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株式会社LIFULL2120

東証プライム

サービス業

登壇者の紹介

福澤秀一氏(以下、福澤):LIFULL CFOの福澤です。本日はよろしくお願いします。簡単に自己紹介をします。私はLIFULLに2007年に入社し、それ以来、IRやバックオフィス、資金まわり、M&Aなどを担当してきました。

LIFULL(2120)がお伝えしたい4つのこと

福澤:今日は、LIFULLがみなさまにお伝えしたいことを、大きく4点にまとめています。

1つ目は、LIFULLについて知らない方もいらっしゃると思いますので、私たちの強みや会社の概要について、まずご理解いただきたいと思います。

2つ目は、当社は9月決算ですが、昨年11月に2026年9月期から2028年9月期までの中期経営計画を発表しています。そちらの内容についてご説明します。

次に、3つ目として、2月12日に第1四半期の決算を発表しましたので、その決算内容のダイジェストをお知らせします。

最後に、株主還元の拡充について、2月12日の決算発表と同時に株主還元に関するリリースを行いましたので、こちらの内容についても後ほどご説明します。

株式会社LIFULL会社概要(2025年12月31日現在)

福澤:私たちの社名「LIFULL」は、「LIFE」と「FULL」を組み合わせた造語です。

私たちは、みなさまの暮らしや生活を豊かで便利にするため、「FULL(満たす)」ことによって、みなさまに安心と喜びを提供し続けたいという思いから、この社名「LIFULL」を掲げています。

会社の設立は1997年3月ですが、1995年から世の中の不動産情報をオープンにすることを志し、事業を開始しました。

現状、連結従業員数は1,000名で、主要株主として創業オーナーの井上に加え、楽天グループさまにも参画いただいています。社長が交代したばかりで、現在は2代目の社長が事業を進めています。

LIFULLの誕生のきっかけ

福澤:最初に、私たちの会社、LIFULLが誕生するに至ったきっかけをお伝えします。

創業にあたり、「情報の非対称性をなくし、一人ひとりにぴったりな住まいを提供したい」という思いから、当社は立ち上がりました。

LIFULLの30年(1995年創業)

福澤:私たちは1995年、創業オーナーの井上がインターネット時代の波に乗り、当時は情報の非対称性があった不動産情報をオープンにすることを目的として、スライド左下に表示されている不動産・住宅情報サイト「HOME'S」を開始しました。

当時は、家を購入する際や借りる際にも情報が非常に少なく、雑誌の数も限られており、広告にもほとんど掲載されない状況でした。不動産会社を訪問して物件情報を探す必要があり、一生に一度の高額な買い物であるにもかかわらず、限られた情報の中で不動産を購入または賃借しなければならない時代でした。

創業オーナーの井上は、不動産デベロッパーの営業として不動産業界に身を置いていましたが、それでも十分な情報を集めることが難しいと感じていました。この状況をなんとか変えたいという思いから、不動産情報をオープンにすることを目指しました。

不動産情報をオープンにして、誰もが自分に最適な情報を探せる世界を描き、当時、まだインターネットが始まったばかりの時期に、この事業を立ち上げました。

その後、スライドの下に示された矢印にもありますように、インターネットが広がり、スマートフォンの普及が進み、現在ではAIが台頭するなど、世の中は急速に変化してきました。

その中で私たちは、不動産情報をオープンにすること、情報の非対称性を解消することに一貫して取り組んできました。そして、世の中の動きに合わせてさまざまなサービスを提供しながら、不動産情報をインターネット上でオープンにしてきました。

足元の連結売上については、今期2026年9月期の予想で約300億円まで規模が拡大してきています。

事業概要

福澤:事業の概要です。前期の売上収益は281億円で、そのうち91パーセントがHOME'S関連事業によるものです。このHOME'S関連事業には、スライド右上にある日本最大級の不動産情報データベースを誇る「LIFULL HOME'S」や、日本最大級の不動産投資物件サイトである「健美家(けんびや)」などが含まれています。

その他事業の売上は約9パーセントですが、主な事業として、日本最大級の介護施設検索サイトである「LIFULL 介護」があります。また、日本の空き家問題を解決するために、遊休不動産を再利用し、地方創生に資する取り組みを行う事業も含まれています。

なお、これまでのもう1つの大きな柱として海外事業がありましたが、昨年度にリストラクチャリングを行い、海外事業からは撤退しました。

現状は、国内の不動産情報を一手に集めて最大級のデータベースを構築し、それをユーザーや利用者のみなさまに提供する事業に専念しています。

日本最大級の不動産・住宅情報サービス

福澤:「LIFULL HOME'S」の特徴についてご説明します。「LIFULL HOME'S」についてはスライドの右上に「住まいのことなら何でも!」と記載されていますが、賃貸物件、新築物件、土地の情報だけでなく、借りる、買うだけでなく売る、売却査定の情報、不動産投資情報も含まれています。掲載されている物件の数は600万件以上にのぼります。

取引して掲載していただいている顧客数は3万3,000店舗以上であり、日本最大級の規模となっています。また、パソコンサイトだけでなく、タブレット、スマホサイト、アプリなど、あらゆるデバイスから情報を閲覧できるようになっています。さらに、アプリのダウンロード数は累計900万件以上となり、多くのユーザーに利用されています。

LIFULL HOME'Sの外部評価

福澤:数だけでなく、創業以来、ユーザーと事業者のニーズに寄り添い、社内の開発体制においてさまざまな優れたサービスを提供してきました。

その結果、各種の領域でNo.1の評価をいただいています。特にスライド左側にある「物件鮮度」については、2年連続で「鮮度No.1」を達成しています。

この「鮮度」について補足します。不動産情報は情報が集まった後、物件が購入されたり借りられたりすると、その物件はすでに契約済みとなり、本来であれば借りたり購入したりできなくなります。

私たちは、インターネットの「LIFULL HOME'S」で家を探して不動産会社を訪れた方々から、「いや、実はこれ、もう売れちゃったんですよね」であるとか、「もう他の借り手がついてしまったんで、ちょっと他の物件を探しませんか?」と言われたという不満の声を多くいただいてきました。ユーザーの方が「これ、いいな」と思って物件を探して不動産会社に行ったのに、「もうないよ」と言われたことで非常に残念な思いをしていたのです。

そのような「がっかりする経験をゼロにしよう」という目的で、「LIFULL HOME'S」に掲載されている情報が常にフレッシュであることを目指し、基本的にはいつでも借りられたり購入できたりする情報を提供するため、鮮度を重視しています。この鮮度で2年連続No.1をいただいていることは、ユーザーのみなさまに安心を届けられていると自負しています。

LIFULL HOME'Sについて

福澤:なぜこういうことができてきたかというと、それは、当社の強みの1つである「社内開発力」です。

これまでインターネット黎明期からスマートフォンアプリの投入、さらに生成AIの台頭に伴う進化に対応したサービス開発を、他社に先駆けて迅速に提供してきました。

これが可能である理由は、エンジニアや企画担当、デザイナー、クリエイティブ担当といったプロダクト開発のメンバーが社内に揃っており、一気通貫でできるためです。この点は私たちの強みとなっています。

そのような背景から、ユーザーのみなさまのニーズに応え、ユーザーのみなさまが欲しいサービスを社内開発で積極的に取り組んできました。また、ユーザー向けだけでなく、スライド右側に記載のとおり、不動産事業者やクライアントのみなさまにも、便利なサービスを社内開発で提供し続けてきました。

その結果、効率的な集客支援や業務の効率化を実現し、3万3,000店舗のクライアントのみなさまからご支持をいただいています。

LIFULL HOME'Sについて

福澤:当社は最先端のAIを活用し、「LIFULL HOME'S」のサービスに取り組んでいます。スライドに示されているとおり、ユーザーのみなさまや不動産事業者のみならず、LIFULL社内でもAIを徹底的に活用し、各種取り組みを進めています。

2026年2月までに、AI関連で21本のプレスリリースを発表しており、同業他社に先駆けてAIを活用したサービス開発を次々と実現しています。

スライドの左側に表示されている「AIホームズくん」に関してご説明します。

これまで当社のサイト「LIFULL HOME'S」では、エリアや徒歩圏内、価格などを選択・絞り込むことで「絞り込んで探す」を提供するというサービスを展開していました。

「AIホームズくん」では、みなさまも使用されているGeminiやChatGPTのようなAIエージェントを活用し、短いテキストで「そろそろ手狭になってきたんで、近い家を探しているんだ」であるとか、「家を買うにしても、将来売るかもしれないので、このあたりでバリューアップが目指せそうなエリアは、どこかあるかな?」「家族が4人になったんだけど、どんないいところがあるかな?」などと入力するだけで、会話を通じておすすめの物件を提案する仕組みとなっています。

対話型で不動産物件情報を探せるこのサービスは、昨年12月にオープンしました。みなさまにもぜひご利用いただければと思います。

不動産事業者に向けても、労働人口不足が取り沙汰される中で、不動産会社における時間がかかる業務をDXによって減らし、業務に集中できる環境を整える支援を開始しました。

また、LIFULL社内では、非常に早い段階から社内で利用を開始し、全社横断での徹底的な利用を推進するプロジェクトを発足しました。その結果、現在ではほぼ100パーセントの社員が利用しており、半年間で5万時間の業務時間を削減することができました。

この徹底的な活用により、売上高や利益が増加しても、これまでより少ない人数で事業を支えられる体制が構築されつつあります。

住まい領域で圧倒的なデータを保有、さらに拡大

福澤:LIFULLグループの強みです。先ほどお伝えしたとおり、私たちには「LIFULL HOME'S」という物件数600万件以上が掲載されている情報データベースがあります。加えて、不動産投資に関する情報として8万件以上が掲載されており、「LIFULL 介護」と呼ばれる、シニア世代向けの介護施設の情報が5万7,000件以上掲載されています。

遊休不動産の利活用という観点から、ほかにも多くの情報データベースを保有しており、住まいに関する情報データベースを日本において幅広く取り揃えています。このように、最大級の住まい関連サービスを拡充し、それに対して社内の開発力を活かして質の高いサービスを提供することで、さらなる拡大を目指しています。

中期経営計画(2026年9月期~2028年9月期)

福澤:中期経営計画です。中長期で「目指す姿」として、「グループシナジーを最大化し、住領域×AIでNo.1になる」と掲げています。

2028年9月期の定量目標としては、売上収益は昨年度281億円でしたが、それを350億円から400億円に、営業利益は前期は38億円、今期予想は30億円ですが、2028年9月期には55億円から60億円に、それぞれ拡大することを掲げています。

生産性を高めつつ売上高を増加させ、その結果として利益を倍増させることに取り組んでいます。

「LIFULL HOME'S」の成長をさらに加速

福澤:どのようにして目標を実現させるのかについては、こちらの図になります。

私たちは主力の「LIFULL HOME'S」について、まだまだ伸びしろがあると考えています。足元では継続的に増収となり、売上高が増えてきています。

その背景としては、図の左側に記載されているとおり、社内の開発力という強みを活かしたサイト改善やサービス開発が挙げられます。これにより集客力が向上し、サイトを訪れる人の数が増加します。サイトの訪問者が増えることで、「LIFULL HOME'S」を活用して物件を探す人からの問い合わせ数が増加します。

当社の売上は、この問い合わせ数や、不動産会社からの情報掲載によって構成されています。そのため、サイトの問い合わせ数が増えることで収益力が向上し、図に記載されている流れにつながっていきます。

また、収益力が向上することで、サイト改善やサービス開発に携わるメンバーがさらに増え、この好循環が加速します。このサイクルをいっそう推進していきたいと考えています。

「LIFULL HOME'S」の進捗状況

福澤:これまでも実直に業務に取り組んできました。その結果、現在、足元では9四半期連続で売上収益が拡大しています。さらに良い好循環で売上成長率を加速させるために、現在はAIへの投資や社内の営業力強化に取り組んでいます。

2025年12月に「LIFULL AI」をリリース

福澤:対話型で物件情報を探せるサービス「LIFULL AI」を2025年12月にリリースしました。ぜひ一度お試しいただければ、「すごいね」「探しやすいね」「今までと違った探し方ができるよね」ということを体験できると思います。

本日は動画をお見せできませんが、スライド資料にはYouTubeの動画「LIFULL AI」を体験できる動画がありますので、ぜひご覧ください。

これを実現するまでには、スライド左側にあるとおり、LIFULLグループが30年間にわたり住まいに関わるあらゆる領域で蓄積してきたデータが、差別化要因となっています。このデータを整備し、ユーザーが使いやすい状態にして、次世代の住まい探しを可能にするために、今後もブラッシュアップを続けながら取り組んでいきます。

第1弾:「AIホームズくん」を提供開始

福澤:「AIホームズくん」については、動画を後ほどご覧いただくか、実際にお使いいただければと思います。24時間相談可能で、生成AIを活用しています。そのため、ご相談いただくことで、生成AIがユーザー一人ひとりの好みを学習し、さらにブラッシュアップされていきます。

気づいたことや気になる点があれば、ぜひどんどんテキストを入力してください。「絞り込んで検索する」から「AIエージェントに相談する」という体験をご提供します。

スライド右側に記載されているとおり、従来は検索形式で進めていましたが、こちらは対話形式で、「2人で住むなら、A駅とB駅まで30分以内の駅近な物件ってどこかな?」などのテキストを入力いただくことで、多数の候補が表示されます。

その候補の中から「実はこういうものがいいんだ」や「こういう情報をさらに付加してくれませんかね?」といった情報を徐々に掘り下げ、最適な物件を探すことが可能です。ぜひご利用ください。

(参考)2026年9月期第1四半期 決算補足資料のAIによるまとめ

福澤:こうしたサービスを現在提供している状況ですが、足元の業績について少しお話しします。

このスライドに関してですが、私たちがプレゼンテーション資料として2月12日に公表した決算補足資料の内容をもとに、生成AIが決算サマリーを作成したものです。文字が小さいため、要点をかいつまんでお伝えします。

1つ目は、足元で増収増益となり、非常に良いスタートが切れたという点です。

2つ目は、事業の強みと成長ドライバーに関して、特に主力事業の「LIFULL HOME'S」が拡大し、「住まい×AI」のサービスが加速しているという点です。

3つ目は、グループシナジーが最大化し始めているという点です。

4つ目は、株主還元と中長期ビジョンに関する内容で、こちらについては後ほどご説明します。

2026年9月期第1四半期連結業績サマリー -売上収益-

福澤:数字についてです。こちらは主力事業であるHOME'S関連事業を中心に大幅に伸長しています。売上収益は、前期比8.3パーセント増の69億9,000万円となりました。

2026年9月期第1四半期連結業績サマリー -営業利益-

福澤:営業利益は、売上高の増加やコストの一部抑制、生産性の向上などにより、売上高の成長を上回り、前期比42.1パーセント増と大きく伸びました。

2026年9月期連結業績予想の進捗

福澤:こちらは通期の業績予想に対する進捗率です。私たちは、1月から3月が引っ越しシーズンとなるため、ここが繁忙期となります。現在は2月中旬まで進んでいますが、中期経営計画最初の四半期は、繁忙期である第2四半期に向けて良いスタートを切ることができました。

今期の連結売上高については、業績予想が297億円となっており、そのうち約70億円の進捗となっており、過去の進捗と比較しても良好な状態にあります。1月から3月は引っ越しシーズンにあたるため、ここで着実に積み上げていくことを目指しています。

営業利益の業績予想は30億円で、現状の実績は11億7,000万円となり、第1四半期において非常に大きな利益成長を達成しました。第2四半期、第3四半期に向けて、ブランディングプロモーションや引っ越しシーズンに向けたプロモーション活動、さらには営業やAIへの投資を進める上で、よいスタートを切れたと考えています。

当社の会社サイトに詳細情報が掲載されていますので、スライド右下の案内をご確認の上、ぜひご覧ください。

LIFULLグループの経営の考え方

福澤:LIFULLグループの経営の考え方について少しご説明します。当グループでは、事業の成長とともに、「公益志本主義」「すべてのステークホルダーに配慮した経営」を志し、目指しています。

「すべてのステークホルダー」とは、コンシューマー、クライアント、従業員、パートナー、株主、社会、地球環境といった、あらゆるステークホルダーに対して、幅広くしっかりと還元していくことを意味します。特定の対象に偏ることなく、これらすべてに均等な還元ができるよう取り組んでいます。

今期(2026年9月期)の通期見通し

福澤:その中でも、本日は株主のみなさまに向けた還元策についてご説明します。

業績については、こちらに記載のとおりです。利益をしっかりと稼いだ上で、みなさまに還元するという点について、1つ目は配当による還元です。2月12日には、2026年9月期の配当予想を5.21円と発表しました。

当社は配当の考え方として、当期利益の30パーセント、すなわち配当性向30パーセントを利益還元の方針としています。

この中で、一部調整項目がありますが、現状、当期利益19億円に対していくつかの加減算項目を反映し、その結果、1株当たりの配当予想を5.21円としています。この数字は利益が増減すれば変動する可能性があります。

株主優待制度の新設

福澤:あわせて、今回株主優待を新設しました。40単元以上を1年以上保有していただいた株主の方には、電子マネーとして年間3万円分、また、自社サービスを利用できる特典を付与しています。

初回は3月末と9月末の2回継続して保有していただいた株主の方に、12月に特典を付与します。ぜひこのタイミングでご利用ください。

株主優待:自社サービス利用特典

福澤:自社サービスについては、こちらの内容となりますので、ご覧いただければと思います。

株主還元の拡充

福澤:現状、優待と配当を含めた総還元利回りは5.9パーセントです。このように株主のみなさまへの還元を拡充し、進めていきますので、よろしくお願いします。

株価の推移

福澤:株価についても、昨日は非常に好調な状況でした。ぜひ興味をお持ちいただけましたら、私たちのサービスや株主還元、決算情報をご覧ください。

質疑応答:顧客数が増加している要因について

1UP投資部屋Ken氏(以下、Ken):今回の10月から12月も堅調に伸びているようですが、顧客数が増加して

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