2017年2月期第2四半期 連結決算概要
金子裕司氏(以下、金子):IRを担当しております金子と申します。よろしくお願いします。
私からセブン&アイ・ホールディングスの2017年2月期第2四半期決算についてご説明をいたします。
まず営業収益でございます。2兆8,661億円。前期比で申し上げますと95.7パーセント。金額にしまして、昨年と比べて1,288億円マイナスとなりました。
国内の事業会社は99.4パーセントとほぼ前年並みでございました。主なマイナス要因としましては為替換算レートです。こちらが昨年に比べて相当円高に振れましたので、円高になった影響で703億円。
それと北米のコンビニエンスストアでガソリンスタンドをやっていますので、原油価格の下落による影響、これが大きくて463億円。このマイナス要因がございました。
続きまして、その右隣にございます、営業利益でございます。営業利益は1,814億円。前期比で105.2パーセント。昨年と比べまして90億円のプラスを確保することができました。
先ほど申し上げましたように、営業利益に関しましても、円高のマイナス要因はございますが、25億円、円高によってマイナス要因がございました。
おかげさまで連結の営業利益それと経常利益ともに、上期としましては4期連続の最高益更新となることができました。
事業会社別の営業利益
事業会社別に簡単に申し上げますと、90億円プラスのうち一番大きくプラスに貢献した会社がイトーヨーカ堂でございます。57億円の赤字幅縮小というかたちで上期の決算を終えました。
まだ赤字こそ残っておりますが、食品事業、とくにロスがだいぶ改善いたしましたので、粗利率が改善いたしましたので、これが明るい兆しかなと思っております。
以下、セブン−イレブン・ジャパンが+37億円。7-Eleven, Inc.が、円高の影響はありましたけれども、+32億円。それと金融セグメント合計で+16億円。これで連結合計で90億円のプラスということで上期の決算を終えております。
ただ、親会社株式に帰属するいわゆる四半期純利益につきましては334億円。前期比でいうと39.6パーセント。昨年と比べて510億円のマイナスとなりました。これは特別損失で880億円。昨年と比べまして686億円増加したことが主な要因でございます。
内容としましては事業構造改革費用、これで102億円。減損損失で353億円。加えまして、百貨店事業にかかります、のれんの減損を334億円。これを計上いたしました。
一方、これら特別損失を計上させていただきましたので、連結全体で申し上げますと、今年の下期から来期と上期、それぞれ約34億円の営業利益のプラスということを見込んでございます。
2016年9月30日発表の修正計画
それと最後ですけれども、通期の業績見通し、これを先週の9月30日に修正いたしました。今日は営業利益の部分だけ言及させていただきます。
当初の計画から営業利益を260億円、今回修正しております。主な会社としましてはイトーヨーカ堂、こちらを120億円減額させてもらっていますが。
これの理由になりますけれども、衣料事業におけます値下げ販売、これを進めることによって120億円修正していますが、これは来季以降の黒字を確保するために、いわゆる在庫水準、これを適正化するために必要だということで判断いたしました。
そのほか、為替換算レート。これも当初116円から見直しを行いましたので、為替の影響で53億円の修正。
そのほか各社と何度も打ち合わせをいたしましたが、そごう・西武で50億円、セブン−イレブン・ジャパンで30億円減額。
これは最低限必達の数字として考えておりますが、なんとか営業利益では6年連続最高益を達成すべく、しっかりとモニタリングをしていきたいと考えております。私のほうから業績の報告は以上でございます。