2018年9月期3Q業績 セグメント別サマリー
尾下順治氏:ただいま紹介を受けました、アクセルマーク代表の尾下でございます。本日はお忙しい中、当社の決算説明会にお集まりいただきまして、誠にありがとうございます。
さっそくではございますが、お手元の資料と同じものを前方スクリーンに掲示しつつ、説明を始めさせていただきます。
まず第一といたしまして、2018年9月期第3四半期の業績概要からご説明いたします。当社の現在営んでおります、3つの事業セグメントにおいてのサマリーとなっております。
まず一番上段、ゲーム事業でございます。売上高は、1億300万円となっております。運用タイトルも現状2本というところで、売上を徐々に減らしている状況ではあるんですけれども、後ほどご説明をさせていただきますが、新作の『幽☆遊☆白書100%本気バトル』の事前登録等も始まりました。おそらくこれから、ようやく苦しい時期を脱するフェーズに移ってくるのかなというのが、ゲーム事業の状況でございます。
次に、広告事業でございますが、こちらは順調に推移をしております。中でも、昨年度末より開始しております「トレーディングデスク」が、QonQで119パーセント成長かつ過去最高の四半期売上高というかたちで、事業全体といたしましては3億7,700万円の売上高となっております。
そして、新規事業でございますaE(and Experience)事業は、現在は5つのサービスを運営しておりますが、その中の1つでDMMさまより運営を引き継ぎました「.yell plus」が、サービス開始より3周年を迎えることができまして、3周年を記念したイベント等の実施を行いました。
業績の四半期推移
こちらが改めて、全社での業績ならびにその推移をグラフ化したものでございます。
売上高は4億9,800万円、営業利益がマイナス1億1,700万円、EBITDAがマイナス1億1,000万円となりました。
中でも、ゲーム事業で売上を減らす状況になってしまったところもありまして、全社的にも減収となったんですけれども、引き続き先行投資を続けつつ、損益に関しては第2四半期と同水準の赤字というところで、この第3四半期を終えることができております。
セグメント別売上の四半期推移
次に、セグメント別売上の四半期推移を、グラフとして表示しております。
広告事業は、先ほどから「堅調に推移している」というお話なんですけれども、第3四半期というのは例年、業績的には少し落ち込むタイミングなんですけれども、第3四半期の売上としては、広告事業は過去最高の売上高を達成することができております。
主力サービスの「ADroute(アドルート)」ならびに新規サービスの「トレーディングデスク」の、どちらも堅調に推移している状況でございます。
損益計算書四半期推移
続きまして、損益計算書の四半期推移でございます。
aE事業であったり、ゲーム事業の新タイトルといったところへの先行投資が引き続き進んでいるというところで、赤字基調ではございます。ただ、先ほども申し上げたとおり、新作もようやく事前登録が始まって、いよいよリリースまで秒読みという段階に入ってまいっておりますので、こういったところもここからしっかりと改善していけるのではないかなと考えております。
財務状況トピックス
次に、財務状況のトピックスについてでございます。
財務状況については、この四半期に大きな動きがございました。
現状の数字ですけれども、この第3四半期末においては、現金及び預金が9億1,100万円、純資産等の合計が11億4,700万円です。
大きな動きと申しますのが、増資です。資金調達を行いました。この資金調達を受けて、こちらの表にもございますように、自己資本比率が大幅に改善をしている状況でございます。
この資金調達の内容についてなんですけれども、大きくは2つのアクションとなっております。
1つは、KLab株式会社さまと資本業務提携を締結いたしまして、この資本業務提携に伴い、我々の新規株式をKLabさまにお引き受けいただく、第三者割当増資を実施いたしました。
また、昨年(2017年)すでに発表させていただいておりましたドイツ銀行さまあてに、新株予約権の割当を実施いたしました。そして、その行使がこの第3四半期中にございまして、これによって資金調達ができております。
この2つのアクションを合わせて、約7億円ほどの資金調達を実施いたしまして、財務状況が改善されているというかたちになります。
貸借対照表概要
次に、貸借対照表の概要となっております。
こちらは、先ほどの財務状況のトピックスで申し上げたとおり、資本政策によって財務健全性が回復しているというところが、こちらの貸借対照表からもご覧いただけるのではないかと思います。
以上、第3四半期の業績概要について、ご説明をさせていただきました。
ブロックチェーン関連事業について①
続きまして、各事業の状況について、ご説明いたします。
まず、全社的な新しい取り組みといたしまして、本年(2018年)3月に発表させていただいております、ブロックチェーン関連事業の状況についてでございます。
さまざまな取り組みを実施しておりまして、すでに発表させていただいているものであったり、すでにリリースもさせていただいているもの、これからリリースしていくものなど、さまざまな取り組みを行っているんですけれども、このブロックチェーン及び仮想通貨を取り巻く環境は、日々目まぐるしく推移をしております。
まだまだルール等であったりガイドラインであったり、そういったものの未整備な部分もたくさんあるというところを、我々自身も認識しておりまして、そういった市場の開拓といいますか、しっかりと市場環境をつくっていくというところも含めて、取り組みを行っております。
まずは、この第3四半期中のアクションといたしましては、さまざまな業界団体に加盟をいたしまして、その中で法的解釈(の共有)であったり、ガイドラインの策定といった取り組みを少しずつ始めております。
日本ブロックチェーン協会(JBA)であったり、ブロックチェーン推進協会(BCCC)、そして日本オンラインゲーム協会(JOGA)といった業界団体への加盟、そして取り組みを行っている状況でございます。
ブロックチェーン関連事業について②
それでは、このブロックチェーン関連事業についてなんですけれども、もう少しブロックチェーンの環境について、みなさまにご説明をさせていただければと思います。
まず、ブロックチェーンを活用したアプリケーションなんですけれども、「分散型アプリケーション(Decentralized Applications)」の頭文字をとって「DApp」……「ディーアップ」または「ダップ」と呼ばれております。
また、DAppの中でも、DAppを使ったゲームはブロックチェーンゲームと定義をされていることが多くございます。
そして、このブロックチェーンゲームなんですけれども、有名なタイトルといたしましては昨年(2017年)11月にリリースをされました、『CryptoKitties(クリプトキティーズ)』というタイトルがございます。
そしてまた、最近のメジャーなタイトルといたしましては、今月2018年8月に正式サービスとしてローンチをされました、「ETH.TOWN(イーサタウン)」というサービスもございます。
それぞれの現在の取引高は、我々の情報サイトである「Blockchain Game info」にて取得しております情報をもとにご説明いたしますと、『CryptoKitties』がだいたい1日に、17イーサほど取引をされていると。
「ETH.TOWN」におきましては、サービスリリース直後で、非常にユーザーさまの熱量も高い状況でございまして、1,700イーサを超えるような取引がデイリーで行われている状況でございます。
(2018年8月9日)現在、1イーサの価値がだいたい日本円に換算すると4万円前後というところで取引されておりますので、「ETH.TOWN」に至っては、6,000万円~7,000万円ほど取引がされているという状況になっております。非常に、世界中のブロックチェーンもしくは仮想通貨ホルダーのみなさまから注目されている領域であるというところが、この数字からもおわかりいただけるのではないかというところです。
それと、日々このマーケットが盛り上がっております。これも、同じく「Blockchain Game info」で計測した限りなんですけれども、2018年5月のデータと比べると、8月の取引量が約60倍ということで、急激なスピードでこのマーケットが立ち上がってきている。非常に期待の持てる領域であるというところが、この数字からも見て取っていただけるのではないかというところでございます。
PlayDApp(仮称)
そして、このブロックチェーン関連事業の新しい取り組みといたしまして、本日(2018年8月9日)のこの決算説明の場が初めての発表となりますが、「PlayDApp」(仮称)というサービスを発表させていただきます。
現在、こういったDAppであったり、ブロックチェーンゲームといわれる領域のプロモーション・マーケティング手法といたしまして、プレセールといわれる手法をとることが多くございます。
ただ、このプレセールは、なかなかこの情報自体が分散してしまって、ユーザーさまが探しづらい状況になっておりますので、そういったプレセール情報を集約した情報サイトの「PlayDApp」を発表いたします。
ユーザーさまがこの「PlayDApp」のサービスを通じて、さまざまなブロックチェーンゲームや分散型アプリケーションのプレセール情報を入手できるとともに、DAppやブロックチェーンゲームを提供されるデベロッパーさまにおかれましては、このサービスを通じて事前プロモーションを効果的に行うことができるというサービスになっております。
まずは近日中に、ゲームデベロッパーさま・アプリケーションデベロッパーさまの事前登録を開始させていただき、その後にユーザーさま向けへの一般開放を開始する予定でございます。
このデベロッパーさま向けの事前登録の開始については、近日中にプレスリリース等を通じて発表させていただければと思いますので、ぜひご覧いただければと存じます。
Blockchain Game info
次に、ブロックチェーン関連事業の取り組み。
すでに、こちらはリリースしているサービスでございます。先ほどお見せしたデータ等も、このメディアによって計測・取得しているものでございます。
「Blockchain Game info」でございます。こちらは(2018年)3月にベータローンチ、そして5月に正式ローンチをさせていただき、その後リニューアル等を重ねて、日々運営を行っております。
リニューアル等を受けて、また市場環境が……少しずつユーザーさまの、こういった情報に対するニーズが高くなってきている。感度が高くなってきているというところを受けまして、PV・UU等も順調に今推移しているというところです。このブロックチェーンゲームというマーケットの経営網に引き続き、尽力をしてまいりたいということで、取り組んでおります。
ブロックチェーンゲーム第一弾
次に、ブロックチェーンゲームについてご紹介をさせていただきます。
当社の開発しておりますブロックチェーンゲームの第1弾、『コントラクトサーヴァント』についてのご説明になります。
分散型アプリケーションでのゲームとなっておりまして、主要仮想通貨の1つとされております、イーサリアムの上で動くアプリケーションとなっております。
ブロックチェーンゲーム第一弾:世界観
こちらが、ゲームの世界観となっているところです。プレイヤーは、一つひとつのカードとして定義されているサーヴァント。これを契約し召喚し、そして自分だけのデッキを組んで戦っていくというゲームとなっております。
ブロックチェーンゲーム第一弾:ゲームシステム
こちらのゲーム性なんですけれども、主にデッキの戦略、そして目利きという部分を楽しんでいただくようなゲームとなっております。
「ERC721」という、イーサリアム上の定義されているプロトコルを使うことによって、世界に1つしか存在しないデジタルカード・デジタルアイテム。これを、ユーザーは入手することができます。
しかしながら、すべてのカードを入手できないという仕様にもなりますので、どんなカードを手元に置いて、どんなデッキを構築していくのか。自分が持っているカードというのは、自分のデッキに組み込むのがいいのか、はたまたそれをトレード・売却することによって、新たにまたイーサリアムを手に入れ、新たなカードを手に入れていく流れにすることによって、自分のデッキをより強くしていくのがいいのかと。
そういった一つひとつの判断というものが求められる、そんなゲーム性となっております。
ブロックチェーンゲーム第一弾:ゲームサイクル
こちらが、全体のゲームサイクルのご説明でございます。
まずユーザーさまには、ゲームを開始していただき、カードを購入いただきます。そして、そのカードを自分のデッキに入れていくのか、このパラメーターであれば新しくカードを作り出す配合に賭けるのがいいのかということを、ゲームサイクルの中で楽しんでいただくようなゲーム性となっております。
以上が、新作のブロックチェーンゲーム『コントラクトサーヴァント』です。まだリリース前でございますが、今リリースに向けて、粛々と準備を進めているものになります。
こちらの説明をさせていただきましたが、続いてはアプリゲームのご説明に移らせていただきます。
ゲームタイトル一覧
今見ていただいている表が、現状我々が提供・運営しておりますゲームタイトルならびに、開発を行っているゲームタイトルの一覧となっております。
現在我々は、2タイトルのゲーム運営ならびに3タイトルの新規ゲーム開発を行っております。運営しておりますタイトルは『キングダム-英雄の系譜-』ならびに『ワールドクロスサーガ』の2本。そして、開発中のタイトルに関しては『幽☆遊☆白書100%本気バトル』『終幕彼女(エンドロール)』、そしてプロジェクトコードネーム『PP』の3タイトルでございます。
幽☆遊☆白書 100%本気(マジ)バトル①
そして、その中の1つに動きがございました。
『幽☆遊☆白書100%本気バトル』ですが、こちらは第3四半期中は、ベータベースでの開発を継続しておりました。しかし、これが現在進行中の第4四半期に入りまして、最終フェーズにいよいよ移行し、現在プラットフォームに申請するバージョンの最終開発・最終調整に入っている状況でございます。
改めて、こちらの『幽☆遊☆白書100%本気バトル』について、少し時間をいただいてご説明をいたします。
こちらの『幽☆遊☆白書100%本気バトル』ですが、長きに渡り開発を続けておりました。ようやく先週、事前登録の開始を発表させていただいております。
こちらは、資本業務提携先であるKLab株式会社さまとの共同タイトルとなっております。KLabさまがパブリッシャー、我々がデベロッパーというかたちのアライアンスとなっております。
現在、かなり大規模な事前プロモーション等を実施している状況になっております。
幽☆遊☆白書 100%本気(マジ)バトル②
その事前プロモーションのご紹介になるんですけれども、まず事前プロモーションの一環といたしまして、テレビCMを実施させていただいております。
現在『幽☆遊☆白書』がTOKYO MXさんで再放送を行っているという状況になっておりまして、この再放送枠に合わせて、我々のゲームのテレビCMを放映させていただいているというかたちになります。
事前登録開始をこのテレビCMを通じて、『幽☆遊☆白書』ファンのみなさまにお知らせをさせていただいているというものでございます。
幽☆遊☆白書 100%本気(マジ)バトル③
続きまして、もう1つの事前登録プロモーションに向けた取り組みをご説明いたします。
LINEさんのプラットフォームの中で、『幽☆遊☆白書』のしゃべるLINEスタンプを提供させていただく予定です。そして、そのしゃべるLINEスタンプで、どんなスタンプが欲しいかというのを、『幽☆遊☆白書』ファンのみなさまに投票いただいて、投票いただいた中から8つをLINEスタンプとして配信する取り組みを現在行っております。
たいへん『幽☆遊☆白書』のファンのみなさまにご好評いただいて、たくさんのご応募をいただいている状況となっておりまして、たいへん効果が期待できるプロモーションではないかと考えております。
以上、『幽☆遊☆白書100%本気バトル』について、ご説明をさせていただきました。
プロジェクト:PP
続いては、開発中の新作ゲームの1つでございますプロジェクト、コードネーム『PP』について現状報告をさせていただきます。
こちらは、3ヶ月前のこの(決算説明会の)場において、「グローバルローンチを目指したタイトルとして開発をしている」というところをお伝えさせていただきました。「そのために5つのステップを踏んで、グローバルローンチに向かっていきます」というご説明も、併せてさせていただいております。
この第3四半期中に、ステップ1のユーザーテストを海外3ヶ国において実施いたしました。そして、そのステップ1を終えて、次にステップ2の課金テストを近々実施する予定をしております。
順調にステップを経て、グローバルローンチに向けて準備をしているというのが、このコードネーム『PP』の現状でございます。
広告事業の状況
次に、広告事業についてご説明をいたします。
広告事業は、現在2つのサービスを提供しております。従前よりの主力サービスでございます、スマートフォン向けアドネットワーク「ADroute」でございます。こちらは、順調に推移をしております。
この第3四半期中(2018年)4月から5月にかけては、少しクライアントさまから「広告配信する媒体を、しっかりと精査していきたい」ということで、一時的に出稿控えの動きが見られたタイミングもございました。
ただ、もともと我々がしっかりと媒体を選定して配信していることであったり、またこの流れを受けて、しっかりと配信先情報をクライアントさまと共有しながらやらせていただいているというところで、むしろ非常にプラスの評価をいただきまして、たくさんの需要をいただくようになりまして、「ADroute」に関しては堅調に推移をしているという状況でございます。
また、広告運用代行サービスの「トレーディングデスク」なんですけども、こちらも順調に推移をしております。我々の広告運用ノウハウを活かした運用型広告の運用委託を、たくさんの代理店さまや広告主さまから、引き合いとしていただけるようになってきているというところでございます。
これを受けて、第3四半期の業績としては、当社の過去最高の売上を達成することができている状況でございます。
広告事業:トレーディングデスク
あらためて、この「トレーディングデスク」なんですけれども、主にWebを中心とした運用型広告の運用代行事業ということで、昨年度末から始めさせていただいております。
非常に順調に推移しておりまして、前四半期比で売上高は119パーセントになっておりまして、現在進行中のこの第4四半期におきましても、順調に推移をしております。このままいけば、しっかりと広告事業を支える第二の柱となるサービスとして成長できるんではないかということで、期待を寄せております。
and Experience事業
次に、新規事業でございます、and Experience事業をご説明いたします。
エンターテインメントとマーケティングを軸とした、既存事業の周辺領域で新たな柱となる「収益軸」を構築していこうという取り組みでございます。
現在は、5つのサービスを提供させていただいております。一つひとつが、まだこれから収益化というフェーズではございますが、それぞれにシナジーも見込まれるような状況になってきたり、一つひとつのサービスにおいてKPIも計測できる状況になってきております。
改善すべきポイントがしっかりと見えてきているかなと思っておりまして、このあたりをしっかりと見極め、取捨選択等を行っていくことによって、事業全体としても収益性を高めることがようやく見えてきたところでございますので、今後もしっかりと一つひとつのサービスを改善しつつ、事業全体での収益性向上を目指して取り組んでまいります。
メモリアルリメイク
今回は、この5つのサービスの中の新規サービスの1つでございます「メモリアルリメイク」について、ご説明をいたします。
こちらは、「思い出の1着をリメイクすることによって、より手元に置いておきやすいようにしましょう」というようなご提案・取り組みとなっております。
例えば、思い出の詰まった制服であったり、亡くなってしまった大切な方の思い出の衣服等。こういったものをミニチュアサイズにリメイクして、手元に置いていくといった引き合いをいただいております。
当初リリースしたタイミングから、当社があまり想定していなかったような新しい使い方といったものも、ユーザーさまからお問い合わせいただくようなかたちになっておりました。
今後もブラッシュアップ・改善を続けていくことで、非常にユーザーさまのニーズを満たせるようないいサービスになるんじゃないかなということで、期待をしているところでございます。
.yell plus(ドットエールプラス)
続いては、こちらも5つのサービスのうちの1つでございます、「.yell plus」(ドットエールプラス)についてご説明いたします。
「.yell plus」は、DMMさまから当社が運営を引き継いだのは、昨年(2017年)の11月になるんですけれども、DMMさまがサービスを開始されてから、めでたく3周年を迎えることができました。
この3周年を記念して、6組のアイドルのみなさまにご出演をいただきまして、ユーザーさまに集まっていただく3周年記念ライブを実施いたしました。
たくさんのユーザーさまに集まっていただいて、たいへん盛況のうちにこのイベントを終えることができました。これからもこういった有名人・アイドルといった方々とファンをつなげるようなサービスとして、発展させていきたいと考えています。
以上、各事業の状況についてご説明をいたしました。
2018年9月期 4Q業績予想
そして、最後のセクションとなりますが、2018年9月期第4四半期の業績予想についてご説明いたします。
2018年9月期第4四半期の業績予想です。まず、数字からでございますが、売上高が7億1,100万円、営業利益がマイナス1億8,500万円、経常利益がマイナス1億8,800万円、当期純利益がマイナス1億8,900万円を予想しております。
業績の見通しについて
詳しい内容等については、次ページでご説明いたします。
まず、売上に関してなんですけれども、こちらはこの第4四半期中に『幽☆遊☆白書100%本気バトル』の売上を、一部見込んでおります。そのため、売上が伸長するということを予想しております。
ただ一方で、(2018年)8月9日現在は、もうすでに第4四半期に入っているわけなんですけれども、まだこの『幽☆遊☆白書100%本気バトル』はリリースされておりません。
そのため、四半期業績として、この『幽☆遊☆白書100%本気バトル』がフルに寄与してまいりますのは、来期の第1四半期以降になるというところについて、まずはご理解・ご了承いただければというところでございます。
次に、費用に関してです。こちらの『幽☆遊☆白書100%本気バトル』は、今が大切なタイミングになります。事前登録からの事前プロモーションの実施、そしてローンチ直後からの初期プロモーションと言われるところも、かなり手厚い予算で実施していくというところで、KLabさまとも合意をしているという状況になっておりますので、このプロモーションにかかる費用は先行してかかってくる。
おそらく、この『幽☆遊☆白書100%本気バトル』に関しては、最後の先行投資になるかなと考えておりますが、これを第4四半期中にはプロモーション費用を大きく、この業績予想の中に反映しているという状況でございます。
これに対する対応策なんですけれども、まずゲーム事業に関しては、引き続き現在、3タイトル開発を行って、先行投資を続けているという状況でございます。
まずは、今回の『幽☆遊☆白書100%本気バトル』を皮切りに、しっかりと準備をしてローンチに向けていくというところが、大きな対応策になるかなと思っております。
一方、堅調を維持しております広告事業なんですけれども、引き続き需要を受けて推移している「ADroute」に加えて、急激に成長することができている「トレーディングデスク」の営業体制・運用体制を強化していくことによって大きく伸ばしていくことが、対応策として考えられるというところでございます。
そして、aE事業ですが、5つのサービスが揃ったというところで、ここから次のフェーズといたしましては、一つひとつのサービスを精査して、場合によっては取捨選択集中を行っていくことによって、事業全体の収益性をコントロールしていくフェーズに移っていくところになっておりますので、このあたりにしっかり取り組んでまいりたいと考えております。
2018年9月期 事業戦略①
こちらはあらためて、2018年9月期の事業戦略でございます。
コンテンツ事業を売却いたしまして、2事業セグメントになったところです。また今期からは、and Experience事業を加えた3事業セグメントとして、それぞれにおいて持続的な成長構造を構築するというところが、今期の事業戦略でございました。
これから、ここに大きな市場の変革が迫っているなと、我々は考えております。
2018年9月期 事業戦略②
その内容というのが、ブロックチェーンテクノロジー、そして「DApp」と言われる分散型アプリケーションです。
このブロックチェーンは、おそらくここから5年~10年という年月をかけて、インターネットおよびインターネットを使ったサービスを支える基盤となる技術となると考えております。
こういった領域でいち早く行っていくことで、まず現在はメディアとして、そしてゲームとして、この技術を取り入れたサービスを提供していこうと思っております。
おそらく、すべての事業においてブロックチェーンを活用していくシーンや状況が生まれてくると考えておりまして、これをしっかりとキャッチアップ・理解・コントロールすることによって、すべての事業をさらなる成長につなげていきたいと考えております。
事業戦略:4つのPOINT
そしてあらためて、事業戦略の4つのポイントについて、おさらいをさせていただきます。
まず、ゲーム事業です。長きに渡り、投資を先行させる状況が続いておりましたが、先ほどから申し上げておりますとおり、『幽☆遊☆白書100%本気バトル』が、ようやく事前登録を開始しております。
この第4四半期中のリリースを予定しておりますので、これまで開発を続けておりましたものをしっかりとローンチさせ、ヒットタイトルを育てることによって、業績を改善していくことができると考えております。
また、広告事業です。堅調な「ADroute」のみならず、今順調に成長している「トレーディングデスク」を、第二の事業の柱としていくというところでございます。
そして、aE事業です。各サービスの拡大をそれぞれに目指しつつ、サービス間のシナジーおよび収益性のさらなる向上に取り組んでまいります。
そして最後に、新規。新しい取り組みといたしまして、ブロックチェーンです。まずは、ブロックチェーンゲームのサービス開始に取り組んでまいります。すべての基盤となるような技術でございますので、これをしっかり理解して自分たちのものにすることによって、すべての事業のさらなる成長につなげていくということです。
以上の4つが、これからのアクセルマークの、今期ならびに来期以降の大きな事業戦略のポイントとなっていくところでございます。
以上、駆け足ではございましたが、「楽しい」で世界をつなぐ、アクセルマーク株式会社の2018年9月期第3四半期の決算説明とさせていただきます。
ご清聴ありがとうございました。