船場、営業利益は前期比2.8倍の大幅増益 戦略的営業活動等により売上増に伴う利幅拡大や付加価値の追求等が奏功
目次
小田切潤氏:みなさま、こんにちは。株式会社船場、代表取締役社⻑の小田切です。当社の2025年12月期第2四半期の決算説明をご覧いただき、誠にありがとうございます。
本日は、2025年12月期第2四半期決算の状況及び通期業績見通し、第2四半期のトピックスについてご説明します。
業績ハイライト
まずは2025年12月期第2四半期決算の状況をご説明します。
業績ハイライトです。当社を取り巻く事業環境は、企業の好業績やインバウンド需要により、商業施設やオフィス、ホテル、インフラ関係の施設など、各企業の設備投資が活発化しています。
この状況のもと、売上高は、戦略的営業活動の推進により、特にオフィス、余暇施設他分野が大きく伸⻑し、前期比1.4倍の157億2,700万円と、増収となりました。
営業利益は、売上高の増加による利幅拡大や付加価値の追求、生産性向上に向けた取り組みなどの効果により、前期比2.8倍の11億8,600万円と大幅な増益となりました。
連結損益計算書
連結損益計算書です。売上高は、各分野での売上が伸⻑し、特にオフィス・インフラ施設などでの大型案件の受注獲得により、前期比140.6パーセントの157億2,700万円となりました。
売上総利益は、売上高増加による利幅拡大、高付加価値の提供、継続的な工事原価低減への取り組みやDX推進などによる生産性の向上もあり、前期比145.1パーセントの30億8,700万円となりました。
売上総利益率も19.6パーセントと、前期と比較し0.6パーセント向上することができています。
販管費は、昇給や賞与などの人件費が増加したこともあり、前期比111.3パーセントの19億100万円となりました。
その結果、営業利益は11億8,600万円、経常利益は11億5,500万円、親会社株主に帰属する中間純利益は7億6,100万円と、前期から大幅な増益で着地しました。
連結売上高:国内・海外売上内訳
国内と海外の売上高の内訳はご覧のとおりです。売上構成比は、国内が89パーセント、海外が11パーセントでした。
売上高は、国内が前期比50パーセント増加の140億400万円、海外が17億2,200万円となりました。
海外は市場環境の停滞が続く地域もあり苦戦しましたが、国内は需要の増加や戦略的営業活動の成果もあり大幅な増収となっています。
連結売上高:市場分野別売上内訳
市場分野別の売上高の推移です。ご覧のとおり、各分野ともに伸⻑しています。
下期に関しても、引き続きオフィス、余暇施設他分野の売上を伸ばすとともに、商業分野もさらなる案件獲得に向け社員一同取り組んでいきます。
連結貸借対照表
連結貸借対照表です。流動資産は前期末比33億6,500万円の減少、固定資産は3,200万円増加しています。資産合計は、前期末比で33億3,300万円減少し、199億8,700万円となりました。
流動負債は前期末比34億2,500万円の減少、固定負債は900万円減少しています。負債合計は、前期末比34億3,400万円減少し、62億6,200万円となりました。
純資産は前期末比1億100万円増加の137億2,500万円となりました。自己資本比率は68.7パーセントです。
連結キャッシュ・フロー
連結キャッシュ・フローの状況です。営業活動によるキャッシュ・フローは、税金等調整前中間純利益の計上があったものの、今期一過性の支払サイト短縮による仕入債務の減少などにより42億3,700万円減少し、21億9,100万円の支出となりました。
投資活動によるキャッシュ・フローは、定期預金の預入などにより1億8,300万円減少し、1億3,500万円の支出となりました。
財務活動によるキャッシュ・フローは配当金の支払いなどにより2億8,100万円減少し、7億4,500万円の支出となりました。現金及び現金同等物は、前期末から17億1,000万円減少し、期末残高88億4,900万円となりました。
受注残高 市場分野別
受注残高です。大型店・複合商業施設の分野では、前年同期に大型プロジェクトを推進しており、受注残が積み上がっていましたが、それが完工したため、前期比で減少しました。
一方で、戦略的営業活動を推進しているオフィス、余暇施設他分野の受注残は順調に増加しています。引き続き、下期以降の案件の受注を獲得し、受注高の積み上げを推進していきます。
通期見通し
通期の業績見通しです。
通期の業績見通しについては、期首で掲げた売上高320億円、営業利益21億円、当期純利益14億5,000万円を見込んでいます。
配当計画
配当計画ですが、昨年より5円増配の75円を予定しており、配当性向は54.6パーセントです。
現中期経営計画の推進期間である2027年までは、配当性向50パーセント以上を目安とすることで、株主のみなさまへ利益還元していきます。
中期経営計画2027 業績目標
現在推進している中期経営計画2027の業績目標です。
中期経営計画2027で掲げる重点テーマの5つを実施していくことで、最終年度の2027年12月期は、売上高400億円、営業利益25億円、純利益17億円を達成するべく役職員一同取り組んでいます。
世界最大級の組織・人事コンサルティングファームのマーサージャパンと連携
ここからは、第2四半期累計期間の当社のトピックスを抜粋してご紹介します。
当社は、世界最大級の組織・人事コンサルティングファーム、マーサージャパンと連携し、組織・人事及びオフィスデザイン支援のための「ワークスペース×人材マネジメントサーベイ」を共同開発、サービス提供を開始しました。
本サービスはマーサージャパンのグローバルで展開しているエンゲージメントサーベイのナレッジを活用し、これまで空間だけでは解決しづらかったワークスタイルの課題を抽出し、当社はそのサーベイ結果と経営目標を踏まえ、ワークスペースを企画・設計・施工まで一気通貫で提供します。空間と組織・人材マネジメントの統合的デザインを通じて、企業の未来とグローバル競争力を支える基盤を共創していきます。
「グローバル戦略的業務提携」を締結 船場×コクヨ
当社とコクヨは国内ならびにグローバル成⻑戦略の空間創造事業パートナーとして、2025年7月1日付で業務提携を締結しました。
本提携により、高度化、多様化するオフィス空間のニーズに迅速かつ柔軟に対応します。また、両社のグローバルなネットワークとノウハウを相互に活かし、家具と工事をワンストップで提供し、アジア諸国を中心にサービス拡大を目指します。
提携による期待効果として、1つ目は「海外市場において、『家具と工事』のクロスセルによる拡販強化」、2つ目は「国内市場において、両社の強みである『コア事業』を活かした連携強化」、3つ目は「両社にとって拡張領域となる新規事業の創出と協業提案」、4つ目は「両社の事業を支援する、協働による人材育成ならびに人材交流」です。以上の4つの施策を実行し、両社の強みを融合させ、国内外の空間構築事業の競争力を大幅に強化し、持続的な成⻑と社会への価値を提供していきます。
白泉社 オフィス
「花とゆめ」や「LaLa」「ヤングアニマル」などで知られる、漫画や絵本などを幅広く手がける出版社である「白泉社のオフィスリニューアル」についてです。
内装デザインの提案に加え、コクヨと連携し社員参加型のワークショップを実施し、執務環境の課題を共有しながら、白泉社に適したワークスタイルの構築を図りました。
デザインは木と白を基調に、各階のエントランスには専用の展示棚や、漫画や雑誌を彷彿とさせる吹き出し型サインを設置し、フロアごとの個性を表現しました。
D-WORK PLACE
ハノイに新しくオープンした、大和ハウスグループによる交流促進型のレンタルオフィス&コワーキングスペース「D-WORK PLACE」についてです。
本施設は、同事業者が運営管理するホテル機能を兼ね備えたサービスアパートメントの宿泊者より、ワークスペースの共有要望を多く受けたことで誕生しました。
「国籍」「世代」「業種」の垣根を越えて、利用者同士の交流が深まる場とするため、アースカラーを基調に、木目調のデザインを取り入れることで、空間全体に繋がりをもたせ、快適かつ落ち着いた空間を演出しました。
設計工程の効率化を目的としてBIMを活用することで、設計の初期段階から空間の完成イメージや造作物のビジュアルを3Dで具体的に共有でき、認識のずれによる手戻りを軽減し、合意形成の円滑化に貢献しました。
福岡空港国際線 免税店エリア
大幅に増築された国際線ターミナルビルの大空間を活かしたダイナミックなデザインで、世界各地から訪れる多くの人の記憶に残る空港へと一新した「福岡空港国際線 免税店エリア」についてです。
日本・福岡の魅力と伝統工芸品を存分に魅せ楽しませることで、文化の存続・発展に貢献することに挑戦しました。
「中洲の街並み・屋台・祭りの山車」という福岡を象徴する要素を取り入れ、賑やかな福岡の光景を連想させる場を創出し、エリア中央には祭りの山車をイメージしたやぐらを設置し、八女の伝統工芸品である提灯の特大サイズを吊り下げたほか、福岡の地名を入れた酒樽、飛行機を織り込んだ博多織風の展示、和紙の行灯などの装飾を施しました。両側に賑やかな街が広がる中洲の那珂川をイメージした免税店エリアや、屋台街をイメージしたフードホールなど、滞在の最後のひとときまで福岡の雰囲気を楽しむことができる場を作り上げました。
TULLYʼS COFFEE &TEA ⻁ノ門ヒルズ店
⻁ノ門ヒルズの新施設「グラスロック」1階にオープンした新しい「紅茶体験」を提供する「&TEA」の旗艦店、「TULLYʼS COFFEE &TEA ⻁ノ門ヒルズ店」についてです。
国内2店舗目となるベルギーのチョコレート店「BENOIT NIHANT(ブノワ・ニアン)」と、バラ専門店「ROSE GALLERY(ローズギャラリー)」が出店する、初のコラボレーション店舗となります。
当社ではタリーズ区画とブノワニアン区画、そして各区画をつなぐ客席スペースの、設計デザインおよび施工と、ローズギャラリー区画のデザイン監修も担当し、店舗全体で統一感のある空間づくりとスムーズなプロジェクト推進が実現しました。
デザインにおいては、3つのエリアをつなぐ客席スペース全体は「広場」をコンセプトに演出し、植栽やナチュラルな木目を基調とした、自然と調和する空間づくりにより、来訪者がリラックスしながら回遊できる環境としました。
THE ROYAL ベトナム ホーチミン店
日系外食大手ロイヤルホールディングスと、日系大手商社の双日が共同事業として出店しました、ホーチミンでベトナム1号店となる洋食店「THE ROYAL」についてです。
当社は、内装デザイン、施工を担当しました。
ロイヤルホストの原点となる「THE ROYAL」をベトナムのホーチミンで再現するとともに、南国の雰囲気に合わせたアレンジを加え、日本の洋食店の雰囲気を残しつつ、リゾート感も味わえる空間に仕上げました。内装で使用している木材や石材はできる限り本物の素材を使用し、高級感を演出しています。
さらに、椅子・テーブルはすべて特注で制作するなど、細部までこだわり抜いています。
当社は引き続き、人・地域・環境を思いやるエシカルデザインによる価値創造と、DXを推し進め、事業拡大に向けて取り組んでいきます。引き続き、みなさまには一層のご支援をお願いしたいと思います。
以上で、2025年12月期第2四半期決算説明を終わります。最後までご覧いただき、誠にありがとうございました。
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