リソルHD、上期は増収増益、株主優待制度拡充へ ホテル運営事業はインバウンド需要を取込み、計画を大幅に超過
2026年3月期上期総括 エグゼクティブサマリー

まず上期の総括としては、前年比で増収増益となり、通期公表に対しても順調な進捗となっています。前年比では、売上高は9パーセント増、経常利益は23パーセント増、当期純利益は29パーセント増となりました。
主要セグメントの概況としては、ホテル運営事業は好調なインバウンド需要を取込み、計画を大幅に上回り、セグメント利益は前年比で3.5億円増となりました。ゴルフ運営事業は来場者及び、客単価は前年を上回るも、コース管理費の増加によりセグメント利益は横ばいとなりました。
運営事業における主な取組みはスライドに記載のとおりです。それぞれ詳細については後述します。
セグメントデータ

当社グループは、ホテル運営事業/ゴルフ運営事業/リソルの森事業/ウェルビーイング事業/再生エネルギー事業/投資再生事業の6つを事業セグメントとしています。
決算概要(連結)

決算概要はスライドに記載のとおりです。
連結業績推移

連結業績推移はスライドに記載のとおりです。
セグメント別利益推移

セグメント別利益はスライドに記載のとおりです。
決算B/S

上期時点のB/Sはスライドに記載のとおりです。
2026年3月期通期連結業績・配当予想

2026年3月期通期連結業績予想はスライドに記載のとおりです。
配当については、2026年3月期の期末配当は1株当たり100円の予想としています。
リソルグループが目指す方向

続いて、リソルグループが目指す方向と各事業においての取組みについてご説明します。
ホテル運営事業

はじめに、ホテル運営事業についてです。
2025年度上期のトピックスとしては、サービスコーディネーターによるコンシェルジュサービスを推進するとともに、各ホテルにおいて日本文化体験・季節行事等を開催しました。このようなリソルホテルズ独自のサービスは宿泊に留まらない「コト消費」を求めるインバウンド層からも好評となりました。
今後の取組みとしては、ツーリストホテルの三本柱である、「サービスコーディネーター・朝食・くつろぎ」の強化をさらに推進します。また、今後のさらなる事業拡大に向けて、新規運営施設の開拓に取組みます。
ホテル運営事業 リソルステイ(滞在型貸別荘)

続いて、滞在型貸別荘を展開するリソルステイについてです。2025年度 上期のトピックスとしては、高品質な新規施設を開業しました。7月5日に「那須 Hygge Skov」、9月6日に「箱根 湯治retreat」を開業しました。また、「ウイークリー」「マンスリー」など中長期商品の販売数が拡大しました。
今後の取組みとしては、リソルステイの中でも特に高品質な施設については、新たなハイブランドシリーズ「GRAND SUITE VILLA」としての展開を計画しています。
ゴルフ運営事業

次に、ゴルフ運営事業についてです。2025年度上期のトピックスとしては、酷暑対策として導入したクーラー付カートが好評でした。また、2025年10月1日より業務提携を開始した、タイ「ザ レガシー ゴルフクラブ」との提携準備に取組みました。
今後の取組みとしては、ワンランク上のゴルフ場を目指したサービスの向上に取組むほか、ゴルフ&ステイ商品の強化、フェアウェイフロントヴィラの拡大、さらなる海外ゴルフ場との提携に向けて取組みます。
リソルの森事業

次に、リソルの森事業についてです。
2025年度上期のトピックスとしては、ドッグヴィラ「Dear Wan Spa Garden」が好調であったほか、ゴルフ&ステイのインバウンド利用が増加しました。さらに、施設内イベント集客が好調で各種SNSにおいても話題となりました。
今後の取組みとしては、ゴルフ事業(真名カントリークラブ)において、ゴルフ場の上質化を推進、ゴルフ&ステイでインバウンド獲得強化、真名コースでのゴルフヴィラ建築の検討などに取組みます。
さらに、リゾート事業においては、魅力ある体験プログラムやイベントの企画・スポーツやアウトドアを活用したプログラムで集客を強化します。また、「Dear Wan Spa Garden」のサービスやメニューの強化、オリジナルチームビルディングプログラムでの企業研修獲得、スポーツ団体の合宿獲得の拡大に向け営業強化に取組みます。
ウェルビーイング事業

次に、ウェルビーイング事業についてです。
2025年度上期のトピックスとしては、今後の事業展開をより明確に表現するため、セグメント名称を従来の「福利厚生事業」から「ウェルビーイング事業」に変更しました。
企業における人的資本経営や多様な働き方の広がりが進み、身体的・精神的・社会的にすべてが満たされた状態にあることを指す、ウェルビーイング(Well-being)への関心が高まっていることが背景で、今後は従来の福利厚生サービス分野に留まらず、包括的なウェルビーイング領域で幅広い事業展開を図ります。
今後の取組みとしては、ウェルビーイング領域での成長戦略としてOEM型商品強化、ハウスエージェント型サービス強化、大手金融機関と連携した販売体制強化、システム整備とメニュー開発に取組みます。
再生エネルギー事業・投資再生事業

再生エネルギー事業においては、新たなソーラーカーポートの開発準備に取組んでおり、2026年に新たに「有田リソルゴルフクラブ」で稼働予定です。
投資再生事業部門においては、市場環境を見据えながら、新規運営施設の仕入れ等の検討を進めました。
株主優待制度の拡充に関するお知らせ

この度、株主還元を強化し、当社株式への投資魅力を高めるために、株主優待制度を拡充することとしました。
詳細はこちらをご覧ください。
全国に広がるリソルグループの運営施設

当社グループの運営施設は、スライドに記載のとおりです。
ご説明は以上です。ご覧いただきありがとうございました。
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