シャープへの恩は忘れたのか?
孫正義氏(以下、孫):それでは、E列の紙を挙げている方。
質問者:1333番です。スプリント事業についておうかがいしたいんですが、今窮地を脱して、徐々に業績も上向きであるということで、非常に喜ばしいことなんですが、今後も単体でオペレーションを続けられるのか、あるいは将来もしかしたら、またT-Mobileの買収のチャンスが訪れて、そこに一気にお金をつぎ込んで、規模のメリットを活かして、短期的に劇的に業績を改善できるのか。
要するに、T-Mobileの買収は、アメリカ政府というか、FCC(米連邦通信局)がネガティブだったということで断念されたということですが、大統領選挙が今年あって、FCCのメンバーが入れ替われば、認可される可能性だってまた出てくると思うんですね。
ですから、今回の180億ドルの資金を手にされたわけですけど、今後の使い道を含めて、その辺の可能性をお聞かせください。
孫:こればっかりは、私が決めることじゃなくて、アメリカ政府が決めることだと。最初から合併して第3の勢力として、互角に戦うほうがアメリカ国民にとってはベターだと。激しい三つ巴の競争があるほうがベターだと、僕は今でも思ってます。
ただこれは、私が決めることではなくて、政府の許認可を与える側が「許可しない」と言うとできないので、少なくとも今はそこに頼らないで、独力で立派に改善してみせるという決意。またそれを今実行しつつあるということで、合併を前提とした経営には、今はなっていないということです。よろしいでしょうか。
孫:じゃあ、B列の女性の方。
質問者:446番です。先だって、シャープさんの会社の件でご質問させていただきます。孫社長にとっては、シャープさんという会社は、恩のある会社だと思っておりました。
それで「助けてください」ではないですけども、そういう時になにかできることがあったんじゃないかなと思うんですけれども、そのまま鴻海のほうに買収されましたよね。
それで、永守(重信)社長のところは、社員を何百人も受け入れているとか、いろいろ情報はありますけれども、ソフトバンクが今現在会社があるというのは、このシャープさんのおかげというのもあると思うんですね。
その辺をどのようにお考えでお助けできなかったのかなというのが、ちょっと気になって。ずーっと未来に向かってお話されているんですけれども、水を差すようで申し訳ありませんが、それをお聞かせいただきたいと思います。
孫:ありがとうございます。おっしゃった通り、私が19歳のときに発明した電子辞書を、シャープさんに特許として持ち込んでいただいたお金が、人生で初めて手にしたお金でした。
それがソフトバンクの創業の礎になったと。たいへん恩のある会社です。おっしゃる通りです。
ただソフトバンクの情報革命という本業からすると、シャープさんはどちらかというとハードウェアを中心とした会社なので、残念ながら我々の本業からは少し遠いなあということで、自らはできない状況でした。
そのなかで、私がたいへん親しくしている人物の1人であります、鴻海フォックスコンの郭台銘(テリー・ゴウ)は、僕の本当の親友と言ってもいい人物でありますけれども、彼が「シャープさんを買うことに非常に興味がある」と友人として僕に相談がありましたので、それじゃあということで、僕は日本の銀行のトップだとかに橋渡しとして紹介申し上げたり、いっしょに食事をしたり、そういう間接的なかたちで少しだけご支援したということです。
僕は、シャープさんにとって、フォックスコングループ傘下に入ったのは、よかったのではないかなと。シャープさんにとっては、僕が直接的になにかやるよりは、より直接的なメリットを得られるのは、今回のようなかたちではないかなと個人的には信じております。よろしいでしょうか。
障がい者に貢献はできるのか?
えー2時間20分。すみませんね。僕が最初に興奮してしゃべりすぎて長くなってしまって……じゃ質問もう少しだけ、どうぞ。
質問者:1578番です。先ほどの人工知能の話、非常に楽しみに思っておりますが、ここでちょっとお聞きしたいのは、どんどんコンピュータの知能が発達しまして人間の知能を越えていくっていうのは非常におもしろい話なんですけど、ただ世の中には、数パーセント、生まれてくる子供たちのなかには知的障がい者もたくさんおります。
そういう子供たちが18歳を超えてくると、国の福祉の補助が非常に少なくなるのが現状でございます。
そういう知的障がい者の子供たちとか大人に、この人工知能っていうのが役立つのか、もしくはそういう知能が脳みそに入るような技術が将来確立できるのかというのを聞きたいのと、また今日、日本を代表する経営者の方々が来られてるわけなので、柳井さん、永守さんにも、そういう知的障がい者に対する福祉に対して、企業としてなにかやっていく……。
とくにソフトバンクとして、なにか基金とかそういったもの対して、ますます人工知能が発達すれば、どうしてもそういう子たちがもっともっと働く場所がなくなってくると思うんですけど。
そういう福祉に対してソフトバンクはどう取り組んでいくのか、また柳井さん、永守さんもどういうふうにお考えになるかというのをぜひお聞きしたいんですけど。
孫:ソフトバンクは、このITの活用で知的障がい者のみなさんの教育だとか、生活支援の研究にいろいろとそういうプログラムを作ってすでに貢献をし始めております。まだ、十分ではありませんけれども、取り組みを始めております。
人工知能は、まさにそういう方々に対してこそ、この技術の進化が、彼らを医学的にも、それからITを使った部分でも貢献することできると私は信じております。そういう意味でも、ソフトバンクはしっかりと貢献していきたいと思ってます。
よろしいでしょうか。じゃあ、柳井さんと永守さん、ちょっとお願いできますか。
柳井正氏(以下、柳井):我々のほうは、知的障がい者の方、および障がい者の方の雇用に関しては非常に積極的です。
なんでかというと、やっぱり障がい者の方が、例えばお店のなかにいて一緒に仕事をすると、健常者の方も障がい者の方も両方とも活性化するんですよね。
活性化するというのは、やっぱり人に気を遣う。我々の商売というのはお客様に気を遣う商売なので、お互いに気を遣いながら、その人の障がいの部分ではなしに、その人のいい部分に関して仕事してもらうという。
そういう、いい意味の分担みたいなことができるということと、それと、障がい者の方の一番の問題は働く場がなかなかないということなので。で、働けるんですよね。
だから、健常者と一緒にそういう場を作るといったことが、僕は必要なことなんじゃないかなと思いますし。
ユニクロさんとコラボレートしたウェアラブル端末はあり得るか?
孫:永守さん、いかがでしょう?
永守重信氏:我々の会社の場合はどちらかというと、知的障がいよりは身体障がいとか、そういう方々が使う、いろんな最新の器具を作る、そういう場合に非常に特殊なモーターとか、そういうものが必要なんですね。
そういう研究を通じて、もちろん、これからいろんなロボットとか出てきますね。そういうもので、そういう身体障がい者のお役に立てればと。そういうハード面のサポートを一生懸命やらせていただいているということでございまして。
当然、企業としてもそういう方々を採用するということに対してはたいへん前向きにやっていますけど。どちらかというと、比較的ハード面の、そのへんのところのサポートをさせていただくというのが我々の非常に貢献できる分野じゃないかと、そう思っております。
(会場拍手)
孫:ありがとうございます。じゃあ、後ろのほうのさっきの方、どなたか。じゃあ、G列のオレンジ色の方、どうぞ。
質問者:712番。今日はすばらしいお話ありがとうございました。先ほどのビデオでは、平均寿命が200歳ということなので、孫さん、200歳まで、よろしくお願いします。
孫:300年かかりますけどね(笑)。そこまで行くのはね。すぐにはできません。
質問者:それからあと、人工知能なんですけれど、もうこれすでに開発プロジェクトが立ち上がっていて。その前段階として、ユニクロさんとコラボレートしたウェアラブル端末、人工知能搭載ですね。これをぜひやっていただきたいなと思います。
孫:人工知能の分野では、いますでにPepperがテーマとしてありますので。さまざまな意味でPepperに人工知能を入れ込んでいくというかたちで、プロジェクトを具体的に進めてます。
ほかにも、我々のグループのなかにはたくさんの会社がありますから、いろんな角度で人工知能に取り組んでいますが。まだ十分本格的というレベルにはいたってません。
でも、これからの30年の我々のテーマのなかでは、この人工知能とスマートロボット、そしてIoT。この3つはもう絶対にやるべきだと思ってますので。それが人工知能がウェアラブルというような状況になったときには、ぜひ柳井さん、同志としてよろしくお願いいたいます。
柳井:お願いします。
今回の人事はどういう理由があった?
孫:ほかにいかがでしょうか? じゃあ、C列の一番前の眼鏡の方。
質問者:0601です。去年から株主総会のおみやげがなくなったということで(笑)。その代わりに取締役のみなさんの気をもらって帰ろうと思います。発言されてない、発言の機会のない方もなにかコメントいただきたいというのと。
あと質問で。ニケシュ・アローラさん、顧問になるということで、驚きましたけれども。あと、マーク・シュワルツさんも今期限りということなんですけれども。これは、あの、理由がどういったことなのかなと思いまして。
孫:マーク・シュワルツはもう18年ぐらいかな、うちの取締役をやってもらっております。本当に彼にはお世話になりまして。ゴールドマン・サックスのアジアを代表する副会長でもあります。
その彼が長く我々を支援してくださいまして、本人の方から年齢的にも期間的にも十分18年くらい取締役させてもらったんで、そろそろ引退させてほしいということを3年位前から言われておりまして。
「いやもう1年、もう1年」と3回くらい伸ばして、今回いよいよ、そろそろこれ以上はダメということを本人から言われまして、まあじゃあしょうがないですね、ということで、そうなりました。ただ彼とは友人関係はこれまでも、そしてこれからも続きますので本人からは継続して応援するよ、ということはいただいております。
ニケシュの件はすでに先ほどから申し上げている通りですけれども、じゃあほかの役員ということで、ロンと宮坂からコメントいただきたいと思います。
ロナルド・フィッシャー氏:この2年間にわたりまして、事業資産の方を担当させていただいておりました。とくに本日いろいろと話のありましたスプリントを担当させていただいております。
孫さんのおっしゃっていただいたように、私共はこのスプリントの再生につきましては、成功に向けて正しい道筋を進んでいると確信しております。
もう1点事業資産として、私が担当させていただいてるのは、私は会長の立場とさせていただいているわけですけれども、ブライトスターでございます。ブライトスターはモバイル関係の機器のロジ面を担当させていただいておりまして、世界中でさまざまなものの販売をさせていただいております。
過去2年間にわたりましてブライトスターの業績につきましては、非常に大きな前進を図ってきております。
ニケシュの方が退任することに伴いまして、孫さんの方から私に対しましてソフトバンク・インベストメント・ホールディングスのCEOをするようにと指示をされておりますので、そちらの方を担当させていただくつもりです。
この新しい役職に就くということは、私自身が自分自身のルーツに戻るという意味合いのあるものでございまして、アメリカにおいて過去20年間にわたりまして、ソフトバンクの投資関係を担当してきた経緯があるからでございます。
このインベストメントホールディングスにつきましては、これまでニケシュさんがいろいろな大きな仕事をしていただいたところでもありました。
ニケシュがこの面につきまして、一定のビジネスの方向性を定め、そしてすばらしいチームの配置をしていただいておりますので、私自身、その成果の上に立ってしっかりと成果を上げていきたいと思っております。ありがとうございました。
ロン・フィッシャー氏と宮坂学氏から
孫:ロン・フィッシャーはですね、非常に謙虚な、非常に賢い人物で、21年間私のパートナーとして、海外における投資活動、そしてそのマネージメントすべて私はロン・フィッシャーとともにやってきたと。
国内の事業はもう30年くらい宮内とずっとやってきておりますけれども。3人ともだいぶ年取ってきましたけれど(笑)、しかし僕の知恵の源泉、そしてマネージする源泉、海外についてはすべてロン・フィッシャーが僕のパートナーとして……彼は静かで謙虚なんですけれども、非常に頭が良くて、また信頼関係厚くずっとやってきました。
ですから今回、彼がニケシュが抜けた後のソフトバンクグループのインベストメントですね、とくに海外については彼がその職を、まあ年齢的にあと何年そこをやってもらえるかというところありますけれど。でもさっき永森さんが「年齢のことを語ってはいけない」ということですから、ロンにもできるだけ若く続けてもらいたいと思っています。よろしいでしょうか?
では宮坂くん。
宮坂学氏:はい、ヤフーの宮坂でございます。昨日株主総会がありまして、また今年も頑張れという大命をいただきましたので、ぜひ頑張っていきたいと思います。
まずこの数年、孫さんとニケシュさんという2人の、インターネットのなかではある種のレジェンドのような方から、いろんなアイデアをたくさんもらいました。
なかにはクレイジーすぎてちょっとどうかなというのもあったんですけれども、それでもこういう2人のレジェンドからいろんなアイデアを頂けるというのは、本当にヤフージャパンの成長にとっては本当にありがたいことで、もらったアイデアをしっかりエグゼキューションできるように、これから舵取りをしていきたいと思っております。
とくにソフトバンクグループのなかでは、ヤフージャパンというのは国内で事業をやらせてもらっている会社です。なので宮内さんのカンパニーと非常に一緒にやる機会がどんどん増えています。
世界にはいろんな通信キャリア、そしてヤフーではないインターネットの会社がございますけれど、1つの企業グループで強い通信キャリアとそして強いインターネットの会社を持っている会社は、たぶんほかのどの国を見てもなかなかないんじゃないかなと思います。
なのでこの異質な違うもの、でも両方とも強いと、違うジャンルの強いもの同士が、異種格闘技戦のようになにか1つの強い事業を作っていければ、きっと世界のだれにも真似できないユニークなものができるんじゃないかということで、最近では動画の配信サービスとか、クレジットカードの事業とか、eコマースの事業というのを、今、試行錯誤、七転八倒しながらみなさんと一緒に作っているところです。
ぜひみなさんですね、できるだけ早いタイミングで、「ほかのどこにも絶対に真似のできない組み合わせだからこそできる事業です」と言えるご報告ができるように頑張っていきたいと思います。頑張ります。
(会場拍手)
シンギュラリティのリスクはどう考えている?
孫:だいぶ時間が経ちました。そろそろですね、あと3名にさせていただきたいと思います。よろしいでしょうか。女性の方ほかにいませんかね? 女性の方……男性が多いので、ではこちらの方、E列の一番前の女性お願いします。
質問者:はい、1060番でございます。お話ありがとうございました。シンギュラリティのことについてお考えをうかがえればと思っております。
AIが一部、人間の知能を超えているというのは自明の理なのですが、人間をさらに超えるということは、いずれ人間が制御が効かない、そういうステージになってくるのではないかと思っております。
世界紛争についても言及はされておりましたけれども、これは放っておいてなくなるものではないなかで、このシンギュラリティが発展をしていって、暴走するというリスクもあるのではないかと考えておりまして、それに対してなにをお考えになり、どういう手を打っていかれようとされておられるのか、お考えをお聞かせいただければと思っております。
孫:今の質問は、ある意味この世紀の最大の質問になるんじゃないかなと私も思っています。
人間よりもはるかに知恵があると。知識だけじゃなくて。超知性という、知的な活動をするものがこの世に生まれると。向こうから我々が制御されるような環境というのが、生まれてくる可能性があるわけです。
ですから、一歩間違えるとこれは人類の破滅にすらなりかねないということであります。
まったくそのリスクが、起こりうるリスクの1つだと私は心配しております。
ただ逆に、人間も、知性だけではなくて理性、愛情というものが深まれば深まるほど、人に優しくなり、人との調和をするようになる。そういう社会性をもっているのが、人類の特徴でもあります。これは教育を受けたり、いろんな経験をすることによって得られるものだと思います。
この超知性の人工知能も、我々人類とともにいっしょに寄り添いながら、いっしょに力を合わせながら、彼らも進化していくと。
この進化の過程のなかで、悪い意図・悪い知性を持った一部の人工知能に対し、残りのよい意図・よい知性と理性をもった人工知能が、ある意味闘って、最後はより多くの人工知能は、より正しい方向、より人間と調和する方向に、我々人類とともに動いてくれる。
私はそう信じていますし、この情報革命の一部を担ってる我々ソフトバンクグループは、そのために我々の最大の努力をしていかなければならないと思っております。
そういう意味で私は、心配をしながら、でもその対策や努力をやっていく決意ですし、また、きっとそうなると信じています。よろしいでしょうか。
Pepperが自分よりも優れた経営者になったら?
それではあと2名。D列の真ん中の前のほうの白い方。この方と最後にあともう1人にさせていただきたいと思います。
質問者:0276です。最後のほうになってきて、ちょっと重複する面があるんですけど、また、直接経営に関わるかわからないので心苦しいのですが、またシンギュラリティについてお聞きしたいと思います。
シンギュラリティは夢みたいなことばかりじゃなくて、先ほどのお話のように暴走して、人々を破滅へと導くかもしれないということがあると思うんですが、もし仮に、Pepper君がご自身の経営判断より優れた経営判断をするようになってしまったらどういたしますか?
もしそれが、ほぼ100パーセント、最終チェックさえ要らなくて、ただサインするだけでいいような経営判断ができるような人工知能が生まれるということがわかってしまった時、アクセルを踏みますか? それともブレーキを踏みますか? それがお聞きしたいです。以上です。
孫:経営の判断の支援をしてくれる仲間として、将来のPepper、あるいは将来の人工知能というのは、我々の最終意思決定の支援材料として、どんどん進化していくと思いますし、また、我々はそのように彼らを使っていきたい。
時として、彼らのほうが賢いので彼らの言う通りにやったほうがいいのかもしれないという状況がありますので、そういう時代が来ると思います。それはある日突然ではなくて、徐々にそうなっていくので、それは彼らともよく相談しながら、いっしょに寄り添いながらそういう判断をしていくということではないかと思います。
難しいですねこのテーマは。それでは最後のお1人にさせていただきます。一番前の白い女性かな。
質問者:284番です。私、小さい子供がおりますが、「情報革新は人々の幸せのために」ということでしたが、今残念ながら「スマホ依存」ですとか、幼児をもつ親御さんがスマホに夢中で子供をほったらかしですとか、そういう状況が見受けられ、教育者の方がけっこう危惧されている現状があると思うんですけれども。
そういうことに対してなにか対策ですとか、携帯電話会社自らがそういうことに対して警告ですとか、正しい使用方法を啓蒙するですとか、そういうお考えがあるかどうかをお聞きしたいと思います。
孫:はい。私自身も子供のときいろんな遊びをしたり学習したりしてきましたが、スマホやiPadを取り上げるというよりは、むしろ、どうせそういう時代が来るのであれば、ある時は積極的に触れ、慣れ、親しんで、より早く、より有効にそれらを使うと。
もちろんiPad、iPhone、アンドロイドには、子供の幼児教育に役立つアプリケーションソフトがたくさんあるんですね。英会話の支援だとか、お絵かきだとか、音楽とか、あるいは知恵の部分を学習するためのソフトがたくさんあります。
ですから、よいことのためによい方法でたくさん使っていくというのは、ぜひやるべきだと思います。なかにはSupercellのゲームのように、知恵をたくさん使うゲームがあるんです。昔の知恵の輪のように、役立つゲームソフトですらあります。
ですから、取り上げるよりはいい意味で積極的に使う。ただしそれは、例えば1日2時間までとか。ある程度の時間のルールを、家庭のなかで作ってやっていくと。極端にならないようにというのは、各家庭でルールを決めてやっていったらいいと思います。
また歩きながらのスマホとか、これはやっぱり危ないから、気を付けたほうがいいですね。
そういうことで、我々の課題がたくさんあります。これは社会が、我々みんなが、やっていくべきことだと思います。よろしくお願いいたします。
それでは、時間になりましたので、議事を進めたいと思いますけれども、よろしいでしょうか。
(会場拍手)
ありがとうございます。それでは、第1号議案。「剰余金の処分の件」。つまり配当の件を採決いたします。
本議案にご異議ございませんでしょうか。
(会場拍手)
ありがとうございました。過半数の賛成を得ましたので、本議案は承認可決されました。
次に第2号議案。「候補者番号2のニケシュ・アローラを除いた取締役7名選任の件」を採決いたします。
本議案にご異議ございませんでしょうか。
(会場拍手)
ありがとうございました。過半数のご賛成を得ましたので、本議案は原案通り承認可決されました。
次に、第3号議案。「取締役に対するストックオプションとしての報酬の額および内容決定の件」を、採決いたします。
本議案の原案にご異議ございませんでしょうか。
(会場拍手)
ありがとうございました。過半数のご賛成を得ましたので、本議案は原案通り承認可決されました。
次に第4号議案。「ストックオプションとしての新株予約券の発行の件」を採決いたします。
本議案の原案にご異議ございませんでしょうか。
(会場拍手)
ありがとうございました。3分の2以上のご賛成を得ましたので、本議案は原案通り承認可決されました。
次に、第5号議案。「グループ内組織再編に伴う子会社株式の譲渡承認の件」を採決いたします。
本議案の原案にご異議ございませんでしょうか。
(会場拍手)
ありがとうございました。3分の2以上のご賛成を得ましたので、本議案は原案通り承認可決されました。
以上をもちまして、本総会の議事のすべてを終了いたしました。これにて第36回定時株主総会を閉会いたします。ありがとうございました。
(会場拍手)