用語解説

流動性リスクとは、保有している金融商品を売却したい時に、希望する価格で取引できない、あるいは取引そのものが成立しないリスクのことです。売買取引が極端に少ない銘柄において発生しやすく、「売るに売れない状態」とも表現されます。

このリスクが高い銘柄の特徴として、発行済み株式数が少ない小型株、市場での人気が薄く取引量が限られている銘柄、企業の不祥事や経営危機により一方的な売り注文が殺到している銘柄などが挙げられます。特に上場廃止が決定した企業の株式は、整理ポストに移され約1ヶ月後には市場での取引ができなくなるため、流動性リスクが極めて高くなります。

流動性リスクが現実化すると、無理に売却すれば大幅な損失を被る可能性があり、売却を見送れば資金調達計画に支障をきたすなど、投資家の次の投資戦略に悪影響を与えることになります。

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