logmi Finance
株式会社バロックジャパンリミテッド(3548)

東証プライム

小売業

2027年2月期 中間 エグゼクティブサマリー

関達也氏:株式会社バロックジャパンリミテッド経営企画室室長の関です。私から2027年2月期の中間決算についてご説明します。

連結売上高は234億6,000万円で前年同期比94.6パーセント、連結売上総利益は137億7,000万円で前年同期比91.4パーセント、連結営業利益はマイナス9億円、親会社株主に帰属する当期純利益はマイナス14億9,000万円となりました。

各PL科目の概要についてご説明します。まず、連結売上高についてです。国内事業は、前年同期比94.1パーセントとなりました。

FB(ファッションビル)およびSB(ステーションビル)ブランドについては、すべてのブランドにおいて既存店売上高が前年同期を上回りました。

また、当社の主力SC(ショッピングセンター)ブランドの1つである「RODEO CROWNS WIDE BOWL」も、既存店売上高が2桁成長を維持しています。「AZUL BY MOUSSY」については現在、立て直しを推進中ですが、マーケティングおよび商品の見直し効果が出始め、この上期後半から客数が回復トレンドに入っています。

しかし、上期前半の売上高の減少が、上期全体の押し下げ要因となっています。

百貨店ブランドについては、第1四半期から第2四半期にかけて低迷が続き、結果として上期全体で前年を下回る結果となりました。

また、6月に導入した新システムの初期トラブルによるEC出荷遅延の影響もあり、全体として売上高が前年同期を下回る結果となっています。

次に、連結売上総利益についてです。主力のSCブランドでは、商品評価損が拡大したこと、そしてサプライチェーン全体のコスト上昇により原価が上がったことで、売上総利益が減少し、結果として前年同期を下回りました。

連結営業利益についてです。販管費は前年同期を下回る水準でコントロールできたものの、売上総利益の減少が影響し、結果として連結営業利益も前年同期を下回りました。

親会社株主に帰属する当期純利益については、バロックジャパンリミテッドの旗艦店である表参道の店舗閉店に伴う原状回復費の積み増しなどによる特別損失の計上や、繰延税金資産の取り崩しの影響を受けた結果、前年同期を下回り赤字となりました。

2027年2月期 中間 連結業績

中間連結業績は、先ほどエグゼクティブサマリーの冒頭でお伝えしたため、割愛します。

2027年2月期 中間 国内業績

国内業績についてご説明します。売上高は229億7,300万円で前年同期比94.1パーセント、売上総利益は131億5,800万円で前年同期比90.5パーセントとなりました。

販売費および一般管理費は142億2,100万円で前年同期比96.6パーセント、営業利益はマイナス10億6,300万円、経常利益はマイナス10億8,600万円、当期純利益はマイナス15億4,000万円となりました。

事業別売上高(FB・SB、SC、百貨店)

事業別売上高についてご説明します。冒頭でご説明したとおり、6月に導入した新システムのトラブルの影響で、ECにおいて出荷遅延が発生し、これが会社全体のEC売上減につながりました。

FB・SBブランドの既存店売上高は、前年同期比で100パーセントを超えています。

SCブランドの「RODEO CROWNS WIDE BOWL」については堅調に2桁成長を維持していますが、「AZUL BY MOUSSY」の上期前半の売上減少により、SCブランド全体をカバーすることはできませんでした。

百貨店ブランドは、高額ブランドを中心に第1四半期から停滞しています。

2027年2月期 中間 連結業績 販売費及び一般管理費

連結販売費および一般管理費についてです。販管費全体は前年同期比96.9パーセントと、前年同期を下回る結果となりました。主な理由は、人件費の抑制と、今回の売上連動に伴う販売手数料などの減少が影響したためです。

2027年2月期 中間 連結貸借対照表

連結貸借対照表については、スライドに記載のとおりです。

2027年2月期 通期業績見通しの修正

今回、上期の業績を受け、4月14日に公表した「2027年2月期の通期連結業績見通し」の修正を行うこととしました。

具体的には、連結売上高は508億3,200万円で、対前回見通しマイナス21億3,800万円、連結営業利益は1億1,100万円で、対前回見通しマイナス12億4,100万円、連結経常利益はマイナス3,900万円で、対前回見通しマイナス13億4,100万円、親会社株主に帰属する当期純利益はマイナス6億9,600万円で、対前回見通しマイナス14億3,900万円となっています。

なお、2027年2月期の年間配当額については、従来予想どおり1株当たり38円を据え置きとしています。

事業別売上高(FB・SB、SC、百貨店)

村井博之氏:みなさま、こんにちは。代表取締役社長兼最高経営責任者の村井博之です。ここからは私がご説明します。

まず、中間決算の総括です。FB・SBブランドは、いずれも非常に好調な状況を維持しています。

SCブランドについては、「RODEO CROWNS WIDE BOWL」は復調して好調を維持しています。「AZUL BY MOUSSY」は、上期の後半から客数が回復しつつあるものの、商品の出だしの当たりが今ひとつだったため、上期の決算にやや影響を与えました。

百貨店ブランドに関しては、インバウンドの減少および百貨店の施策の影響から抜け出せず、まだ理想的なかたちには至っていない状況です。

2027年2月期 中間 エグゼクティブサマリー

当社は、6月から新しい基幹システムを導入しました。そのシステム導入の初期トラブルにおいて、EC売上に影響が出ています。ただし、これは当初心配されたような長期間におよぶトラブルではなく、現在は修復が進み、少しずつ正常な状態に戻りつつあります。

また、当社が長年旗艦店として運営してきた東急プラザ表参道にある「The SHEL'TTER TOKYO」の閉店を決定しました。この店舗は、当初は当社のフラッグシップ店としてブランド知名度を上げることを目的としていました。

その後は、当社は中国で一時期340店舗を展開していたこともあり、アジア、主に中国からのインバウンドのお客さまに向けての広告塔として運営してきました。

しかし、最近では都心の賃料の大幅な値上がりや、中国からのインバウンドの大幅な減少を受け、不採算化していました。

それを受け、今回、閉店を決定しました。これは、当社の中期経営計画において、より骨太な会社を目指すための1つのアクションプランとしてご理解いただければ幸いです。

また、退店に伴う原状回復費用や繰延税金資産の評価性引当額の増加により、決算においてはマイナスの影響を与えています。

AZUL BY MOUSSY既存店推移

ここ数年来、バロックジャパンリミテッドの不調の主たる原因とされていた「AZUL BY MOUSSY」の状況についてご説明します。

6月までは既存店実績が前年同期比をなかなか上回れない状況が続いていましたが、当社の改善・改革の成果が7月頃から徐々に表れてきました。商品も新しいラインナップに移行し、秋冬商品が好調に滑り出しています。

すでに発表している9月の既存店実績は、売上高・客数・客単価がともに前年同期を上回りました。これまで他のFB・SBブランドではいずれの月も既存店実績が概ね前年同期比を上回っていました。一方で、郊外ショッピングモール、とりわけ「AZUL BY MOUSSY」のところで既存店昨対が取れずにいましたが、ようやく9月に解消されたということです。業績の著しい回復に向けた兆しが確実に感じられており、現在、下期に向けて、この上期の落ち込みを挽回するための施策を実行しているところです。

下期に向けた取り組み

今期の上期全体では、トップライン(売上高)が不足している状況です。主な原因は、SCブランド「AZUL BY MOUSSY」の売上高が計画に対して到達しなかった点にあります。

下期については、現在のところ順調に推移しています。また、上期の不足分を挽回するため、予算なども修正し、全社・全ブランドを挙げて挽回施策を実行しています。

下期に向けた取り組み

下期に向けた取り組みとして、まずはトップラインの確保を徹底します。これは、上期に落ち込んだ部分も含めて、下期で挽回するという方針です。この目標に向けて、全社および全ブランドが一致団結して取り組んでいます。

また、販管費の削減にも積極的に取り組んでいます。これらの施策により、下期で確実な決算数値を達成するために、全社一丸となって尽力していきます。

2027年2月期 通期業績見通しの修正

2027年2月期の年間配当について、変更の予定はありません。従来の予想どおり1株当たり38円を据え置きとします。

私からのご説明は以上です。ありがとうございました。

facebookxhatenaBookmark