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年末に慌てないために、優待の条件を早めにチェック

早いもので、10月も終わりが近づいてきました。つまり、良くも悪くも2026年も終盤に差しかかってきたということですね。そうなると、株主優待の権利が確定する銘柄が比較的多い12月も、あっという間にやってきそうです。

ただし、「12月の優待だから年末までに買えばよい」とは限りません。例えば、「ゴキジェット」「バスクリン」「モンダミン」などの商品で知られるアース製薬(4985)では、優待をもらうには1年以上の継続保有が必要です(※継続保有期間は、6月30日・12月31日時点の株主名簿への記載・記録などで判定されます。詳細は会社HPをご確認ください)。同じように、継続保有の条件を設定する企業は意外とあります。

「何をもらおうかな、楽しみだな」と優待の内容だけに思いをはせるのでなく、受け取るための条件もしっかりと確認しておきたいところです。参考までに、今回は通信、外食、美容、日用品と、暮らしに身近な4社を取り上げてみます。このほかにも12月の優待銘柄は多くありますので、ぜひ調べてみてください。

楽天グループ、100株以上で「楽天モバイル」を6カ月無料、継続条件でさらに6カ月

1.楽天グループ(4755)

ネット通販の「楽天市場」をはじめ、金融や通信など幅広いサービスを展開する会社です。優待で「楽天モバイル」を体験できる点が特徴です。

2025年12月末分では、100株以上の株主を対象に、音声通話と月30GBのデータ通信を6カ月間無料で提供。さらに、2025年12月末と2026年6月末の両時点で、同一株主番号で100株以上を保有するなどの条件を満たすと、6カ月延長するという仕組みでした。

ただ、2026年12月末分も同じ条件で続くと無条件に決めつけず、正式発表を確認する必要があります。


▼楽天グループ(4755)の企業情報を見る▼ 楽天グループ株式会社 - ログミーファイナンス

すかいらーくホールディングス、100株以上で年2回、グループ店舗で使える優待券

2.すかいらーくホールディングス(3197)

「ガスト」や「バーミヤン」「しゃぶ葉」などを展開する外食大手です。食事に使える優待は王道で、特に店舗網が広い(=近くに店舗がある)ほど使い道を考えやすいですね。

現行制度では、6月末と12月末に100株以上を保有すると、グループ店舗で使える株主優待券(電子チケット)がもらえます。

100株から299株は各回2,000円分、300株から499株は5,000円分、500株から999株は8,000円分、1,000株以上は17,000円分です(※12月分の発送は翌年3月中旬頃)。


▼すかいらーくホールディングス(3197)の企業情報を見る▼ 株式会社すかいらーくホールディングス - ログミーファイナンス

ミルボン、100株以上で自社製品、3年以上の長期保有コースも

3.ミルボン(4919)

美容室向けのヘアケア製品や染毛剤などを手掛ける会社です。現行制度は12月末に100株以上を保有する株主が対象で、株数と保有期間によって選べるコースが異なります。

100株以上500株未満と500株以上に分かれ、それぞれ3年以上の長期保有向けコースも用意されています。

2025年度分では、100株保有コースの選択肢に洗い流さないトリートメントなどがありました。美容室向けの製品を自宅で試せる点が面白いところです。


▼ミルボン(4919)の企業情報を見る▼ 株式会社ミルボン - ログミーファイナンス

アース製薬、1年以上の継続保有でグループ製品、3年以上なら3,500円相当

4.アース製薬(4985)

虫ケア用品だけでなく、「モンダミン」などの口腔衛生用品や「バスクリン」などの入浴剤、家庭用品も展開しています。優待はグループ製品の詰め合わせで、日用品系のため、使いみちに困るといったことはないでしょう。

現行の12月末分では、100株以上1,000株未満を1年以上3年未満継続保有すると2,500円相当、3年以上なら3,500円相当の製品がもらえます。ハードルは高いですが、1,000株以上であれば、1年以上の継続保有で3,500円相当です。

冒頭で例として言及した通り、12月までに買っても実際に優待を手にするには少し時間がかかります。


▼アース製薬(4985)の企業情報を見る▼ アース製薬株式会社 - ログミーファイナンス

優待の持続可能性なども意識

同じ12月優待でも、受け取り方や条件はそれぞれということが少しでも伝えられたかなと思います。実際に使う場面まで、しっかりと想像しながら選びたいですね。

優待の注意点としてはいくつかありますが、稀に目を見張るような内容の優待を突如発表し、投資家の注目を集める企業があります。表面的な優待利回りや金額、内容だけに惑わされず、本当にそれが「持続可能」なのか、精査が必要な場合もあるということは投資家として押さえておく必要があります。

年末に慌てないよう、ぜひ今のうちから気になる銘柄をチェックしてみてはいかがでしょうか。

執筆:RAKAN RICERCA株式会社
国内株式を中心とした投資関連のコンテンツ作成・情報配信、企業分析などを主な事業内容としている。日経CNBCなど各種メディアへの出演、『ダイヤモンドZAi』をはじめとしたマネー誌への寄稿も多数。


※記事内容、企業情報は2026年10月22日時点の情報です。
※当記事内容に関連して投資等に関する決定を行う場合は、ご自身の判断で行うものとし、当該判断について当社は一切の責任を負わないものとします。なお、文中に特定の銘柄の投資を推奨するように読み取れる内容がある可能性がございますが、当社および執筆者が投資を推奨するものではありません。

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