現在のポジション

ちょる子氏:このような感じで、それでは今実際どのようなポジションを取っているのかというお話をできればと思っています。

トランプ2.0における投資戦略といったかたちで、2019年当時の株価のトレンドを出していますが、当時はトランプさんはツイートをよくされる方でした。今もしていますが。

「グレートアメリカアゲイン」と言うと株価がバーっと上がって、「ファッ〇ンチャイナ」と言うとバーっと下がるような。だいたいアメリカの取引が終わった後、日本時間に「ファッ〇ンチャイナ」と言います。自国の株価に影響がないように配慮しながら、我々が一身に受けるというかたちです。

このような背景から私がやっていたこととしては、デイトレを始めたというのはすごくボラティリティが高い相場になっているのからといったところで。このようなボラティリティが高い時にどのような戦略を取るのかといったら、2種類かと。それがド短期、もしくは超長期かと思っています。

その背景として、今お伝えしたように、トランプさんが復活することによってボラティリティが高まっている状態かと思います。こうなると、ド短期でポジションを極力持たないようにすることで、ギャップアップは取れませんが、ギャップダウンを食らうこともないと。悪材料を食らうことがないので、本当にすぐ利ざやを抜くことができるかと思っています。

また、超長期に関しては、株価というのは結局PER×EPS(1株あたりの利益)になるので、企業の成長がちゃんと見込めましたら結局EPSが積み上がるので、株価は上がらざるを得ないといったところで、目先の株価に一喜一憂することなく、EPSがちゃんと積み上がっていく会社に長期的に投資するという戦略を取れたらと思っています。

ド短期のトレードとしてのデイトレ

ド短期のトレードのお話なのですが、ボラティリティが高いので、大型株でもしっかり値幅を取れるというイメージで書かせていただいています。

私が2019年の時にスキャルピングしていたというお話はしていたと思います。その時の目標が、1日1,000株で157円抜いたら、年収、手取りで3,000万円になるなという計算をしていたのです。本当にこれをやっていました。

この間、田端信太郎さんのYouTubeに出演しまして、それについてお話ししましたら、一番多い質問は「デイトレってどうやるんですか?」なのです。基本的にデイトレはその人以外の再現性はないので、あまりお伝えしても意味ないかと思って基本的にスイングの話しかしないようにしていますが、「デイトレ、どうやるんですか?」って質問があまりにも多いので、実際どうやっているのかというお話だけします。「そういう考え方もあるのね、ふうん」で大丈夫です。

この大陰線の日に1回入っています。私は、この日はキーエンスを売買するターゲットとしていました。なぜキーエンスにしたかというと、この2日前、陰線が続いてはいたのですが、キーエンスは陽線を立てていたのです。陽線を立てていたということは、つまり買いたい人が多いんだなと思ったのです。買いたい人が多いんだろうなと思ったので、陽線に付けるかと思って、いったん入って、反発したら抜けると。

ちなみに、これは9時30分にクローズしていますが、9時30分から会議があったので、「もうポジション持つのやめた」と言って売ってしまうという感じです。お気づきだと思いますが、「5,000万円かけて40万円抜けたらいいや」という奇特な方だと思いますが、このような感じでやっています。

あと、この日は日経平均が陽線リバした日です。この日は日経平均先物の日足が陽線を立てるかもなと思ったのです。全体のマーケットの雰囲気がよかったです。

ただ、日経平均とキーエンスの動きは連動するのですが、日経平均がマイナス3σからマイナス2σまではいったん戻るかと。その後、上ヒゲ付けるかどうかはわからないのですが、その日に高値になるなと思って、日経平均がマイナス2σ付近になったら利確してしまうというかたちでやっています。私にご質問いただいた方の参考になったらうれしいなと思っています。

長期の例としてのジュニアNISA

あとは、長期の例として、ジュニアNISAのお話をさせていただければと思っています。下の子の口座ですけれども、2021年から2023年まで毎年80万円入金しており、240万円が293万円になったというものです。

4月18日現在、すべて利確してはいるのですが、ポジションとしてはすかいらーくです。これは優待目的です。千葉銀行です。これは金利が今後、上がっていくだろうといったところで、メガバンクも含めて金融をおすすめしていますが、銀行株も入っています。

あとANAホールディングスです。ANAホールディングスも優待目的。万博というよりは大阪のIRに今期待していまして、大阪IRができた時に旅行がいいかというのが1つと。あと、原油がトランプさんの政権になってから、「掘って掘って掘りまくれ」ということで「原油下がるかな」と言ったら「コストが安くなるかな」と言うので。ANAホールディングスは長期目的で思っていたのですが、先ほど言ったように、いったんキャッシュでもいいかと思って、短気な性格で申し訳ないのですが、利確しています。

小型株への投資状況

あと、なんだかんだで小型株もやっています。2025年1月に「2倍株勉強会」で挙げました。テラドローンさんとFCEさんを挙げています。

テラドローンさんに関しては、まさか3倍になるなんて思わなかったので、本当に感謝しかないのですが、テラドローンさんを選んだ理由は、役員陣が株価を上げたい顔をしていたのです。ツイートを見るとわかると思いますが、取締役の方のツイートが、テラドローン個社の話だけではなくて、ドローン事業全体の話をされるので。「ドローン、おれたちやるぜ」のような、けっこう大きいお話をされる傾向にあるので、「株価、上げたそうだな」と、リリースとかを見ていてもそのような感じを受けたので、テラドローンさんを挙げました。

FCEさんに関しては、RPAロボパットとスマートボーディング。つまり事業がすごく堅調で、かつオープンワークスとかを見ても、働きがいがある会社さんとして、すごく従業員の満足度も高い会社さんです。

従業員がしっかりコンサルをして、中小企業のDX化を図って、それがどんどんウケています。しかもパートナー企業も今増えているというところで、ここは成長の蓋然性があるんじゃないかと思って、かつ投資家の認知度を上げたいという開示も出していますので、けっこういいのではないかと思って挙げていました。

「この会社いいな」と思った時に何を見るか

「この会社いいなと思う時に何見るの?」ということで、唯一無二のビジネスモデルになれるのか。成長の蓋然性ですね。「今、すごく伸びているということは、永続的にちゃんと続く仕組みが会社としてできているのか」といったところとか、「競合、どういうところがあるの?」とか「そこにどうやって勝っていくの?」というところです。あとは「参入障壁はないんですか?」とか「どれだけの市場成長が見込めるビジネスモデルなんですか?」というところを見ています。

あと、属人的なビジネスではないかというところです。先ほどお伝えしたように、私はスタートアップ企業でPRをやっていました。スタートアップ企業では、売上としまして、やはりスター選手にけっこう偏っていたりします。そのようなこともありますので、属人的なビジネスにならないようにどのようにしているのかという、会社としての姿勢を見るよと。

あと、社長さんのお人柄です。株価を上げようとしている会社さんと、業績を伸ばそうとしている会社さんがあります。これは社長さんと実際にお話をする、このような湘南投資勉強会さんとか、Kabu Berryさんも神戸投資勉強会さんもそうなのですが、直接社長さんとお話しすることによって、「この人は何を考えているのか」「どのような未来を描いているのか」ということをしっかり深掘りできるのが一番いいかと思っています。

あと、まず基本的にはIRの方もPRの方も社長さんもいいことを言いますので、口コミだったりメディアからの評価はどうかといったところです。

PRという仕事をしているので、メディアさんが取材をすごく一生懸命やっているのは存じ上げています。適当なことは言えないので、裏取りをすごくしっかりされているので、外部メディアからの評価はすごくいいかと思っています。

現在のポートフォリオ

今のポートフォリオとしては、高配当と優待株を44パーセント持っていて、トレード用としては45パーセントにしています。先ほど言っていたように、キーエンスで遊んだりとかはここでやっています。

先物とオプションが10パーセント弱といったところで、上限金額を決めています。でないと、コツコツドカンがレバレッジかかって怖いので、上限金額を決めて上振れた分は、今はfundnoteと不動産ST(デジタル証券)に入れています。

不動産ST(デジタル証券)というのは、すでに稼働している不動産を裏付けとした有価証券になります。不動産クラウドファンディングと違って分離課税が適用可能になります。あと、途中売却が可能なのと、優待とか配当と同じような感じではありますが、不動産を裏付けとしているので、基本的には家賃収入が見込めるので、あまり減配のようなことを考えなくても大丈夫かといったところで、かなり堅い商品だと思って入れています。

fundnoteさんは、独立系の運用会社でユニークな投資信託を扱っている会社さんです。私は大型株が中心だというお話をしたと思いますが、小型株の宇宙株とか私は絶対に見られないので、そのようなところをプロの詳しい方に運用してもらえてカバーできるというのはすごくいいなと思っています。

ということで、リスクを取りすぎずに、長い目で見て成長していく産業や企業にBETしたいといったところです。

誰でも平等にチャンスがあるのが投資

最後に、年齢と性別と学歴に関係なく、誰でも平等にチャンスがあるのが投資だと私は思っています。私はあまり頭がよく生まれなかったので、なかなかみなさまのように企業の深掘りとかマクロ・ミクロのお話はそこまで得意なわけではないのですが、それでも安い時にいっぱい買う度胸があるというところは自分の強みかと思っていますので、ぜひみなさま、自分の必勝法を見つけていただいて、ぜひ自分よりも強い方に戦って勝っていってほしいなと思っています。

みなさま爆益あれというところで、私の講演を終わります。本日は貴重なお時間をいただきまして、誠にありがとうございました。