2022年11月期第3四半期決算説明

黒木勉氏:みなさま、いつもお世話になっています。株式会社FPパートナーの黒木でございます。このたびは、2022年11月期第3四半期の決算発表動画をご視聴いただきありがとうございます。

当社は2022年9月22日、東京証券取引所のグロース市場に上場し、今期が初めての四半期決算発表となります。おかげさまで第3四半期においても、順調に推移することができました。

決算ハイライト[ 2021年11月期 ] ~[ 2022年11月期 ]

2022年11月期第3四半期のハイライトです。スライド左側の表は2021年11月期の実績です。2021年11月期は、売上高が209億1,900万円、営業利益が17億3,500万円、営業利益率が8.3パーセント、経常利益が18億1,400万円、当期純利益が12億2,400万円、1株当たり当期純利益が122円47銭でした。

中央の表は、2022年9月22日の上場日に発表した2022年11月期の業績予想です。売上高は前期比114.9パーセントの240億4,800万円、営業利益は前期比191.8パーセントの33億2,800万円です。営業利益率は13.8パーセントに改善しています。

経常利益は前期比184.5パーセントの33億4,800万円、当期純利益は前期比164パーセントの20億800万円、1株当たり当期純利益は前期比159.3パーセントの195円19銭です。

右側の表は2022年11月期第3四半期の業績です。売上高は187億3,900万円で、業績予想に対する進捗率は77.9パーセント、営業利益は32億6,500万円で、進捗率はすでに98.1パーセントです。営業利益率は17.4パーセントとなりました。

経常利益は32億7,000万円で、進捗率は97.6パーセント、当期純利益は19億6,200万円で、進捗率は97.7パーセントです。1株当たり当期純利益は196円25銭となっています。

決算ハイライト[ 2021年11月期 ] ~[ 2022年11月期 ]

通期予想についてご説明します。当社は四半期において季節要因の少ない業態です。ただし、前期の第4四半期は過去最高の利益となり、決算賞与等で5億円の社員還元を行いました。今期も前期を上回る決算のため、7億円の社員還元を予定しています。

今期は上場後初めての決算ですので、株主さまからの期待に責任を痛感しています。第4四半期も営業利益を重ね、業績予想の上方修正を行いたいと思います。

スライド右側の表は、2022年11月期の修正後業績予想です。売上高は前期比120パーセントの251億800万円、営業利益は前期比209.5パーセントの36億3,400万円です。営業利益率は前期比6.2ポイントアップの14.5パーセントに改善する見込みで、これは前期比174パーセントになります。

経常利益は前期比200.5パーセントの36億3,600万円、当期純利益は前期比184.2パーセントの22億5,400万円、1株当たり当期純利益は200円を超え、219円7銭です。

経営成績の状況

スライドのグラフは経営成績の状況を表しています。2017年11月期から2022年11月期までの過去6年における営業利益の予想CAGR(年平均成長率)は20.2パーセントです。今期の売上高の予想値は前期比120パーセントの251億円800万円と、過去最高額となっています。売上高大幅アップの最大要因は、地域戦略の強化によるものです。

経営成績の状況

当社の拠点数の推移です。前期末は111拠点でしたが、今期の第3四半期は128拠点になりました。今期末には135拠点となる見込みで、前期比で24拠点も増加しており、拠点数は過去最高となっています。

スライド右側の図は、新規に開設した拠点を日本地図で記載しています。結果として売上高は大きく上昇し、利益率も大幅にアップしている状況です。

経営成績の状況

今期を含めた今後の成長戦略について、2点ご説明します。前期より、廃業した代理店の契約を買い取るビジネスを始めました。スライド左側のグラフは、代理店数の推移を表したものですが、過去4年間において、全体の11.2パーセントにあたる9,305店もの代理店が廃業しています。減少傾向の主な要因は、体制整備コストの増加や代理店後継者問題などです。

スライド右側のグラフは、当社が新しく始めたビジネスにおける契約買取数の推移を表しています。前期はお客さまが当社に1万5,134件もの契約を移管しました。今期の第3四半期までの契約買取数は1万2,632件で、2022年11月期通期予想では2万件を見込んでいます。

経営成績の状況

前期からコンセプトショップの「マネードクタープレミア」を大型商業施設に展開しています。現在、「ララガーデン長町店」「コレド日本橋店」「東武池袋店」「名古屋ラシック店」「天王寺ミオ店」と、全国に5店舗を展開しており、今月も新たに3店舗開店します。

左側のグラフは来店予約数の推移です。前期の来店数は370件でしたが、今期の第3四半期までの来店数は768件と、2021年11月期と比べると207.5パーセント増加しています。さらに新型コロナウイルス感染症の流行から、オンライン相談申込数も大幅に増加しています。前期のオンライン相談申込数は311件でしたが、今期の第3四半期までの申込数は792件と、2021年11月期と比べる254.6パーセント増加しました。

市場における当社のポジション

市場における当社のポジションをご説明します。少子高齢化と市場の縮小予想はありますが、保険はほとんどの国民が入っていますので、国内インフラとも言える大型市場です。

スライド左側のグラフをご覧ください。私どもが所属している保険代理店チャネルは、わずか9年間で業界シェアを7パーセントから15パーセントへと大幅に拡大しました。

右側の図は、業界全体において2020年度にお客さまが新しく加入した保険契約の数字です。業界全体では1年間で1兆5,944億円もの新規契約がありましたが、そのうち代理店での契約は約2,439億円と、大きく上昇しています。その中でも当社のシェアは、保険代理店業界で8パーセント、保険業界ではすでに1.2パーセントまで拡大していますが、まだまだ伸びしろがあり、非常に大きな市場規模と考えています。

最後にごあいさつさせていただきます。保険業界は国内インフラとも言える大型市場ですので、この上場を機に、シェアを何倍にも伸ばしていきたいと考えています。みなさまのご期待に応えられるよう、会社を成長させてまいります。ご支援のほどよろしくお願い申し上げます。本日はご視聴いただきありがとうございました。