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サークレイス株式会社5029

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エグゼクティブサマリー

古川光瑛氏:サークレイス株式会社取締役CFOの古川光瑛です。2026年3月期第3四半期の決算についてご説明します。

まずはエグゼクティブサマリーです。当社として強調したい事項を3点にまとめました。

1つ目は、収益の源泉となる対応可能テクノロジーについてです。当社は最新のITトレンドを踏まえ、成長が見込まれる領域への事業展開を推進しています。「Salesforce」および「ServiceNow」のAIエージェントを活用した案件の拡大を進めています。

Salesforce事業においては、新規開発案件の減少や市場需要の低下など、急速な市場変化を認識しています。当社は現場密着型の課題解決を起点とするカスタマーサクセスの強化を通じて、期初計画にはなかった事業構造改革に着手しています。

2つ目は、売上高についてです。売上高は32億200万円となり、前年同期比で18.5パーセント増加しました。通期計画に対する進捗率は69.6パーセントとなっています。

3つ目は、営業利益についてです。連結ベースでの営業利益は1,100万円となりました。新規事業への継続的な投資や本社移転に伴う一時的費用の影響を受ける中でも、営業利益は黒字を達成しています。引き続き収益性の改善を進め、通期計画の達成に向けて取り組んでいきます。

2026年3月期第3四半期 連結決算ハイライト(累計期間)

決算ハイライトです。売上高は32億200万円で、前年同期比18.5パーセント増となりました。進捗率は69.6パーセントです。新規事業や事業構造改革への投資を継続する中、第1四半期に計上した本社移転に伴う一時的費用の影響を受けながらも、営業利益は1,100万円を計上し、黒字を確保しています。

親会社株主に帰属する四半期純利益は400万円となりました。投資費用の増加を織り込みながら、下期の収益性改善を継続していきます。

当社が注力している領域は、「Salesforce」および「ServiceNow」などに蓄積された多くのデータと、それらをAIと掛け合わせることにより付加価値を高める領域です。

特にSalesforce事業では急速な市場変化を踏まえ、期初の計画にはなかった事業構造改革に着手し、AI領域を中心としたビジネスへ移行しています。第3四半期までの利益進捗はやや遅れていますが、通期目標の達成に向け、第3四半期までに必要な投資準備を完了しています。

社員数は379名で、前四半期末から7名増加しました。成長に向けた人材投資を継続しています。

損益計算書サマリー(累計期間)

損益計算書サマリーです。売上高は、「AI&Data Innovation」と「SaaSサービス(AGAVE)」の両事業で増収となりました。

一方で、Salesforce事業の新規開発領域は、市場需要の減速などの影響で伸び悩みました。しかし、お客さまが業務を行う現場で課題解決に取り組むカスタマーサクセス領域を強化したことにより、追加案件の創出が拡大しています。

ServiceNow事業とSaaSサービス(AGAVE)事業は、収益性の改善が進む中で継続的に成長を維持しています。Global/AI事業は第3四半期までに先行投資を完了し、体制の構築を終えました。第4四半期以降、収益への貢献を見込んでいます。

業績推移(連結)

連結ベースでの業績推移についてご説明します。第3四半期の売上高は11億800万円で、前年同期比10.4パーセント増となりました。Salesforce事業、ServiceNow事業、SaaSサービス(AGAVE)事業は、前年同期比でいずれも増収となり、グループ全体における成長領域の拡大を継続しています。

人材投資およびSalesforce事業における構造改革に伴う費用増加を織り込みながらも、営業利益は第2四半期に続いて黒字を確保しています。

収益性(連結)

連結ベースでの収益性についてご説明します。前年度と比較し、ServiceNow事業およびSaaSサービス(AGAVE)事業の双方において収益性が大きく向上しました。今期は、2025年4月の本社移転に伴う一時費用や、Salesforce事業の構造改革投資、さらにGlobal/AI事業への投資を実施しながらも、連結営業利益で黒字を確保しています。

Salesforce事業における新規開発の領域は、市場需要の減速により伸び悩む一方で、カスタマーサクセスの強化により、第3四半期までに事業構造の再構築を完了しました。現場密着の課題解決を起点に、第4四半期以降の営業パイプライン(見込顧客)件数が大きく増加しています。

今期に新しく立ち上げたGlobal/AI事業では、お客さまの事業変革をAI活用によって実現する体制を、第3四半期までに構築しました。第4四半期より、収益に大きく貢献していきます。

Salesforce事業

Salesforce事業についてご説明します。今期第3四半期のSalesforce事業の売上高は、前年同期比1.0パーセント増となりました。第3四半期までの9ヶ月累計では22億8,000万円となり、こちらも増収です。

一方、第2四半期から第3四半期にかけては、新規開発案件の減少により前四半期比で減収となりました。なお、既存のお客さまにおいては、ユーザー業務に関わるカスタマーサクセス領域でのAIやデータ活用による業務改善案件が拡大しています。

また、「Salesforce」の運用高度化や開発効率化のニーズの拡大を捉え、第2四半期に続き、周辺領域への提供範囲を拡大しました。付加価値と継続収益の強化を進めるとともに、第3四半期までに事業構造の再構築を完了し、第4四半期以降の見込顧客件数を増加させています。

ServiceNow事業

ServiceNow事業についてご説明します。第3四半期の売上高は、前年同期比64.7パーセント増を達成しました。第3四半期までの累計では前年同期比94.3パーセント増と、高い成長を継続しています。ServiceNow事業は、第3四半期から四半期ベースで黒字化を実現しています。

第3四半期は、「ServiceNow」とAIを組み合わせた新規案件を3社で3件受注しました。ブラックボックス化した環境の可視化から、提案の自動生成、SPM(プロジェクト管理)領域でのAI活用検証に至るまで、内製化と運用高度化を支援する取り組みを拡大しています。

現在は、市場ニーズを捉えたAMS(Application Managed Service:運用保守)の本格稼働に向けて、提供体制の構築を進めています。

SaaSサービス

SaaSサービス「AGAVE」についてご説明します。「AGAVE」の売上高は、前年同期比17.3パーセント増となりました。「AGAVE海外給与計算サービス」の導入拡大により、継続的に成長しています。

契約ユーザーID数は前年同期比9.9パーセント増となりました。中でも、「AGAVE海外給与計算サービス」は前年同期比53.9パーセント増と、ユーザー数が大きく増加しています。定期的にセミナーを開催し、新規顧客の開拓および既存顧客の契約継続率の向上に取り組んでいます。

連結貸借対照表サマリー

連結貸借対照表のサマリーです。自己資本比率は64.2パーセントと高水準を維持しており、財務基盤は引き続き安定しています。

2026年3月期 IRニュースサマリー(2026年2月12日現在)

IRニュースのサマリーです。今回は、前回11月の第2四半期決算発表以降にリリースされたニュースについてご説明します。

サークレイスとCopado、Salesforce内製化支援に向けて戦略的提携を合意(2025/11/18リリース)

当社は、コパード株式会社とのリセラーおよびテクノロジーパートナー契約の締結に向け、戦略的協業を開始しました。この合意についてご説明します。

こちらにより、当社はCopadoの認定パートナーとして、CopadoのAIを活用したDevOpsプラットフォームの包括的導入および活用支援を日本企業に提供できるようになりました。

サークレイスと神鋼環境ソリューション、Microsoftの技術活用で協業開始 (2025/11/27リリース)

神鋼環境ソリューションとの協業についてご説明します。当社は、水や廃棄物処理などの環境関連プラントの設計・建設・運営を手掛ける株式会社神鋼環境ソリューションとの協業を開始しました。

この協業により、当社はMicrosoftの自律型AIや自動化技術を活用したDX推進を通じて、社会課題の解決に取り組んでいきます。

2026年3月期 業績予想

2026年3月期の業績見通しについてご説明します。Salesforce事業とServiceNow事業の拡大に加え、グループ内連携によるシナジー創出を通じて、売上高は前年比20.9パーセント増の46億円を計画しています。

営業利益は前年比71.9パーセント増の3億5,000万円を見込み、中長期的な成長を見据えた投資を継続しながら、営業利益率は7.6パーセントを計画しています。いずれの項目についても、計画に変更はありません。

サークレイスグループおよび出資先(出資予定先)の全体像

当社の事業の特色についてご説明します。サークレイスグループは、Salesforce事業を主軸とするサークレイスに加え、ServiceNow事業を展開するアオラナウ、経営戦略に係る上流コンサルティングを行うSynthesy(シンセシー)、データ+AIによる業務変革を目的として「Databricks」を活用するarcbricks、ベトナム法人のCirclace HTの5社で構成されています。

サークレイスグループは、お客さまのIT経営課題に対して5社のグループシナジーを最大限に活用し、全方位から最適なソリューションを提供します。

AI標準企業を創る価値創造戦略の全体像

AI標準企業を創出するための価値創造戦略の全体像についてご説明します。

ユーザーとプロダクトの接点や体験、データ連携およびワークフローの自動化、社内データとAIのより一層の活用といった各領域において、グローバルで標準となっているソリューションを活用しながらユーザーをシームレスにつなぎ、業務プロセスをエンドツーエンドで自動化していきます。

AI標準企業の実現に向けて、各領域をリードする世界最先端のテクノロジーを積極的に活用します。

AI&データイノベーション戦略、マルチプラットフォームサービス

AI&データイノベーション戦略およびマルチプラットフォームサービスについてご説明します。当社は、AIを活用した積極的な取り組みにより、お客さま企業のデータドリブン経営とDXの実現をグループ全体でサポートしていきます。

コンサルティング領域から実装、そして定着化に至るまで、ワンストップでサービスを提供します。グローバルITトレンドに沿ったテクノロジーを採用し、対応可能なサービス領域を業界・業種の双方で積極的に拡大していきます。

以上で決算説明を終了します。ご清聴いただき、ありがとうございました。

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