サマリー 2021年8月期 第2四半期の総括

澤登一郎氏:本日は、ナガイレーベン株式会社の決算説明会にご参加いただきまして、誠にありがとうございます。今現在、新型コロナウイルス感染症対策の最前線で力を尽くす医療従事者のみなさまに、心より感謝申し上げます。

それでは、早速でございますが、内容に入らせていただきます。まずお手元の資料の1ページをご覧いただきたいと思います。

サマリーとして、まず上期の売上高・利益は過去最高でございました。売上高は80億6,000万円、前年対比でプラス14.4パーセント、営業利益は22億7,000万円、前年対比でプラス30.8パーセントで終わっております。

なお、今上期の第1四半期に、厚労省に3億1,500万円ほどの感染対策商品を納入しておりますので、それを除いた前年対比で見ましたら、プラス10.0パーセントということで、いずれにしても順調に推移しております。

また、新型コロナウイルス感染症の当社における影響でございますが、当グループが管轄している生産・販売・物流面は全て通常どおりとなっております。

当社の特徴①

それでは、当社の特徴についてお話させていただきたいと思います。当社は、今年で創業来106年を迎える会社でございます。国内のシェアといたしましては60パーセント超となり、年間の製造および販売の着数としては600万着強を供給しております。

市場に関しては、医師・ナース・介護職員も含めて、今後も増加傾向が見られるということで、大変にありがたい市場でございます。

当社の特徴②

続きまして、5ページに「強固な収益体質と財務基盤」とありますけれど、安定した利益を毎年蓄積させていただいているということがあげられます。

それから4番目としては、「株式価値の向上」「株主を重視した株主還元策」を毎年継続しております。

最後にあげているのが、「社会的責任:豊かな社会の実現とその持続に貢献」です。この内容について、次の6ページ、7ページでご説明させていただきたいと思います。

SDGs 事業活動を通じた社会課題の解決

6ページには、当社とSDGsの関わりについて書いております。まずは、一番下をご覧ください。当社の理念といたしまして、「いのちの力になりたい」をあげてあります。我々の白衣を通じて、少しでも医療の現場をサポートしていきたいというふうに願っております。

その中において、多くのナースたちは女性でありますし、また当社の白衣を生産している従業員も多くが女性であります。女性活躍の推進として、彼女らの社会進出を含めたサポートというものをやっていければと思っております。

また、お客さまとしても基本的には医療従事者の方々でありますから、その方々に快適にお仕事をしていただくことです。それによって、間接的ですけれども、医療の現場の支えになればと考えております。

また、地域貢献に関しましては、全国にたくさんの医療施設がございます。そこでいろいろな施設の催し物があったときに、我々が協力させていただくとか、また、我々の生産の拠点は、日本はもとより、中国、インドネシア、ベトナムにもあります。それぞれの海外の国の地域貢献ということも、微力ながらやらせていただきたいと考えております。

それから、環境です。我々が作り上げる商品は、使い捨ての商品は基本的にありません。使った後は洗濯をする、もしくは使った後に洗濯してその後に滅菌して繰り返し使うというように、環境に優しい商品作りを目指しております。

SDGs 「いのちの力になりたい」を核にした取り組み

それでは、7ページをご覧ください。こちらでは、直近の我々の取り組みについてご説明させていただきたいと思います。

7ページの上の方に「新たな取り組み」と書いてあります。まず、左側にある「未来の授業」ですが、小学生および中学生の教材に、我々、ナガイレーベンのSDGsに関する関わり合い、考え方についてご紹介させていただいております。

また、右側は、看護学生さんが着る白衣があるのですが、これを卒業後、何かの形で残したい、思い出を作りたいというご要望を受けて、看護実習期の白衣を、例えばポシェットなどにリメイクして、今後とも使っていただくという活動も行ってきております。

その他、いろいろな活動が下に書いてございます。ご覧になっていただきたいと思います。

Topics

続きまして、事業環境について触れております。9ページをご覧になっていただけますでしょうか。まず、トピックスとして、我々を取り巻く市場環境としては、引き続き混乱が続いています。これは、もちろんコロナ禍の対策として、医療機関は大変なご苦労をされております。

それから、今年の4月実施予定ですが、介護報酬の改定が予定されて、こちらは0.7パーセント引き上げられるという予定になっております。その一方、薬価基準の引き下げです。こちらに関しては、4月以降、これからは毎年見直しという流れに変わってくると思います。

それから、海外の生産供給体制のリスク継続です。我々も海外で、中国、インドネシア、ベトナムと、生産をお世話になっておるわけですが、直近では例えばミャンマーでの政権の混乱によるカントリーリスク等も、当社にとっては関係ないのですが、1つのリスクになってくると考えられます。

それから、海外の工場で、コロナの蔓延によって操業が停止する恐れがあります。また、貿易実務です。コンテナ不足とか、貨物路線が減便になってしまうと、それによって物流費の高騰ということも起こってきているという話を聞いております。

それから、直近の為替です。これもしばらく100円前後で、100円を超えたところで推移していたのですが、直近では円安が進行して、110円に差し掛かろうとしているというところでございます。

事業環境 診療報酬・介護報酬の改定推移

続きまして、10ページをご覧になっていただきたいと思います。事業環境の推移ですね。こちらは先ほど触れさせていただきました。一番右側を見ていただくと、2021年の予定としましては、介護の報酬、こちらが0.7パーセント引き上げられる予定でございます。

事業環境 看護・介護職員の将来需要推計

続きまして、11ページです。看護・介護職員の将来需給推計というものが発表されております。これによりますと、看護職員および介護職員も2025年に向けて増員が図られるということです。ということは、我々の市場もまだ拡大する余地があるということだと思われます。

事業方針 経営課題とその取り組み状況

続きまして、今年度2021年度の第2四半期決算概要と通期の見通しの話をさせていただきます。

13ページをご覧になっていただきたいと思います。まずここには、当社の事業方針として、営業戦略、生産戦略および収益力安定に向けた戦略について書いております。

まず、営業戦略においては、手前どものコアの市場である、看護・介護の市場の付加価値をさらに高めて、市場をもっと深堀りしていくということをあげております。それから、それに対する周辺の市場、患者および手術等の市場のシェアを拡大してまいります。

次にあげているのは海外です。今のところは、韓国と台湾であります。この海外の市場の開拓も今後進めてまいります。また、昨今のコロナ禍対策のリユーザブル感染対策商品の開発、こちらも力を入れております。

続きまして、生産の戦略であります。まず、国内の生産体制に関しては、より細かな出荷、クイックレスポンス、小ロット多品種生産、これらの取り組みをしていきたいと思います。それから、海外の生産へシフトして、原価低減をしていきたいと考えております。

続きまして、収益力安定に向けた戦略です。当然我々は、高付加価値戦略を推進してまいります。また、原材料、素材ですが、これも国内の素材から海外の素材へ、少しずつ変えてまいります。また、この上でも触れましたが、国内縫製から、海外縫製へ、少しずつシフトしていきます。

それから、我々の原材料、こちらは環境問題ということもありますが、無駄のないように活用していきたいと考えております。

Topics 新型コロナウイルス感染症の対応状況

引き続きまして、14ページをご覧ください。新型コロナウイルス感染症の対応の状況についてお話をさせていただきます。今のところは、当社が管轄している生産・販売・物流は、予定どおり稼働しております。

まず、当社の開発面におきましては、アイソレーションガウン、マスクに引き続き、医療現場のさまざまなニーズに即したリユーザブル感染対策商品の開発を、引き続き継続しております。

また、生産面におきましては、国内外生産工場ともコロナの影響はほとんどございません。安定供給が継続されております。また、世界的なコンテナ不足、貨物路線の減便による影響を最小化するために、物流体制を多様化、強化しております。

それから販売面ですが、これは前期からの期ズレ物件は、今期、順調にキャッチアップしております。また、感染対策商品の開発・販売に注力しております。

特に、厚労省への納入実績といたしましては、前期2020年8月期第4四半期に9億4,500万円を納入しております。また2021年今期の第1四半期には、3億1,500万円を納入しております。

連結業績 2021年8月期第2四半期決算概要と通期見通し①

それらを受けまして、15ページでは連結業績の第2四半期概要と通期の見通しのお話をさせていただきます。

上期の売上高は、80億6,900万円でありました。これは、前年同期比で見ると、プラス14.4パーセントになりました。

また、売上総利益も、前年対比でプラス13.9パーセントです。販管費としては、マイナス5.3パーセントです。営業利益としてはプラス30.8パーセント、経常利益としてもプラス29.5パーセントとなりました。当期純利益としましては、プラス29.1パーセントと、大きく前年を上回っております。

またこれを、計画比で見ますと、売上高は、計画比プラス5.4パーセントとなっており、売上総利益はプラス4.8パーセント、販管費としてはマイナス5.5パーセントです。

営業利益としては、計画比でプラス12.6パーセント、経常利益としてもプラス12.8パーセント、当期純利益はプラス13.5パーセントで終了しております。

通期見通しにつきましては、現在第4波が発生という非常に不透明な流れになっておりますので、基本的に、期初に作らせていただいた売上予算をそのままスライドして踏襲しております。

従いまして、売上高としては前年対比でプラス1.4パーセント、売上総利益はプラス2.1パーセント、販管費としてもプラス1.2パーセント、営業利益はプラス2.7パーセント、経常利益はプラス2.2パーセント、当期純利益はプラス1.3パーセントの着地を見込んでいます。

それでは、売上高に関しまして、ご説明をさせていただきたいと思います。まず上期の売上ですが、主力のヘルスケアウェア、ドクターウェアは、前期からの期ズレ物件が着実に更新されたことに加え、大型物件の新規獲得により順調な増収となりました。

また、患者ウェアは、前期に予定であった新規取り組みを、今期より実現し、大幅な増収となりました。また、感染対策の需要増を受けて、手術ウェア、ユーティリティウェアも好調に推移しました。さらに感染対策商品の厚労省への納入を実施いたしました。

以上により、すべてのアイテムおよび国内地域において増収となり、上期実績として過去最高の売上を達成いたしました。

続きまして、通期の見通しでありますが、コロナ禍の進展により今後の状況に不透明感は残っております。しかしながら、メディカルウェア市場はおおむね安定的に推移するものと予測されます。一方、感染対策の需要は医療物資不足の解消により下期に向け一段落されると見られます。

そのような状況下、主力のヘルスケアウェア、ドクターウェア、患者ウェアは引き続き順調な成長が見込まれ、厚労省納入分の前期売上の剥落をカバーして、前期比1.4パーセント増の過去最高の売上を目指してまいります。

連結業績 2021年8月期第2四半期決算概要と通期見通し②

続きまして、16ページをご覧になっていただきたいと思います。売上総利益のご説明をさせていただきます。

上期の売上総利益といたしましては、37億1,800万円となりました。前年同期比で見るとプラス13.9パーセント、計画比で見ると4.8パーセント増でございます。

通期で見ますと、79億7,600万円となり、前年対比プラス2.1パーセントを予定しております。

上期の内容のご説明ですが、まず、下の表を見ていただきますと、販売による要因といたしましてプラス4億7,100万円、生産による要因としてマイナス1,600万円となりました。

それを受けまして、売上総利益率は、前年2020年度は46.3パーセントでしたが、今年度2021年度は、46.1パーセントで着地しております。

これらの生産による要因を分解したのが、下に書かれております。こちらは、原価為替レート、海外の生産率、海外物流費に分けてご説明しております。まず、前年2020年度の上期の為替のレートとしては105.2円でしたが、今上期に関しては、104.6円で着地しております。これは600万円ほどプラスの要素になっております。

また、海外の生産率といたしましては、2020年度、今期共に同じく49.6パーセントで終わっております。それから海外の物流費、これは先ほどお話させていただきましたけれど、コンテナ不足、船の減便を受けて、その対策としてエアを使う等の手段を講じた結果、前年対比でマイナス2,500万円となっております。

続きまして、通期の見通しですが、まず販売による要因としては、プラス1億800万円です。それから生産による要因としては、プラス5,900万円を予定しております。

その結果、売上総利益率は、前年2020年度が45.8パーセントでございましたが、今期予定としましては、46.1パーセントの着地を考えております。

また、これらの生産による要因を見ていきますと、まず為替が昨年2020年度は106円の着地でありましたが、今期といたしましては104.6円を予定しております。

昨今、円安が急速に進んでおりますが、当社としては、ほぼ先物予約をしていますので、この数字は大きく変わらないと考えております。この結果、プラス2,700万円ほど、利益に寄与いたします。

それから、海外の生産率です。こちらは、2020年度は49.5パーセントでしたが、今期は50.8パーセントと、海外にシフトすることによりまして、プラス6,500万円ほどの効果が現れると思われます。その一方、海外の物流費といたしましては、通期で見ましても、マイナス3,000万円を予定しております。

連結業績 2021年8月第2四半期決算概要と通期見通し

続きまして、17ページをご覧いただきたいと思います。販売費、一般管理費のご説明に移りたいと思います。

販管費は、上期実績としては14億4,200万円となりました。前年対比ではマイナス5.3パーセントで、予算比でもマイナス5.5パーセントで終わっております。通期を見ますと、29億800万円で、前年対比ではプラス1.2パーセントを予定しております。

これらのご説明をさせていただきたいと思います。下の表をご覧ください。左が上期の販売費の主なご説明ですが、広告宣伝費がマイナス3,700万円と大幅なマイナスになっております。

それから、旅費交通費です。こちらも、コロナの影響を受けてなかなか出張に行けないということで、マイナス2,200万円となっております。

その下の設備投資を見ていただきますと、設備投資額としては、上期は1億3,000万円となり、それを受けて、減価償却としては1億5,700万円となっております。

通期の販管費を見てまいりますと、広告宣伝費も、展示会等々が開催されるという見込みのもと、通期では、プラス1,500万円を予定しております。また、旅費交通費も、出張等含めて、経費が出るという見込みのもと、プラス600万円の着地を予定しております。

それから通期の設備投資額でありますが、こちらは2億6,800万円を予定しております。それに関わる減価償却費としましては、3億1,900万円を予定しております。

連結業績 2021年8月期第2四半期決算概要<賃借対照表>

続きまして、18ページ、貸借対照表をご覧になっていただきたいと思います。こちらも大きな変動はありません。右側の現金および預金は、17億9,900万円でありました。

固定資産としてはマイナス8,000万円、純資産としては、プラス19億7,000万円でございました。

あとはご覧になっていただきたいと思います。

参考 アイテム別分類

続きまして、19ページ以降では、アイテム別の売上状況についてご説明させていただきたいと思います。19ページは、我々のアイテム分類です。

ヘルスケアウェア、ドクターウェア、エプロン類もしくはカーディガンを指すユーティリティ、入院着もしくは検診を受診するときに着る患者ウェア、手術ウェア、シューズ、感染対策商品と分けてご説明をさせていただきます。

売上状況 アイテム別売上状況

それでは、20ページをご覧になっていただきたいと思います。まず、20ページの左側の円グラフです。これは構成比率で、ヘルスケアウェアが半分強を占めております。続いてドクターウェア、患者ウェア、手術ウェアと、このような構成比になっております。

それでは、右側の表の2021年度、上期通期をご覧になっていただきたいと思います。全体としては、上期は前年対比プラス14.4パーセントで終わっておるのですが、ヘルスケアウェアに関しては、コロナ禍の中、前期からの期ズレ物件の着実なキャッチアップを行ったということと、新規の大型物件の獲得によって、プラス7.2パーセントで着地しております。

また、通期でも、コロナ禍で不透明な部分もありますけれど、市場は安定的で順調な推移を見込んで、プラス5パーセントの着地を予定しております。

続きまして、ユーティリティウェアです。久しくマイナス成長を続けてきた唯一のアイテムですが、こちらは上期としてはプラス9.2パーセントで終わっております。

こちらは、感染予防として、ケアガウン等のユーティリティウェアが順調に推移いたしました。感染予防の需要は一段落するわけですので、通期としてもプラスの増収の計画を立てております。

それから、周辺のウェアとして、患者ウェアです。こちらがプラス24.3パーセントと高い伸びを示しております。これは、前期にペンディングとなった新規の取り組みが上期に功を奏して、大幅な増収となっております。また、通期においてもプラス15.1パーセントと、新規の取り組みが下期に関しても増収になっていくものと考えております。

それから、手術ウェアです。こちらもプラス7.3パーセントと、上期は順調でありました。これは、前年度の下期からの流れが継続しております。ただ、通期ではプラス1.2パーセントと、感染対策での需要は一段落しつつあり、前年度の下期は増収であったことから、前年並みの着地を予定しております。

最後に、感染対策商品をご覧になっていただきたいと思います。こちらは、上期の第1四半期に厚労省への納入が3億1,500万円ございました。この下期に関しては大幅なマイナスになっておりますが、これは、前年度の下期での厚労省への納入が9億4,500万円あったこと、およびリユーザブルマスクの一過性需要が一巡いたしましたことにより、通期では大幅な減収を見込んでおります。

売上状況 地域別売上状況

続きまして、21ページでは地域別の売上状況について触れさせていただきます。まず、左側の円グラフです。こちらは、地域別の構成比率を示しております。東日本が半分強、それから中部、西日本、海外となっております。

まず、今上期の東日本でありますが、前年対比でプラス12.1パーセントと順調に着地しております。こちらは、前期からの期ズレ物件の着実なキャッチアップを行ったことプラス、大型の新規物件を獲得して、大幅な増収になっております。

通期に関しましても、市場は安定しておると思います。更新も堅調に推移すると見込んでおります。その結果、通期でプラス5.5パーセントの着地を予定しております。

それから中部日本は、プラス14.3パーセントと順調でした。更新物件が多く、非常に順調に推移しております。また、通期に関しては、プラス3.9パーセントと、更新物件は通期で見ても順調に獲得して、過去最高の売上を予定しております。

西日本に関しては、上期はプラス7.2パーセントと、これも期ズレ物件の着実なキャッチアップおよび患者ウェアの取り組みの実現によって順調に推移しております。

通期に関してもプラス6.0パーセントと、期ズレ物件の獲得および下期に関しても患者ウェアの取り組みを推進することによって、通期ではプラス6.0パーセントの売上を予定しております。

それから、海外はマイナス27.8パーセントと、大幅なマイナスになっています。これは、韓国、台湾、特に台湾において、コロナ禍の影響を受けて、営業活動に支障が発生しております。通期において、台湾、韓国において回復を目指してまいりたいと思います。

厚労省に関しては、先ほどのアイテム別の売上に代えさせていただきたいと思います。

事業戦略 商品戦略

22ページで商品戦略の話をさせていただきたいと思います。22ページの右中のピラミッドをご覧になっていただきたいと思います。

まず、商品として付加価値の最も高いハイエンド商品、それから高付加価値商品、付加価値商品、量販品となっております。

それらの分類別の時系列の推移、構成比率を見たものが左側の棒グラフでございます。これを見ていただくと、オレンジ色のハイエンド、ピンク色の高付加価値商品の売上構成比率が近年高まってきているのがご覧になっていただけると思います。

今年度の着地予定については、右上の表にあるように、ハイエンドの着地予定として前年対比でプラス4.5パーセント、それから高付加価値商品がプラス5.3パーセント、付加価値商品がプラス7.3パーセントと、いずれにしても高い伸びを予定しております。

これによって、当社の売上高および利益率の向上に努めてまいりたいと考えております。

事業戦略 生産戦略

23ページをご覧になっていただきたいと思います。生産戦略であります。右上の表を見ていただきますと、2021年度の通期予想は、国内生産が48.2パーセント、海外の生産が50.8パーセントと、このような構成比率を予定しております。

国内・海外を見て、今期から国内よりも海外での生産が上回ってくるという予想になっています。その流れを時系列で見たのが左側の棒グラフおよび折れ線グラフであります。

この折れ線グラフが、全体の生産に占める海外の構成比率を示しております。これが少しずつ上がってきているということは、海外のシフトが連続的に高まってきているということで、これは結果的には、原価低減につながる動きになってくると考えております。

経営戦略 事業展開の考え方

次に中期経営計画についてです25ページにあるように、売上の考え方としては、我々のコアな市場であるナース・ドクターの周辺の市場では、患者・手術着を引き続き拡大してまいります。またエリアとしては、西日本に力を入れます。商品としては、当然、付加価値の高い商品開発・販売を行います。それから、コロナ禍の中、感染対策商品の開発を進めます。また、海外の市場の拡大、開拓を行っていきます。

また、利益率の考え方としては、高付加価値戦略を推進、加速します。それから、生産の海外のシフト化で、原価低減を図ります。また、為替リスクのミニマム化です。これは、できることならば、この先物もうまく利用していきたいと考えています。また、海外への素材の移管も図ってまいりたいと考えております。

経営戦略 売上高・総利益率の推移

26ページの中期経営計画におきましては、今、我々の医療市場そのものがコロナ禍において非常に混乱しておりますので、今回は、中計の数字の発表は中止させていただきたいと思います。

株主還元 株主還元の考え方

最後に、株主還元の考え方についてお話しさせていただきたいと思います。28ページをご覧になっていただきます。我々の株主還元の考え方といたしましては、何としても配当をし、安定した配当を継続させていただきます。また、配当性向は、単体ベースでありますが、50パーセントを基本方針にしております。

自己株式の取得といたしましては、当社株式が割安と思われる時期に機動的に実施していきたいと考えております。

株主還元 株主還元実績

30ページをご覧になっていただきたいと思います。これは、株主還元の実績について触れております。

過去からの自社株の実績を見ていただきますと、2003年を皮切りに、2008年、はリーマンショックの年である2009年、当社の100周年の記念の2015年、それから直近では前期2020年も自社株買いを行っております。

また、配当性向といたしましては、2005年以降は、単体ベースでありますが、50パーセント超の配当をさせていただいております。また、2015年の100周年の時には、配当性向は107.5パーセントと、年間の利益強の配当をさせていただいております。

最後になりますが、今、混乱しているコロナ禍の中におきまして、当社は「いのちの力になりたい」という理念のもとに、少しでも医療従事者の役に立ち、それによって当社も成長していければ、非常にありがたいと考えております。

今後とも、みなみなさまのご支援をお願い申しあげまして、今回の決算の発表に代えさせていただきます。ご清聴、ありがとうございました。