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株式会社オロ3983

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業績ハイライト

川田篤氏(以下、川田):代表取締役社長執行役員の川田です。それでは、決算説明会を始めます。どうぞよろしくお願いします。はじめに、2026年12月期第2四半期の決算概要についてお話しします。

業績ハイライトとして、売上収益は45億5,200万円、営業利益は14億1,000万円となりました。前年同期比では、売上収益・営業利益ともに約17パーセントの増加を達成しています。計画比もスライドに記載していますが、全社として概ね計画どおりの結果となりました。

事業別では、クラウドソリューション(CS)事業の売上収益は前年同期比12.7パーセントの増加、営業利益は前年同期比3.1パーセントの増加となりました。計画に対して若干遅れがあるものの、概ね計画どおりに推移しています。

マーケティングソリューション(MS)事業の売上収益は前年同期比26.7パーセントの増加、営業利益も黒字となっています。売上収益は概ね計画どおりでしたが、外注費である外部パートナーへの費用を計画より抑えられたため、利益は計画をやや上回る結果となりました。

中間配当の実施

配当についてです。以前お伝えしたとおり、今期から中間配当は1株当たり25円としました。期末も25円で、合計50円の予定です。

売上収益・営業利益・営業利益率推移

全社の売上収益と営業利益の長期的なトレンドについてです。売上収益は順調に堅調な伸びを続ける一方で、営業利益率は若干低下しています。積極的な投資を行い、将来の成長を目指しています。特に人材に対する成長投資を重点的に進めており、これらの投資が最終的には利益に反映されると考えています。

セグメント別売上構成

セグメント別の売上構成です。まず、クラウドソリューション事業についてです。スライドに青色で示したストック収益の部分が特に重要なKPIとなります。順調に推移しており、大きな問題はないと考えています。

また、スライドに「大型案件の本稼働によりストック収益は増加」と記載していますが、近年、案件の大型化が進んでいます。大型案件は、受注時よりも稼働時からライセンス収益が大きく伸びる傾向があるため、受注からやや遅れてストック収益が伸びるかたちになっています。

契約ライセンス数推移

契約ライセンス数の推移です。契約ライセンス数は、前年同期比で8.7パーセント増加しています。先ほどお話ししたとおり、大型のお客さまが増えている傾向があり、1社あたりの契約ライセンス数も伸びています。

MRR推移

MRRの推移です。契約ライセンス数の増加に伴い、MRRも安定的に成長しています。

月次解約率および契約・解約社数推移

月次解約率および契約・解約社数の推移です。第1四半期および第2四半期は、解約社数が若干増加しました。その要因として、小規模な会社が複数集結したグループ会社が離脱したことが挙げられます。また、利用する機能が限定的な小規模なお客さまが、第1四半期から第2四半期にかけて見直しということで離脱しました。

しかし、先ほどご覧いただいた契約ライセンス数の推移のとおり、契約ライセンス数は堅調に伸びていますので、大きな問題ではありません。第1四半期は解約社数がやや増加しましたが、この動きが継続するとは考えておらず、低位での推移を目指して対応を進めています。

受注件数もやや物足りない状況にありますが、これは当社がより大型のお客さまに注力した結果、中・小型のお客さまへの営業がやや控えめになったことが影響しています。そのため、契約社数が少し減少しています。

しかし、契約ライセンス数は安定しており、大型のお客さまは稼働後も比較的長期間にわたりご利用いただける傾向があります。また、売上も安定的に積み上げられることから、現時点では大きな問題とは認識していません。

ZAC 新規契約後のスケジュールと収益認識の例

収益認識の例です。こちらは毎回同じスライドを掲載していますが、従業員200名のクライアントにおけるモデルケースです。

先ほどお話ししたとおり、大型のクライアントの場合、ライセンスの利用料は導入支援時にはやや少なめで、本稼働後に大きく伸びる契約形態のお客さまもいらっしゃいます。そのため、大型案件の本稼働を迎えてMRRが成長しているということです。

顧客獲得に向けた取り組み

広告宣伝費については、概ね計画どおりとなっています。基本的には効果的な広告宣伝費の活用を目指し、イベントなどダイレクトに近いチャネルを活用して有効なリードを獲得していく方針です。

現在、有効なリードの数も順調に確保できており、下期も引き続き広告宣伝費を活用しながら、計画どおり進めていきたいと考えています。

AI活用に向けた取り組み

こちらは、よくご質問いただく「AIは脅威なのか」についてのお話です。ご存じのとおり、当社ではAIを積極的に活用しています。社内ではAIを活用した開発の効率化を進めており、プロダクトにもAIの機能をどんどん組み込んでいます。

今後、AIそのものが当社のソリューションや会社のインフラの一部となる見込みです。会社の数字を当社のシステムからAIが収集したり、AIが当社のシステムにデータを登録するというかたちに進化していきます。最終的には、「AIフレンドリー」なシステムにより強化していく方針です。

現時点では、「当社のシステムがAIで作れるか」という議論は論点から逸れており、脅威にもなり得ないと考えています。むしろ、チャンスと捉えて取り組んでいます。

費用構成(連結)

クラウドソリューション事業の費用の推移です。第2四半期は費用がやや増加していますが、これは毎年第2四半期に新卒社員が多く入社することが主な要因です。加えて、人材投資を積極的に進め、採用活動を強化しており、全体的に特に人件費が大きく伸びています。

また、広告宣伝費に関しても予定どおりに進んでおり、展示会などに積極的に出展することで、計画的に費用を消化している状況です。

従業員数の推移(連結)

従業員数の推移です。新卒社員が22名入社しました。エンジニアを含めた作り手の部分と売り手の部分を少し増やしていくかたちで増員しています。

セグメント別売上構成

マーケティングソリューション事業です。第1四半期に少しご説明しましたが、第2四半期に見込んでいた大きな案件の一部を前倒しで第1四半期に計上しており、上期全体では予定どおりに着地しました。

スライドに過去の長期トレンドを掲載していますが、四半期ごとに見ると波があります。特にどの期で波が大きいということはないものの、納品や大型案件のタイミングにより、どうしても四半期ごとに波が出る傾向があります。

昨年は一部のクライアントの影響で苦労しましたが、回復傾向にあります。また、新たなお客さまも獲得し始めており、ここからさらに伸ばしていければと考えています。

海外売上

海外売上も順調に成長しています。会社全体で見るとまだそれほど大きな額ではありませんが、着実に成長しています。

費用構成(連結)

費用の推移です。大きく費用を増加させてはいませんが、特に昨年苦労した分、今年は筋肉質な経営を目指し、しっかりと利益を出していく方針で取り組んでいます。

従業員数の推移(連結)

従業員数については、新卒社員が8名入社し、第1四半期と比較して人数が若干増加しています。

業績予想に対する進捗

連結のP/Lです。先ほどお伝えした内容を縦に並べたものとなっており、特に目立ったコメントはありません。業績予想に対する進捗についてお話しすると、クラウドソリューション事業の売上がやや物足りない状況です。

中・小型案件がなかなか取り切れておらず、大型案件は順調に進捗していますが、時間が少しかかるため、進行がやや遅れています。下期に取り返せるよう、しっかりと進めていきたいと思います。

マーケティングソリューション事業については、現時点で通期の見通しが完全に見えているわけではなく、不確定要素が強いため、まだ若干不安定な状況です。ただし、通期計画の達成に向けて取り組んでいます。

損益計算書(前年同期比)

前年同期比では、昨年苦しんだ分を今年はある程度取り返せていると考えています。また、金融損益には為替差損益が計上されています。「Semrush」というマーケティングソリューションを継続して販売しており、その販売に伴う入金をドル建てで保有しています。そのため、期初からの為替変動により、毎年為替損益が若干発生します。

その他には、人件費と外注費、保守管理費の増加が主な要因となっています。

財政状態計算書(前期末比)

B/Sについては、特に大きな変更はありません。その他の流動資産が少し増加していますが、これは自己株式の取得に伴う証券会社預託金によるもので、大きな問題になるものではないと考えています。また、本社増床に伴う内装工事により、有形固定資産がやや増加しています。

以上、簡単ですが、中間期の決算概要についてご説明しました。ありがとうございました。

質疑応答:MRRを2桁成長に戻すための取り組みについて

司会者:「MRRの成長率が1桁ですが、今後どのように2桁成長へ戻していくことを考えていますか?」というご質問です。

川田:おっしゃるとおり、2桁成長に戻す必要があると考えています。昨年までライセンス買い取りによるマイナス影響がありましたが、これが今年からなくなるため、来年の今頃には前年同期比でMRRを確実に2桁成長に戻したいと考えています。

そのための取り組みとして、進行中の大型案件を早期に本稼働へ移行させます。また、既存クライアントのARRも着実に伸ばしていきます。付加価値を高める施策を進行中で、特にAIを活用した機能はオプションとして、少額ながら利用量に応じた従量課金で提供する計画です。

さらに、AIがデータを集計する際、API経由で当社のシステムを利用する取り組みもすでに始まっています。APIは付加価値として別途料金をいただいています。このように、MRRの成長には新規顧客の増加に加え、買い取りライセンスによるマイナス影響がなくなるというテクニカルな要因と、クライアント1社当たりの売上を高める取り組みが寄与すると考えています。

目標は2桁成長を少し上回る水準に設定しており、来年の今頃に前年同期比で2桁成長を実現したいと考えています。確約はできませんが、そのような想定で進めています。

質疑応答:マーケティングソリューション事業の新規開拓状況について

司会者:「マーケティングソリューション事業で新しい顧客が増えているとのことですが、最近の新規開拓状況を教えてください」というご質問です。

川田:先ほど「Semrush」についてお話ししました。「Semrush」は、もともとマーケティングツールの中でも比較的SEOに近い領域のソリューションでしたが、機能を拡張し、現在はAIOというAI対策にも強いソリューションになっています。

当社は「Semrush」を日本で独占的に販売しています。公開情報のとおり、Adobe社がSemrush Holdings社を買収し、今後「Semrush」はAdobe製品の一部となっていきます。

特にAIOなど、AIにおけるマーケティング対策は非常にニーズが高まっています。当社は既存の「Semrush」ユーザーへ直接リーチできるため、AIに対するマーケティング対策として当社のソリューションを提案しています。このような取り組みが少しずつ実を結びつつあるのが、現在の状況です。

今後、この取り組みをしっかりと型化していきます。「Semrush」のクライアントには優良な顧客が多いため、AIを絡めた対策を起点として、新規開拓を着実に進めていきたいと考えています。

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