2018年3月期第2四半期決算説明会

前田勇人氏:専務取締役の前田です。みなさま、本日はお忙しい中お集まりいただき、誠にありがとうございます。私から、目次記載の各項目について説明します。

2018年3月期第2四半期 連結決算ハイライト【対前年】

まず2018年3月期第2四半期の決算について説明します。4ページをご覧ください。

連結決算の営業収益は、昨年4月に発生した「平成28年熊本地震」の反動等による鉄道旅客運輸収入増やマンション販売収入増などにより、対前年173億円の増収となりました。

親会社株主に帰属する四半期純利益は「平成29年7月九州北部豪雨」及び「台風18号」に係る特別損失を計上したものの、昨年度に発生した「平成28年熊本地震」等に係る特別損失の減などにより、対前年30億円の増益となりました。また、EBITDAは鉄道旅客運輸収入増などにより、対前年で57億円増加しました。

連結損益計算書

詳細については、5ページをご参照ください。

セグメント情報【サマリー】

セグメント別の実績については記載のとおりです。

セグメント情報①

主なセグメントについて説明します。7ページをご覧ください。

運輸サービスセグメントは、「平成28年熊本地震」の反動による鉄道旅客運輸収入増などにより、増収・増益となり、EBITDAも増加しました。なお、鉄道旅客運輸収入は対前年で41億円の増収となりました。

鉄道旅客運輸収入と輸送量の実績

鉄道旅客運輸収入の詳細については13ページに記載しておりますので、後ほどご参照ください。

セグメント情報②

駅ビル・不動産セグメントは、MJR六本松やMJR九大学研都市の引渡しに伴うマンション販売収入増などにより、増収・増益となり、EBITDAも増加しました。

なお、サブセグメントである不動産賃貸については、JRJP博多ビルの平年度化や賃貸マンションの新規開業等に伴う賃料収入増などにより、増収・増益となり、EBITDAも増加しました。

財政およびキャッシュ・フローの状況(連結)

財政状況については10ページに記載のとおりです。

単体損益計算書

単体決算について説明します。11ページをご覧ください。営業収益は「平成28年熊本地震」の反動による鉄道旅客運輸収入増やマンション販売収入増などにより、対前年109億円の増収となりました。

営業費用は、人件費の減はあるものの、マンション販売原価の増や固定資産の増に伴う減価償却費の増などにより、対前年で72億円増加しました。

特別損益は、「平成29年7月九州北部豪雨」及び「台風18号」に係る特別損失の計上がありました。なお、前年は「平成28年熊本地震」等に係る特別損失の計上や、金銭の信託売却益の計上がありました。以上の結果、四半期純利益は対前年28億円の増益となりました。

連結業績予想

2018年3月期の通期業績予想について説明します。15ページをご覧ください。

2018年3月期通期の連結業績予想については、マンション販売収入の増やキャタピラー九州の株式取得などにより、2017年8月10日公表の通期予想から営業収益、営業利益、経常利益をそれぞれ上方修正しております。

一方、親会社株主に帰属する当期純利益は、「平成29年7月九州北部豪雨」や「台風18号」の災害による特別損失を計上したことから、前回予想を据え置いております。

連結業績予想【セグメント別】

セグメント別業績予想について説明します。16ページをご覧ください。主なセグメントについて説明します。

運輸サービスセグメントは、補償金工事収入等の増や経費節減、資産の取得時期の変動による減価償却費の減などにより、対前回予想で増収・増益を見込んでいます。

駅ビル・不動産セグメントは、マンション販売収入の増、駅ビル会社の堅調な賃料収入をふまえて、対前回予想で増収・増益を見込んでいます。

その他セグメントは、キャタピラー九州の株式取得や今年9月に開業した住宅型有料老人ホーム「SJR六本松」が好調に推移していることなどにより、対前回予想で増収・増益を見込んでいます。

単体業績予想

単体業績予想について説明します。17ページをご覧ください。

単体業績予想について、 2017年8月10日公表の通期予想から営業収益、営業利益、経常利益を上方修正し、当期純利益は災害による特別損失を計上したことから、前回予想を据え置いております。

なお、鉄道旅客運輸収入については、 「平成29年7月九州北部豪雨」及び「台風18号」による災害に伴う久大本線や日田彦山線等の不通の影響を見込み、前回予想を据え置いております。以上で、決算及び業績予想についての説明を終わります。