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株式会社オーネックス5987

東証スタンダード

金属製品

Index

鶴田猛士氏:代表取締役社長の鶴田猛士です。当社グループについて簡単にご紹介し、2025年6月期の決算概要についてご説明します。

当社グループ

オーネックスの事業拠点をご紹介します。本社は東京都町田市にあり、神奈川県に厚木工場、埼玉県に東松山工場、山口県に山口工場の3つの工場があります。厚木工場と東松山工場は、主に関東以北のお客さまを担当しています。山口工場は、中国・九州エリアの営業の基幹としています。

子会社のオーネックステックセンター(OTC)は、オーネックスと同じく熱処理を展開しており、こちらは主に中部・近畿・東海エリアをカバーしています。同じく子会社のオーネックスラインは運送業で、神奈川県、埼玉県、三重県に営業所を置いています。熱処理製品や一般貨物の運送を行っていますが、特に機械設備の運送に強みを持っています。

事業内容と売上高構成

事業内容と売上高構成です。当社グループは、金属熱処理加工事業と運送事業を展開しています。売上高構成は、スライド右側の円グラフのとおり、金属熱処理加工事業が約9割、運送事業が約1割です。

決算ハイライト

決算のハイライトです。建設機械関連受注は低調、産業工作機械は増加したため、売上高は増加となりました。

また長野工場・山口第二工場売却により最終利益は黒字となりました。

運送事業については、前期と比べ売上高は増加しました。

通期実績

通期実績です。売上高は50億5,300万円となり、前期比で8,500万円増加しました。

営業損失は4,700万円です。売上高は増加したものの人件費の上昇等により赤字となりました。

純利益については長野工場・山口第二工場売却により200万円の黒字となりました。

財務指標の推移

財務指標の推移です。営業利益率は減少しましたが、純利益が黒字だったことからROE、1株当たり純利益はそれぞれ0.1パーセント、1.8円となりました。

連結売上高の推移

連結売上高の推移です。建設機械関連受注は低調ながら産業工作機械は増加したため、前年比8,500万円増加しました。

連結経常利益の推移

連結経常利益の推移です。売上高は増加したものの、人件費の上昇により赤字となりました。

連結営業利益の主な増減要因

連結営業利益の主な増減要因です。売上高は増加したものの、人件費の上昇により赤字となりました。

セグメント別業績

セグメント別業績です。金属熱処理加工事業の売上高は前期比0.4パーセント増の44億5,000万円となりました。運送事業の売上高は前期比12.3パーセント増の6億200万円です。セグメント利益について、金属熱処理加工事業は前期比1億2,200万円減益のマイナス1億200万円、運送事業は前期比131.4パーセント増の3,300万円となりました。

業種別シェア及び売上高(ONEX及びOTC)

業種別売上高の構成です。自動車部品関連が32.7パーセント、建設機械が12.3パーセント、産業工作機械が49.4パーセントとなりました。スライド右側の棒グラフのとおり、ここ数年の売上高は自動車関連・建設機械関連は減少する一方で、産業工作機械は前期比増となっています。

設備投資(連結)の状況

設備投資(連結)の状況です。2025年6月期の投資額は増加しています。主な投資はオーネックス(ONEX)にて新倉庫建設やオーネックスライン(LINE)にてトラック購入です。

連結キャッシュフローの状況

連結キャッシュフローの状況です。現預金は2億2,100万円増の29億2,800万円です。

営業キャッシュフローは減損損失や受取保険金の剥落により減少、投資キャッシュフローは長野工場及び山口第二工場売却等を行いました。

財務キャッシュフローについては、借入金の返済を行いました。

連結貸借対照表

連結貸借対照表です。総資産は86億7,600万円と、前期比で2億900万円減少しています。これは長野工場および山口第二工場売却を行ったためです。

自己資本比率は借入金を返済したこと等から60.5パーセントと前期と比べ1.2パーセント増加しました。

2025年6月期連結業績予想

2025年6月期の業績予想です。コスト高に対して、機械化・自動化を推進し省力化を目指していきます。

そして、最も懸念される人手不足に対しては、現在取り組んでいる多能工化を一層進めて人材を強化していくこと、また採用においては縁故採用や再雇用を推進していきます。さらに仕事の定量化および見える化を図り、各自の業務への貢献度を明確にして組織の活性化を図ることで、生産性の向上に取り組んでいきます。

これらを行うことで、純利益6,500万円を見込んでいます。

配当方針と配当予想

配当については、2025年6月期も1株当たり20円を見込んでいます。当社は安定配当を基本方針としています。

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