オリンピックに手を挙げる国が少なくなってきた?

頼藤太希氏(以下、頼藤):こんにちは。

高山一恵氏(以下、高山):こんにちは。

頼藤:ゆるーくマネーについて語るラジオ、マネラジ!

(一同拍手)

頼藤:54回目ということで。元気ですか?

高山:元気です。でも寒くて、ここのところ。

頼藤:寒いですよね。最近は花粉も出だして。

高山:飛び始めましたね。

頼藤:僕、花粉症なんで、目も痛いし鼻もズルズルだし、たまに頭も痛くなるし。

高山:絶不調ですね。

頼藤:そうなんですよ。アレグラが欠かせない。

高山:なるほどね。

頼藤:今回は、収録している今日は2月19日なんですけども、まさに平昌オリンピックがやっている。

高山:羽生くんが。

頼藤:ダブル羽生。羽生(ハニュウ・フィギュアスケート)と羽生(ハブ・将棋)か。そのニュースがありましたけど。

高山:羽生くんも感動しちゃって。かなり興奮させてもらいました。

頼藤:フィギュアスケートはワンツーフィニッシュでしたよね。銀メダルが宇野さんでしたっけ?

高山:そうですね。

頼藤:というわけで、今回はオリンピックについて語っていこうかなと思うんですけども。何かありますか?

高山:その丸投げな感じ、やめてもらっていいですか。オリンピックと言うと、たぶん2020年東京オリンピックに向けて、どんな銘柄が上がってくるかなと物色している人も多いんじゃないかなと思うんですけど。

頼藤:けっこうオリンピックって、期待をさせられると言うか、経済効果があるみたいなのが出てるじゃないですか。いろんなところが、30兆円ぐらいあるんじゃないかみたいなことを出してますけども。でも、本当にそんな経済効果があるのかは、実測値じゃないからなかなか難しいところではあるんですよね。

ちょっと僕、怪しいなとは思うんです。そんなに景気が良くなるものではないなと。

高山:その心は?

頼藤:その心はと言うと、新興国だったらまだしも、日本ってある程度観光の名所が多いし、思ったよりは「オリンピックのおかげで来た!」みたいなのはないと思うんです。

高山:そういうこと言うと、気持ちが。今オリンピックに向かって。

頼藤:気持ちがと言っても、よく不動産投資とかも盛り上がってますけど、オリンピックまでは、と言いますけど、ちょっと違うんじゃないかなと思うんです。平昌オリンピックって、韓国ですよね。4年後は北京でやるんです。それぐらい、オリンピックに手を挙げる国が少なくなっているんじゃないかな。

高山:本当にそれはそうみたいですね。費用もすごくかかるし。

頼藤:ということは、オリンピックをやっても儲からないと思ってるから、手を挙げる国が減ってるんじゃないですかねと考えるのが普通です。中国ぐらいになっちゃってるんじゃないかな余裕がある国も。そう考えると、オリンピックが来たからすごいとか、ワールドカップが来たからすごいと言うのは、昔の話ですよ。

高山:ただ、オリンピックへの期待感で、いろんなものが上がっていく。例えば不動産もそうだし、株もそうだしというところはあるんでしょうね期待感で。

頼藤:もちろんオリンピックをやるから、建設するから建設業界が上がるとか、そういうのはあると思うんです。あとは旅館系、ホテルとか。

高山:そうですね。あと旅行、スポーツ関連。

頼藤:スポーツ関連ね。そういうのがあるからというのはあるんですけど。だから、あんまり希望を載せすぎると良くないかなという感じです。じゃあ、オリンピックやんない方がいいのかと言うと、やる意味はあります。

高山:そりゃあね。

オリンピックはビジネスを披露する場でもある

頼藤:今言ったのは、前段の宿泊とか運輸とか小売業が活性化するかもしれないから、という話です。2つ目の狙いがあるんです、オリンピックって。俗に言われているのは「ビジネスを披露する場」と言われているんです。新しいビジネスを、例えば今日本って、ロボットとか医療がすごい発展しているんですけども、そういったことをお披露目する場にもされている。

あとは、今すごいオリンピックに向けて力を入れているのは、タクシーとかUberとかだと思うんですけども、そういったところも、新しい技術を使って身近な生活に浸透させようとしているじゃないですか。そういったものは、お披露目の場になるということです。

それを見た人たちがこれを買おうとか、そう思ってもらったりとかするのが、2つ目の狙い。それがオリンピックの目的の1つです。世界に披露する場ということです。

高山:なるほど。確かに、オリンピックがあることで、いろいろな外国の方も日本を訪れる機会もあるし、最近もすごいもんね、中国の方とかアジアの方。

頼藤:だから、オリンピック関連銘柄で探すんじゃなくて、世界に勝負できるような新しいサービスを作っている会社に投資するんだったら、可能性は高いんじゃないですか? そっちの方がいいと思います。

高山:なるほど。でも、オリンピックのスポンサーになっている会社とかあるじゃない? ああいうところ、良いかなと思っていろいろ物色してたんですけど、日清食品さんとかもすごく良いかなと思って。

頼藤:食べ物系ですね。

高山:とかね。他にもJTBさんとか、いろいろなってるみたいですけども。

頼藤:従来からやっている会社じゃなくて、新しい会社を見つけないと。この機会に。世界を変えるような。日清とかJTBとかは、ある程度基盤があるじゃないですか。

高山:知名度もすごくあるし。

頼藤:じゃなくて、ここから世界を変えるような。先ほど言った医療とかロボット技術です。そういったところを推進している企業を探す。ちょうど四季報も出ましたからね。1月版が出てますから。

高山:出ましたね。けっこう楽しみに、分析してみたいと思いますけども。

頼藤:そういったところじゃないですか? オリンピックが来たから外国人が増えるということは、そんなにはないと思います。だって、すでにいません? 周りの、そもそも東京のコンビニの店員は、ほぼ東南アジア人。

高山:本当にそうなってきたよね。

頼藤:そして、どこ行っても中国人。

高山:確かに。最近、押されてる感じする。日本人よりも中国の方のほうが多いのかなというぐらい、繁華街とか行くと。

頼藤:爆買いが収まったって言われてはいますけど、まだしてますよね。秋葉原行ったらすごいなと。

高山:不思議なんだけど、余談なんだけど、薬局行くと目を、何だっけあれ。

頼藤:ホットアイマスク。

高山:そうそう。あれ、すごい受けてるみたいだね。中国の方に。

頼藤:本当に、昨日秋葉原歩いてたらびっくりしたんですけど、たぶんABCマートもすごい人気出てて、ニューバランスの同じ色の靴を履いた親子3人が歩いてたんです。

高山:中国の方?

頼藤:絶対日本で買っただろうなってぐらい、みんな新品の靴で。そういう感じなんだと思って。ABCマートも中国人いっぱいいたんで、人気なんだろうなという感じです。だから、オリンピックのときに、外国人がどういったものに注目しているかを、自分の目で見て歩いた方がいいですから。

高山:街の中とか。

頼藤:あとは、どういうシステムを使っているのかとか。それが、もし株式投資として活かすんだったら、そこがまずポイントじゃないですか? まずは自分の目で見て、電車の中とかどうなっているのかとか。ホテルのラウンジ、どうなっているんだとか。

高山:確かに、あと建設とかもいろいろあるから。

頼藤:だから、簡単に忍び込めますよね。電車の、山手線をムダに何周もしたりとか、外国人が何話してるんだろうとか。ちょっと英語力必要かもしれないですけど。あとは、ホテルのラウンジで、ずっとコーヒーを10杯ぐらい飲んで。それだけで、ビジネスのヒントになるってことですから。

高山:確かに、ホテルは何杯飲んでも無料で。

頼藤:そうそう。そういうことです。そんなところですかね。

高山:なんか、希望を持って聞いてくれてたリスナーの人たちが、「あっ、そうですか」って感じに。

頼藤:いや、だから、思ったよりたぶん、景気拡大しているなという実感もないし、終わった後もそこまでだとは思うんです。ただ将来、今100年時代と言われているんですけども、将来の日本を引っぱっていくのは、やはり医療とかロボット技術とか、あとは今ちょっと騒動がありましたけど、仮想通貨とか。そういった、日本が世界で誇るようなものが牽引していく。そういったところを見るのが大切なのかなと思います。

高山:じゃあ今度、オリンピックがあと2年程度でやりますけれども、これからの過ごし方としてはそういうところです。

頼藤:そうですね。車とかだって、自動運転になるとかって知ってます?

今、日本ではなかなか、ちょっと先だと思うんですけど。でも、もう試験的に運用されているんです。自動運転が当たり前になると、日本の損保業界は潰れる、なくなると言われてますから。だって、事故なくなりますから。すごいですよ。だから、自動運転がたぶん一番、世の中を動かすかもしれないですね。日本って保険じゃないですか、ほとんど。

高山:保険好きで知られていますからね、日本人は。

頼藤:未だにバブリーな業界って、保険とか不動産なんです。保険はちょっといまいちになってきましたけど。

高山:そうですね。

頼藤:自動運転になっちゃうと、駐車場とか大丈夫? みたいな。停めないんじゃないのとか。常に自動運転で、動かしておけばいいんです。その間、タクシーとかとして使わせればいいんですから。自分が乗らない時。

高山:なるほど。

頼藤:走らせてればお金を生む。ガソリン以上の。ガソリンじゃないですよ。自動運転は電気ですから。電気代以上の。そういった世の中になっていくんですよ。

高山:なるほど。

頼藤:だから、そういった新しいサービスとかに、より注目した方がいいでしょうね。この2年間は。あとは、ちょっと高いですけど、試してみるのもいいと思います。自分たちで。そうすれば、世界をリードできます。例えば、良いんですよ。高くて、まだ機能ないんですけど「Google Home」とか。

高山:買いましたね。

頼藤:「Amazon Echo」とか、あるじゃないですか。

高山:買いましたね。まだちょっと、「勉強させていただきます」ということが多いですね、Google Homeも。

頼藤:そうですね。でも、どんどん覚えて。なんか、あまりしゃべってないのに、それも聞き取れるんです。それ、すごいなと思って。

高山:でもこの間、Google Homeに「高山一恵」と聞いたら、「勉強させていただきます」とか言ってたじゃない。もっと有名になんなきゃと思いましたけど。

頼藤:個人の名前は、まだ検索できないっぽかったですけど。けっこういけますよね。「松田聖子の誕生日は?」と言ったら、すぐ出てきましたよね。

高山:すぐ出てきましたね。

頼藤:そうそう、すごいんですよ。それぐらい、けっこう進化しているので、AI。と思うんですけど。だから、オリンピックをただ競技だけで楽しむのは、もったいないです。

高山:変化がいっぱいあるし。

頼藤:だって、ビジネスチャンスが来ている。外国人の方がたくさん来る。だから、ホテルのラウンジとかでもいいし、日本を案内すればいいんです。それで教えてもらえばいいんです。

高山:それはそうですね。

投資も語学も、オリンピックがチャンス

頼藤:あとはそのために、株式投資とかで準備しておくことだけじゃなくて、英語もしゃべれるようになった方がいいと思うんです。

高山:そもそも語学が。そこはあるかもしれない。

頼藤:英語を、別に良いんですよ、ペラペラしゃべれなくても。ヘラヘラでも良いんです。話せればいいんです。コミュニケーションできますから。折り紙とか折ってあげたりとか。鶴ね。すごい喜んでくれますよ。

僕がバックパッカーとかで行ったときに、折り紙いつも持って行ってるんですけど、それを折ってあげて、名前とメッセージとか書いてあげて渡すんですけど。未だにメッセンジャーとかで「あの鶴飾ってるよ」みたいな、あるんです。日本ってけっこう独特な文化多いから、それを紹介するだけでいいんです。

高山:でも、それは本当そうかもね。外国の方が多くなってるのは、やっぱりチャンスというのはあるんですね。

頼藤:ご飯も独特なの多いじゃないですか。「スシ、テンプラ、スキヤキ」みたいな、言ってくるじゃないですか。

高山:最近、寿司屋行ってもすごいもんね。

頼藤:だから、その寿司とかすき焼きとか天ぷらは、どこで食べるとおいしいのかとか、そういうのを教えたりするといいんです。だいたいいくらぐらいだよとか。

高山:でも、これをきっかけに、「Airbnb」って今流行ってるじゃない。民泊だっけ? それを始めた方とかも、まわりにけっこういる。

頼藤:そうですよね。

高山:子どもの教育にも良いと言ってる。

頼藤:だから、チャンスなんです。何でもチャンス。ただ競技を見ておしまいというのは、寂しいなと。

高山:ただ、チケットを手に入れて何か見に行きたいけどね、いろいろ。

頼藤:それはそうですね。それは娯楽として楽しみたいけど。

高山:娯楽として、すごい見に行きたいですけど。

頼藤:「体操がんばってるな」とかで終わっちゃしょうがない。

高山:その背景、いろいろなものを。

頼藤:チャンスなんですから。たぶん、東京オリンピック終わったら、日本でオリンピックはもうないんじゃないですか? 

高山:なんか、なさそうな感じしますよね。

頼藤:というぐらいです。

高山:大チャンスと捉えて。

頼藤:なので、今いろいろ話してきましたけれども、オリンピックを機に、自分たちの日本の国のビジネスってどうなっているのかとか、外国人たちはどんなことに興味があるのか、どんなものを身につけているのか、どんなことを活用しているのか。英語を話せるようになる。あと2年ありますから。

高山:確かに。

頼藤:と言うか、2年あるのにしゃべれなかったら、もうセンスないです。言葉を話すセンスがないです。だって、言葉ですから。言葉って勉強じゃないですから。覚えるものですから。使えばいいんです、使えば。だから、フレーズを覚えればいいんです。

例えば、折り紙という文化を伝えたいんだったら、「オリガミ イズ なんとかなんとか」というのを自分で作文して、それを何回も読んで、伝えるようにすればいいんです。それだけでいいです。だって、何か得意なフレーズとかあるじゃないですか。口癖。それは英語も一緒だと思いますから。

高山:なるほど。訓練だよね。いかにやるか。実践?

頼藤:僕の英語力、ヘラヘラですけど。

高山:ヘラヘラだけど、けっこう積極的にしゃべってるよね。外国の方と。

頼藤:だし、わりと通用しているじゃないですか。海外でもぜんぜん普通に。というか、ビジネスでもちょっと話せますし。いいんですよ、ちょっとイントネーションが悪くても。大丈夫ですから。自信を持って。

高山:私、発音だけは良いの。ヘラヘラだけど。

頼藤:でも、道聞かれたとき、答えられてなかったじゃないですか。それはしゃべれるとは言わないんです。

高山:バラすの、やめてもらっていい?

頼藤:「明治大学どこ?」と言われて、「駿河台キャンパス」と言うから「あの警察署の向こうかな?」と思って、「あちらへんじゃない?」と言って「本当?」と言われたから、「じゃあ案内するよ」と言って案内したんですけど、そのときずっと見てましたもん。

高山:電波に乗せて話さなくてもよくない?

頼藤:取引先が神保町にあったので、神保町に向かう途中だったんですけど。

高山:そうですね。この2年間でかなりの英語力を身につけて、ヘラヘラからベラベラへ行ければと思います。

頼藤:今日は、何かためになりましたかね?

高山:今日、どうなんですか? ためになりましたかね?

頼藤:だったら良いですね。

高山:何か1つでも、「これ参考になったな」と思うことがあれば嬉しいかなという感じです。

頼藤:今、平昌オリンピックは画面を通してでしかなかなか見ることができないですけれども。

高山:でも、韓国に行った友達がいるんですけど、あまり盛り上がってなかったと言ってました。

頼藤:だから、ちょっと真剣に見て。けっこう、バリアフリーとかでそういう器具とか、最先端の医療とかを見るのは、パラリンピックも大事だと思うので。

高山:確かにそうですね。パラリンピック。

頼藤:そういった方も注目していただいて、今後の日本、受け身でどうにかなると考えるんじゃなくて、主体的に。

高山:良いこと言った。能動的に。

頼藤:自分が日本を変えるという勢いで。

高山:でも、それぐらいの気構えを持って生きることは大事ですよね。

頼藤:気構えを持って主体的に動いていくことを、みなさんと一緒にできていけたらなと思っております。英語力もヘラヘラでいいと思います。ヘラヘラというのは、フレーズが覚えてればいいということです。向こうが言ってることはわかる。ちょっと時間かかってでもいいから、答えることができるとか。ちなみに、翻訳してくれるスピーカーとかが今出てきているって知ってました?

高山:何か見た。

頼藤:20ヶ国語対応スピーカーみたいな。

高山:良いなと思った。見てて。

頼藤:そういったものを、もちろん使ってもいいんですけども、この機会なんで、自分の国のことを自分の口からしゃべることを、経験してはいかがでしょうか?

高山:取りとめもなく話してきましたが。

頼藤:というわけで、頼藤太希と。

高山 : 高山一恵が。

頼藤、高山 : お送りしました。またね、See You。