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アクシスコンサルティング株式会社9344

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※当記事は速報版です。スライド情報は割愛している他、数値などに誤りが含まれる可能性がございます。正確な情報は決算短信・決算説明資料などの正式な開示資料、または追って公開予定の確定版記事にてご確認ください。

2026年6月期決算説明

伊藤文隆氏(以下、伊藤):皆さま、本日はご多忙のところ、アクシスコンサルティング2026年6月期通期決算説明会にご参加いただき、誠にありがとうございます。代表取締役社長の伊藤です。よろしくお願いいたします。

本日のポイントは3つございます。

第1に、26/6期は期初計画および第3四半期決算発表時にお示しした修正計画をいずれも上回って着地したことです。

第2に、AI社会の到来によるハイエンド人材需要の拡大を背景に、先行して進めてきた戦略投資の効果が業績拡大として表れ始めていることです。

第3に、27/6期の計画は中期経営計画で定めた目標値をさらに上回る水準に上方修正するとともに、配当性向40%を新たな指標として導入し、株主還元の強化を図ることです。

26/6期通期 決算ハイライト(1/2)

それでは、エグゼクティブサマリーからご説明します。

まず、26/6期通期の決算ハイライトです。26/6期は、期初計画および第3四半期決算発表時にお示しした修正計画を、いずれも上回って着地しました。連結の売上高は82億89百万円、営業利益は4億92百万円です。ご参考として、前期実績は単体ベースで売上高52億71百万円、営業利益2億10百万円でした。

この背景には、ハイエンド人材の需要が拡大するなか、先行して進めてきた戦略投資の効果が表れ始めたことがあります。人材紹介では、即戦力となるフロント部門人材の積極採用と、DX投資によるフロント部門の生産性向上が、入社決定人数の増加につながりました。スキルシェアでは、AI活用を含むDX需要の高まりを背景に、コンサルファーム向け・事業会社向けともに稼働人数が増加しています。

こうした成長ドライバーの伸長を踏まえ、27/6期計画は、中期経営計画の目標値を上回る売上高・営業利益を設定しています。また、当期のトピックスとして、当社上場後のロールアップ型M&Aの第1号案件としてSSP社を取得し、当期より連結決算へ移行しています。

26/6期通期 決算ハイライト(2/2)

人材紹介とスキルシェアの四半期売上高推移です。人材紹介は、AI社会の到来によるハイエンド人材需要の拡大という構造的な追い風のなか、第4四半期にマネージャークラス以上の高単価案件が集中したこともあり、四半期ベースで過去最高の売上高を計上しました。この高単価案件の集中は需要環境が良好であることの裏付けと捉えていますが、同じペースで毎四半期発生するとは想定しておらず、27/6期計画では、後ほどご説明するとおり巡航速度への回帰を前提としております。

一方、スキルシェアは、10四半期連続で売上高が過去最高を更新しました。AI活用をはじめとするDX需要の増加を、フロント部門の体制強化によって着実に取り込むことで、稼働人数の増加基調を維持しており、こちらは案件単価ではなく人数の積み上げによる、再現性の高い成長を実現しております。

中期経営計画の進捗|26/6期は構造改革と戦略投資により、期初計画を大きく上回った

続いて、中期経営計画の進捗状況です。中期経営計画は26/6期から28/6期までの3か年計画ですが、初年度に当たる26/6期は、期初にお示しした目標値を大きく上回る実績をお示しできました。中計2年目に当たる27/6期計画についても、目標値である売上高90億60百万円・営業利益7億50百万円に対し、売上高96億円・営業利益8億円と上方修正しています。

投資の実績については、次のスライドで詳しくご説明します。なお、中期経営計画そのものの進捗評価や、その先の長期ビジョンについては、別途ご用意しております成長可能性に関する説明資料をご覧ください。

戦略投資実績|戦略投資を人的資本へ再配分し、フロント部門の採用を推進

戦略投資の26/6期実績です。26/6期は、広告宣伝投資で認知度・集客力の両面で効果を確認できました。また、良好な採用環境が続いたことから、予算の一部を人的資本投資へ再配分し、即戦力級のフロント部門人員の採用を積極的に推進いたしました。

結果として、人的資本投資は期初計画3億円に対し5億円となり、戦略投資合計では11億円を投資いたしました。27/6期についても、堅調な事業環境を踏まえ、人的資本投資を中心とした投資配分を継続する計画です。

全体|通期業績サマリー

笹井亮兵氏:続いて、私の方から26/6期通期実績の詳細についてご説明します。

通期の業績サマリーです。26/6期は、SSP社の子会社化に伴い連結決算へ移行しており、単体・連結の両方でご覧いただきます。

まず単体ベースでは、売上高80億21百万円、前期比52.2%増、営業利益は5億21百万円、前期比147.5%増となり、期初計画を大きく上回りました。

また、連結ベースでも、売上高、営業利益、いずれも本年5月に公表した連結の会社計画を上回っています。なお、営業利益の連単差につきましては、連結の販管費に子会社取得に伴う費用を計上している点を踏まえてご覧いただければと思います。

全体|売上高・営業利益の四半期推移

四半期ごとの売上高・営業利益の推移です。第4四半期は、人材紹介・スキルシェアの両事業がともにトップラインを大きく伸ばし、四半期の合計売上高は28億30百万円、営業利益は3億53百万円となりました。営業利益はこれで2四半期連続の過去最高更新です。

人材紹介|売上高・売上総利益の四半期推移

人材紹介事業の四半期推移です。第4四半期は、コンサルファーム向け・事業会社向けともに入社決定人数が増加し、売上高は大きく伸長しました。

コンサルファーム向けは、2022年から2023年にかけて見られた若手コンサルタントの大量採用の反動減が一巡したことに加え、AI社会の到来を背景にハイエンド人材の需要が拡大し、大手ファーム向けを中心に入社決定人数が増加しております。第4四半期はこれに加え、マネージャークラス以上の高単価案件が集中したこともあり、平均単価が好調に推移しました。

事業会社向けも、営業体制強化を通じた需要の取り込みが進み、入社決定人数は前四半期比38.0%増と大きく増加し、売上高は過去最高を大幅に更新しています。

人材紹介|主要KPIの四半期推移(顧客属性別)

顧客属性別のKPIです。良好な需要環境とマネージャークラス以上の高単価案件の寄与により、平均売上単価は両セグメントともに高水準で推移しました。特にコンサルファーム向けの入社決定人数は、旺盛なハイエンド人材需要を背景に3四半期連続で高い伸びを示しています。

スキルシェア|売上高・売上総利益の四半期推移

スキルシェア事業の四半期推移です。旺盛なハイエンド人材需要を背景に、フロント部門の体制強化が進んだことで、事業会社向け・コンサルファーム向けともに稼働人数が拡大し、高成長を継続しました。スキルシェアは人材紹介に比べて粗利率は低いものの、安定した成長が見込まれ、粗利額の積み上げという観点で全社の成長を牽引しています。

スキルシェア|主要KPIの四半期推移(顧客属性別)

稼働人数は、フロント部門の体制強化により新規顧客の開拓が進んだ事業会社向けが堅調に推移したことに加え、AI活用を含むDX需要拡大の追い風を受けたコンサルファーム向けの好調により、大きく増加しました。

全体|販売費及び一般管理費四半期推移

販管費の四半期推移です。第4四半期の販管費は、フロント部門の中途採用や賞与引当金の積み上がりにより、人件費及び採用費が前四半期比で増加しました。一方で、戦略投資効果の顕在化により売上高が大きく伸長したため、販管費率は42.1%まで低下しています。

全体|従業員数四半期推移

従業員数の四半期推移です。第4四半期は、需要が大きく回復したファーム向け人材紹介に加え、成長著しい事業会社向け人材紹介のフロント部門の採用に注力し、通期で85名増加しました。引き続き即戦力級の人材を確保できており、早期の戦力化を見込んでいます。27/6期末は、連結で270名以上の体制を計画しており、採用ペースを維持しながら早期戦力化を進めていく方針です。

戦略投資|26/6期実績

戦略投資の26/6期実績です。26/6期は、広告宣伝投資4億円、DX・IT投資2億円、人的資本投資5億円、合計11億円の戦略投資を実行しました。投資効果を測るKPIとして、面談数は前期比42%増となっており、広告宣伝投資の効果が着実に表れています。

また、DX投資の効果として、フロント部門人員一人当たりの工数を3から4%削減できており、フロント部門の人員の積極的な採用と相俟って、単体売上高で期初計画を16%も上回る結果につながったと見ています。

戦略投資|各KPI指標の関連性と実績

投資とKPIの関連性です。広告宣伝投資については、面談数という将来の入社決定人数の先行指標が順調に増加しており、投資効果が確認できています。また、人的資本投資については、フロント部門の人員拡大が進み、入社決定人数は着実に増加しております。

トピックス|人材エージェントとしての実績が評価され、大手ファームから受賞

トピックスです。当社は、合同会社デロイト トーマツのコンサルティング領域におけるキャリア採用支援において、企業・個人合わせて4部門を受賞しました。ハイエンド人材領域における当社の採用支援実績が、大手ファームから評価されたものと認識しています。

トピックス|副業CxOマッチングサービス「CxO-Pass」登録者2,000名を突破

もう一点、トピックスとして、出資先である株式会社StartPassと共同提供している副業CxOマッチングサービス「CxO-Pass」について、2026年6月時点で登録者が2,000名を突破しました。コンサルタントに新しいキャリアパスを提案する一方、スタートアップには即戦力の右腕を提供するサービスで、今後もハイエンド人材のデータベース拡充に資する取り組みとして注視しています。

IR活動への取組み

最後に、IR活動への取組みです。投資家の皆さまとの対話の充実を図るべく、量と質の両面から開示を強化してきました。投資家の皆さまが必要な情報にアクセスしやすいよう、IRサイトのUIも一部改修しております。今後も、事業の進捗と戦略の考え方を分かりやすくお伝えし、適正な理解と評価につなげていきたいと考えています。

27/6期 通期計画

続いて、27/6期通期計画についてご説明します。

27/6期の通期計画です。売上高は96億円、前期比16%増、営業利益は8億円、前期比62%増を計画しています。これは、2025年5月に公表した中期経営計画の目標値、売上高90億60百万円・営業利益7億50百万円を、いずれも上回る水準です。

上方修正の主因は、戦略投資の効果が想定より早期に顕在化したことと、AI関連人材を中心としたハイエンド人材需要拡大の追い風が当初の想定を上回ったことにあります。

売上高及び営業利益の前年比変動要因

売上高及び営業利益の前年比変動要因です。売上高は、引き続き人材紹介・スキルシェアの成長が牽引する見込みです。

営業利益は、人件費及び採用費が、フロント部門の体制強化により6億81百万円増加するものの、増収に伴う売上総利益の増加で吸収し、前期比62%増の大幅増益を達成する計画です。

広告宣伝費は、事業会社向けの認知度上昇を目的にデジタルマーケティングを推進する一方、前期実施したTVCM費用の反動減により、前年比では1億94百万円の減少を見込んでいます。

サービス別KPI|27/6期は、入社決定人数・稼働人数を牽引役とした成長を見込む

27/6期のサービス別KPIです。拡大するハイエンド人材需要を確実に取り込むため、人的資本投資を継続し、入社決定人数および稼働人数は堅調に増加する見通しです。26/6期に大きく伸びた人材紹介の平均単価については、マネージャークラス以上の高単価案件の影響を慎重に織り込み、巡航速度への回帰を前提としています。

人材紹介・スキルシェアいずれも、27/6期は、営業体制の強化や生産効率の向上により、入社決定人数および稼働人数の拡大が業績を牽引する見通しです。

戦略投資計画

27/6期の戦略投資計画です。人的資本投資は26/6期と同水準の5億円を計画し、フロント部門人員の増強とマネジメント体制強化に向けた責任者採用を進めます。

広告宣伝投資は4億円とし、TVCMを抑制しつつ、求職者との面談機会創出に向けたデジタルマーケティング投資を強化します。DX・IT投資は26/6期に構築した会員ポータルの機能拡充とAI活用への投資を継続します。戦略投資合計額は中期経営計画通りの10億円を計画しており、人的資本投資を中心としたアロケーションは26/6期の方針を踏襲しています。

株主還元|配当性向の導入でEPS成長を配当へ反映できるよう配当政策を強化

株主還元についてです。27/6期より配当方針を見直し、従前の純資産配当率、DOE5%の基準に加えて、配当性向40%を新たな指標として導入しました。今後は、この2つの水準のうち高い方を目安に、安定的かつ継続的な配当を実施していく方針です。これにより、利益成長の成果を、より直接的に株主還元へ反映できる仕組みとなります。

1株当たり配当金は、26/6期の35円に対し、27/6期は41円を予定しています。また、株主の皆様との関係強化を目的に、2025年11月に株主優待制度を新設しており、こちらも引き続き運用してまいります。

目指す姿|経営アジェンダ解決プラットフォームへの進化

伊藤:最後に、当社の成長ストーリーについて簡単にご紹介いたします。当社は上場から3年が経過いたしましたが、事業内容や中長期の成長戦略についての市場の皆様のご認知は、まだ十分でないと認識しております。本日は詳細な説明は割愛いたしますが、別途ご用意しております成長可能性に関する説明資料から、特に中長期の成長ストーリーに関わる3点を簡潔にご紹介いたします。

当社が目指す姿についてです。現在、当社は人材紹介とスキルシェアを通じて、ハイエンド人材を雇用形態にとらわれず最適配置することで、企業の経営アジェンダを解決しています。

今後は、SES事業を担うSSP社をはじめとする周辺領域をM&Aや業務提携を通じて拡張することで、人材ビジネスの枠を超え、経営アジェンダの解決方法を幅広く提供できる企業グループへと進化してまいります。この基盤となるのが、約11万人規模のスキルデータベースです。

事業機会|AI社会の到来で、ハイエンド人材不足は今後も拡大

AIに代表される技術の進展により経営アジェンダが一層高度化・複雑化するなか、労働人口の減少も相まって、経営アジェンダを解決できるハイエンド人材の不足が深刻化しています。AIツールでデータ分析を行い自社の事業に活かせる従業員、現場の知見と基礎的AI知識を持ちAI導入を推進できる従業員が不足していると感じている企業が約2/3を占めるとする調査結果もございます。

このような事業環境下において、外部人材の活用を検討する企業はますます増加しており、ハイエンド人材の最適配置を強みとする当社にとっては大きな成長機会となっています。

ロードマップ|31/6期には、売上高200億円・営業利益37億円へ拡大

成長戦略のロードマップです。28/6期までの構造改革期をPhase1と位置づけ、事業会社向け人材紹介・スキルシェアを第2の成長曲線の柱として育成し、戦略投資の効果をトップライン成長と収益化へつなげます。28/6期には、売上高112.9億円、営業利益14.0億円を計画しています。

続くPhase2として31/6期までは、人材紹介・スキルシェアを成長曲線の柱としながら、M&Aや業務提携により経営アジェンダの解決領域を拡充し、31/6期には売上高200億円、営業利益37億円、当期純利益24億円を目指します。この間の累計投資額は総額30億円を計画しており、ROEは28.7%を見込んでいます。

以上、成長可能性資料からの抜粋も含めまして、本日のご説明とさせていただきます。

26/6期は大幅な増収増益を実現し、27/6期はさらに高い水準の計画を掲げるとともに、配当性向の導入により株主還元も強化いたしました。そして、その先には、事業会社向け人材紹介とスキルシェアを新たな成長の柱として、31/6期に売上高200億円・営業利益37億円を目指す明確な成長ストーリーがございます。

今後とも、当社の取り組みにご期待いただくとともに、変わらぬご支援を賜りますよう、何卒よろしくお願い申し上げます。本日は誠にありがとうございました。

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