テーマ銘柄|ロボット関連
ロボット需要に復調の兆し、受注回復で注目したい関連銘柄4選
安川電機が決算発表、受注高20%増で見えたロボット需要回復の兆し
安川電機(6506)という会社名に聞き覚えはあるでしょうか。投資中上級者からするとお馴染みだと思いますが、BtoCのビジネスを手がけている会社ではないこともあり、初心者の中には知らないという方も多いかもしれません。この安川電機が中上級者にお馴染みなのは、ロボット業界の状況を推し量るバロメーター的な存在と考えられているためです。
実際、4月10日に2026年2月期決算を発表しており、簡単にご紹介すると、端的に言えば「収益面ではまだ本格回復には至っていないものの、需要は回復の兆しが見える」といった内容だったとまとめられるでしょう。もともとロボット事業は設備投資の過熱を経て、ここ最近は調整気味の市況でした。しかし、モーションコントロールセグメントは微減収だったとはいえ、ロボットセグメントは前期比4パーセントの増収でした。さらに、12月から2月期の受注高で言えば前年同期比20パーセント増の大幅増です。「受注・売上が先に回復し、利益は遅れて改善する」ことが多いため、現状はまさにその初期段階にあるのではないかと投資家も期待しているわけです。そこで、今回は参考までにテーマ「ロボット」に属する企業の一部を紹介します。他にも銘柄があるため、ぜひ調べてみてください。
幅広い産業を支える、総合ロボット大手
1.安川電機 (6506)
「モーションコントロール(サーボモータ、インバータ)」「産業用ロボット」「システムエンジニアリング」などの事業を通じて、自動車、電気自動車(EV)、半導体、電子部品、次世代通信、食品製造、農業、バイオをはじめとした産業の高度化への貢献に加え、エレベーター、空調、オイル&ガス、ポンプ、太陽光発電、ロジスティクスといった社会インフラなど、私たちの暮らしに欠かせないさまざまな分野を支えています。
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株式会社安川電機 - ログミーファイナンス
ねじ締めロボットで組立工程を自動化
2. 日東精工(5957)
ファスナー、産機、制御、メディカルの四事業がグループの中核技術を支えています。同社製品は多種多様な業界で活躍していますが、例えば「ねじ締めロボット」や「自動組立機」は、自動車、家電製品、アミューズメント機器、情報機器の組立工程に使用されています。
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協調安全の提唱で、人とロボットの共働を後押し
3.IDEC(6652)
機械の操作スイッチをはじめとする制御機器開発で培ってきたコア技術を活用し、工場などの製造現場や暮らしの身近なシーンを、「より安全に、そして快適にすることで社会に貢献したい」という想いで、多様な製品やサービスを提供してきた会社です。同社は、「協調安全」という新しい考え方を提唱し、人と産業用ロボットが協調して働く、協調アプリケーションの実現を後押ししています。
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協調ロボット向け拡販を進める、小型モーター企業
4.マブチモーター(6592)
「Mobility(モビリティ)」「Machinery(マシーナリー)」「Medical(メディカル)」を3つのM領域として定義し、成長分野として取り組みを加速しています。ロボット市場では、人手不足の解消に貢献するような協調ロボット用途での拡販を目指し、中空構造のブラシレスモーター等のラインナップを拡充しており、今後も新規採用に向けた拡販を進めていく方針です。
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AIとロボットの進化で広がる関連銘柄の裾野
できることが日に日に増え、高度化し、上手く使えば使うほど、人工知能(AI)には勝てないなと実感している方々も多い今日この頃だと思います。これと本質的に絡んでいる面白いニュースとして、ロボットが実験を担う施設「ロボット未来創造センター」の開所式を東京科学大学が15日に行うというものがあります。関連報道によれば、実験を人間の100倍の効率で進めることができるそうです。ロボットも基本的に休みませんから、ある意味当然ですね。人手不足も相まって、急速にロボットへの置き換えが進まざるを得ないことを考えると、ロボットは関連銘柄の裾野も広い分、引き続き目が離せない業界の1つと言えそうです。
国内株式を中心とした投資関連のコンテンツ作成・情報配信、企業分析などを主な事業内容としている。日経CNBCなど各種メディアへの出演、『ダイヤモンドZAi』をはじめとしたマネー誌への寄稿も多数。
※記事内容、企業情報は2026年4月15日時点の情報です。
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