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井関農機株式会社6310

東証プライム

機械

※当記事は速報版です。スライド情報は割愛している他、数値などに誤りが含まれる可能性がございます。正確な情報は決算短信・決算説明資料などの正式な開示資料、または追って公開予定の確定版記事にてご確認ください。

目次

井関農機社⻑の小田切でございます。本日は大変お忙しい中、当説明会にご出席いただきまして誠にありがとうございます。また、平素は当社IR活動に関しまして、種々ご指導ご鞭撻を賜りまして心より厚く御礼申し上げます。

それでは早速、お手元の資料に沿ってご説明をいたします。次ページをご覧ください。

ポイント

最初に、決算のポイントを整理しております。第1四半期は、前年同期比増収、営業・経常増益、社内計画を上回る進捗となりました。営業利益率は5.1%と前年から+2.1%改善しており、収益体質の改善が着実に進んでおります。

売上高、営業利益、経常利益は、第1四半期として過去最高を更新しました。

バランスシートは、棚卸資産、有利子負債ともに継続して削減しております。通期業績予想は修正しておりません。なお、中東情勢については、樹脂やオイル等の上昇が考えられ、その一部については、価格転嫁を実施予定です。

また、塗装に係るシンナーなどの供給制約はありますが、調達先の多様化を進め操業継続を図っております。

それでは、連結業績の概要について5ページでご説明いたします。

連結業績の概要

売上高は、前年同期比52億円増収の514億円です。うち、国内は、旺盛な需要を着実に捉え21億円増収しました。海外は、欧州で順調に売上を拡大し、31億円増収しました。

利益面は、営業利益は前年同期比12億円の増益、経常利益は15億円の増益でした。親会社株主に帰属する四半期純利益は、固定資産売却益のはく落があったものの、前年並みの14億円となりました。

次に、売上高の詳細をご説明いたします。まず国内から、次ページをご覧ください。

国内売上高

国内売上高は、表の下段合計欄の通り、前年同期比21億円の増収でした。表の上から4段目農機製品は、大型機の販売が続伸し、6億円の増収でした。なお、収穫調製機の−5億円は、コンバインの生産移管に伴う一時的な生産制約によるもので、受注は好調に推移しております。

農機製品の4つ下の作業機は、稲作向けが伸⻑し、9億円の増収。その上、メンテナンスにかかる売上は、8億円の増収。メンテナンス収入は安定収益源として順調に伸びております。

メンテナンス収入比率は、最下段に記載のとおり、18.6%となりました。次に海外について、次ページをご覧ください。

海外売上高

海外売上高は、表の下段合計欄の通り、前年同期比31億円の増収でした。欧州は、主力の井関製乗用草刈機と電動商品が続伸し、欧州地域における第1四半期の売上高は、過去最高となりました。

北米は、OEM先からの受注は回復傾向で、中型商品の販売は拡大したものの、一部商品(型式)で供給遅れがあり、4億円の減収となりました。下期には回復を見込んでおります。

アジアは、韓国・インドネシアが堅調に推移しております。最下段の海外売上高比率は44.4%となりました。次に営業利益についてご説明します。

営業利益

営業利益は前年同期比で右側にグラフでお示ししております。主な要因は、増収による売上総利益の増加(+6億円)など、ご覧の通りです。

プロジェクトZによる改善効果(プラス6億円)、販売価格改定効果(9億円)、一方、原材料価格高騰影響(+6億円)、販管費の増加(+6億円)があったものの、全体で12億円の増益となりました。

また、右下の表に記載しておりますが、為替による影響は、売上高でプラス22億円、営業利益でプラス3億円。プロジェクトZの施策の効果はプラス6億円となりました。

次にバランスシートについて、次ページをご覧ください。

バランスシート

総資産は前年同期末比56億円増加の2,218億円となりました。喫緊の課題である棚卸資産は、91億円の圧縮でした。見合いで、有利子負債は、95億円削減、いずれも削減を継続しており、財務体質の改善も着実に進んでおります。

有形固定資産は、44億円増加しておりますが、主に生産最適化に伴う設備投資によるものです。

プロジェクトZでは、有利子負債を抑えていきますが、設備投資をしっかりと行ってまいりますので、今後も棚卸資産の圧縮が必要です。収益を含めた営業キャッシュ・フローで有利子負債を抑えるオペレーションに努めてまいります。(26年設備投資計画125億円、うち最適化投資80億円)

次に、キャッシュ・フローの状況についてご説明します。

キャッシュ・フロー

第1四半期の営業キャッシュ・フローは、春製品の売上債権の回収が第2四半期以降となることから赤字傾向となっておりますが、今後売上債権の回収が進み、営業キャッシュ・フローは改善いたします。

また、投資キャッシュ・フローは、設備投資に伴い、支出が増加しております。

先ほどご説明のとおり、生産最適化にかかる投資等を予定しておりますが、減価償却費見合いでカバーすることに加え、在庫圧縮の継続と収益等による営業キャッシュ・フローで有利子負債の増加を抑えていくのが、マネージのポイントになると考えております。

次に、プロジェクトZの成⻑戦略の進捗について、次ページでご説明いたします。

プロジェクトZ成⻑戦略の進捗について

プロジェクトZの成⻑戦略の軸となるテーマの海外「欧州事業」と国内「大型機」戦略の進捗についてご説明いたします。

欧州事業については、2030年の海外売上高目標800億円のうち、470億円以上を目標とする最重要市場で、高収益成⻑事業です。当期は過去最高の売上高を計上、自社製品および、仕入商品のいずれも着実に成⻑しました。引き続き、仕入商品の拡充を進めながら、さらなる増収を目指してまいります。

国内大型機については、国内売上高比を2030年に50%以上を目標としております。当期は、コンバインの生産移管に伴う一時的な生産制約がある中、昨年に引き続き、大型機販売比率は40%を超えました。

下期以降は新商品投入によるさらなる拡販を図ってまいります。また、大型機は製品粗利率が高いだけでなく、販売後のメンテナンス収入を含めライフサイクル全体で収益を生みます。将来的なメンテナンス収入の拡大を狙いながら、さらなる拡販を図ってまいります。

次に、業績予想について、13ページをご覧ください。

2026年12月期連結業績予想(修正なし)

通期連結業績予想については、第1四半期は増収増益となりましたが、中東情勢等不透明な点もあることや、まだ第1四半期でもあることから、2月公表の予想から修正しておりません。

なお、中東情勢等については、冒頭でご説明のとおり、樹脂やオイルなどのコスト上昇等が想定されますが、その一部については、価格転嫁で補っていきたいと考えております。

次ページをご覧ください。

連結業績の推移

こちらは、売上、営業利益の推移をお示ししております。棒グラフが売上高、折れ線グラフが営業利益です。

第1四半期は社内計画を上回る好調な滑り出しとなりました。今後、第2四半期以降の業績の進捗次第で通期修正の要否を検討してまいります。

業績の概要については以上です。次に国内外の市場動向についてご説明いたします。16ページをご覧ください。

国内市場の動向(米価)

ご覧のグラフでは、赤色の棒グラフで主食用米60キロ当たりの生産コストを、折れ線グラフで60キロ当たり年平均の生産者価格の推移を示しております。

2021年以降、米価が下落、生産資材費高騰により購買意欲も減退しておりましたが、24年からは米価回復により、農家の購買意欲が回復しました。また、2026年の年平均価格は、昨年度よりは下がることが予想されるも大きく下がることはないのではないかと想定しております。

次ページをご覧ください。

市場の動向・当社の状況(日本・欧州)

左側、国内についてです。市場は、先ほどご説明のとおりです。当社の状況は、旺盛な需要を捉え増収。トラクタ・田植機は大型商品が伸びました。なお、売上以上に契約が順調に伸⻑しており、前期末より受注残は増加しております。

今後、「大型・先端」のフラッグシップモデルを順次投入し、2030年目標の大型機販売比率50%の前倒し達成を目指してまいります。

また、8月に対象機種平均約4.6%の価格改定を実施する予定です。値上げには新商品、仕入れ商品は含みません。

続いて、欧州です。地政学的リスク等不確実性はあるものの、プロ市場は堅調。中⻑期的にはロボット製品や、電動商品の需要増が見込まれます。

当社の1〜3月の状況は、第1四半期の売上高としては過去最高を更新しました。今後は成⻑戦略として、欧州3子会社のシナジーを最大限に発揮してまいります。既存市場における商品ラインアップの拡充に加え、周辺地域への販売開拓を進めてまいります。

次ページをご覧ください。

市場の動向・当社の状況(北米・アジア)

北米です。当社が主に供給している40馬力以下コンパクトトラクタクラスの市場足もと1〜3月の状況は前年同期比−7%でした。OEM先AGCO社の販売状況は、市場を若干上回りました。また、当社への受注は回復傾向にあります。

中型機で販売を拡大するも、一部商品(型式)で供給遅れがありました。今後は、供給遅れの解消と、各地域の特性に合わせた品ぞろえを拡充し、販売回復につなげていきます。

右側アジアは、韓国では、農業人口の減少や高齢化を背景に、大規模化・スマート化が進んでおり、当社は販売促進の強化により、1〜3月の出荷台数が大幅に増加しました。

タイでは、農家の購買意欲は引き続き低調ですが、重点地域に販売リソースを集中することで、効率的な販売活動を進めています。

インドネシアでは、農業機械化政策を背景に政府入札が継続しており、前年に続き入札を獲得するとともに、入札以外の販売ルート拡大にも取り組んでいます。

最後にトピックスを二つご紹介いたします。20ページをご覧ください。

TOPICS:大型機のモデルチェンジ(新商品発表会)

一つめは、国内成⻑戦略の軸である大規模農家向けの大型農機「JAPANシリーズ」を全面的にモデルチェンジいたします。大型機の売上は、国内製品売上高のうち、40%以上を占めており、新商品投入により、さらなる拡販を図ってまいります。

6月に新商品発表会を茨城県のつくばみらい事業所にて開催し、モデルチェンジするJAPANシリーズを中心にご紹介いたします。

当日はZOOMにて同時配信いたしますが、実演や展示は会場限定となりますので、ぜひ足をお運びいただければ幸いです。改めてご案内をお送りいたしますので、ぜひご参加ください。

次ページをご覧ください。

TOPICS:初めての事業説明会を開催(2026年4月20日)

続いて、4月20日に機関投資家・アナリストの皆さまや報道関係者の皆さま向けに当社で初めてとなるオンライン事業説明会を開催いたしました。本説明会では、井関グループの中⻑期的な成⻑を支える事業として、海外では欧州事業、国内では大型機戦略を中心にご説明いたしました。当日は、機関投資家およびアナリストの皆さまを中心に、合計63名にご参加いただいております。

第1四半期は増収増益と順調なスタートとなりました。今後も、プロジェクトZの施策を着実に推進し、収益体質の改善と成⻑戦略の実行を通じて、持続的な成長につなげてまいります。引き続き、よろしくお願いいたします。

以上で、本日の説明を終わります。ご清聴ありがとうございました。

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