2024年1月期3Q業績ハイライト

高岡伸夫氏:みなさま、こんにちは。株式会社タカショー社長の高岡です。それでは、2024年1月期第3四半期決算についてご説明します。

まずは業績についてです。売上高は前期比95.5パーセントの151億6,200万円、営業利益は前期比2パーセントの1,200万円、経常利益は前期比34.2パーセントの3億8,900万円、当四半期純利益は前期比7.9パーセントの4,900万円となりました。

Sales segment status ≪販売セグメントの売上状況≫

当社は、プロユース事業、ホームユース事業、海外事業の3つが基本部門になっています。プロユース事業は、前期比101.8パーセントと若干伸長しました。一方で、ホームユース事業と海外事業は、コロナ禍による需要からの大きな反動減がありました。

2024年1月期 通期業績予想・期末配当予想の修正

この結果を受け、本当に申し訳ありませんが、通期業績予想および期末配当予想を修正しました。

一次的な要因として、2年半におけるコロナ需要の大幅な反動減が挙げられます。この2年半の間に何度も上昇修正を行いましたが、その分の反動が出たということです。こちらは、世界全体的に小売り店の在庫調整による受注減が発生したことが要因です。

加えて、コンテナが海上で停滞してしまったり、コンテナ不足によってコストの高いコンテナで倉庫に移動されたりしたことによる在庫コスト増や、過剰な在庫による影響もありました。その分を海外子会社の評価減および減損で処理するかたちで、業績予想を修正することとしました。

事業部別 売上高及び営業利益の状況

こちらのスライドでは、プロユース事業、ホームユース事業、海外事業それぞれの売上高と営業利益をわかりやすく示しています。プロユース事業は前期比でプラス、ホームユース事業は大幅なマイナスとなりました。

海外事業は、さらに苦戦しました。この時期に不良在庫を一掃するために「グローケア」という商品7,000万円を評価減しました。

しかしながら、悪い部分ばかりではありません。タカショーデジテックは順調に伸長し、売上高は前期比116パーセント、営業利益は前期比263パーセントと大幅に増加しています。

Veg Trug Groupの状況と施策

海外販社のVegTrugグループについてです。コロナ禍が始まった頃から売上がどんどん増加しましたが、ある時海外の売上が止まってしまいました。そのため、発注済みのものや倉庫に入っているもの、コスト高のものを調整しました。結果としてこれらが反動減となり、一時的に下方修正するかたちとなっています。

非常に申し訳ありませんが、来期からはしっかりとV字回復できるように、現在は会社として計画を立てているところです。

2024年1月期短期計画

これらの状況を踏まえた2024年1月期の短期計画は、売上高192億5,000万円、経常利益2億5,000万円、親会社株主に帰属する当期純利益はマイナス1億7,000万円となります。繰り返しになりますが、申し訳ございません。来期はがんばりますのでよろしくお願いします。

なお、1株当たりの配当金は5円を予定しています。

TAKASHO

当社の事業展開についてご説明します。株式会社タカショーは「家のくらしと、庭のくらしで、幸せな家庭をつくる」ため、1980年にガーデンライフスタイルメーカーとして創業しました。

事業セグメント

売上構成比についてご説明します。設計施工を必要とする非住宅分野のコントラクトと一般住宅分野からなるプロユース事業が全体の売上の65.9パーセントを占めており、前年度比でプラスとなっています。

一方で、ホームユース事業と海外事業の売上が前年度比で非常に減少しています。こちらは、ウクライナ戦争をはじめ物価高や円安などの一時的な影響を受けてコストアップしていていることが要因です。

コントラクト分野

プロユース事業についてご説明します。まずはコントラクト分野です。インバウンドにより、ホテルや飲食施設への展開が非常に拡大しています。

コントラクト分野

コントラクト分野は海外でも評価されており、これに伴いサインやライティングも伸びています。

一般住宅分野

一般住宅分野も、高級層を中心に拡大しています。ホームヤードルーフをはじめ、ガーデンエクステリア空間を構成する商品をラインナップしています。ライフスタイルメーカーとして、心地よい空間や住まいを長く楽しめるような商品群のパッケージ化を進めています。

販売促進強化

当社の課題の1つは「知られていない」という点です。そのためここ数年、特にコロナ禍においては、販売促進の強化を進めています。

今年と来年には、全国6エリアでテレビCMを放映します。さらに、当社のオウンドメディアや独自のプラットフォーム、ランディングページ、SNSを連動させたクロスメディアで、連続的な販売強化を行っていきます。

ソフト工場GLD-LAB.Webサービスビジネスの成長

これからはモノだけでは進展しないだろうということで、数年前から自社独自のソフト工場を立ち上げました。リアルな空間を建てる前に、まずデジタルで商品と空間を作ることで、お客さまには先行してイメージを共有することができます。

そのような中、ARからVR、さらに4Kの動画が始まり、四季を含めてみなさまにご提案できるようになりました。外構設計サポートサービスと販売促進サポートサービスは、それらをパッケージ化したものです。

タカショーデジテック

現在、非常に伸びているタカショーデジテックについてご説明します。先ほどもお伝えしたとおり、第3四半期はライティング事業/イルミネーション事業が前期比120.6パーセント、サイン事業が105.3パーセントとなりました。

当社は特に、インバウンドにおけるホテルや飲食関係、町並みを飾るいろいろな分野の個々のサインを得意としています。本社工場では、自動化と設備投入を進めながら生産しています。

タカショーデジテック

スライドに掲載しているのは、今話題の麻布台ヒルズと、東京スカイツリータウン内の東京ソラマチ、東急歌舞伎町タワーです。こちらのサインの一部や、イルミネーション、ライティングを当社が行っており、日本中の各分野に大きく参入していることをおわかりいただけると思います。

今後の成長戦略

成長戦略についてです。先ほどご説明したように、リアルとデジタル空間のハイブリッド経営を拡大していきます。ガーデンクリエイトのものづくり工場では、生産性を上げるために数年前から導入している生産管理システムがいよいよ年末から完全に立ち上がり、来期に向けて生産性の向上に寄与します。

また、自社物件として、デジテックの新工場を中国佛山市に立ち上げました。約3,000坪の工場面積があり、LED照明とサインが生産されます。数年前からスタートしているソフト工場では、すべてのDXツールを作り、タカショーと連動しながら進めています。

ホームユース

ホームユース事業についてです。今期は大変な状況でしたが、その中でも3つの取り組みを行いました。1つ目は、Webビジネス強化に向けた組織統合です。青山ガーデンを経営統合し、生産性の向上とスピードアップを図っています。

2つ目は、業務用ルートへの展開です。インバウンドを含めたコントラクト市場が非常に活性化していますので、そちらへの展開を進めています。

3つ目は、新商品の拡大販売です。これまでに作ってきたさまざまな商品が、いよいよ来期から発売されます。

ホームユース

ホームユース事業は「庭」を中心として「つくる」「そだてる」「くらす」ための商品を展開しています。

ホームユース

新商品はいろいろなものがありますが、これらもDXを通じて展開していきます。

直販型Webビジネスの強化

Webビジネスの強化についてです。各社ともeコマースが進んでいますが、青山ガーデンやメーカーサイドのeコマース、会員制度のeコマースを組織統合しながら、生産性とスピードを上げていこうと考え、来期から強化に入ります。

業務用ルートへの展開

業務用ルートへの展開についてです。先ほどお話ししたインバウンドを含めて、ホテルや飲食施設関連の分野に当社商品を展開できる可能性があります。

商品政策

DIYシリーズについてです。プロの設計・施工を必要とする商品は従来の流通ルートを通じてしっかりと販売していきますが、自分で施工できるレベルの商品はeコマースや流通のチェーンストアでも販売できます。

2024年度からは、DIYホームエクステリアや、海外で1,000億円の売上規模がある散水・灌水メーカーGARDENA(ガルデナ)との業務提携を進めます。

また、ライティングをDIYできる「LEDIUS HOME」や、3,000億円から4,000億円規模の世界的メーカーBestwayとの提携により、シーズンもののプールやスパの販売が本格的に始まります。スパの商品は、ワンタッチパネルで温度が40度までになり、家族が庭でゆっくりと過ごせるというものです。

海外事業

海外事業の展開としては、世界で有力な大手チェーンの販売を開始しました。そして「Amazon」を中心としたeコマースの拡大や新商品群の展開、プロユース市場の国際市場の展開を行います。

販売エリアの拡大

スライドには、世界で有力な大手チェーンを示しています。コロナ禍では、世界に5,000店舗あるAce Hardwareの品質テストに合格し、来期に500店舗入ることになりました。また、12兆円という世界一の規模を持つThe Home Depotの定番化、26兆円規模のCostco Wholesaleへの世界的展開など、VegTrugを中心にさまざまなブランドへの海外展開を進めています。

新商品群の展開

新商品群についてです。従来はプランターなどの箱物だけだった商品を、リビングガーデンを含めてアウトドアリビングとして強化しています。

プロユース商品の海外市場展開

国際部がプロユース事業の海外市場展開を進めています。スライドの写真は、フロリダ州マイアミにある物件販売価格が約100億円から120億円の物件です。このような物件が、現在は海外で膨れ上がっています。

プロユース商品の海外市場展開

スライドには、海外市場展開の事例を掲載しています。

2024年1月期短期計画

2024年1月期の短期計画は、先ほどお話ししたとおり、売上高192億5,000万円、経常利益2億5,000万円、親会社株主に帰属する当期純利益マイナス1億7,000万円としています。また、1株当たり配当金は5円の計画です。

前期までは、2回の上方修正を重ねながら、巣ごもり需要の分野において非常に成長しました。一部はバブルのような状況だったため、その間にプロユース事業やホームユース事業、海外との商品開発、顧客開拓をしてきました。今期は反動減となりましたが、これらの取り組みが2024年度から2025年度にかけての成長に寄与すると期待しています。

今後ともみなさまのご支援を賜りながら、タカショーグループはしっかりと経営していきますので、よろしくお願いします。本日はありがとうございました。