2018年3月期 第1四半期 業績サマリー(前年同期比)
荒井透氏:みなさん、本日はお忙しい中ご参加いただきまして、誠にありがとうございます。
私、ネットワンの新井でございます。本日よろしくお願いいたします。それでは2018年3月期第1四半期の決算について、説明をさせていただきます。
本日の進め方ですが、最初に第1四半期決算の概要。続いて、通期業績の見通しについて説明をさせていただき、最後に質疑応答とさせていただきますので、よろしくお願いいたします。
それでは資料3ページの業績サマリーから説明させていただきます。赤枠が当期の結果です。
最初に受注高です。ソリューション展開が引き続き好調に推移しておりまして、第1四半期は379億6,300万円となりました。売上高は297億9,400万円。前年同期比1.1パーセント増となりました。
ソリューション展開および、案件利益の精査による売上総利益率の改善が継続した結果、営業利益はプラスの4億1,400万円。経常利益は4億円。当期利益は2億4,800万円となりました。
受注残は682億3,400万円となりました。全体の会社予算対比ですが、受注高と売上総利益率は超過。売上高および販管費が予算対比で若干の未達という結果、営業利益が多少超過して着地したということになりました。
なお、当期からベンダサポート等のライセンスに関連する売上を、一括ではなく月次分割計上に変更しました。
前年同期比較の参考として、表のいちばん右に前年同期と同様の一括計上として計上した場合のPLを、変更前として、参考値として記載させていただきましたので、ご参考いただけると助かります。
なお、この2018年度3月期第1四半期の数字と、変更前の参考情報のあいだに売上高と利益に差額がございますが、この差額は今年度内に順次計上され、期末時点ではほぼ同等となると予想しております。
マーケット別 受注高・売上高・受注残(前年同期比)
マーケット別についてご説明をさせていただきます。
いちばん上の紫色はエンタープライズです。引き続きセキュリティ対策、クラウド基盤、働き方改革の引き合いが好調です。受注残は前期比13.6パーセントと好調です。売上高もほぼ会社計画どおりで推移しています。
2段目の緑色は通信事業者事業です。注力しているクラウドサービス基盤のビジネスが拡大しています。受注高は前期比10.4パーセント増と好調です。
売上高は前期比で減少していますが、ベンダサポート関係の売上変更の影響をいちばん多く受けたセグメントでもございますが、これを除外すると、ほぼ前年同期比と同等に、好調に推移していると考えています。
3番目です。赤というかオレンジのパブリック市場です。ヘルスケア・大学・自治体関連のセキュリティ対策・クラウド基盤関係の案件が順調に推移しています。
売上高は自治体向けのセキュリティ需要が強かった前年同期とほぼ同等に、好調に推移しました。売上高は豊富な受注残がありますので、ほぼ計画どおりに推移しています。
いちばん下の青色、パートナー事業ですが、前年に大きく伸長した主要パートナー向けビジネスが継続しておりまして、受注高、売上高ともほぼ計画どおりに進捗しております。
商品群別 受注高・売上高・受注残(前年同期比)
5ページ目。商品群別の売上受注残になっています。
上から薄紫色が機器、ピンク色がサービスになっています。ソリューション提案が進んでいまして、設計・構築・保守・運用と行ったサービス案件が増加しておりますので、サービス系の受注が、前年同期比で20.6パーセント増加しております。
連結貸借対照表
次のページ、6ページ目がBSになります。
流動資産ですけども、前期末と比較しまして、売掛金の回収が進み、現預金および有価証券が240億500万円と67億6,900万円増加。
売掛金・受取手形が162億1,100万減少しています。また、受注が好調なために棚卸資産が25億9,600万円。前払費用等を含むその他の項目が9億9,500万円増加しています。
その他は、大きな変動はございません。
セグメント情報
続いて7ページ目。セグメント情報をご覧ください。
上段が当期。下段が前年同期となっております。すべてのセグメントで、前期比で利益率が改善しております。エンタープライズ市場では、売上が減少したにも関わらず、同等の利益を得ることができました。
通信事業者市場でも、売上が減少していますが、その割合よりも利益の減少は抑えられたということになっています。
パブリック市場は、売上高が伸びてまして、前年度第3四半期から継続して、四半期単位でのセグメント利益、黒字を確保することができました。
パートナー事業では、売上高が伸びて黒字転換をしております。
為替レート等
為替レートについてですが、当四半期は平均111円37銭でした。社員の数ですが、若干だけ増加しまして、2,308名となっております。
2018年3月期 通期業績の見通し(※期初公表値から変更なし)
通期の見通しについて、お話をさせていただきます。
期初公表値からの変更はございません。開示させていただいた2018年3月期上期の数字を達成できるように進めていきたいと思っています。
通期の目標である営業利益72億を達成すべく、よりソリューションの展開を強化していきまして、受注の獲得、売上総利益率の改善。生産性の改善に努めていく所存でございます。
2018年3月期 通期業績の見通し マーケット別(※期初公表値から変更なし)
11ページもマーケット別になりますが、期初公表値から変更ございません。ほぼ計画どおりに進んでおります。
若干、計画よりも各セグメントとも、上振れの傾向で推移していますので、第2四半期、第3四半期、第4四半期と、この傾向を堅持していきたいと考えております。
第2四半期以降の注力領域
12ページに第2四半期以降の注力領域というのも記載させていただいております。
先ほども、何回もソリューション展開というお話をさせていただいていますが、クラウドの推進ということで、ネットワンコネクトという新設の子会社から、本日付でソフトウェアを提供開始させていただく。
クラウド間をつなぐソフト。クラウドを担保するようなソフトウェアを提供させていただくことが、セキュリティの強化ということで、これは今年中になろうかと思いますけど。
サイバー攻撃を受けて情報漏洩にいたる手前で、その情報漏洩端末を止めるサービスですとかを今開発中で、全体的に物販からサービスへ大きく舵を切っております。
そのサブスクリプションモデルみたいなものを導入しようということで、今その準備をはじめていたり、お客さまの需要ということで、働き方の改革ですとか、ヘルスケア向けの対応ですとか、IoT。とくにに工場関係の対応等々を継続的に進めていく所存です。
これらで今年度の数値を達成したいと考えています。
私からの説明は以上です。