オンライン決算説明会の成功事例

秋元洋平氏(以下、秋元):みなさま、こんにちは。ただいまより、「みんなの説明会×ログミーFinance」共催ウェビナー「オンライン決算説明会の成功事例」を始めます。

新型コロナウイルスの影響を受け、多くの決算説明会が中止や延期となる中で、みなさまの企業ではどのようにご対応されているでしょうか? オンライン化に踏み切れていない企業や、オンライン化したものの、課題が残る企業が多くいらっしゃるのではないかと思います。後ほど、データでもお示ししますが、機関投資家からのオンライン決算説明会のニーズは大きく、上場企業サイドでも対応策を検討する必要があります。

アジェンダ

秋元:本日は、最初に決算説明会のオンライン化に関する最新動向を株式会社みんせつさまからご紹介いただきます。その後、実際にオンラインツールを使用して決算説明会を行われた上場企業2社にご登壇いただき、より具体的なお話をお聞きしたいと思います。

〜QAタイムの参加方法〜

秋元:事例紹介の中で「QAタイム」をご用意しています。ご質問はその時だけでなく、お話しの最中にもQAボタンからご投稿いただくことが可能ですので、どしどしご質問いただけますと幸いです。

ファシリテーター

秋元:ご紹介が遅くなり失礼いたしました。あらためまして、私は、ログミー株式会社の秋元です。ログミーFinanceの事業部長をさせていただいています。機関投資家と個人投資家の情報格差をなくすような働きかけや、なかなかIR業界で進まないオンライン化……最近のホットワードで言うと「DX」になりますが、こちらを進めていく活動をさせていただいています。本日は不慣れなこともあり、みなさまにご迷惑をおかけするかもしれませんが、ご理解いただけますと幸いです。

1.決算説明会のオンライン化に関する最新動向

秋元:ではさっそく、決算説明会のオンライン化に関する最新動向というところへ移りましょう。

スピーカー①

秋元:こちらについて、株式会社みんせつの中村さまにご説明いただきます。それでは中村さま、自己紹介をお願いできますでしょうか。

中村悠氏(以下、中村):みなさま、こんにちは。株式会社みんせつの中村です。当社は「みんなの説明会」というWebサイトを運営しており、サイト上で上場企業IR、機関投資家、証券会社向けのサービスをご提供しています。現在のユーザー数は、上場企業が1,390社、機関投資家、証券会社アナリストが併せて4,100人となります。そんな「みんせつ」の中で、私は決算説明会情報の収集や、IR、機関投資家向けアンケートの集計や、サービスの構築などに携わっています。

決算説明会形式について

中村:それではさっそく、決算説明会の形式における変化や動向について、当社データベースおよびアンケートの集計結果を用いてご説明したいと思います。本日お話しする内容を簡単にご説明します。まず、2019年と2020年の比較として、新型コロナウイルス騒動前と後では決算説明会にどのような変化があったのかを確認していきたいと思います。次に2020年の推移として、新型コロナウイルスが猛威を振るうようになった4月以降の決算説明会の形式は、四半期ごとにどのように推移していったか、その変化と理由を確認し、新型コロナウイルス騒動下に企業が導入したWeb会議ツールは何だったのかを見ていきます。

それらを踏まえた上で、最後に、今月の12日に機関投資家向けに行ったアンケートの集計結果をご紹介しながら、機関投資家が望む「説明会」とは何かを見ていきたいと思います。

1-1.決算説明会のオンライン化に関する最新動向

中村:それでは、2019年と2020年の比較についてご覧いただきます。2019年の10月から12月期と2020年の10月から12月期の形式の割合を比較しています。左側のリアル会場での開催が95パーセントの円グラフが2019年、右側のリアル会場開催が22パーセントの円グラフが2020年です。昨年は、リアル会場開催がほとんどを占めていた決算説明会ですが、今年はご覧のとおり22パーセントと、昨年の4分の1以下の割合となっています。会場開催が減少した分が、LIVE配信と電話会議に移行したわけですが、ここで注目すべきは、2020年はLIVE配信が39パーセントと、最も大きな割合を占めているということです。昨年は、項目として挙げるほどではなかったLIVE配信が、現在は説明会の主力となっています。新型コロナウイルス騒動前は、何年も2019年のような円グラフの形式割合だったため、今年1年での変化がどれだけ大きなものかを、数字からもあらためて感じることができるかと思います。なお、2020年の10月から12月期は「みんせつ」データベースより、開催企業1,063社のデータを集計しています。

2020年の推移

中村:次に、2020年の四半期ごとの形式推移をご覧いただきます。左から、4月から6月期、7月から9月期、10月から12月期の円グラフとなります。まず、リアル会場での開催ですが、4月から6月期は緊急事態宣言もあり、14パーセントとかなり少なくなっています。その後、7月から9月期は「Go To トラベル」なども始まり、人の移動にも寛容さが出てきたのか、4月から6月期の倍ほどの割合に戻りました。そのままの勢いでリアル会場での開催が増えていくかと思いきや、10月から12月期は22パーセントと勢いは戻らずの結果になっています。新型コロナウイルスの感染者数の増加や、ソーシャルディスタンスの実施がリアル会場開催の復活を阻んでいるとも言えるのではないでしょうか。

次に、電話会議ですが、4月から6月期の救世主は間違いなく電話会議だったと言えるでしょう。リアル会場の開催を予定していた企業は、まず電話会議への変更を考え……ただし、電話会議は回線の問題があり、「サービス業者の依頼がもう満杯で受けてもらえない」といった企業がLIVE配信または中止を選択されていたようです。電話会議のサービス業者の受け皿が多ければ、この時期の電話会議は54パーセントよりももっと増えたのではないかと思います。7月から9月期は、電話会議のパイをリアル会場が少し取り戻すような数字となっています。10月から12月期はさらに電話会議のパイが減り、今度はLIVE配信にパイが取られるような結果となっています。

LIVE配信の潮目は7月から9月期にあると思われ、8月にIR向けアンケートにて、Web会議ツールの導入について伺ったところ、380社中150社が導入を決めており、10月から12月期のLIVE配信を見越していた、あるいはこの時期、Web会議に現場が慣れ、10月から12月期のLIVE配信への布石となったと思われます。

企業導入Web会議ツール

中村:8月のアンケートで、企業はどのWeb会議ツールを導入したかの内訳を見ていきたいと思います。70パーセント近くが「Zoom」を採用しています。次に「Teams」が21パーセント、「WebEx」が7パーセント、「Google Meet」が4パーセントとなっています。数字を見ると、上場企業の中で「Zoom」が支持を得たようです。

1-2.今、機関投資家が望む「説明会」とは

中村:さて、ここまで決算説明会の開催動向について確認してきましたが、ここからは説明会の参加者側である機関投資家は、現状をどう受け止めているのかについて見ていきたいと思います。次のスライドより、投資家アンケートの集計結果をご紹介します。

こちらは、オンラインと会場それぞれのよかった点、悪かった点を投資家に伺ったものです。オンラインのよかった点は「移動時間の削減」「多くの決算説明会に参加できる」「海外からもアクセス可能」という点で、悪かった点は「音質が悪い・途切れる」「参加人数がわからない」という点が挙げられました。

会場のよかった点は「会社側の雰囲気がわかる」「参加人数がわかる」という点です。悪かった点は「移動に時間がかかる」「海外からは参加できない」という点が挙げられます。それぞれ、メリット・デメリットが対になる回答結果になっていますが、オンラインも会場開催も、どちらも移動時間についての回答が最も多く、投資家は説明会参加の移動時間をとても重視していることが伺えます。

また、アンケートとは少し離れた情報になりますが、オンライン開催については、今期において、投資家から「みんせつ」に事前申し込みについて、とても多くの問い合わせやご相談をいただきました。

主な相談内容は「事前申し込み方法の詳細がわからない」「事前申し込みをすると、当日URLを受け取るまで、メールでのやり取りが負担だ」「メールが埋もれてしまって、当日の情報がわからなくなってしまう」といったことをストレスあるいは負担に感じている投資家が多いようです。こちらは「みんせつ」としても今後の課題と捉えています。

今後、どのような形式を希望されますか

中村:さて、投資家が感じているそれぞれのメリット・デメリットを踏まえた上で、今後、投資家はどのような形式を希望しているのでしょうか? 円グラフをご覧いただくと、投資家が望む形式は、会場開催よりオンラインに軍配が上がったようです。

その中で最も大きな割合を占めるのは、LIVE配信の52パーセントです。LIVE配信は、移動時間がかからず、電話より登壇者の顔色および雰囲気が伝わるといったところでしょうか。

1-3.投資家セキュリティ問題について

中村:それでは次に、投資家側のセキュリティ問題について確認していきたいと思います。「セキュリティ上の理由でオンライン説明会に参加できないことはありますか?」という問いの回答は「ある」が36パーセントで、「ない」が64パーセントと、3割強の投資家がセキュリティに関する問題を抱えているようです。

セキュリティ上、利用できないサービス・ツールを教えてください。

中村:セキュリティ上利用できないサービス・ツールを確認していきたいと思います。「Teams」が10人、「Google Meet」が7人、「Zoom」が7人、「Webex」が1人、「Web会議全般」が7人となっています。こちらは参加できなかった説明会の件数ではなく、あくまで会社で利用不可となっているツールを挙げていただいた数です。

また、こちらの数字を見ていただく際には、先ほどご確認いただいた資料の導入Web会議ツールの円グラフと合わせて考えていく必要があるかと思います。例えば、企業の導入が68パーセントの「Zoom」は利用できない人数が7人であることに比べて、「Google Meet」は企業の導入が4パーセントであるにも関わらず7人が利用できないと回答しています。投資家とのコンタクトに「Google Meet」はあまり適していないと言えるのではないでしょうか。ちなみに、投資家は個人用のパソコンで参加することでセキュリティを回避しているようです。

私からのご説明は以上となります。なお、本日ご覧いただいた資料は、ポイントを絞ってご説明しているため、簡略化している部分があります。特に投資家アンケートは自由記入で、IRに向けた要望を数多くご回答いただいていますので、とても参考にしていただける資料かと思います。そちらの完全版をご希望の方は、ウェビナー終了後「みんなの説明会」に無料ユーザーのご登録を行っていただけましたら、11月24日以降となりますが、PDFにてお送りします。ユーザーご登録後、別途、投資家アンケートの資料をご希望と「みんせつ」までどうぞご連絡ください。それでは、ご清聴どうもありがとうございました。引き続きウェビナーをお楽しみください。

2.決算説明会のオンライン化事例①

秋元:それでは続いて、決算説明会のオンライン化事例へ移らせていただきます。

スピーカー②

中村:スピーカーの方をご紹介します。ロードスターキャピタル株式会社 執行役員 最高財務責任者の川畑さまです。それではまず、簡単に自己紹介をお願いできますでしょうか?

川畑:ロードスターキャピタルは、不動産と不動産特化型のクラウドファンディングを行っている会社です。私自身はIPO準備要員として入社しまして、2017年IPO後、一貫してIRに携わっています。

秋元:それではさっそく、質問に移らせていただければと思います。

2-Q.決算説明会のオンライン化を決意した「タイミング」や「きっかけ」は?

秋元:まず1つ目なのですが、決算説明会のオンライン化を決意したタイミングやきっかけをお聞かせいただけますでしょうか?

川畑:当社がオンライン決算説明会を実施したのは8月なのですが、その準備は6月、7月くらいから始めており、決意したきっかけ・タイミングは2つあります。

1つは、緊急事態宣言が明けていたため、実開催をしているところもちらほらあったのですが、先ほどの「みんせつ」さまがまとめてくれた資料にあるとおり、機関投資家がオンライン説明会を望んでいるということが理由の1つです。もう1つは、まだ6月、7月の段階では、再度、緊急事態宣言が出て実開催できないかもしれないというおそれがあったため、そちらのリスクヘッジのためにオンライン開催に踏み切りました。

秋元:機関投資家側のメリットと開催のリスクを考えられてということだと思うのですが、実際に機関投資家側からの反響はありましたか?

川畑:機関投資家から特にフィードバックはなかったのですが、悪い反応もなかったため、「みんせつ」さまのまとめていただいた資料のとおりだと思いました。

2-Q.Zoomと比較検討したツールは?

秋元:では、次の質問に移らせていただきます。「Zoom」と比較検討したツールは、他にありますか? 

川畑:「ネクプロ」「コクリポ」「GlobalMeet」の3つと「Zoom」を比較しました。

秋元:なるほど。後ほどご登壇いただく北の達人さまは「Webex」をご利用されていたのですが「Webex」はご検討はされなかったのですか?

川畑:「Webex」の話はあったのですが、前情報で「ちょっと高い」という噂があったので、先に候補から外しました。

秋元:「Zoom」を選ばれたポイントをお聞かせいただいてもよろしいですか?

川畑:先ほど挙げた3つのサービスのうち「ネクプロ」「コクリポ」は操作性が非常によさそうだったのですが、知名度の面で「Zoom」には及ばないことと「ネクプロ」の場合は、ブラウザではなく、アプリをダウンロードしなければならないということがありました。「コクリポ」は、入室に必ずパスが必要だったため、忙しい機関投資家のことを考えると難しいと思った次第です。「Global Meet」は、電話回線で入れるということがプラス要因だったのですが、ちょっと料金が高かったのがマイナス要因としてありました。結果として「Zoom」は電話回線でも入れますし、知名度と操作性の面でも利用されている方が多いため、「Zoom」を選びました。

2-Q.オンライン決算説明会の形式は?

秋元:次の質問に移らせていただきます。「オンライン決算説明会の形式は?」というところで、私どもも今、いろいろ支援させていただいている中で、企業さまが「Q&Aをどうやってやろうか」と悩まれるケースが多いと感じています。具体的にそのあたりをお聞かせいただけますか? 実際にどのようなかたちで行われたのかということと、その方法を選択された経緯についてお願いします。

川畑:Q&Aを今後どのように行うかについては、まだ検討する必要があるのですが、実際に開催した時はテキスト形式で募集し、決算説明の後に、Q&Aの時間を取って、テキストでいただいた質問からピックアップして答える、という形式を取りました。

秋元:実際、そちらで実施されて、いかがでしたか?

川畑:決算説明をしている間に質問が来るため、運営側としては質問に対する答えを準備しやすいですし、結果としてはテキストのほうが聞き漏らしもなく、論点が明確になってよいと思いました。

秋元:質問の数はいかがでしたか?

川畑:質問の数は「実開催よりは増えたな」という印象があります。

秋元:質問は、どなたがされたかを管理できるようになっていたのですか?

川畑:機関投資家の入室時に会社名と名前を入力するかたちにしたため、誰から質問があったのかは追えるようにしていました。

秋元:質問をされた方についてですが、今まで質問をしなかったような方が質問してくれた、ということはありましたか?

川畑:はい。いつもの人だけでなく、新しい人も質問してくれました。

秋元:他の企業でも「オンライン開催でいつも質問してくれなかった人が質問してくれるようになった」という話はよく聞きます。

2-Q.準備に携わった人数と役割分担は?

秋元:次の質問に移らせていただきます。「準備に携わった人数と役割分担は?」ということで、実際には何名の方で準備されたのかと、役割分担をお聞かせください。

川畑:私が取りまとめの責任者として関わり、社内インフラの者に、先ほどの「ネクプロ」や「コクリポ」といった各サービスのプロコンをまとめてもらい、接続の部分でカメラ、マイクの準備をお願いしました。あともう一人、エンジニアの方に接続の部分で、音声の遅れなどを調整してもらいまして、実質3人が携わりました。

秋元:3人で過不足はなかったですか?

川畑:3人で十分だと思います。

2-Q.機関投資家の集客で工夫したことはあった?

秋元:機関投資家の集客で工夫されたことはありましたか? もし、リアル開催と変わったところがあれば、そちらについても併せてお聞きできればと思います。

川畑:それほど変えた部分はないのですが、当社が持っている機関投資家のリストに対して「Zoom」の招集メールを送りました。「そこで質問が何か来るかな」と思ったのですが、特に来なかったため、8月の時点では、機関投資家のみなさまも「Zoom」開催に慣れていたのかなという印象です。

秋元:実際の参加人数に違いはありましたか? 増えた、減ったという部分を教えてください。

川畑:実開催よりは参加人数が増えました。2倍、3倍というほどではありませんが、1.5倍くらいにはなっています。

秋元:1.5倍ということで、メリットが大きかったという実感はありましたか?

川畑:そうですね。いつも来ていない方にもお話しできたので良かったです。

2-Q.Zoom使用における不安点を、どのように解消した?

秋元:「『Zoom』使用における不安点を、どのように解消したのか」という質問ですが、こちらは「Zoom」に限らないことだと思います。オンライン開催時にも回線が不安定になってしまって音声が聞き取りづらい場合などに対して、どのようなリスクヘッジを行われたのかや運営面でも、操作に慣れていない部分をどのようにクリアにしていったのかをお聞かせいただければと思います。

川畑:一番不安だったのは、やはり通信環境です。無線のWi-Fiでつないでいると音が途切れてしまうことがありますが、実際には有線でラインを引いて直でつないだため、回線は安定していました。また、操作については、私が別途、いろいろなセミナー等に登壇しており「Zoom」は慣れていましたので、不安はありませんでした。強いて言うなら、新しくマイクを買ったのですが、新しくマイクは、左下のマイクのところから新しいマイクを選ばなくてはならないというところで少し戸惑ったくらいです。

秋元:すでに触れていたツールだったため抵抗なく開催できたという感じですね。

川畑:そうですね。あと、オンライン決算説明会の時は、顔の正面からライトが当たるように工夫しました。

2-Q.Zoomのどのような機能を使った?

秋元:「Zoom」ではどのような機能を使いましたか?

川畑:特に使った機能はありません。一つ、最後にアンケートを送る機能を使ったのですが、なぜかその部分だけうまくいかなかったのです。

秋元:原因は不明ですか?

川畑:はい。アンケートが届いている人と届いていない人がいましたので、次回はちゃんと事前にテストしたいと思っています。

2-Q.やってみて良かったこと/悪かったことは?

秋元:非常にざっくりとした質問になるのですが、実際に使ってみて良かったことと悪かったことを簡単にお願いします。

川畑:まず、使ってみて良かったことは、先ほどもお伝えしたとおり、機関投資家の方に数多くご参加いただけて質問も多くなったところです。当社としても、会場への移動や決算説明資料、短信の印刷がなかった分、工数が抑えられたと思います。悪かったところは、まだ私も、スピーカーであった社長もオンライン開催に慣れていなかったため「表情が硬かった」と言われたことと、会場の人の顔が見えませんので、少ししゃべりづらいところがありました。ただ、全般的には開催して良かったと思っており「今後もオンライン開催していこう」と考えています。

2-Q.次回も同じ形式で開催する?

秋元:「次回も同じ形式で開催しますか?」という質問です。

川畑:次回も同じ形式で……ライブと同時開催かどうかはわかりませんが、オンライン開催は必ず行うと思います。

秋元:会場のほうからも現在、5つほど質問が来ていますので、ご回答お願いします。まず、1問目ですが、「川畑さまの声が少し響くように聞こえます。イヤホンマイクではなく、設置型のマイクアンドスピーカーのようなものを利用されているのですか」というご質問が来ています。

川畑:今は自分のノートパソコンのマイク機能を使っています。オンライン決算説明会の時は5000円くらいのマイクを別途買いまして、そちらを使いました。その時の音声には特に問題はありませんでした。

秋元:わかりました。ちなみにそちらの部分は、新たに設備投資されたのですか? それとも、もともと持っていたものでしょうか?

川畑:ノートパソコンでテストした結果、マイクとカメラについては新しく買ったほうが良いということで購入しました。

秋元:けっこう高かったですか?

川畑:司会用とスピーカー用としてマイクは5,000円弱くらいのものを2本、カメラは1万円弱くらいのものを購入しました。

秋元:やはり、会場開催と比べ、設備についてもかなりのコスト削減ができたのでしょうか?

川畑:そうですね。ちなみに、当社は「Zoom」の無料お試し期間中に開催しました。

秋元:そのような裏技もあるのですね。

2-Q.Q&A形式とチャット形式の使いやすさの違いについて

秋元:「Q&A形式とチャット形式で使いやすさに違いはあるのでしょうか?」というところで、今もチャットとQ&Aの両方が投稿できるようになっていると思いますが、そちらはどのようなかたちで開催されましたか?

川畑:Q&Aであれば「回答済み」と表示することができますので、Q&A形式一択でした。チャットですと、質問と回答が流れてしまう場合がありますので……。

秋元:Q&Aのほうが使いやすいということですね。

2-Q.セキュリティ対策について

秋元:「セキュリティ上参加できないという投資家はいらっしゃいましたか? もし、いらっしゃった場合、なにか解決策は打たれたのでしょうか?」という質問ですね。

川畑:当時もセキュリティ上「Zoom」を使えないところもあったのですが、事前に数名の機関投資家に聞いたところ「聞きたい会社の決算説明会は、個人のスマホから入ってでも聞くので、大丈夫です」と言われたので、そちらは気にせずに進めました。

2-Q.回線のリスクを考え、電話開催は考えられたのでしょうか?

秋元:この質問も多いと思うのですが、回線が不安定になるかもしれないリスクを考えたときに、電話開催を考えられたのか、というものです。

川畑:「Zoom」は電話回線でも入れますし、スライドを映すため電話開催は考えませんでした。

2-Q.投資家からの質問について

秋元:投資家からの質問について、誰が質問したかをしっかり追うことができたというお話がありました。会社名などの入力は自動ではないと思うのですが、どのようにされたのでしょうか?

川畑:冒頭に、スライドにも「名前を書いてください」というアナウンスを書いておきましたし、音声でも「名前を書いて、会社名をわかるようにしてください」というアナウンスを行いました。

秋元:補足させていただきます。登録時に会社名などの入力を必須にすることができますので、そちらを設定しておくと、おそらくこの問題は解消されると思います。

2-Q.録画機能は使用されましたか?

秋元:最後の質問ですが、「録画機能は使用されましたか?」というものが来ています。

川畑:録画機能は使用しました。そして録画機能も使い、自社のホームページとログミーファイナンスにも掲載していただきました。

秋元:ありがとうございます。決算説明動画も録画してそのまま作れたということですね。

川畑:はい。そうですね。

3.決算説明会のオンライン化事例②

秋元:続きまして、事例2ということで、またスピーカーの方をご紹介します。株式会社北の達人コーポレーション取締役 管理部長の工藤さまです。まず、簡単に自己紹介をお願いできますか?

スピーカー③

工藤貴史氏(以下、工藤):工藤です。当社はスキンケア化粧品や健康食品をEコマースで販売する事業を行っています。売上の99パーセントをオンライン上で販売している、いわゆる「D2C」の事業になっています。メーカーで直接消費者に物を販売するという事業を行っています。決算は2月でして、今回お話する決算説明会は、先月10月に開催した第2四半期の説明会になります。

3-Q.決算説明会のオンライン化を決意した「タイミング」や「きっかけ」は?

秋元:それでは、さっそく質問に移りたいと思います。先ほどと同じ質問をさせていただきたいと思うのですが、決算説明会のオンライン化を決意した「タイミング」や「きっかけ」をお聞かせいただけますでしょうか?

工藤:第1四半期の決算説明会は7月に実施したのですが、その時は会場開催のみでした。新型コロナウイルスの感染が広がった中で、当日はキャンセルがかなり多かったです。50名の定員で、エントリーは定員の50名分あったのですが、当日は参加が30名程度となり、やはり会場参加は今後難しいだろうと思い、これから、このような世の中でオンライン化が必須になってくるだろうということで、今回オンライン化を行いました。

秋元:通常、50名のエントリーがあったら、何名くらい来られるものなのですか?

工藤:当社は、決算説明会を実施した回数がそれほど多くないのですが、定員50名であれば、50名近くは来るだろうと考えていました。

3-Q.オンライン決算説明会の形式は?

秋元:それでは、次の質問に移ります。オンライン決算説明会の形式というところで、事前に私もお伺いしていたのですが、今回、ハイブリッド型開催に至った経緯を教えていただけますでしょうか?

工藤:そうですね。やはり会場開催のみは難しいというところなのですが、オンラインだけでは、やはり臨場感がないのではないかということで、普段のIRの取材は私やIRの担当者が行うのですが、やはり社長が登壇するというタイミングですので、少しそちらに臨場感も加えたほうが、より良いものになるのではないかということで、ハイブリッド型開催にしたということです。

秋元:私も今、100社近くご支援しているのですが、技術的なハードルが高いというイメージがあります。そちらに対しての難易度のようなものはどのように感じられたのでしょうか?

工藤:普段から社内で「Zoom」などのWeb会議システムは使っていましたので「できるだろう」と思っていたのですが、やはり、開催してみるとけっこう大変なこともありました。例えば、株主総会など、今後の決算説明会でも長い目で見るとハイブリッドが必ず必要になってくる時が来るのではないかということで、挑戦したというところです。

秋元:「理論上できるだろう、であればやってみよう」という感じですね。

当初の予定(ハウリングあり)

秋元:では次の質問に移ります。こちらが実際の形式ですね。少し技術的なところをご説明いただければと思います。

工藤:会場の設備が思ってたものと違ったため、このようなかたちにしたのですが、要するに、会場の司会者やプレゼンターが話した音をミキサーで拾って会場のスピーカーに流し、同時にオンラインの参加者にも流すというかたちです。これで会場の中は完結するのですが、さらにオンライン参加者からの質問をどのようにして会場に流すかというところで、オンライン参加者の質問を会場ミキサーから会場スピーカーに流せると思っていたのですが、設備の関係で流すことができず、別にPCを用意してそちらにスピーカーとマイクを付けましたが、それがハウリングを起こしたのです。ですので、当日、「これ駄目じゃん」ということで、いろいろな仕様を考えたということです。

最終決定(ハウリングなし)

秋元:結果的に、1つのPCで完結したということですか?

工藤:そうですね。結果として、単純にPCにスピーカーとマイクを付けたというイメージですね。人間が話すのか、スピーカーが話すのかの違いで、それなりに性能の良い集音マイクとスピーカーがあればできるというような構成にしました。意外と音質は良かったです。

秋元:「次回以降もこの方法で問題なく行けそうだな」という手応えを感じていらっしゃるということですね。

工藤:問題ないと思います。

秋元:こちらはハイブリッド型の非常に良いヒントだと思います。

工藤:そう思うのですが、 PCからの音を外に出す、スピーカーにつないでさらにマイクにつなぐということができることはできるのですが、会場によっては、意外とその設備がなかったりすることがあります。

使用機材

秋元:こちらが使用された機械ですね。

3-Q.開催に向けて掲げた目標はあった?

秋元:次の質問なのですが、開催に向けて掲げた目標はありましたか?

集客人数

工藤:集客の人数です。せっかくオンラインでも行いますので、投資家の集客を会場開催のみの時よりも増やそうということで、そちらの人数を目標として掲げました。

秋元:実際が55人ということで、前回よりも20名ほど増えたようなかたちですね。

工藤:申込自体は100名を超えましたので、申込の段階ではかなり増えたという認識でしたが、当日はオンラインの参加率が悪かったというところではあります。

秋元:こちらは、なにか要因はありますか?

工藤:オンラインの事前申込は、そこまで参加意欲の高くない方もいらっしゃるということと、先ほど、中村さまのお話しの中にもありましたが、「メールがどこかにいっちゃってログインの仕方がわからなくなっちゃった」というような課題はまだ残っているかと思います。ですので、備忘メールを流すといった対応が必要だったかもしれないです。

秋元:今回、一週間や1日前などににリマインドメールは流されなかったのでしょうか?

工藤:流していなかったです。一週間前には登録してくださいということは一度流しています。

3-Q.機関投資家の集客で工夫したことはあった?

秋元:それでは次の質問です。「今回、集客はどのようなことを行ったのでしょうか? 工夫されたことはありますか?」というところをお聞かせください。

工藤:今回は、「みんせつ」のサービスを利用し、すべて集客をお願いしました。機関投資家のリストへの一斉配信ということで、そのようなサービスを使っています。

秋元:そちらは有料のものですか?

工藤:有料のものです。

秋元:それで実際にエントリーも参加者も増えたということで、結果として効果はあったというイメージでしょうか?

工藤:前回までは、証券会社にアレンジをお願いしたり、自社で持っているリストをベースにしたのですが、やはり今までリーチできていなかった層にも届いていたと思いますので、とても効果があったと思います。

3-Q.決算説明会当日の運営人数と役割分担は?

秋元:今回、ハイブリッド開催をされたということなのですが、運営にはどれくらいの人数が関わったのでしょうか? また、どのように役割分担をされたのかをお聞かせいただけますでしょうか?

当日のウェビナー運営の役割分担

工藤:全部で3名なのですが、当日の会場にいるのは2名で、あとは会場外に1名というかたちです。会場内では、カメラの操作やシステムの管理を行っている担当者と、Q&Aの操作、ミュートの操作を行うために1名、別に付けて行いました。会場外ではオンラインでちゃんと聞けているかを、実際に投資家と同じアカウントで入ってチェックし、なにかあったら電話やLINEで連絡するという体制で行っていました。

3-Q. Cisco Webexのどのような機能を使った?

秋元:次の質問です。今回「Cisco Webex」を使われたと思うのですが、具体的にどのような機能を使われたのかをお聞かせください。

Cisco Webex(Eventsというウェビナープラン)で使用した機能

工藤:質疑応答の挙手ボタンです。こちらは「Zoom」にもあると思うのですが、「質問のある方はボタンを押してください」とご説明して、プライバシーの視点から、参加者同士が見えないように配慮し、ミュートのオン・オフを一元管理したということがあります。そのほか、終了後にアンケートを自動で流すことと、録画機能も使っています。

秋元:質疑応答を挙手ということは、音声で実施されたということですね?

工藤:音声で行っています。

秋元:テキストあるいは併用も可能だったと思うのですが、音声を選ばれた理由はどういったところでしょうか?

工藤:テキストは大量に来すぎるのではないかという懸念があったことと、リアル会場の人からの音声での質問を受けつつ、テキストも見つつというかたちでは管理が難しいのではないかということで、音声にしました。

秋元:なるほど……実際に行ってみて、難しかったことはありましたか?

工藤:やはり、機関投資家の方には社名と名前を入れてもらうようにしましたので、実名が出ている中で質問するのは少しハードルがあったのか、思っていたよりも質問が少なかったという印象があります。匿名にしたほうが質問は増えると思うのですが、挙手制にすると匿名の人をあてるのが難しく、匿名にする場合は、テキストでないと駄目だと思いました。

秋元:今後、こちらはどのようなかたちで行われていくご予定ですか?

工藤:匿名のテキストでも受け付けるかたちのほうが、幅広く質問を受けることができるかと思っています。

3-Q.トラブルはあった?

秋元:次の質問です。先ほど、会場に行った時、配信方法にトラブルがあったとお聞きしたのですが、それ以外になにかトラブルはありましたか?

工藤:当日の開催中に質問を受け付けた時です。2つ目の質問を受け付けた時に、オンライン参加者の声が10秒間出なかったのです。会場の設備がタイムアウトしており、もともとそのような仕様だったことはわかっていたのですが、数秒で会場の人が直してくれて大事には至らなかったというところです。

秋元:これ、けっこう焦りますよね。

工藤:焦りました。「なんで音出ないんだろう」という……。

秋元:なるべく想定できるトラブルを洗い出しておき、対策を打っていくことが大事だということですね。

工藤:そうですね、今回も想定はできていたので、すぐに対応することができました。

3-Q.やってみて良かったこと/悪かったことは?

秋元:次の質問です。今回、行ってみて良かったことと悪かったことを具体的にいただけますでしょうか?

工藤:まずは、会場とオンラインという両方のニーズに応えることができたというところが良かったと思います。あとは、完全に自社開催でしたので、ある意味ではコスト削減できたかと思います。「Webex」は月額3万円なので少し高いのですが、「ウェビナープラン」というものがあり、契約を1ヶ月のみにして、開催後に解約、というプランにしました。悪かったところとしては、1回目ということもあって準備がかなり大変だったため、今後はそのあたりの効率を良くしたいと考えています。

3-Q.次回も同じ形式で開催する?

秋元:次回以降も同じような形式で開催されるのでしょうか? もちろん改善されていくとは思いますが、初回ということでだいぶ大変だったとは思います。今後、そちらが楽になっていくようなイメージはありますか?

工藤:一度行ったら後はだいぶ違うかなと思います。

3-Q.改善点はある?

秋元:今までお話しされた中で、ある程度ご回答はいただいたと思うのですが、それ以外の部分で、何か改善点はありますでしょうか?

工藤:当日「入れないのですが」という問い合わせがありましたので、リマインドメールですね。入室方法は説明が必要なところもありますので、そちらをわかりやすくするのが一番かと思います。

3-Q.参加人数について

秋元:それでは最後に、会場からの質問がきていますので、そちらに移りたいと思います。「ハイブリッド型開催の会場の定員について、何名定員の会場で、何名ご参加されましたか?」という質問です。

工藤:本来であれば、50名入れるところなのですが、今回、新型コロナウイルスの影響で、25名に絞っていました。25名に絞って、23名が参加というかたちになっています。

秋元:例えば、「30名来たらどうしよう」という考えはありましたか?

工藤:30名来たら、オンラインも同時開催ですので、そちらへの誘導を想定していました。

3-Q.使用機材の詳細について

秋元:「使用した機材をもう一度見せてください」ということで、使用機材について、選ばれた理由などをご説明いただけますか? 

工藤:こちらのWebカメラはもともとよく使っているものでして、今回のためというよりも普段から使っていたものです。当社は東京と札幌という2つの拠点があるのですが、拠点間でやりとりする場合に使っているものです。USBマイクは、実は会場の方に借りたものでして、非常に使い勝手が良かったため「買おう」と言っていたものです。

秋元:普段から使い慣れていたり、会場の方が使用されていて信頼できたりする機材を使えたということですね。

3-Q.リアル会場の場所について

秋元:「リアル会場の場は自社の会議室だったでしょうか」ということで、おそらく外の会場を借りたと思うのですが、ハイブリッド型を選択するにあたって、外の会場を借りたほうがいいのか、それとも社内の会議室を使うほうがいいのかを教えてください。もし、会議室を借りる場合、なにか注意点などがあれば教えてください。

工藤:今回は会場を借りたのですが、はじめて行って、そこで準備を行うというかたちだったため、先ほどもお話ししたのですが、設備の関係で当初想定していたものが使えなかったということがありましたので、前日入りして1日リハーサルを行い……当日は午前中も準備を行い、午後からの説明会を行うというかたちを想定して動いていたのですが、前日のリハーサルがなかったら、おそらくできなかったのではないかと思います。会場は事前に見ておく必要があります。

秋元:会場の機材などで注意する必要のある部分や、事前にチェックした部分はありますか?

工藤:やはり、ネットワークは大事だと思います。PCは全て有線でつないで行いました。おそらく会場によっては「有線LANがない」「ハブでつないでもあまりネットワークの速度が良くならない」というような場合もあるかと思いますので、そちらについては気をつけたほうがいいと思います。

秋元:会場が満席になった場合は、オンラインに誘導と先ほどご回答いただきましたが、「Webex」のウェビナーの場合、事前登録がなくても、当日ログインすることはできるのでしょうか?

工藤:すべて事前登録制にしています。「閉ざされたミーティング」ということで、セキュリティ上はそのようにして行いました。

秋元:当日、そのような場合は、すぐその場で登録していただいて承認を行った上で、入室していただくというフローが必要になったということですか?

工藤:そうです。

3-Q.説明会のアレンジを外注に依頼しなかった理由について

秋元:最後の質問に移ります。「説明会のアレンジをするのに外注依頼しなかった理由はコスト面を抑制することを重視したという認識でよろしいでしょうか?」というところですね。

工藤:そのとおりです。あと、やはり普段使っていたということもあります。まったく使っていなかったらお願いしたかと思うのですが「できるのではないか」という思惑がありました。

秋元:コスト削減というお金の部分だけではなく、外注先とのコミュニケーションコストが全然なくなるというメリットもよくお聞きするのですが、そちらについてはいかがですか?

工藤:そのようなメリットも大きいと思います。例えば、当日の会場も自社のものではないですので、そちらとのコミュニケーション……当社は札幌にも拠点があって、会場は東京ですので、札幌と東京の距離感のようなものもありますので、自分たちでできたほうがコミュニケーションコストは低いかなと思います。

秋元:最後に、このIRとは全く関係はないのですが、例えばこのようなウェビナーを使って社内のセミナーなど、他のところで転用するようになったというようなことはありますか?

工藤:「Webex」に関してはないのですが、「Zoom」は社内でよく使っています。スモールミーティングについても、今はけっこう「Zoom」ベースで行ったりしています。

秋元:わかりました。貴重なお話、どうもありがとうございました。また、これ以降もオンラインを利用されるかと思いますので、ぜひまたお話をお伺いできればと思います。本日はどうもありがとうございました。

工藤:ありがとうございました。

秋元:それではお時間となりましたので、質疑応答を終わります。どうもありがとうございました。以上で、「オンライン決算説明会の成功事例」を終了します。ご視聴いただきまして誠にありがとうございました。

ログミーFinance Zoom導入無料支援

秋元:今回、私どものセミナーで使用しているのは「Zoomウェビナー」になります。しかしながら、スムーズな運営にあたってはさまざまなノウハウが必要で、私たちも今までけっこう四苦八苦してきました。本日ご視聴いただいているみなさまの中で、「Zoomウェビナーって便利そうだな」と思われた方がいましたら、「Zoomウェビナー」で決算説明会を行うにあたっての無料導入支援を行っています。もし「少し話を聞いてみたいな」と思われましたら、終了後に遷移するアンケートページで「希望する」にチェックしていただければ幸いです。

そして、来週24日の火曜日、こちらもまた今回と同じように事例紹介のセミナーを開催します。ご登壇される企業は株式会社プレミアムウォーターホールディングスさまと、東洋インキSCホールディングス株式会社さまになります。

こちらでも、オンラインだけで開催した事例と、ハイブリッドで開催した事例を両方聴くことができますので、みなさまのよりよいIR活動のきっかけになればと思いますので、ご興味がありましたらご覧ください。以上で、本日のセミナーを終了します。どうもご視聴ありがとうございました。