エグゼクティブサマリー

林博文氏(以下、林):みなさま、こんにちは。INTLOOP代表取締役の林です。これより当社の2024年7月期第3四半期決算説明を行います。よろしくお願いします。

まずはエグゼクティブサマリーです。内容は大きく3点あります。

1点目の業績面に関しては、M&Aの効果もありトップラインが196億200万円に着地し、前年比約50パーセント伸びています。営業利益(3Q)は9億6,500万円と、過去最高となっています。

2点目の組織強化と営業体制拡充に関しては、前回お伝えしたとおり、当社は戦略コンサルティングを行う子会社を立ち上げており、そちらが順調に稼働しています。

第1四半期から第2四半期に少し落ち込みのあった営業分野においては、営業改革を進めています。営業の方法を少しずつ変えつつ、さらに、営業のエキスパート等トップマネジメント人材も新しく入社しており、新組織の始動が、売上高に貢献している状況になっています。

子会社のディクスホールディングスも、当社からお客さまを紹介することによって、シナジー効果が少しずつ出始めています。

3点目は、大きな項目であるアライアンス・ベンチャー協業です。販路拡大を狙ってアライアンス戦略を強化し、さらにベンチャー協業も進めています。事例としては、先日発表したとおり、エッジAIのソリューションを展開するIdein社との業務提携を開始しました。現在、今後の進め方に関して検討している最中です。

以前投資したアミフィアブル社とは、AI自動化ツールのPoCを実施中です。その他、QXLVにも投資するなど、スタートアップ企業の支援を継続しています。これに加えて、当社がLPとして参加している、大企業向けの新規事業開発における協業も、検討を進めています。

業績ハイライト 連結ハイライト

業績ハイライトです。売上高は196億円で、前年比で49.8パーセント増となりました。営業利益は前年比で1億9,200万円の増で、四半期純利益に関しても、前年比で4.6パーセント増で増収増益に着地しました。

売上高実績の下部に記載しているとおり、今期は業績予想と同水準で着地する見通しです。

業績ハイライト 連結累計四半期実績

こちらでは、今期からの連結実績を中心にお話しします。昨期には、連結が発生していないため、完全なる比較にはなっていません。

売上高は前年比約50パーセント増で、粗利に関しても57.1パーセント増、営業利益に関しては24.9パーセント増、経常利益が28.2パーセント増、四半期純利益が4.6パーセント増で、順調に、増収増益を継続しています。

業績ハイライト QoQ

こちらが連結のQoQです。2024年7月期第2四半期から、ディクスホールディングス社の決算を取り込んでいます。ご覧のとおり、 第2四半期および第3四半期の部分では、全体的に売上高、売上総利益、営業利益部分が伸びており、経常利益、四半期純利益に関しては、さらに増加している状況が継続しています。

この傾向は、第4四半期にも同様に続くと考えています。

業績ハイライト 連結売上高

連結売上高のハイライトです。ディクスホールディングス社のM&Aを実施したあと、順調に増収効果が出始めていると考えています。

注力分野の取組み 組織体制強化

注力分野の取り組みについてです。こちらは、先ほどハイライト、エグゼクティブサマリーでお伝えしたとおり、まずはストラテジーに関して戦略コンサルティング会社を順調に始動しており、現在は新規案件をどんどん獲得しています。

マネジメントディレクターは、主に受注など案件全体の責任者クラスですが、こちらのクラスも4名入社して数十名の体制に拡充しています。

本体に関しても、第1四半期と第2四半期に営業エキスパートなどのトップマネジメント人材が不足していますが、こちらも続々入社しており、少しずつ会社の基盤形成・構築・強化に貢献している状態です。

ディクスに関しても、当社からお客さまをご紹介することによって、少しずつ単価粗利の向上させようとしています。

注力分野の取組み アライアンスアップデート1

エッジAIソリューションにおけるIdeinとの業務提携についてです。今後はAIの領域がコンサルティングの1つのメニューとして欠かせない領域になってきます。少し遅れているかたちになりますが、Ideinのほか、スライド左の図に記載しているOpenAIにご協力いただき、今後、PoCを進めていくことを検討している最中です。

すでに具体的な案件も出始めており、ここを具体的に3社でどう進めていくかという協議を進めている最中です。

注力分野の取組み アライアンスアップデート2

アミフィアブルに関しても同様で、PoCを実施している最中です。スライドには15億円から40億円とありますが、現在アップデートしている状況です。

各種多様な会社さまから問い合わせをいただいています。シンプレクスさまを含めての3社でどのようなかたちで協議をしていくか、一つひとつの案件を今着実に実施している状況で、こちらも順調に進んでいます。

注力分野の取組み ベンチャー協業戦略

ベンチャー協業戦略です。以前から少しずつベンチャー企業に投資し、徐々にネットワークが構築できている状態にあります。

今後も、スタートアップの企業支援を使い、両社が協業しながら各企業のコンサルティングサービスに役立てていきます。オープンテクノロジーで協業を進めていく会社を増やしていくために、ベンチャーの協業戦略をどんどん進めていく予定です。

質疑応答:フリーランスの稼働数について

質問者:フリーランスの稼働数について質問です。第3四半期の実績を見ると第2四半期から稼働数が6名ほどしか増えていません。本年度はフリーランスと企業をマッチングさせる役割の営業人員を増やし、稼動数も増やしていく方針だったと思いますが、このあたりの施策があまり進んでいないように見えます。現状認識と今後の稼働数の見方を教えてください。 

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