2022年9月期決算説明
岩本恵了氏：ブランジスタの岩本でございます。2022年9月期は2期連続となる上方修正を行い、予想を上回る業績を達成しました。また、今期より新しい事業も開始しています。こちらは後ほど詳しくご説明します。
これからも地方創生・地域活性化にはなくてはならない会社として、みなさまのご期待以上の業績を残していけるように、社員一丸となってより一層がんばっていきます。それでは、2022年9月期の決算内容についてご説明します。
FY2022/9 トピックス
2022年9月期のトピックスは、スライドに記載した2点です。まず、自治体とのタイアップが過去最高となる39自治体まで拡大し、大変好調に推移しています。
さらに、全国の成長企業を支援する「ACCEL JAPAN（アクセルジャパン）」が今期よりスタートしました。当社の市場規模を大きく広げることが可能となる新事業です。
新会計基準適用2022年9月期連結決算ハイライト
2022年9月期の連結決算ハイライトです。新しい会計基準の適用や新型コロナウイルス感染拡大の影響があったものの、期首予想を上回る業績を達成しました。売上高に関しては、前期と比較しても増収を達成しています。
連結売上高・営業利益の四半期推移
四半期ごとの連結売上高・営業利益は、スライドのグラフのとおり順調に推移しています。特に第4四半期は観光需要の回復もあり、売上高は過去と比較しても大きく伸ばすことができています。
連結売上高の内訳
四半期ごとの売上高の内訳です。電子雑誌関連は自治体タイアップが好調でした。加えて、飲食店などの広告売上も回復してきています。
通期連結業績予想
今期の業績予想です。スライドをご覧のとおり、今期も順調であるため、3期連続の増収を予定しています。新事業のスタートとともに、ここからさらに成長を加速させていきます。
連結売上予想の事業別内訳
今期の連結売上予想の事業別内訳です。電子雑誌関連を中心に、既存事業をさらに成長させながら、新たに開始した「ACCEL JAPAN（アクセルジャパン）」を含め、さらなる売上の拡大を実現させていきます。
通期連結売上高の推移
上場年度以降の売上高の推移です。2020年9月期は、新型コロナウイルス感染拡大により一時的に売上が減少していますが、翌年からは再び本来の成長軌道で推移しています。今期の予想を達成することにより、さらなる拡大を図っていきたいと考えています。
自治体タイアップ好調を継続
各サービスについてご説明します。まずは電子雑誌についてです。スライドのグラフは、旧会計基準の売上に相当する契約額の推移です。前期の2022年9月期は5億円を突破しました。今期の契約額は約3億8,000万円で、過去最高額の更新に向けて順調なスタートを切っています。
2023年9月期公開予定
今後の自治体タイアップの公開予定としては、全国24自治体で実施が決定しており、順調に拡大しています。今後もさらなる拡大に向け、さまざまな施策を実行していきます。
新プラン／官民連携プランの提供を開始
新しい施策の1つとして、官民連携プランを開始しています。自治体によっては予算確保が難しいため、航空会社や鉄道会社、地域の有力企業から費用を捻出してもらえるような広告枠をタイアップ誌に設置し、民間企業からの広告費を集め、自治体タイアップ誌の発行を実現する新しいプランです。官民が連携し、一体となって地域を盛り上げる新しい取り組みを推進しています。
旅色FO-CAL実施エリアの民間企業への提案を強化
自治体公開エリアの民間企業への提案の強化についてです。まず、自治体タイアップを公開する周辺の宿泊施設や飲食店への提案を強化します。同時に、自治体ごとの「旅色」特設サイトのアクセス数を増加させる施策により、受注効率が向上する実績があります。
これにより、地域への観光誘致をさらに強化し、地域の活性化と受注効率の向上による、広告売上の増加を図っていきます。
当社事業環境の変化
スライドをご覧のとおり、当社を取り巻く事業環境は改善傾向にあると考えています。国や自治体による観光・外食需要のさまざまな施策や、インバウンドの回復によって、さらに追い風になると考えています。外部環境の改善による広告売上の増大を行っていきます。
電子雑誌関連売上の内訳（2022年9月期）
前期の電子雑誌関連売上の内訳です。売上の大半が「旅色」関連です。外部環境の改善によって企業の広告出稿が回復することにより、前期を上回る売上の拡大が実現します。今後も「旅色」関連売上を伸ばし、さらなる成長を実現させていきます。
「旅色」月間利用者数の推移
「旅色」の月間利用者数の推移です。スライドに記載のとおり、昨年9月の過去最高値を更新しました。今後も利用者数の拡大に向けて、さまざまな施策を実施していきます。
利用者数拡大に向けたコンテンツの充実
さらに利用者数を増加させる施策として、さまざまなコンテンツを「旅色」サイト内に続々と追加していきます。多様化する旅行者に対応できるコンテンツを拡充させて満足度の向上を図り、利用者数の増加に努めていきます。
ACCEL JAPAN（アクセルジャパン）
今期からスタートした「ACCEL JAPAN（アクセルジャパン）」についてご説明します。10月4日に、当社5社目となる連結子会社のブランジスタエールを設立し、「ACCEL JAPAN（アクセルジャパン）」をスタートしました。「成長企業と新しい日本をつくる。」というミッションのもと、これまでの企業のプロモーション・ブランディングを変える新しいサービスです。
アクセルジャパンの目的
前提として、日本経済の発展には企業の成長が絶対条件です。企業の業績アップを実現させる新しい企業ブランディングのプロジェクトが始動しました。
世の中の現状・成長企業の課題
ここで、企業プロモーションの現状と課題についてお話しします。世の中の現状としては、日本の大手企業はわずか0.3パーセント未満と言われています。この0.3パーセントの大手企業は、自社のPR・ブランディングに有名芸能人を起用することができています。
しかし、日本は中小企業が99.7パーセントを占めているため、この中小企業の成長が、日本の発展には欠かせないと我々は考えています。そこで、中小企業が抱えるもっとも重要なPR・ブランディングの課題をこのプロジェクトで解決し、事業スピードを加速させたいと考えています。
解決策
解決策としては、有名タレントの肖像を使った効果的なプロモーションを行うことで、中小企業が抱える課題を解決していきます。
これまでのキャスティング
これまでのタレントのキャスティングは、1社の企業に対してタレントが出演しており、高額なギャランティが支払われていたのが常識でした。
初期費用ゼロ円+月額固定の新モデル
「ACCEL JAPAN（アクセルジャパン）」では、まずフロントギャランティを当社が支払うことにより、参画する企業は、初期費用0円、かつサブスクリプション型の毎月定額の料金を支払えば、タレントを大手企業のように使用することができるビジネスモデルとなっています。
タレントにとっては今まで、出演した広告の契約が終わればギャランティは0円になっていました。「ACCEL JAPAN（アクセルジャパン）」では、有名タレントが多くの企業のPRに登場し、企業が増えれば増えるほどストックが積み上がっていき、継続的にギャランティをお支払いできる新しい仕組みとなっています。
これまではタレント出演というかたちでしたが、このサービスでは有名タレントが日本の企業の成長を応援するとともに、業種・業態に関係なく、みんなで盛り上げていくことができます。「ACCEL JAPAN（アクセルジャパン）」は、これまでの企業のPR・ブランディングを変える新しいサービスです。
ACCEL JAPAN アンバサダー
初代アンバサダーは、スライドに掲載している5名の方々です。
ACCEL JAPAN アンバサダー
今後も、続々とタレントの方々が参加する予定です。
ACCEL JAPAN アンバサダーの写真素材例
スライドは、参画企業が使用できる写真素材の一部です。この他にも、たくさんの素材があります。
ACCEL JAPAN アンバサダーの写真素材例
どのような企業でも使いやすいように、さまざまな衣装やポーズがあります。「ACCEL JAPAN（アクセルジャパン）」の参画企業は撮影料をかけずに、種類豊富なタレントの写真素材を使用できます。
タレント起用イメージ
スライドは、写真素材を使用したイメージです。なぜ大手企業が高額な費用をかけてタレントを起用したPRを行っているのかと言いますと、タレントがいることによる強力なアイキャッチによって、大きなPR効果やブランディング効果をもたらし、その先の自社のサービス・商品を見ていただけることにつながるためです。
「ACCEL JAPAN（アクセルジャパン）」では、大手企業と同じようにタレントを使用した効果的なPRを実現することが可能となります。
アンバサダーの写真を利用したクリエイティブ例
こちらも写真素材を使用したクリエイティブ例です。スライドの例のように、タレントを使用したツールを活用することで、注目度が劇的にアップします。
さまざまなシチュエーションで活用
もちろん、広告バナーなどにも活用できます。動画素材もご提供しており、さまざまなシチュエーションで活用できます。
動画素材利用イメージ
動画素材の活用の仕方としては、例えばタレントの動画素材の間に、その企業のCMをインサートして、テレビや「YouTube」などで流すことができます。実際のCM例を3つ、お見せしたいと思います。
ヒロミ × YOMiTA!
板野友美 × ネクシィーズ・ゼロ
篠田麻里子 × ボディアーキ・ジャパン
このように、タクシービジョンやテレビ、デジタルサイネージなど、あらゆる媒体で幅広く使用することができます。
画期的な2つのサービスをひとつに。
「画期的な2つのサービスをひとつに。」ということで、今ご説明したのは、タレントパワーで自社のPR・ブランディングを強化することにより、事業成長を加速させる新しいサービスです。
今回のプロジェクトはそれにプラスして、経営者の学びと交流の場も提供します。これにより、リーダーシップ強化で経営力をアップし、企業の業績を上げるアシストを行います。
日本最大級の経営者交流団体と連携
「ACCEL JAPAN（アクセルジャパン）」は、11年前に発足したパッションリーダーズという日本最大級の経営者交流団体と連携しています。パッションリーダーズでは、第一線で活躍する著名な経営者の講演を聞くことができる他、経営者4,000名が参加するビジネスマッチングなど、さまざまなプログラムが月に40回以上行われています。
「ACCEL JAPAN（アクセルジャパン）」の参画企業は、入会費・月額会費を全額無償で、パッションリーダーズのすべてのプログラムに参加することができます。さまざまなプログラムを通じて、経営者の成長を支援しています。
ACCEL JAPAN 始動発表会を10/4開催
サービスのスタートに合わせて、10月4日に参画企業の方々をご招待し、プロジェクト始動発表会を開催しました。初代アンバサダーのみなさまにもご登壇いただき、多くのテレビ番組や新聞記事、ネットメディアで紹介されて大変話題となりました。新事業の門出にふさわしいお披露目となり、 認知の向上につながっています。
ACCEL JAPAN 料金プラン
「ACCEL JAPAN（アクセルジャパン）」の料金についてです。これまで数千万円かかっていたタレントを起用したプロモーションが、1企業あたり月額固定の35万円から実現します。プロモーションに革命を起こし、企業の成長につなげていただきたいと考えています。
ACCEL JAPAN のミッション
「ACCEL JAPAN（アクセルジャパン）」のミッションです。有名タレントの写真・動画が使えるプロモーションツールと、経営者の学びと交流の場を提供する、このセットで成長企業を応援し、日本経済の発展に貢献していきます。
さらなる市場の拡大
「ACCEL JAPAN（アクセルジャパン）」を開始したことにより、 当社の市場規模は大きく広がりました。これまでカバーしていた「旅色」やECサポートサービスの領域から、「ACCEL JAPAN（アクセルジャパン）」の始動により、業種・業態を問わず国内すべての中小企業が対象となりました。
既存ビジネスの事業環境が改善していること、市場が大幅に広がったことにより、成長・拡大ができる環境は整ったと考えています。当社グループは一丸となって、 成長スピードを加速させていきます。
新しいブランジスタのグループミッション
今期より、新たにブランジスタのグループミッションとして、「CONNECT with COMMUNITY」を掲げ、地方創生・地域活性化の実現を使命に事業を推進します。
以上です。地方創生実現への貢献と、事業拡大を引き続き強化してまいります。今後とも、ぜひブランジスタにご期待ください。ありがとうございました。