お得なポイントカードを紹介

司会者:では、そんな菊地さんのおすすめのポイントなどになるんですけれども。みなさまの手元にもレジュメをご用意しておりますが、どうぞ、スクリーンもあわせてご覧ください。

菊地崇仁氏(以下、菊地):下から説明してくと、このWAON POINTというローマ字のポイントなんですね。今まで電子マネーの「WAONポイント」、これ、こちらにあるんですけど。このWAONポイントはカタカナのWAONポイントで。ここで紹介しているWAON POINTというのはピンクっぽいの色のやつ。

司会者:最近?

菊地:はい。このローマ字のWAON POINTは、また別物ですので注意が必要なんですけれども。これってイオンって現金で買ったときに、提示するだけでポイントが貯まるというものです。

この共通ポイントで一番重要なのが、スーパーマーケットがちょっと弱いというところなんですね。スーパーマーケットが入っているのは、Tカードのマルエツぐらいなんですけれども。ほかの共通ポイントでは入っていない。ここらへんがこのWAON POINTの非常に強いところです。強みですね。

続いて「dポイント」ですね。ドコモがやっている「dポイント」ですけれども。これは別にドコモのユーザーだけじゃなくて、楽天モバイルのユーザーだったり、ソフトバンクのユーザーであったりしても持てるポイントカードになります。

これのメリットとしては、クーポンというのが非常にお得で。クーポンというのはケータイでアプリがありまして、そのアプリにクーポンがついているんですね。そうすると、お店でクーポンを掲示するだけで、50円引きとかになったりする。

司会者:サービスが受けられる?

菊地:例えば、ドトールコーヒーですと、1サイズアップ。例えば、Mサイズを買って、見せるとLサイズになる。

そういうようなクーポンが豊富ですので、これも楽天モバイルに切り替えたとしても、dポイントだけは持ったほうがいい。

加盟店が多いTポイント、ネットに強い楽天スーパーポイント

続いてのPontaポイント。こちらです。こちらの還元率は非常に高くなります。これのメリットは、今年リクルートと提携して、「じゃらん」ですとか「ポンパレモール」、このへんのリクルートのサイトはPontaポイントが直接貯まるようになっているので、このあたりのサイトを使うと3パーセントから2パーセントのポイントがどんどん貯まっていきます。なので、やはり還元率が高いというのが特徴です。

で、Tカードですね。Tポイント。こちらも老舗。Tポイントというのは非常に昔からあるもので、2003年からやっているものなんですけれども。

こちらは、加盟店が非常に多いんですね。だいたい10万加盟店ぐらいあるんですけれども。この場合って、ほかのポイントカードよりも、おそらくTポイントというのぼりを見る人ってすごく多いと思うんですけど。これやはりリアルの加盟店が圧倒的に多いからなんですね。

ですので、これは、リアル加盟店が多いというのが非常にメリットになる。ただ、ポイント還元率としてはいまいちになってしまっています。

最後に、この楽天のスーパーポイントですね。こちらはクレジットカードじゃないポイントカード。提示するとポイントが貯まるものですけれども。

楽天の一番のメリットはネットに強い。ポイントカードもありますけれども、ネットに強いというのが一番のメリット。

楽天市場ですと、例えば、楽天モバイルのユーザーが楽天市場のアプリを使って、楽天カードで買い物をすると6倍になる。ポイントが。ですので、100円につき6ポイント手に入る。6パーセントです。

これはかなり大きい。ほかのところよりも還元率はかなり高いものになるので、楽天のメリットはここにあるかなと思います。

荻原博子氏(以下、荻原):楽天のポイントって、有効期限があるじゃないですか。私、この間、有効期限切れそうだったので、あわてて全国百貨店共通商品券、あれは無期限なんですよ、あれに変えましたけどね。

菊地:楽天は有効期限があるんですけれども、1年間なんですね。貯まると1年延長されますので、楽天モバイル使っていると自動的に楽天のポイントは貯まっていくので、ほぼ無期限に使えます。

ですので、楽天モバイルに交換するだけで、有効期限を気にせずに使うということができると。

1年間で3万円分のポイントを貯められる

司会者:ポイントって、現金としてどれぐらい増すことが?

菊地:総務省統計局が出しているデータですと、家計で月間24万円ぐらい使っているデータがあるんですけれども。そちらから楽天モバイルに切り替えて、1万円浮いたとする。

で、23万円の出費があると考えると、楽天カード、クレジットカードのほうですね、楽天カードで支払ったときというのは、だいたい2,300円分ぐらいのポイントが貯まる計算です。

それを年間でいうとだいたい27,600ポイントになりますので、1年間で3万円弱のポイントを貯められる計算になります。

司会者:1年間で3万円。大きいですよね。

荻原:忘れないようにね。有効期限があるからね。

(会場笑)

司会者:有効期限がある。

鈴木暁氏(以下、鈴木):そういう意味では、楽天モバイルはその貯まったポイントでスマホの月額料金を払うことができるので、実はスマホの月額料金を実質無料にできるんですよ。

司会者:どういうことですか? 少し詳しく、はい。

スマホの月額料金を実質無料にする裏ワザ

鈴木:そうですね。ちょっとそちらのスライドを使って説明させていただきますと。私もポイントのために余計なものを買うというのはあんまりしないほうがいいかなと思っているので。

みなさんが日常的に買うものをまとめてみました。光熱費ですとか、2番目の洋服ですとか、靴の費用ですね。娯楽費、外食費。それから家の食べ物ですね。こういったものを楽天カードで支払っていただけますと、1パーセントのポイントがつきます。

それ以外の参考書・本ですとか、楽天には実は「楽天ビューティー」というネットで予約できるサービスがあったりですとか、楽天トラベルで旅行していただいたりすとか、あとはビール・お酒ですね。

こういった買い物を楽天市場でしていただきますと、ここは先ほど菊地さんにおっしゃっていただいたとおり、100円につき6ポイント、6パーセントのポイントがつきますので。これだけを楽天カードか楽天市場で支払って買い物をしていただく。

61パーセントのお客様がデータ通信料3GB以下でお使いいただいているので、1,728円楽天モバイルでかかるんですけれども、先ほど貯めたポイントで月額料金を支払っていだきますと、この1,700円が実質無料になって使えるということなんですね

司会者:スマホの料金がポイントで払えて無料になる? うれしいですね。

鈴木:そうですね。

荻原:いつも商品券とかにしています。

(会場笑)

鈴木:しかも、下のほうに書かれているお米ですとかビールを買っていただいたりとか、例えば、洋服を楽天市場で買ってみようということになると、さらに還元率が増えるので。

この1,700円だけではなくて、家族2人分ぐらいのスマートフォンの料金というのを実質無料にできるんじゃないかなと思います。

自動的にポイントを利用できるというメリット

司会者:菊地さん、いかがですか?

菊地:すごくいいですね。この自動で消費できるというのが、楽天スマホのメリットですよね。

鈴木:そうですね。自動的に、というのがけっこうポイントかなと思っていまして。楽天モバイルの会員ページはポイントを全部使うってチェックをするだけで毎月自動的になにか処理する必要はなくて、自動的にポイントが使われていくので。

先ほど荻原先生におっしゃっていただいた期間限定のポイントとかもあるんですけども、それが優先的に使われていくので、かなり効率的にポイントが利用できるんじゃないのかなと思います。

荻原:そういうふうに言うと、ポイント欲しさに買い物をする人がいますよね。これはむだ使いのもと。本当に必要なものだけを買わなきゃダメですよね。

鈴木:そうですね。おっしゃるとおりでございます。

荻原:買ったら、ちゃんとその分現金を取り分けておくぐらいにして、あとで請求来たときに「しまった!」と思わないようなね。ちゃんとしておかないとダメですよね。

司会者:大切ですよね。菊地さん、ポイントって法律ではどういうふうに?

菊地:法律ではとくに制限というのはないんですね。例えば電子マネーだと金融庁の制約がありますけれども。ポイントというのは、とくに法律はないんです。

なので、失効すると失効しっぱなしになってしまいますし。例えば企業が、まあ楽天さんが破綻することはちょっと考えられないですけど、企業が破綻するとポイントもなくなってしまう。というので、やはりドンドン消費していってほしいんですよね。

その消費するのに、楽天モバイルで勝手に自動的に毎月消費されるというのは非常にメリットがあると思います。

司会者:削減したいポイントである通信費がかからなくなるというのは?

荻原:かからなくなるというよりは……。

司会者:そうですね。ポイントでうまく。

荻原:だから、それとはまたちょっと違うような気もするんだけどね。でも、それだけ家計のプラスになるってことはいいかもしれないんだけれども。

司会者:そうですね。その分、現金できちっと残しておくことができるんですからね。

荻原:そうだね。だから、でも、あんまりむだな買い物はね。

広告を見るだけでポイントが貯まるサービスも

司会者:ついついね。菊地さん。

菊地:そうですね。やっちゃいがちなんですけれども、それが企業の目的なので。ポイントをつける目的ですから、それをやっちゃNGなんですよね。

荻原:それに乗っちゃいけなのね。

司会者:乗っちゃダメといいながらも、やってしまう自分がいるんですが。

菊地:あくまでも生活を変えない、パターンを変えずに。最大限ポイントを活用するということに注意して動けば、大丈夫かなと思います。

司会者:なにも買わなくてもポイントが貯まる、ということもあると聞いたんですが。

菊地:そうですね。最近だとアプリでけっこうありまして。楽天ですと、「楽天スーパーポイントスクリーン」というのがありまして。

広告を見るだけで1ポイント。1広告1ポイントぐらい溜まっていくので、だいたい月間で300円分ぐらいは貯まるかなと思います。

例えば電車の中で暇なときに広告を見ていけば、1広告を5秒見れば1ポイントが貯まりますので、数分で10円分ぐらいの感覚で貯まっていきます。

あとは楽天チェックといって、これもアプリなんですけれども。楽天チェックの加盟店に行ってチェックインすると、ポイントが10ポイントからだいたい30ポイント貯まるんですけれども。

これも男性と女性で登録が別なんですけれども。女性で登録していると加盟店が主に女性のほうがたぶん来てほしいお客さんということで、女性のほうが多い。ちょっとスマホ見て「近くにあるかな?」っていうふうに見ると、けっこうありますので。

それで1日10ポイント~20ポイント。20円分ぐらいですね。貯めていくと、月間合わせると、とくになにも買わないでも500円分ぐらい溜まってしまうという。

クレジットカードは2割ぐらい多く買い物をしてしまう

荻原:それって個人情報の心配とかはないんですか?

菊地:個人情報が漏れることはないんですね。加盟店にデータが行くわけじゃなくて、加盟店としてはお客さんを送ってくれたから、インセンティブを払うわけですから。とくに個人情報が欲しいから来てくれというわけじゃないんですね。個人情報が漏れることはないですよと。

司会者:購入しなくてもポイントが貯まる方法があるということで、本当にお得ですよね。少しのあいだ時間があるときにちょっとチェックするだけで貯まるということですよね。

菊地:そうですね。1ヵ月に1回ぐらい、お弁当が無料になるなというぐらいですよね。

司会者:さあ、これまでポイントのお話をうかがいまして、こんなに貯まるなら上手に貯めていきたいなと私も思うんですが、ポイント貯める条件になるのは、クレジットカード。

荻原:そうですよね。で、クレジットカードって、現金だと例えば1万円握りしめてなにか買いに行くときには絶対1万円の範囲で買い物しようとするじゃないですか。

でも、クレジットカードの場合には1万2,000円でいいものがあると、ササってサインだけで買えちゃうので、だいたい2割ぐらい多く買い物をすると言われているんですよ。

だから、そういうのを念頭において、ちゃんと買ったら買った分を払うお金をちゃんと確保しておくとか。

それから、外国の方なんかそうですけど、よく買い物する度に小さいメモ帳みたいのを出して、いくらいつ引き落としになる、そういうのをメモしていたりしますよね。外国はクレジット社会なので。

だから、そういうようなことを自分で気をつけながら使えば、いいと思いますけど。まあ金銭感覚のない人は使わないほうがいいですね。

司会者:そうですね。なかなか買い物のたびにチェックって、やるようでやらないですからね。それをきちっとできる、理解できる人がやるところなんですね。

クレジットカードはポイントが貯まったりと便利なんですが、あくまでも現金を用意しておくということが重要なんですね。

荻原:そうですね。

家庭にあわせたデフレ対策を

司会者:ありがとうございます。さあ、ここまで現金が貯まる方法、いろいろとご教示いただきましたが。では、おさらいとしていきたいと思いますので、みなさまどうぞレジュメ、そしてスクリーンご覧ください。

まず1つ目、毎月の支出を見直す。1つ目の保険料です。同じ保障内容なら、支払い額が安いものを選びましょう。スマホの料金、格安スマホを利用して、年間5万円節約しましょう。

2つ目はポイントを駆使する。ポイントはご褒美ではない。必需品を買って使いましょう。続いて、年間3万円分のポイントを活用して、現金を浮かしましょう。

通信費に充当して、実質通信費を無料にしましょう。提携店、楽天スーパーポイントは楽天市場ですが、こういった高い還元率を利用しましょう。ということで、本日のまとめとなりますが、みなさまいかがでしょうか?

荻原さん、これ、ざっと1人あたり5万円ですね、格安スマホにすることによって安くなったり。夫婦だと10万円じゃないですか。

ポイントをうまく活用すると3万円。経費を浮かすことができます。だいたい、ご夫婦で13万円ぐらいうまく現金できっと貯まると思うんですけれども。どうやって使ったらいいと思いますか?

荻原:これは、今、貯金ができている人というのはこの先も貯金ができるだろうと。そういう貯金する余裕がある人は楽しく使ってもいいですよね。差額はご褒美で。

でも、今、貯金をできないようなご家庭の方は、もうこれは貯金に回すべきですよ。だって、将来わからないですもんね。

司会者:わからないですね。その家庭によって、使い方としては、その時々でもまた変わってきますもんね。それに合わせて使っていただくというのがいいんですね。あと、日々の生活のお金など、もう少し節約したりしたほうが。

荻原:だから、今日はけっこうポイントのことを私も教わりましたけれども。でも、そこにプラス、ちゃんと小さいところを節約していく。そうすると、グンと家計力が上がりますからね。

司会者:家計力が上がる。

荻原:うん。だから、本当に小さいと思っても、ちりも積もれば山となるですから、しっかり貯めて。

で、このデフレは当分続きます。私、ここにいらっしゃる方のなかには、ずっと私の話を聞いていただいている方もいらっしゃるので、ずっと日銀がデフレ対策を取ろうがなにしようが、私はずっとデフレが続くと言い続けております。

で、実際にそうなっておりますので、みなさんインフレになる心配なんかをせずに、しっかりデフレ対策をしていただくといいと思いますね。

司会者:それぞれの家庭にあったデフレ対策をしっかりと考えて。

荻原:それにはやっぱり、借金減らして現金増やせ。

司会者:今日の教訓として学ばせていただきました。ぜひ、みなさまご活用いただければと存じます。ありがとうございました。

さあ、それでは、まだまだお話をうかがいたいのですけれども、そろそろお時間になってしまいましたので。このあと、荻原さんと菊地さんには、フォトセッションにお付き合いいただきたいと思います。鈴木さん、ありがとうございました。

鈴木:ありがとうございました。