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クラシコ株式会社442A

東証グロース

繊維製品

2026年10月期 第1四半期決算説明会

大和新氏:こんにちは。クラシコ株式会社代表取締役CEOの大和です。本日は2026年10月期第1四半期決算説明会にご参加いただき、ありがとうございます。

私からは第1四半期の実績およびトピックスについてご説明し、その後に質疑応答を行います。

Contents

こちらが本日のアジェンダです。2026年10月期第1四半期業績のハイライト、チャネル別の状況、成長戦略とトピックスについてご説明します。

2026年10月期1Q エグゼクティブサマリー

第1四半期の業績ハイライトについてご説明します。エグゼクティブサマリーは以下の5点です。

1点目は、第1四半期において過去最高の売上高および売上総利益を達成しました。

2点目は、閑散期となる第1四半期では計画どおり営業利益がマイナスとなりましたが、売上総利益や中長期的な企業価値の最大化に向けて、広告宣伝費、開発費、人件費への投資を規律的に実行しています。

また、在庫・物流の最適化のために、毎期初に実施する棚卸に伴う商品廃棄損を計上しています。

3点目は、成長資金の獲得およびコミットメントライン枠8億円を確保しています。11月にIPOによる成長資金を獲得し、その後、新規のコミットメントライン枠8億円を設定し、今後の成長に向けた運転資金枠の増加および収益性向上のための運転資金枠を確保しました。

4点目は、「Amazon」「楽天市場」への出店を開始しました。国内成長戦略の中心であるエントリーモデルで新規顧客を獲得するため、「Amazon」「楽天市場」への新規出店を開始し、これまで接点の小さかった新規顧客の獲得を強化しています。

5点目は、グローバル展開において、市場規模が大きい北米や豪州への展開を開始しています。

2026年10月期1Q 業績サマリー

第1四半期の業績サマリーです。売上高は5億7,200万円です。全チャネルが成長し、前年同期比134.2パーセントの成長を達成しました。売上総利益は2億9,100万円で、前年同期比118.7パーセントの成長となっています。

一方、営業利益はマイナス1億6,400万円、当期純利益はマイナス1億7,600万円となっています。通期計画の達成に向けて、売上成長および将来の利益創出を見据えた先行投資を着実に進めています。

売上高及び売上総利益の推移

売上高および売上総利益の推移についてです。スライドのグラフをご覧いただければお分かりのように、第1四半期では売上高、売上総利益ともに過去最高額を達成しました。

四半期売上高・営業利益のトレンド

四半期の売上高・営業利益のトレンドについてご説明します。前提として、当社は第1四半期が閑散期、第2四半期が繁忙期となる傾向があります。これは主にtoC分野において、3月や4月の年度替わりで医療従事者の異動や新規採用が増えることによるものです。

前年同期である2025年10月期第1四半期では、資本業務提携に伴う第三者割当増資が想定より遅れ、投資を抑制した結果、前年同四半期比で減収となりました。しかし、2026年10月期の第1四半期は計画的な投資を実行したことで、前年同四半期比134.2パーセントの成長を達成しています。

全体概要

チャネル別の状況です。全体として、国内toC、国内toB、海外のすべてのチャネルで成長し、第1四半期として過去最高の売上を記録しました。

チャネル別の詳細については、次ページ以降でご説明します。

各チャネルの状況:国内toC(国内EC+国内店舗)

まずは国内toCチャネルについてです。こちらは国内ECと国内店舗で構成されています。

全体の売上高は2億9,600万円で、前期比111.9パーセントの成長を遂げました。国内ECは売上高2億1,200万円で、前期比109.1パーセントの伸びを記録しています。これは、IPOにより獲得した成長資金を広告媒体に投資を継続したことで、堅実な成長を実現した結果です。

また、2025年11月から国内ECプラットフォーム「Amazon」「楽天市場」への新規出店を行い、順調に立ち上がったことで新規顧客層を拡大しています。

続いて国内店舗です。売上高は8,400万円、前期比119.7パーセントを達成しました。既存店の中でも3年以上経過している丸の内店と大阪店の2店舗は、店舗認知度の向上とユーザーの定着により、前年同期比123パーセントから127パーセントと成長を牽引しています。

また、今後の常設店舗拡大を見据え、今期は複数都市でのポップアップ出店を計画しています。

各チャネルの状況:国内toB(白衣・スクラブ + 患者衣lifte)

国内toBチャネルです。こちらは医療従事者向けの白衣・スクラブ、および患者向けの「lifte」の2つで構成しています。全体の売上高は2億5,100万円で、前期比175.8パーセントと大きく成長しています。

内訳として、医療従事者向けの白衣・スクラブの売上高は9,900万円で、前期比97.6パーセントとなっています。当初より下期偏重の計画を立てており、計画どおりのマイナス成長となりました。

また、前期には収益性の強化と組織の再構築を実行に移し、看護市場への集中を図りました。今期はここでの認知度およびシェア拡大を加速させたいと考えています。

続いて、患者衣「lifte」の売上高は1億5,000万円で、前期比367.6パーセントとなりました。前期から導入施設数が堅調に伸びていることに加え、前期は第2四半期と第4四半期に受注時期が偏重していましたが、今期は受注時期が平準化された影響もあり、好調に推移しています。

また、商品のラインナップも順調に拡大し、新しいラインナップの投入が進んでいます。

各チャネルの状況:海外

海外チャネルです。売上高は2,500万円で、前期比132.1パーセントとなり、第1四半期では過去最高の売上を更新しました。

もともと既存の展開国であった台湾、中国、中東、東南アジアに加え、2025年12月に米国、カナダおよびオーストラリア向けのサイトをローンチし、展開エリアを17の国と地域に拡大しています。

具体的には、台湾については現地代理店との契約が継続的に増加しており、toBの売上が着実に伸びています。当社の海外展開モデルである「toC/toBmix」を加速することで、他の国への展開も進めていきます。

中国については、toC事業において前期から「Tmall」の運営代理店を変更しました。これにより、収益性の向上が継続的に進んでいます。また、toB事業については、前期から始まった現地代理店との契約締結が順調に進展し、営業基盤が確立した状況です。

その他のエリアとしては、前期にアジアの5つの国と地域で展開を開始し、展示会への出展を行いました。現地の営業代理店や広告代理店の活用を通じて積極的な投資を行い、契約締結や売上の面でも着実な成長を遂げています。

また、2025年12月に北米および豪州向けのサイトをローンチし、さらなる横展開や海外展開を加速していく考えです。

売上総利益・販管費

売上総利益および販売管理費についてです。全体方針としては、ブランド価値の源泉である顧客との関係性を「売上高」、顧客への付加価値を「売上総利益率」とし、その掛け算の結果である売上総利益を最大化するという方針で進めています。

売上総利益率と販売管理費率の改善に取り組み、利益をしっかりと投資に回すことで、中長期的な企業価値の最大化を追求していきます。

スライド左側の売上総利益は2億9,100万円で、前期比118.7パーセントとなっています。一方、売上総利益率については、原価率の高い国内BtoBの比率が上がったこと、販促による値引率の拡大、さらに商品廃棄損や評価損の計上により、前期比で減少しています。

ただし、これについては改善余地が見えており、原価率改善施策を継続して推進します。

スライド右側の販売費および一般管理費は、IPOの実現やコミットメントラインの組成を通じて財務基盤を強化しています。第1四半期には、短期および中長期の経営課題に対し、積極的に投資を実行しました。

一方で、経営効率を注視した結果、販管費率は低減しています。

貸借対照表

貸借対照表についてです。IPOの実現により財務基盤が強化され、自己資本比率が大きく改善しました。繁忙期である第2四半期は、売上高の最大化を目指して仕入れが増加するため、棚卸資産が増加傾向にあります。

1Qトピックス:国内toC(EC) 国内ECプラットフォーム(Amazon・楽天市場)出店開始

成長戦略および2026年10月期第1四半期のトピックスについて説明します。

まず、国内toC(EC)チャネルです。2025年12月より、国内ECプラットフォームである「Amazon」「楽天市場」への新規出店を行い、順調に立ち上がっています。スライド右側のグラフにお示ししたとおり、売上は右肩上がりに伸長しています。

国内の成長戦略としてエントリーモデルを投入したことで、これまでお客さまとなり得なかった新規顧客層を効果的に拡大しており、この戦略は引き続き効果を上げています。今後も新規顧客層の拡大を図っていきたいと考えています。

1Qトピックス:国内toC(店舗) 認知拡大と来店ユーザーの定着が進み、堅調に成長

国内toC(店舗)チャネルです。継続的に展開している丸の内店舗と大阪店舗を含めた実店舗では、認知拡大とユーザー定着が進み、堅調に成長しています。

顧客当たりのロイヤリティも高まっており、1人当たりのLTVを向上させるため、ECのお客さまにも店舗で体験していただけるようなOMO(Online Merges with Offline)戦略を推進しています。

また、ECと店舗を合わせたブランドの認知拡大や、将来の出店候補地の選定を目的として、今後ポップアップストアを展開していきます。今年の春には、福岡、札幌、仙台の3か所でポップアップストアの開催を計画しています。

1Qトピックス:国内toB(白衣・スクラブ) 大学病院での一括導入事例

国内toBチャネルの医療従事者向け白衣・スクラブの導入事例をご紹介します。病床数900床の特定機能病院である愛知医科大学病院の看護部にてクラシコをご採用いただきました。

こちらの事例では、患者視点と視認性の向上を追求し、機能性およびデザイン性の両立を実現しています。看護部主導のユニフォームリニューアルのプロジェクトにおいて、約1,000人以上の職員による人気投票を経て、当社が選定されました。

導入後には、病棟の雰囲気改善、職員のエンゲージメント向上、さらには採用活動への好影響も確認できています。

1Qトピックス:国内toB(lifte) 患者衣「lifte」のシリーズが拡大(マタニティ追加)

国内toBチャネルの患者衣「lifte」についてです。患者の快適性と医療現場運用の効率改善を両立した患者衣ブランド「lifte」に、マタニティシリーズが追加されました。

エラン社が提供する入院セットサービス「CSセット」のラインナップを拡充することで、全国の病院における多様な患者ニーズに対応し、導入施設での患者満足度向上と採用領域の拡大を目指します。

1Qトピックス:海外 出店国の拡大、北米・豪州への展開を開始

海外チャネルでは出店国を拡大しました。

クラシコの海外成長戦略の前提として、メディカルアパレル市場にはユニフォーム特有の共通性があり、一般的なアパレルファッションとは異なります。

地域や国ごとの嗜好の違いが少なく、ニーズがグローバルで共通していることにより、海外展開の親和性が非常に高い点が特徴です。そのため、展開国を拡大することで着実な成長が期待できると考えています。

実際に2025年11月には、米国、カナダ、オーストラリアでの展開を開始し、展開国数は17の国と地域へと拡大しました。これらの市場は、ドクターの数だけでも日本の3.8倍の規模を誇り、今後この広大な市場に向けて、さらに商品を提供していきたいと考えています。

1Qトピックス:海外 グローバル展開加速に向けて、体制と商品開発力を強化

海外進捗についてです。海外展開をさらに加速させるため、グローバル部門への専門人材の配置による体制強化と、現地代理店の開拓を推進しています。また、商品開発においても、海外のニーズにより適合する対応を進めています。

スライド左上にある海外toBにおける海外代理店数では、専門人材を配置して体制を強化しました。その結果、2024年10月期末時点での契約締結数は3社でしたが、2026年10月期第1四半期時点では18社まで拡大しています。今後はこれらの代理店を基盤として、現地に商品を提供していく予定です。

スライド左下の「Global Core 商品」では、より海外の顧客にマッチする商品ラインナップの拡充を進めています。具体的には、スクラブ・白衣の「MOVE」シリーズなど、グローバル市場で核となる定番商品を拡充するための商品をローンチしています。

スライド右上のグローバルIPとのコラボレーションでは、グローバル市場での認知拡大を目的として、広く認知されているIPとのコラボレーションが非常に重要であると考えています。

直近では、「スヌーピー」で人気の「PEANUTS」や「SESAME STREET」とのコラボレーション展開を開始しています。

スライド右下のサイズ展開の拡充では、アジアとは異なる北米市場の多様な体格を反映し、パターンおよびサイズレンジを最適化した商品展開を開始しました。これにより、多様な体型に寄り添うフィット感を実現しています。

1Qトピックス:製品 「AI × Sustainability」で、グッドデザイン賞受賞

最後に、製品面でのトピックスです。白衣「MOVE」が「AI × Sustainability」として、2025年度グッドデザイン賞およびグッドデザイン・ベスト100を受賞しました。

Synflux社のAIを活用した「型紙最適化」技術により、製造時の生地廃棄量を従来比で36.6パーセント削減しています。この技術により、削減を実現しつつ、実際の着心地とデザイン性を両立しています。

「AI × Sustainability」という新しいもの作りが評価されたと考えています。今後も、このような革新的な商品を継続して開発していきたいと考えています。

以上で、私からの2026年10月期第1四半期の業績およびトピックスのご説明を終了します。ありがとうございました。

質疑応答:グロー

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