決算ハイライト

濱中眞紀夫氏:夢展望株式会社の濱中眞紀夫でございます。さっそく始めていきたいと思います。まず決算ハイライトですけれども、こちらにも書いてありますように、上場以来初となる上期黒字化を達成いたしました。第1四半期で、アパレルの伸びでは138.5パーセントだったのですけれども、第2四半期はさらに145.5パーセントということで、伸び率も拡大をしていっております。

連結損益計算書(前年度比核)

こちらが、第2四半期の累計の実績になります。売上実績は(前年同期の)13億4,000万円から、24億7,600万円。前年比では、184.7パーセントとなりました。この中に占めるアパレルの実績ですけれども、前期が9億5,300万円に対して13億8,700万円で、前年比145.5パーセントということで、本業も非常に伸びていっております。

売上総利益率も、(前年同期の)35.1パーセントから48.5パーセント。結果として、営業利益は(前年同期の)マイナスの1億5,700万円から6億6,600万円ということで、プラス8億2,400万円で推移をしております。

連結営業利益の推移(第2四半期累計)

いちばん業績が厳しかった、2014年9月期第2四半期累計の実績は、マイナスの6億2,000万円の利益でしたけれども、そこから比べると非常に大きな改善をしていっております。12億8,000万円の改善になっております。

連結損益計算書(通期計画進捗率)

こちらが、通期計画に対しての第2四半期累計の進捗になります。通期計画売上52億8,000万円に対して、進捗46.8パーセント。上期が春夏の商いで単価が若干低いので、だいたい47対53ぐらいの推移で見ておりましたけれども、ほぼ計画どおりに進んでいっているような状況になっております。

営業利益は約85パーセントで、(すでに)年間の大半を取っているというような状況になっています。

セグメント別実績(第2四半期累計)

こちらが、セグメント別の実績になります。先ほども申し上げましたように、アパレル事業では(前年同期の)9億5,300万円から13億8,700万円ということで、前年比で145.5パーセント。それ以外の事業もすべて伸びていっておりまして、祖業のトイ事業も3億8,700万円から4億9,000万円。

今年(2017年)の4月28日にM&Aをいたしましたジュエリー事業、株式会社トレセンテに関しましては、第2四半期累計で3億7,400万円。営業利益では、ほぼとんとんという状況になっています。前期は、売上が年間11億円で、営業利益がマイナス1億5,000万円でしたので、相当改善をしていっているような状態になっています。

夢展望単体(売上高推移)

こちらが、四半期ごとの売上の実績のグラフです。棒グラフが売上の実績、折れ線グラフが売上の前年比になっております。これを見ていただけるとわかるように、例えば2月・8月のあたりというのは、「二八」と言われるように、売上が落ち込む時期なんですけれども。

2月・8月の谷はだんだん浅くなり、山はどんどん高くなるというような状況になっております。2016年の第3四半期のところで100パーセントを超えてからは、前年比100パーセントを割っていないような状況で、ずっと推移をしていっております。この(2018年3月期)第1四半期は前年比が140.5パーセントだったことに対して、第2四半期は145.4パーセントということで、伸びていっているような状況になっております。

主要店舗 受注売上高の前年比推移

こちらが、店舗別でございます。自社サイトが今期平均で115.2パーセント。楽天も122.6パーセント。SHOPLISTに関しましては、ほぼ前年比2倍で伸び続けているような状態になっています。

アパレル事業KPI

こちらが、アパレル事業の主要KPIになっております。平均投入売価が、(前年の)2,568円が(当年は)2,244円。12.6パーセント下がりました。

円安の影響で、若干値入率が0.5パーセントぐらい低下しておりますけれども、平均投入コスト自体は、11.4パーセント低減させていっているようなかたちになっています。

夢展望 経営ダッシュボード「ドリームサイクル」

成長戦略でございます。こちらは毎回出しております経営ダッシュボードで、社内では「ドリームサイクル」と呼んでおります。売上と粗利を改善していくために、マーチャンダイジングサイクル全体の中での、とくに川上のところを改善していっているというようなかたちで、進めていっております。

戦略の全体像

戦略の全体像を、こちらに3つ書いております。既存セグメントの成長、SPA深耕を中心とする商品力の強化、グループシナジーの創出。これらを中心の軸として、進めていっております。

成長戦略① 既存セグメントの成長①

こちらが成長の礎の、MD強化とECサイト上でのフィッティングです。

これはサイト別に、20代向け画像(を出しています)、これは、例えば本店であるとか、SHOPLISTのような若いお客さまがこられるサイトを中心に出しております。

30代向けでは、楽天やZOZOTOWNのような、30代半ば以降のお客さまが多いショップの画像になっています。右のグラフを見ていただくように、8月・9月・10月と、累計の型数はどんどんどんどん増えていっております。こういう写真の撮り分けをすることによって、平均単品で前年比1.5倍以上の売上が伸びているというようなかたちになっております。

成長戦略① 既存セグメントの成長②

まだまだ売上拡大の余地がございまして、この(2017年)10月・11月にも、2店舗オープンをしています。これはすべて、社内のリソースで賄っていく予定にしておりますので、純増していく予定であります。「OUTLET PEAK」と「RyuRyu」に出店していく予定になっています。

成長戦略① 既存セグメントの成長③

こちらが、サイズレコメンド機能。株式会社メイキップさんの「unisize」という機能を入れているんですけれども。

こちらはAIを軸にした、サイズを提案してくれる仕組みです。これを入れることによって、非常に返品率が下がりました。

6月に返品交換無料キャンペーンというのをやったんですけれども、2,000件以上のお買上げに対して、サイズ理由の返品というのが2点しかなかった。0.1パーセントの返品率まで下げることができて、コンバージョンを1.5倍に確保していっております。

成長戦略② SPA深耕を中心とする商品力の強化①

こちらがSPAのリードタイムということで、こちらもどんどん削減をしていっているような状況になります。

成長戦略② SPA深耕を中心とする商品力の強化②

結果として、非常にタイムリーに投入をすることができるので、各モールでランキングの上位を占めるようなかたちになっています。いちばん左の商品は、楽天ランキングで1位・SHOPLISTのランキングでも1位を占めた商品になっています。1シーズンで2万枚以上、こちらの商品を売っております。

成長戦略③ グループシナジー創出

グループシナジーの創出ということでは、今株式会社パスポートさんへの商品提案であるとか、あとは各社に対するECの提案をさせていただいております。

株主優待制度の導入

こちらが、株主さまへの優待です。新たに始めております。100株以上から2,000株以上にまで細かく切っていって、ご提案をしていっているようなかたちになっております。

トレセンテの業績と今後の成長戦略

最後に、株式会社トレセンテのご説明を、簡単にさせていただきたいと思います。株式会社トレセンテに、(2017年)4月28日に我々のグループに入ってもらいました。それ以来、ほぼ利益はとんとんで推移しております。この秋にサイトがリニューアルいたしました。(資料の)いちばん上に書いてありますけれども、サイトがリニューアルしたことによって、今集客がどんどん増えてきております。

これからやっていかなければいけないのが、この③の接客力の向上。これを中心にして、注力をしていこうということで動き始めております。また、法人営業の強化ということで、例えば福利厚生的なサイトからの送客を強化していっております。

まだまだ年間で、63万組くらいの方が結婚をしていっているんですけれども。そのうち我々が年間で取れている客数というのが、0.7パーセントくらいになりますので、認知を広めようということで、アーティストのKさんを採用させていただきました。オリジナルの曲を書いていただきました。

それを使って、今後はSNS戦略(をしていく)ということで、どんどん拡大をしていきたいと考えています。最後に、動画を見ていただければと思います。

(動画が流れる)

この曲は『指輪物語』という曲になっております。この『指輪物語』をキーにしたキャンペーンを、今後どんどん打ちかけていきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。以上でございます。