SANEI、2Q売上高は前年比+4.46億円と1Qに続き増収 高付加価値製品が好調
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みなさま、こんにちは。本日は大変お忙しい中、SANEI株式会社2026年3月期中間決算説明会にご参集いただき誠にありがとうございます。常務取締役執行役員コーポレート本部長の新田です。どうぞよろしくお願いします。
はじめに当社の事業概要とTOPICS、後半では事業サマリーと今後の取組みについてご説明します。
事業概要 BRAND PORTFOLIO

まず、当社の事業概要からご説明します。
はじめに当社のブランドポートフォリオをご説明します。当社の水まわりブランドは大きく5つに分類できます。
スライド左側の「VERSE(ヴァース)」は昨年新しく立ち上げた、ラグジュアリーを究極まで追求したブランドです。「人の五感に訴えかける」をコンセプトとし、品位や質感・素材など、徹底的にこだわったフラッグシップモデルです。
スライド中央は英文読みで「sAnei(サネイ)」です。著名なデザイナーとのコラボレーションによって生まれた多様性に富んだグローバルモデルです。
スライド右側の「SANEI」は社名のとおり「サンエイ」と読みます。水まわりのあらゆるシーンに対応したスタンダードモデルです。
「WAILEA(ワイレア)」はキッチンや洗面のオリジナル設計と、家具やアメニティを販売するショップとショールームを兼ねたブランドです。
「Flusso(フルッソ)」はバスルームを「極上のリラクゼーション空間」にするというコンセプトの高級バスタブブランドです。
事業概要 「VERSE」「sAnei」

事業概要 「Grazioso」「grooglo」

「VERSE」ブランドの「Grazioso(グラツィオーソ)」シリーズは「iFデザインアワード2025」と、「レッド・ドット・デザイン賞2025」のバス部門で唯一選ばれる「best of the best」を受賞しました。
昨年受賞した「soroe(ソロエ)」シリーズに続き、2度目の「best of the best」の受賞となりました。
「grooglo(グルーグロ)」シリーズは「iFデザインアワード2025」を受賞しました。
「iFデザインアワード」と「レッド・ドット・デザイン賞」はドイツで70年以上の歴史を誇り、世界3大デザインアワードと呼ばれています。
事業概要 sAnei DESIGN COLLECTION

「sAnei」は国内外で活躍する建築家など多様なデザイナーとのコラボレーションから生まれた個性豊かなシリーズです。
デザイナーたちが思い描く理想の空間にあわせて、十人十色のライフスタイルを提案しています。
事業概要 主な取扱製品

水栓金具以外では、キッチン、洗面、バス、トイレなどの水まわりに関するさまざまな製品を取り扱っています。
住宅内の水道配管や雨水利用システム、スイスやスペインの洋風洗面器や信楽焼洗面ボウルなど、総合カタログで6,000アイテム以上の製品があります。
それ以外にさまざまな特注製品にも対応しています。
事業概要 SHOWROOMS

次にショールームをご紹介します。
「WAILEA」は水まわりをより上質な空間にする水栓や家具、アメニティなどを取り揃えています。2007年に開設した東京表参道ショールームに加え、2023年には大阪御堂筋ショールームをオープンしました。
「Flusso」はバスルームを「極上のリラクゼーション空間」にするバスタブブランドです。東京青山ショールームではフラッグシップモデルの「VERSE」を展示しています。
事業概要 SANEI CHRONICLE

当社の創業からのあゆみについてご説明します。
「人類ある限り水は必要である」との理念のもと、1954年創業から、蛇口やバルブなどを主に発売していました。この時期を、我々は「点」の時代と呼んでいます。
1980年頃から、水道メーターから蛇口まで、水道インフラ全体をカバーするものづくりを推進してきました。この時期を、我々は「線」の時代と呼んでいます。
2018年頃から、水まわりに対して機能や安全性だけでなく、リラクゼーションを感じていただくため、水まわり空間をトータルにカバーする「面」の提案をしています。また、企業ドメインの拡大と、グローバルへの展開に伴い社名を「三栄水栓製作所」から「SANEI(サンエイ)」に変更しました。
事業概要 SANEI CHRONICLE

2019年に日本初の音声認識技術を活用した水栓「AQUVOI(アクボイ)」を発売しました。
2020年に、東京証券取引市場第二部(現スタンダード市場)に上場しました。
2024年には、さらなる生産性向上を目指して、岐阜に新・第1工場を建設しました。今期は新・第2工場が年末に完成する予定です。
TOPICS メディア情報

次に今期のTOPICSをいくつかご紹介します。
テレビ番組「知られざるガリバー ~エクセレントカンパニーファイル~」に当社が紹介されました。「水栓」の製造過程や設計に関する話、ものづくりへの想いなど当社の取組みが放映されました。
TOPICS 「管工機材・設備総合展」に出展

東京ビッグサイトとインテックス大阪で開催された「管工機材・設備総合展」に出展しました。「ファインバブルがある暮らし」をテーマとして、体感できる展示に大変好評をいただきました。
TOPICS 「JAPAN DIY HOMECENTER SHOW 2025」に出展

また、幕張メッセ国際展示場で開催された「JAPAN DIY HOMECENTER SHOW 2025」に出展しました。
ホームセンター業界のお客さまに向けて、混合栓の「IENI(イエニ)」シリーズ、ファインバブル技術を活用した洗濯関連製品、累計出荷本数280万本を誇る人気のシャワーヘッド「RAINY(レイニー)」など、多くの方に体感いただく機会となりました。
TOPICS「LIVING & DESIGN 2025」に出展

「東京インターナショナルギフトショー秋2025」と同時開催となったトータルインテリアの国際見本市「LIVING & DESIGN 2025」に「VERSE」ブランドを出展しました。家具や住宅、インテリアに関わる業界関係者と商談を行いました。
TOPICS 「OSAKA FUORI SALONE」が開催されました

9月10日から16日にかけて「OSAKA FUORI SALONE(オオサカ フォーリ サローネ)」が開催されました。「FUORI SALONE」とは、毎年4月にイタリア・ミラノで開催される世界最大級の家具見本市「ミラノサローネ」と同時期に、ミラノ各地で開催されるデザインの祭典です。
オープニングセレモニーではイベントディレクターを務める当社の社外取締役で建築家の永山祐子氏、株式会社UNION代表取締役の立野純三氏、当社代表取締役社長の西岡の3名によるトークセッションが行われました。
大阪のものづくりに情熱を注ぐ企業・団体・個人が集結し、『〜陶酔するライフスタイル〜』をテーマに、建築やデザインの枠を超えて、豊かな文化を発信しました。
TOPICS コラムサイト「MIZUBA」をリニューアルオープン

コラムサイト「MIZUBA」をリニューアルしました。これまでのデザインを一新し、水と暮らしにまつわる多様なコンテンツを発信するオウンドメディアとして再始動しました。
大阪・関西万博のデザインプロデューサーで建築家の藤本壮介氏と当社代表取締役社長の西岡との対談や、料理研究家の内山ゆき氏が語る「水と食の物語」などを掲載しています。ぜひご覧ください。
業績サマリー

2026年3月期第2四半期の業績についてご説明します。
第2四半期は前年同期と比較して、売上高は4億4,600万円の増収となりました。増収の主な要因として、予洗い水栓「PrePashu+(プレパシュ+)」や混合栓「EDDIES(エディーズ)」「YORI SUTTO(ヨリ スット)」シリーズ」が好調でした。
リテールルートでは新製品の「IENI」シリーズ混合栓が好調なスタートをきり、ECサイトではウルトラファインバブルシャワーヘッドが売上を伸ばしました。
一方、利益に関しては、新築住宅着工件数の落ち込みに加えて、原材料価格の高止まり、万博関連費用等の計上により、親会社株主に帰属する中間純利益は、売上原価の高止まりなどが影響し、約6パーセントの減益となりました。
今後の取組み 着実に成長

売上推移についてご説明します。
2025年4月建築基準法改正の影響による、新築住宅着工件数の駆け込み需要からの落ち込みがひと段落し、徐々に市場は回復してくるものと期待しています。
例年当社では下半期に売上が伸びる傾向にあり、新製品や高付加価値製品の販売を強化し、通期での目標達成に向けて全社一丸となって努めていきます。
今後の取組み 販売ルートと事業展開

販売ルートと事業展開についてご説明します。
当社の販売ルートは大きく4つのセグメントがあります。
管工機材ルートは商社を通した水道工事業者への製品の販売や、設計事務所や工務店への製品提案を行っています。
リテールルートは量販店の売り場作りやネット通販への販売を行っています。
メーカールートは住宅設備機器メーカーへの製品供給を主に行っています。
海外ルートはアジアや北米を中心に販売を行っています。
それぞれの事業展開については表にあるとおりです。
今後の取組み CSR活動

つづきましてCSR活動についてご報告します。
当社は「SDGs宣言」に基づき、持続可能な社会の実現に向けて実行しています。詳しくは当社ホームページをご覧ください。
今後の取組み 継続的な株主価値向上に向けて

継続的な株主価値向上に向けての取組みについてご説明します。
銅価格やエネルギーコストの高止まりが続く中、適正な価格改定を継続的に実施し、収益性の向上に取り組んでいます。
また、インバウンド需要の回復に合わせて、宿泊施設や飲食店への高付加価値製品の提案を強化するとともに、各メディアへの露出をとおして、当社ブランドの認知度と企業価値の向上に努めていきます。
引き続きPBR1倍以上に向けて取り組んでいきます。
今後の取組み 年間配当金と配当性向

最後に年間配当金と配当性向についてご説明します。
2026年3月期の配当金は、中間期で32円、通期64円を予定しています。
当社は将来にわたり安定的な株主還元を実現するため、「累進配当方針の導入」を、2024年6月25日に公表しました。今後も、長期的な視点に立ち、企業成長と継続的な増配の実現を目指していきます。
ご説明は以上です。本日はご清聴誠にありがとうございました。今後ともSANEIにご支援を賜りますようよろしくお願いします。
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