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【資産5億円ママが教える「株で成功する人」の共通点】ちょる子氏が自身の投資マインドについて初公開!投資初心者が最初に決めるべきこと

資産5億円を築いた主婦投資家のちょる子氏が、投資初心者に向けた株式投資の心構えを解説。高配当株への長期投資やデイトレード、スイングトレードの使い分け、自分に合った投資スタイルや銘柄の選び方、利確・損切りの考え方を紹介します。さらに、株主優待を活用した子どもの金融教育や、投資で人生の選択肢を広げるための「目標設定」について語ります。(※2026年7月28日収録、2026年9月10日公開のマネックス証券YouTube動画に基づく内容です)

【資産5億円ママが教える「株で成功する人」の共通点】ちょる子氏が自身の投資マインドについて初公開!投資初心者が最初に決めるべきこと

田中氏(以下、田中):マネックス証券の田中と申します。主婦投資家のちょる子さんとともに、投資初心者の方に向けて、投資マインドや、ちょる子さんの堅実な銘柄選定方法などをシリーズでお届けします。

指標やチャート分析といった堅い話からいきなり始めるのではなく、まずは投資とどのように付き合っていくかという、もう少し手前のところから一緒にお話ししていきたいと思います。

ちょる子さん、よろしくお願いします。

ちょる子氏(以下、ちょる子):ちょる子と申します。よろしくお願いします。

田中:今回は、ちょる子さんご自身の投資に対する気持ちについて、ゆっくりとお聞かせいただければと思います。投資のテクニックよりも、投資とどのように向き合っているのかという点を、詳しくうかがえればと思います。

投資初心者は「どうなりたいか」という目標設定から始める

田中:さっそくなのですが、ちょる子さんに聞いてみたいことがあります。投資をして、どのようになりたいかを考えたことはありますか?

ちょる子:そうですね。投資を始める時に、まず、どれくらいのお金が欲しいのかは考えましたね。

田中:最近、何の銘柄を買えばよいか、いつ株を買えばよいかということよりも、まずは「投資をしてどうなりたいか」を考えるほうが大事なのではないかと思うようになりました。ちょる子さんはどのように考えているのか、お聞きしたいと思います。

ちょる子:まさに、とても大事なことだと思っています。「億り人になりたい人向けの特集」などについて、メディアの方から聞かれることも多いのですが、冷静に考えると、必ずしも億り人になる必要はありません。それよりも、自分のゴールを決めることが、とても大事だと思っています。

例えば、具体的にいうと、「20年後に子どもが成人するため、教育資金を貯めたい」という方のリスクの取り方と、「40年後の老後資金を貯めたい」という方のリスクの取り方、そして「明日、明後日で資産を倍にしたい」という方のリスクの取り方は、それぞれ異なります。

まず、自分自身がどうなりたいのかというゴールを設定することによって、どのようなリスクを取るかが決まってくるのだと思います。

高配当株とデイトレード|ちょる子氏が投資目標を設定したタイミング

ちょる子:私自身、投資によってどうなりたいのかという目標を持ったタイミングが2回あります。1回目は、東京エレクトロンの配当利回りが5パーセントになった時です。

当時、手元に2,000万円の資金がありました。2,000万円を配当利回り5パーセントで運用すれば、年間100万円の配当収入を得られると考え、その利回りを得ることを目的に全額を投じたのです。

もう1つは、それとはまったく異なる目標で、デイトレードを始めた時のことです。年間の利益として、手取りで3,000万円を得ることを目標にした時期がありました。

その理由は、『30代で年収3000万円を実現した300人に聞いた! 稼げる人 稼げない人』(東洋経済新報社)という本を読み、「どうやら30代で年収3,000万円というのは、すごいことらしい」と知ったからです。

当時は20代だったため、「20代で達成できたら、もっとすごいのではないか」と考えました。

そこから目標を具体的な数字に落とし込みました。例えば、毎日1,000株を取引し、1株当たり157円の値幅を取れば、1日当たりの利益は15万7,000円になります。それを月20営業日、12ヶ月続けると、年間の利益は3,768万円です。株式の利益にかかる税率は約20パーセントなので、手取りでおよそ3,000万円になると考えたのです。

このような考え方で、年収3,000万円を目指してデイトレードを始めようと決めました。

田中:最初に銘柄を選んだり、「今買えばこの株は上がる」と考えたりしたのではなく、投資でどれくらいの利益を出したいかというところからスタートしたのでしょうか?

ちょる子:そうです。どれくらいの利益を、どれくらいの期間で出したいかを考え、そこからアプローチをしたことが大きいですね。

投資初心者のゴールの決め方とは?

田中:ちょる子さんの場合は、年収3,000万円という大きな目標があり、そこからブレイクダウンしていったということですが、一般の投資家の方に置き換えると、少しスケールの大きな目標だとも感じます。これから投資を始める方に、目標の立て方や投資の始め方についてアドバイスするとしたら、何かありますか?

ちょる子:余剰資金がどれくらいあるのか、何をゴールとするのかは、人によって異なると思うのです。先ほどお話しした老後資金でもよいですし、例えば、「年に1回海外旅行に行きたいので、投資で年間100万円の利益を得たい」といった目標でもよいと思います。

まずは目標を1つ立て、そこから逆算して決めていくと、心理的な負担も抑えられるのではないかと思います。

田中:年間100万円を目指すという目標であれば、実現できそうな感じがしてきましたね。

ちょる子:元手によると思います。100万円の元手で年間100万円の利益を得ようとすると、資金を2倍にしなければならないため、それなりの収益率を目指すことになります。

年間100万円の利益を目指すのであれば、レバレッジをかける必要が出てくるかもしれませんが、1年間で株価が2倍になる銘柄を当てればよいという考え方もあります。このように、目標によってアプローチの仕方が変わることが、投資のおもしろいところだと思います。

投資を始めたきっかけは株主優待と結婚

田中:ちょる子さんが投資家として成功するまでの背景を、少し掘り下げてうかがいたいと思います。そもそも、投資との出会いはどのようなきっかけだったのでしょうか?

ちょる子:最初に投資をしたのは、東日本大震災が発生した2011年の民主党政権時代です。東京ディズニーランドと東京ディズニーシーを運営するオリエンタルランドの株式を、株主優待を目的に購入したことが始まりでした。

当時の元手は240万円でした。株主優待が目的だったため、購入後はそのまま保有していました。対面証券で購入したこともあり、放ったらかしになっていましたね。

その後、2017年10月に結婚式を挙げました。結婚には非常にお金がかかります。当時、夫の時計と車のローン、奨学金の返済、同棲していた時に私が立て替えた費用を合わせると、1,000万円弱になっていました。

このままでは子どもを持つことも難しいと考え、債務整理をしました。それをきっかけに、お金について真剣に考えなければならないと思い、2018年にお金の勉強を始めたのです。

その頃は、iDeCoの加入対象者が拡大され、つみたてNISAも始まるなど、個人の資産形成に関する制度が広がっていた時期でした。お金について勉強する中で株式投資にもう一度出会い、個別株投資も始めました。

田中:その後、お子さまが生まれ、育児をしながら投資もされていたとうかがいました。育児と投資は、どのように両立されていたのでしょうか?

ちょる子:娘は2019年4月に生まれ、出産後は育児休業に入りました。その少し前の2019年1月に、先ほどお話ししたように、配当を目的として東京エレクトロン株に投資していました。

娘はとてものんびりしていて、よく寝る子でした。また、当時保有していた銘柄は東京エレクトロンだけだったため、空いた時間にはスマートフォンで株価を確認していました。

3時間に1回、娘に授乳をすると、その後は寝てくれました。そのため、娘を抱きながら、片手で株価を見るような生活をしていました。

当時は第1次トランプ政権の時期でした。トランプ氏のSNS投稿をきっかけに、日経平均株価が乱高下することもありました。

私が保有していたのは東京エレクトロン株だけでしたが、同社の株価も500円ほど上下し、1日に1,000円動くこともありました。「この値動きを利用してデイトレードをしてみよう」と考えたのです。そこから、先ほどお話しした年収3,000万円を目指すという目標が生まれました。

お金を理由に人生の選択肢を狭めないために

田中:ここから、この動画の本題に入りたいと思います。ちょる子さんが投資を通じてどのようになりたいのかについて、お聞かせください。これまでは具体的な投資手法についてもうかがいましたが、ちょる子さん自身は、投資をすることによってどのような自分になりたいと考えていますか?

ちょる子:投資には趣味として取り組んでいるため、その趣味を突き詰めたいという思いが大きいですね。

これまでは、お金を理由に生き方の選択肢を狭めないために投資をしてきました。その意味でも、投資をしていて本当によかったと思いますし、この根幹にある考え方は、これからも変わりません。

ただ、今はある程度まとまった資産を築くことができました。そのため、お金を理由に何かを諦める必要は、基本的になくなったと考えています。

私には子どもが2人いますが、以前、夫が「ワーキングホリデーに行きたい」と言ったことがありました。当時は1億円ほどの資産を持っていたため、夫を送り出すことができたのです。ある程度のお金があることで、心に余裕が生まれるという点は大きいと思いますね。

田中:お金があることによって、人生や生き方の選択肢を狭めずに済むということでしょうか?

ちょる子:そうですね。寛容さが出るといいますか、「行ってもいいよ」と送り出すことができたことで、選択肢を1つ実現できたのだと思います。

田中:ちょる子さんが投資で成功したことによって、生活の中で大きく変わったことや、反対にあまり変わっていないことはありますか?

ちょる子:生活自体は、正直なところ、あまり変わっていません。一般に、一度生活水準を上げると、なかなか下げられないといわれています。

田中:よくいわれる「高級な食パンを食べると、以前のものには戻れなくなってしまう」というような感覚でしょうか?

ちょる子:それは戻れると思います(笑)。ただ、それと同じように、生活水準を上げることには怖さがあります。

私の両親はどちらも経営者です。バブル期に外車に乗ったり、良い車や家を購入したりして派手な生活を送っていた経営者が、みんないなくなってしまったという話を、両親から懇々と聞いていました。そのため、生活水準を上げることに怖さがあり、今でもほとんど上げられないというのが正直なところです。

例えば、今日も実は穴の開いたズボンをはいています(笑)。冬場は、1人であれば暖房をつけず、室内でコートを着て過ごすこともあります。夏場もシャワーの温度は32度です。そのような生活をしているため、生活自体は正直あまり変わっていません。

投資で得た利益を寄付や大切な人のために使う

ちょる子:一方で、寄付ができるようになったことは、自分の中で大きな変化です。能登半島地震が発生した際にも、すぐに寄付することができました。寄付に対して国からのお礼もあり、投資を続けてきてよかったと思いました。

株式投資で利益を得られたのは、自分の力だけではなく、社会とのつながりがあったからだと考えています。社会のおかげで得られた利益の一部を還元し、受けた恩を返せるようになったことは、本当によかったと思っています。

最近、本を出版したのですが、その本のイラストを描いてくれたのは、中学生時代からの友人です。友人を有名にしたいという思いも、本を出すことにした理由の1つでした。

その友人にお礼をしたいと思い、食事に行くお店を提案しました。友人には「いつものランチの価格ではない」と言われたのですが、私は「まったく気にしなくていいよ」と伝え、そのお店でご馳走することができました。その時は、自分も少し大人になったように感じ、うれしかったですね。

田中:投資で成功すると、派手な生活に傾き、自分を見失ってしまうこともありそうです。しかし、ちょる子さんは、投資を始める段階から「投資を通じてどうなりたいのか」というマインドをしっかり持っていました。

だからこそ、成功した後も生活を大きく崩さずに、一方で、大切な人のためにはきちんとお金を使うことができるのだと思います。とてもすばらしいことだと感じました。

投資の目的はお金よりも「何を実現したいのか」を明確に

ちょる子:もっと夢を持ったほうがよいと思いますけどね(笑)。みなさんは何をしたいのでしょうか? お金持ちになって何をしたいのか、逆に私もぜひ教えてほしいですね。

田中:そのように、将来の姿をイメージすることは大切かもしれません。「投資で成功して思い切り遊びたい」ということでもよいと思いますが、株式投資で資金をつくり、何をしたいのか、どのようなことに貢献したいのかをあらかじめ考えておくことは、とても大切なのではないでしょうか。

ちょる子:私は、お金そのものが目的になってはいけないと思っています。お金持ちになることを目的にするのではなく、そのお金を使って何を実現したいのかが明確になっているほうがよいと思います。

田中さんも投資をされるのですか?

田中:はい。私も証券会社の社員ですが、投資がまったくできないわけではありません。ETFは取引できますし、個別株も申請して承認されれば取引できるため、私自身も投資をしています。

ちょる子:証券会社にお勤めのため、アクティブ売買というより、個別株を一度購入したら、ある程度の期間は保有することになりますよね。

田中:そうなのです。私の場合、デイトレードなどはできないため、長期保有を前提に銘柄を選んでいます。

ちょる子:社内ルールによる制約もあるため、長期的な視点で、将来的に成長が期待できる会社を選んでいるということでしょうか。

田中:先ほどちょる子さんのお話をうかがい、銘柄を選ぶ前に、投資によってどうなりたいのかを考えることが重要だとわかりました。

私はこれまで、その点をまったく考えず、何を買えば株価が上がるのかということしか考えていなかったため、反省しています。「上がりそうだから」という理由だけで買い、どこまで上がったら売るのか、いつ頃売却するのかも考えずに購入してしまうことがありました。

うまく利益が出ても、そのまま保有し続け、どの段階で利確すればよいのかも、まったく考えていませんでした。

ちょる子:ただ、株がどこまで成長するのかを事前に見極めるのは、変数が多いので難しいものです。個人投資家であれば、どのような条件になったら売却・損切りするのか、あるいは保有を続けるのかを、ある程度最初に決めておいたほうがよいと思います。

高配当株・スイングトレード・デイトレードで口座を使い分ける

田中:欲しい銘柄があった場合、ちょる子さんは、利確や損切りの水準、保有期間をどのように決めていますか?

ちょる子:銘柄を購入する時の地合いによって、その都度、判断はかなり変わります。

現在は証券口座を2つに分けています。全資産の半分は高配当銘柄に投資し、長期保有すると決めています。その資産は対面証券の口座に入れ、株価を頻繁に確認しないようにしています。配当などのインカムゲインを受け取るためのお財布のような位置付けです。

田中:どれくらい利益が出ているのか、含み損が出ているのかも確認せず、配当を受け取るためだけに保有する口座というイメージでしょうか?

ちょる子:そうです。そのため、半導体株が上昇している相場では、株主優待銘柄などはかなりやられていましたね。

一方で、トレード用の口座にも資金を置いています。そちらでは、数日から数週間という比較的短い期間で売買するスイングトレードを行っています。また、信用取引口座もあるため、そちらではデイトレードをしています。

その時々の地合いの環境や、トランプ氏の発言、米国によるイランへの攻撃などによって状況は変わります。そのため、相場の状況に応じて、トレードに使う資金を増やしたり減らしたりしています。

監視銘柄は120銘柄、そこからトレードする銘柄を選ぶ

田中:1日に何銘柄くらいの株価をチェックしていますか?

ちょる子:ふだんから監視している銘柄は、だいたい120銘柄あります。

田中:そんなに多いのですか?

ちょる子:はい。企業の決算発表は3ヶ月ごとにあります。そのタイミングで、「今はこの業界が注目されている」と感じた銘柄をリストアップし、監視銘柄を随時入れ替えています。

田中:その約120銘柄の値動きを確認し、その中から実際にトレードする銘柄を選ぶということでしょうか?

ちょる子:そうです。基本的には、その年に成長しそうだと考えているテーマに関連する銘柄を、監視リストに入れています。

例えば、トランプ氏関連銘柄や、防衛、銀行、半導体、AIなどです。その中でも、日々の値動きを見ながら、売られすぎている銘柄や買われすぎている銘柄を判断し、それに応じてトレードしています。

トップダウンアプローチによる銘柄の選び方

田中:約120銘柄について、決算情報や日々のニュースなどを一つひとつ確認するのは、相当な作業だと思います。ふだん、どのような方法で情報を収集していますか?

ちょる子:私の場合、基本的にはトップダウンアプローチを取っています。まず、今後1年間で注目するテーマを決め、そのテーマを代表する大手優良株をピックアップしていきます。

例えば、前回、5月に発表された決算を見ると、工作機械関連企業で受注の伸びが相次いでいました。そのため、まずは工作機械関連の銘柄をピックアップするという方法を取っていました。

短期投資と長期投資|自分に合った投資スタイルの選び方

ちょる子:先ほど目標についてお話ししましたが、例えば、元手100万円の人が年間100万円の利益を出したいと考えた場合、税金や手数料等を考慮しなければ、計算上は、1年間で株価が2倍になる銘柄に投資できれば達成できます。そのように、時間軸を長く取る投資スタイルもよいと思います。

もちろん、人によって向き不向きはあります。企業の成長が見込まれ、その成長が少なくとも年内は続くと考えるのであれば、そこに資金を投じる方法もあります。

トランプ氏の発言やミサイル攻撃などのニュースによって、目先の株価が大きく動くこともあります。そのような短期的な値動きを追うよりも、時間軸を長く取り、企業の成長を見守るほうが、精神的な負担は少ないと思います。

現在の市場環境では、投資スタイルが二分されるのではないかと考えています。市場が日々のニュースによって大きく動くため、その値動きを利用してデイトレードをする方法もあります。それができる方には、その方法もよいと思います。

一方、株価は「EPS×PER」で表すことができます。1株当たりの利益が積み上がれば、自ずと株価は上がっていきます。そのため、長期的に利益が成長する会社を応援するという投資方法もよいのではないかと思います。

田中:短期投資と長期投資のどちらが自分に合っているのかを考えることが重要なのですね。投資に対する考え方として、銘柄を探す前に、自分がどのような投資をするのかを考えるという原点に立ち返ることになりますね。

ちょる子:そうです。投資に使える時間や資金、労力は人によって異なりますし、投資方法にも向き不向きがあると思うのです。

一つひとつの企業を調べることが好きな人もいれば、企業を調べることに時間をかけられない人もいます。そのため、自分の状況や適性に合った投資方法を選ぶことが大切だと思います。

子どもの投資教育は株主優待から始める

田中:ちょる子さんは2人のお子さまを育てながら、投資家としても幅広く活動されています。母親として、投資についてお子さまに伝えたいと考えていることはありますか?

ちょる子:投資について、社会の仕組みとして興味を持ってもらえたらよいと思っています。娘は2人とも未成年口座を持っており、その口座では、私が株主優待銘柄を中心に購入しています。

例えば、すかいらーくホールディングスやサンリオなどの株式です。株主優待が届いた時には、「〇〇ちゃんのおかげで、今日はご飯を食べられたよ。ありがとう」と伝えています。そのような経験を通じて、株主優待という仕組みがあることを少しずつ教えています。

田中:お子さまが好きな会社やお店を基準に、銘柄を選んでいるのでしょうか?

ちょる子:そうです。株主優待は、優待の内容にもよりますが、体験価値として記憶に残ります。特に娘はサンリオがとても好きなので、「サンリオピューロランドに一緒に行こうね」といった会話をしています。

田中:株式投資には利益を得るという一面がありますが、企業を応援することにもつながると思います。お子さまには、幼い頃からそのような考え方を伝えているのでしょうか?

ちょる子:そうですね。父が株主優待を好んでいたこともあり、私自身、オリエンタルランドの株式を株主優待目的で購入したことから投資を始めました。

身近に株主優待や株式投資があり、最初は「何かがもらえるもの」というイメージでもよいと思います。幼い頃から株式投資に触れることによって、投資に対するハードルが下がるのではないかと考えています。

子どもと株主総会に参加して金融教育を実践

ちょる子:実は昨年の6月頃、東京エレクトロンの株主総会に娘2人を連れていきました。

田中:お子さまを株主総会に連れていったのですね。興味を示していましたか?

ちょる子:内容は、まったく理解していなかったと思います。もちろん、静かに座っていられただけで100点満点です。内容を理解できなくても、株主総会で会社の物事が決まる様子を見せたかったという思いが大きかったですね。

田中:この動画をご覧になっている方にお子さまがいれば、一緒に銘柄を選んだり、株式投資に触れる経験をしてもらったりすることも、よいかもしれませんね。

ちょる子:よいことだと思います。それこそサンリオは、現在の株価が1株1,000円台です(※収録日の2026年7月28日時点)。株主総会では、小学生くらいの子どもが「サンリオホテルをつくってほしい」と提案したこともあります。

田中:子どもが株主総会で提案するところまで来ているのですね。

ちょる子:そうなのです。しかも、それがニュースになったり、株主からの提案が実際に採用されたりすることもあるのです。サンリオはすばらしい会社だと思っていますし、子どもがそのような経験をするのもよいと思います。会社がどのように意思決定をし、株主とどのように対話しているのかを知る経験は、本当に唯一無二だと思います。親が積極的にそのような機会を提供することもできますよね。

それがきっかけとなって、将来、大物になるかもしれません。その成長を見守りたいですね。

インフレに備えて子どもの金融リテラシーを育てる

ちょる子:少し暗い話になりますが、今はやはり手取りが少ないですよね。税金や社会保険料の負担もありますし、物価も上昇しています。私たちの世代は大丈夫だとしても、子どもたちの世代は大丈夫だろうかと、私は非常に懸念しています。

そのような中で、自分の未来の選択肢を広げ、自衛の手段の1つとして、投資があってもよいと思います。それは個別株投資でなくても、インデックス投資でもよいですし、国債という選択肢もあります。

仮想通貨や金などでもよいので、そうしたものを少しでも身近に置いておくことによって、インフレヘッジにもなり得ると思います。自ら関心を持って金融リテラシーを身につけ、知識武装をしたうえで、世に羽ばたく大人になってほしいのです。そのような学びの場を提供していきたいと思っています。

田中:今は学校でも、投資や株の仕組みについて学ぶ機会が増えていると聞きます。ただ、教える側にも十分な知識が求められますし、まだまだ足りていないところも多いと思うのです。そのような中で、お母さまから直接教えてもらったり、株主総会に連れていってもらったりできるのは、とてもよいことですね。投資経験のある先輩がすぐそばにいて、実体験を通じて学べます。

ちょる子:投資に対するハードルは、かなり下げられると思います。やはり、身近な人が実際に取り組んでいることが一番大きいのではないでしょうか。

投資でお金を得る意味|人生の目標を実現するための手段

田中:これまで、ちょる子さんにたくさんのお話をうかがってきましたが、今日、一番伝えたいことは何でしょうか?

ちょる子:自分がどうなりたいのかというゴールを決めることです。投資は、まずゴールを決めてから始めるとよいと思います。

田中:お話を聞いていて、投資について考えることは、自分の生き方や、これからの人生をどうしていきたいのかを考えることと、ほとんど同じなのではないかと思いました。

ちょる子:そうですね。お金は目的ではなく手段であり、自分が望む生き方をアシストしてくれるものだと思います。まずは、自分が人生においてどのような人になりたいのか、どのような生活を送りたいのかを考えることが大切なのではないでしょうか。

田中:ありがとうございます。今回は、ちょる子さんに、投資とどのように向き合うべきか、投資との付き合い方についてお話をうかがいました。次回は、数多くある投資情報をどのように扱えばよいのかについて、詳しくお話をうかがいたいと思います。次回もよろしくお願いします。

ちょる子:よろしくお願いします。ありがとうございました。

田中:ありがとうございました。

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