております。

17.3期1-3Q 営業利益 増減要因

次は3クオーター累計の増減要因についてございます。左からモバイル通信料収入を3クオーターから新たに開示しております。このモバイル通信料収入ですけど、従来のau通信ARPA収入に、KDDIの連結子会社が影響するMVNOサービスの通信料収入を加算したものとして開示しております。

このモバイル通信料収入でございますけど、前年同期比で310億円の増収というふうになっております。その横でございます。

パーソナルセグメントのその他の509億円のうち、端末販売奨励金と販売手数料合わせたトータルの販売コストは前年同期比で650億円の削減となっております。

その横でございます。さらにバリューセグメントの増益が利益成長に貢献しているというようなご説明でございます。

モバイル通信料収入

まず最初にモバイル通信料収入でございますけど、3クオーターでYOY(イヤーオンイヤー)のプラス1.7パーセントでございます。auの安定的成長に加え、今後はMVNOの拡大を牽引していくという構図でございます。

モバイルID数

次、モバイルID数も3クオーターから新たに開示しております。auサービスを利用するユニークユーザー数であるau契約者数でございます。

要するに、「複数の端末を使ってても1と数える」という意味でございます。それに加えて連結子会社が提供するMVNOサービス契約数の合計をモバイルIDにすると定義しております。

今後はauプラスMVNOベースでのモバイルID数の成長を目指していきます。右側、そのうちMVNO契約数をグラフに書いたのが右でございまして、この増大がID数の拡大に寄与しているという図でございます。

総合ARPA

続きまして7ページ目は総合ARPAでございます。3クオーターにおいて、イヤーオンイヤープラスの3.6パーセントの6,390円。このグラフのうち青色の部分がau通信ARPAでございますけれども、これがイヤーオンイヤープラスの2.8パーセントの5,880円となっております。

グラフのオレンジの部分は付加価値ARPAでございますけど、この付加価値ARPAについてはイヤーオンイヤープラスの15.9パーセントの510円ということで、au契約数ベースの総合ARPAも引き続き安定的に成長していることがうかがえるかと思います。

UQ mobile

事業戦略の推進ということで、まず最初にUQ mobileですけれども、これは先ほどご説明しましたとおり、モバイルID数の成長を支えております。昨年料金プランと端末ラインナップを充実させてから、みなさんご存知のとおり、テレビコマーシャルを含め、販促を強化しております。

足元の新規契約数は右側のグラフにあるとおりで、急速に拡大しているといったような現状でございます。

BIGLOBEのお客さま基盤

次は、1月末に連結子会社化したBIGLOBEについてでございます。左側の図ですけど、約200万がISP(FTTH等)のお客さまの数でございます。このうち成長ドライバーは、ビッグローブ光サービスでございます。このビッグローブ光サービス、イヤーオンイヤーで約3.7倍の成長事業となっております。

今度は右側に移ります。右側の約40万は、MVNOおよびWiMAXのモバイル契約者でございまして、イヤーオンイヤーで約1.2倍の成長をしております。

固定とモバイルの双方でお客さま基盤を拡大しており、子会社化によって我々がアプローチできなかったお客さまへのタッチポイントを獲得しているとご理解いただければと思います。

BIGLOBE子会社化の目的

11ページ目は、BIGLOBE子会社化の目的についてでございます。左側のBIGLOBEのほうは、すでに200満超のお客さま基盤をもっているというのが1点目。

2点目は、成長中のFTTH・MVNO事業を推進することで、今後もID数を拡大できるんじゃないかと。

さらに3点目、Gポイントサービス、ポイントの交換サービスのようなものですけど、これを提供しており、当社のWALLETポイントとのシナジーを今後検討していくつもりでございます。

一歩右側は当社のほうですけど、ご存知のように、全国(約2,500)のauショップ、これが1点目。

2点目は、ライフデザイン事業におけるさまざまな商材を持っている。

3点目は、固定・モバイルのネットワーク技術のアセットがあるということでございまして、両社のアセットを掛け合わせることによって、マルチサービス利用者を拡大し、さまざまなシナジーを創出していこうと。このような戦略を持っています。

au経済圏流通総額

今度はライフデザイン事業におけるau経済圏流通総額についてです。

3クオーターまでの累積で、8,970億円となっております。グラフの濃いオレンジ色の部分で示しました、au WALLETの決済が成長に貢献してるわけなんですけど、通期予想の1.2兆円に向けて、順調な進捗であると認識しております。

ライフデザイン企業を目指して

ライフデザイン企業に向けての構図を書いてありますけど、昨年8月に出したau STARをコアに国内通信事業の強化とライフデザイン事業の推進を図って、全体としてお客さまの体験価値を向上してまいりますという図でございます。

au STAR

14ページ目は、au STARについてでございます。

会員数は今年のお正月に600満を突破しております。右側の3つのサービスからなっているんですけど、1つ目は事前予約でauショップの待ち時間が短縮できるau STARパスポートサービスを8月に開始しております。

2つ目は、ご利用期間や料金に応じて、ポイントが還元されるau STARロイヤルですけど、これについては11月から開始しております。

3つ目、契約更新時にギフト券等が贈呈されるau STARギフトを8月に開始し、11月にはサービスを拡充しております。

au STARギフトコレクション

au STARギフトについてのチャートでございます。

会員専用のポイント交換サイトとして、11月からギフトセレクションを開始しております。特徴は2点ございます。1点目は、auがプレミアムな商品・体験価値を提供する。

2点目は、WALLETポイントの価値をさらに高める施策として、ここの例を書いてますけど、15,000円の商品を10,000ポイントで交換できる等のお得な条件で商品が入手可能となるような、こういったロイヤルプログラムを提供しております。

au WALLET

16ページ、au WALLETでございます。左側、有効発行枚数は2,040万枚に達しております。うち、流通総額を伸ばすドライバになっているクレジットカードのほうですけれども、これ200万枚になりまして、順調に増加しております。

右側、その効果ですけれども、解約率の比較グラフですけれども、「au WALLETクレジットカード」と「auスマートバリュー」の両方をご契約のお客さまは、auスマートフォンのみのご契約のお客さまに比べて、解約率がかなり低いという効果が出ております。

こういったかたちで、複数サービス契約の解約率改善効果により、今後ともリテンションを強化することになると、このように見ております。

コマース事業

17ページ目は、コマース事業でございます。

DeNAショッピングモールとauショッピングモールを統合し、先の1月30日から「Wowma!」をスタートしております。多彩な店舗と豊富な商品により、幅広いお客さま層への対応が可能になっております。

全体としましては、自社物販であるショップチャネル「au WALLET Market」にあわせて、au経済圏における流通総額拡大に向け、コマース事業を強化していくと。こういった戦略でございます。

auスマートパス

18ページ目は、auスマートパスについてでございます。

会員数は1,500万を突破しております。この効果ですけれども、有料会員によるサービス解約率は0.5パーセント未満という分析結果出ております。

いわゆるライフデザイン事業におけるオンラインでのタッチポイントとして、非常に強固な会員規模基盤になるんじゃないかと、このように認識しております。

auスマートパスプレミアム

従来のauスマートパスの提供サービスに加え、新たに1月からauスマートパスプレミアムを提供開始いたしました。

会員特典は、好評だった「auマンデイ」から「auエブリデイ」ということで、平日も休日も特典を提供するようなサービス内容になっています。

加えて、安心機能はデータ復旧のサポート、Wi-Fiセキュリティ、auのほけん特典を提供しております。

現在、月額情報料がお得になるキャンペーンを実施しております。

auの学割天国

次は、auの学割天国についてでございます。図は、学割天国U18の絵が描いてあります。いわゆる所定の条件を新規でご契約の場合は、月々2,980円からスマートフォンをご利用いただけるということで。

データの利用料に応じた柔軟な料金となっており、20ギガのご利用でも、通話とデータがコミコミで5,090円でご利用いただけるというような内容になっております。

右側は、auスマートパスプレミアムも、年内の月額情報料相当割引ということで、無料で年内は使えるという内容になっております。

IoTビジネスの創出

21ページ目は、IoTビジネスの創出についてでございます。パートナー企業様との新たなビジネス構築に向け、さまざまなイネーブラーを整備しております。

開発支援では、1月にアイレット社の子会社化を発表しております。アイレット社はAWSプレミアコンサルティングパートナーに5年連続認定されており、非常に有名な会社でございますけれども、今後、同社のノウハウをIoTの開発支援に活用してまいります。

プラットフォームとしましては、ソラコムの回線管理技術を採用した、IoT向け回線サービスである「KDDI IoTコネクト Air」を提供をしております。

ネットワークレイヤーでは、低消費電力かつ長距離通信の「LPWA」について準備を進めております。また、IoTセキュリティの開発にも取り組んでおります。こういったことを合わせて、来期からIoTビジネスを積極的に推進していく予定でございます。

業績予想見直しのポイント

次は、業績予想の見直しについてでございます。業績予想見直しのポイントです。

まず営業利益は、期初予想から250億円増の9,100億円。EBITDAは、200億円増の1兆5,000億円。au通信ARPAは、期初予想から100円増の5,830円に上方修正いたします。

加えて、株主還元ですけれども、1株あたりの期末配当金は、期初予想から5円増の45円にということで、上方に修正させていただきます。

まとめ

まとめのスライドでございます。連結業績については、営業利益は3Qまで累積7,757億円。好調な進捗を受け、通期の業績予想および配当予想について上方修正しております。

事業戦略は、国内事業において、お客さまの体験価値向上施策を推進してまいります。また、ライフデザイン事業において、流通総額が順調に進捗しております。加えて、IoTにおいて、各種取組みを加速するということでございます。

以上になりますが、第3四半期の決算説明を終わらせていただきます。どうもご清聴ありがとうございます。