自己投資は中身が肝心

頼藤太希氏(以下、頼藤):自己投資しすぎて赤字家計なんだっていう人いませんか?

高山一恵氏(以下、高山):けっこう多いですよね。

頼藤:もしかしたら、女性自身ではなくて、女性が付き合っている男性でもいるんじゃないですか?  男性が「自己投資してるんだよ」と言って。

高山:さっきも言ったんですけど、ちゃんとリターンを考えて自己投資できているといいということで、今、800万円以上稼いでいる年収が高い人は手取り金額の約2割を自分に投資していたというデータがあるんです。

それをし続けてきた結果、年収が高くなってきたということがあるので、(大事なのは)その自己投資の中身ですよね。

頼藤:そうですよね。

高山:それができれば、年収が高くなる可能性があると言えると思います。

頼藤:なるほど。すみません、前回、教育訓練給付金(の対象者は、雇用保険に)1年加入している人と言ってしまいましたが、(実際は)2種類あります。

一般教育訓練給付は雇用保険に3年以上加入している人。(※初めて支給を受けようとする者については、当分の間、1年以上)。

もう1個、専門実践教育給付というものがあって、こちらは雇用保険に10年以上加入している人(が対象になります)。

高山:10年以上。

頼藤:初めて支給を受けようとする人は(雇用保険に加入して)1年以上。

高山:なるほど。

頼藤:ちょっと細かい条件があるのですが、詳しくは最近出した『税金を減らしてお金持ちになるすごい!方法』という本に書いていますので、確認していただければなと。教育訓練給付金制度が受給できる講座は、ネット上で公開されているんですよ。

高山:そうなんですね。

頼藤:そうなんですよ。だから例えば、「TACのこの講座が教育訓練給付金制度に入っている」とか、事前に確認してから講座を申し込むのがいいと思います。

高山:活用できるものは活用したほうがいいですよね。

頼藤:そうなんですよ。だから証券アナリスト資格にも活用できるんですよね。

高山:証券アナリストなんて普通に受ける人はあんまりいないですよ。

頼藤:でも例えば、米国証券アナリストの資格の講座は、教育訓練給付金の制度の中になかったんですよ。

高山:そうなんですか。

頼藤:ないと活用できないので、そういうところもよく確認しながら利用していただければなと思います。

高山:はい。

お金について考えるおすすめ本

頼藤:では、ここでお便りをご紹介したいと思います。

高山:お便り。ありがたいですね。

頼藤:本当にありがたいです。聞いていただいているということですよね。

高山:はい。

頼藤:ラジオネーム、のぶこさん。東京都。「前回のテーマを楽しく聞かせていただきました」。

高山:ありがとうございます。

頼藤:「いつも安いプランでツアーを申し込んだり、安くお土産を買ったり、節約目線でいたので、お二人の観点が新鮮でした。私もお金の勉強をしたいと思いました。そこでお勧めの本がありましたら教えてください」ということですね。

高山:素敵な感想ですよね。

頼藤:ありがたいですね。お薦めの本。高山さんどうですか?

高山:人生において、とくに女性がお金のことを考える上で非常にお勧めなのは、デビッドバッグという、アメリカのファイナンシャルプランナーですごい有名な方が書いた『人生を変えるお金の授業』という本ですね。

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この方の本を読むと、「お金ってどういうふうに考えなければいけないのかな?」とか、「限りあるお金をどう有効に使ったらいいのか」という、自分の生きる価値観に照らし合わせてお金の使い方を検証している本なんですけれど、これを読むと有意義なお金の使い方がすごくわかるんじゃないかなということで、非常にお勧めの1冊です。

頼藤:すばらしいですね。この本が高山さんのルーツになって……。

高山:私は11年前にファイナンシャルプランナーになったんですけど、なりたての頃に読みまして、もう何十回というレベルで読みこんでいるお勧めの本です。

頼藤:いいですね。そして私の方は、今日「自己投資」という話があったので、自分をどのように高めていくかということを、お金の観点で考えたときに、僕は本田健さんの『ユダヤ人大富豪の教え』がいいかな。

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あの本を読むと、好きなこととか、やりたいこと、楽しいことを見つけて、それで自分を高めながら稼いでいこうじゃないかと。

高山:いいですね。

頼藤:そういうことのために自己投資があってもいいと思うので。

高山:いいと思います。

頼藤:あともう1個宣伝してよろしいですか?(笑)。

スタンダーズさんから『お金の新情報』というムック本を出させていただいているんですけども、貯めるお金、増やすお金、もらうお金、減らすお金という切り口で、100ページ以内で、図鑑も豊富で、気軽に読めるようになっています。ぜひこういうものを活用してお金に目覚めていただけたらなと思います。

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高山:のぶこさん、買ってください(笑)。

頼藤:お願いします。お時間がきてしまったということで、本日のまとめを高山さん。

高山:本日のまとめですか? 自分に投資することは非常にすばらしいことだと思いますけど、投資なのでリターンをしっかり考えて、元本割れしないようにご用心というところで、肝に銘じてやっていただきたいと思います。

頼藤:なるほど。ということで、今回もゆる〜く終わりたいと思います。

高山:また次回。

頼藤:さようなら〜。