2027年1月期第2四半期決算説明
ネオジャパン、クラウドユーザー数増 ノーコードツールのクロスセル伸長 上期売上高・各利益ともに計画上回る
目次

瀬戸雅弘氏(以下、IR室):IR室の瀬戸です。ただいまより、株式会社ネオジャパン2027年1月期第2四半期の決算説明会を開催します。
スライドは本日のアジェンダです。説明の都合上、本日開示した決算説明資料と構成が異なる点をご了承ください。
グループ概要

はじめにグループ概要を簡単にご説明します。当社グループは、ネオジャパンおよび米国子会社DELCUIによるソフトウエア事業、子会社Pro-SPIREによるシステム開発サービス事業、マレーシア・タイ・フィリピンの販売子会社3社による海外事業で構成されています。
本説明会では、利益の大半を占めるソフトウエア事業を中心にご説明します。
主力製品

当社の主力3製品です。現在は「desknet's NEO」が単体売上の7割以上を占めています。近年は、ノーコード業務アプリ作成ツール「AppSuite」とのセット導入が増加しています。
2027年1月期 第2四半期 累計業績サマリー

齋藤晶議氏(以下、齋藤):代表取締役社長の齋藤です。本日はお忙しい中ご参加いただき、ありがとうございます。上期の業績を総括すると、売上・利益ともに計画を上回り、順調に進捗しました。
売上高は前年同期比6.4パーセント増の42億2,600万円、営業利益は前年同期比7.9パーセント増の13億4,800万円、中間純利益は前年同期比6.6パーセント増の9億4,700万円となりました。
主力のソフトウエア事業では、クラウドユーザー数の増加に加え、「AppSuite」や「ChatLuck」のクロスセルが進展しています。また、システム開発サービス事業も計画を上回り、グループ全体として順調な着地となりました。
利益面では、広告宣伝費や人件費の増加を増収効果で吸収し、各利益項目で計画を上回りました。また、さらなる成長に向けた取り組みも進めることができています。この点は後ほど成長戦略の中でご説明します。
2027年1月期 第2四半期 累計連結業績

IR室:業績の詳細をご説明します。全体については齋藤から説明したとおりです。中間時点の営業利益率は31.9パーセントとなりました。なお、スライドには記載していませんが、ソフトウエア事業の営業利益率は40パーセントを超える高水準を確保しています。
累計連結売上高及び営業利益増減要因

スライドは、売上高および営業利益の増減要因をセグメントごとに分解したものです。売上高・利益ともにソフトウエア事業が引き続き大きく牽引しています。
売上高は各事業とも順調に拡大しました。一方、利益面では、システム開発サービス事業がキャリア採用を前倒しで進めた結果、横ばいとなっています。海外事業は先行投資の段階にあり、成長に向けた人員増強やマーケティング強化を行っています。
連結売上高の推移

当第2四半期3ヶ月の実績を順にご説明します。連結売上高は前年同期比8.7パーセント増の21億4,900万円となり、四半期として過去最高売上高を更新しました。ソフトウエア事業は前年同期比10.6パーセント増と好調に推移し、システム開発サービス事業も前年同期比1.7パーセント増と増収を確保しました。
連結営業利益及び営業利益率の推移

営業利益および利益率の推移はスライドのとおりです。営業利益は販管費の増加を吸収し、前年同期比9.6パーセント増の6億6,400万円と、第1四半期に次ぐ水準を確保しました。
連結貸借対照表

貸借対照表はスライドのとおりです。自己資本比率は71.3パーセントと引き続き高い水準を維持しています。
ソフトウエア事業の売上区分

ここからは、中核事業のソフトウエア事業についてご説明します。ソフトウエア事業は、クラウドサービスとライセンスを販売するプロダクトが主な売上となっています。クラウドサービスに加えて、プロダクトのサポートサービス料もストック型売上として積み上がるモデルです。
ソフトウエア事業の売上の推移

ソフトウエア事業の売上区分別の推移です。クラウドサービスはセットプランを中心にユーザー数が増加し、前年同期比11.5パーセント増と順調に拡大しました。プロダクトは「ChatLuck」の大型案件受注もあり、前年同期比16.4パーセント増となりました。
ソフトウエア事業のストック売上の推移

ストック売上の推移です。主力3製品のクラウドサービスは前年同期比10パーセント増、プロダクトのサポートサービスも前年同期比3.3パーセント増と、いずれも着実に拡大しています。
desknet's NEOのユーザー数推移

製品別の状況をご説明します。「desknet's NEO」の累計販売実績は前年同期比2.3パーセント増、クラウドのユーザー数は前年同期比4.9パーセント増となりました。特にクラウドは、直近1年で2万7,000ユーザー増となり、一昨年2024年9月の価格改定以降、最大の増加数となりました。
desknet's NEOの売上高推移

「desknet's NEO」の売上推移はスライドのとおりです。クラウドサービスは前年同期比6.9パーセント増と順調に拡大しました。プロダクトは半導体不足によるサーバー納期遅延などの影響で導入が後ろ倒しになる事例があり、前年同期比0.7パーセント増にとどまりました。
desknet's NEOクラウドの解約率推移

「desknet's NEO」クラウドの解約率は0.42パーセントと若干上昇しましたが、上期平均では0.31パーセントであり、従来の水準から大きな変動はありません。
AppSuiteのユーザー数推移

「AppSuite」のユーザー数の推移です。プロダクトの累計販売実績が前年同期比12.8パーセント増、クラウドのユーザー数が前年同期比38.9パーセント増と順調に拡大しました。特にクラウドはセットプランが好調で、当四半期は1万3,000ユーザー増と過去最高の増加数を記録しました。
AppSuiteの売上高推移

ユーザー数の増加に伴い、「AppSuite」の売上高は、プロダクトが前年同期比29.3パーセント増、クラウドサービスが前年同期比37.8パーセント増と大幅に伸びています。
クラウドサービスの各指標の状況

クラウド1ユーザーあたりの売上高(ARPU)は、クロスセルの推進により前年同期比4.3パーセント増加しました。
「desknet's NEO」のクラウドユーザーに占める「AppSuite」の利用率は、1年間で約6パーセント増加し、約23パーセントとなりました。今後は30パーセント以上に引き上げたいと考えています。
2027年1月期 業績見通し

今期の通期業績見通しをご説明します。通期の業績予想は期初発表から変更ありません。各利益の進捗率は中間時点で50パーセントを超えて順調に推移していることから、下期もしっかりと超えられるよう取り組んでいきます。
配当計画

中間配当は期初予想どおり27円としています。累進配当の基本方針および配当性向40パーセントを目安とし、利益をさらに積み上げることで増配を実現できるよう取り組んでいきます。
連結売上高目標

中期業績目標についてご説明します。今期を初年度とする中期業績目標では、3年間で売上高を年平均7パーセント伸ばし、最終年度には売上高100億円超を目標としています。
連結営業利益目標

営業利益は年平均8パーセントの増加を目標としています。
NEOJAPANの成長戦略

齋藤:成長戦略として、3つの重点戦略を掲げています。1つ目は、「desknet's NEO」の製品進化とクロスセル、国内主力事業の着実な成長です。2つ目は海外事業の売上拡大、3つ目は新規事業「LiveX AI」の販売拡大です。順にご説明します。
desknet's NEOの拡大戦略

はじめに、「desknet's NEO」の拡大戦略とクロスセルの状況です。プロダクトでは、オンプレミス製品の提供やサポートを終了する動きがある中で、当社製品への乗り換えを希望する相談が徐々に増加しています。
一方で、今期の半導体不足によるサーバー入手困難など、お客さまの事情で導入時期が変更となるケースもあります。今後数年かけてリプレイス需要を取り込み、最終的にオンプレミス市場でナンバーワン企業としての地位を確立したいと考えています。
次にクラウドです。一昨年の価格改定後、セットプランの導入が増え、導入までの時間が長引いた影響で増加数が若干鈍化した時期がありましたが、今期は値上げ前の増加ペースに戻ってきました。
ノーコードツール一体型グループウェアが1ユーザーあたり月800円で利用できる点が評価され、特に新規のお客さまは、最初から「desknet's NEO」と「AppSuite」をセットで利用するケースが増えています。今後は、既存のお客さまへのセットプラン導入をさらに推進していきます。
desknet's NEOのAI実装

続いて、「desknet's NEO」の製品開発の取り組みをご説明します。現在、来年春を目標にAIエージェント機能を実装する大幅なバージョンアップの開発を進めています。
グループウェアに格納されたスケジュールや文書管理内のデータを参考にし、次のアクションを提案したり、業務の自動化・効率化を支援する計画です。コンシェルジュが日常業務を支援するイメージです。
その後、外部サービスとのAPI連携を拡充し、さまざまな業務を「desknet's NEO」から完結できる環境の実現を目指します。最終的には、AIを特別な機能ではなく、「desknet's NEO」を利用しているすべての方が当たり前に活用できるようにしたいと考えています。
海外事業の売上拡大

続いて、2つ目の成長戦略である海外事業についてご説明します。海外事業の上期売上高は4,500万円で、前年同期比25パーセント増加しました。まだ規模は小さいものの、事業基盤は着実に拡大しています。
まずはASEANでクラウドサービスユーザー数1万人を目標に掲げ、今後さらに成長を加速させる計画です。
One Team体制による展開の加速

今年5月にマレーシアで開催したユーザー会「NEO BUSINESS CONNECT 2026」では、ASEAN各国のメンバーがホストを務め、120社から200名のお客さまにご参加いただきました。
当日は四方駐マレーシア日本国大使より開会のご挨拶をいただいたほか、パネルディスカッションでは「desknet's NEO」のユーザーであるマレーシア投資開発庁をはじめ、産官学の代表による活発な意見交換が行われました。AI活用やデジタル化に対する期待は高く、地域全体のDX推進に貢献していきたいと考えています。
LiveX AIの販売拡大について

もう1つの重点戦略「LiveX AI」の進捗をご説明します。運用中の「desknet's NEO」の製品サイトでは、問い合わせの自己解決率が90パーセントを超えており、非常に高い導入効果が得られています。
また、プロバスケットボールチームの横浜エクセレンスは、実証実験の成果を踏まえ、ホームゲーム会場での展開を決定しました。
実店舗では、国内の大手小売チェーンで接客用AIアバター導入のPoCを進めています。実店舗での本格的なAI導入はこれからという企業が多いため、現在注力して取り組んでいます。まずは導入事例を積み上げ、拡大につなげていく計画です。
顧客満足度調査で1位を獲得

IR室:ここでトピックスを1つご紹介します。先日発表された「日経コンピュータ 2026年9月3日号 顧客満足度調査 2026-2027 情報共有ソフト/サービス部門」において、当社が総合満足度1位を獲得しました。当社では、今後もお客さまに選ばれる製品であり続けるよう、製品価値を高めていきます。
以上で、決算説明資料に基づく説明を終了します。
質疑応答:手元資金の使途について

IR室:「手元資金の使途についてどのようにお考えですか?」というご質問です。
齋藤:全体的な方針として、配当性向は40パーセントを目安に、残りを成長投資に充てる考えです。まず、人材が成長の源泉であるため、人的資本への投資が重要です。加えて、AI関連への投資も実施していきます。
その上で、現在70億円を超え、今後のキャッシュフローでさらに積み上がる現預金は、M&Aに活用することを想定しています。
今年度は、私自身も候補企業とのトップ面談を複数回実施しています。「desknet's NEO」にクロスセル可能な製品を持つ企業や、Pro-SPIREとのシナジーが見込める企業など、従来よりも幅広い範囲での検討を進めています。引き続き、ともに成長を目指せる企業を探していく考えです。
質疑応答:「desknet’s NEO」の海外製品に対する競争優位性について

IR室:「『desknet’s NEO』の海外製品に対する優位性は何でしょうか? AIが進化する中、競争優位性を維持できるのでしょうか?」というご質問です。
齋藤:海外製品というのは、例えばMicrosoftやGoogleの製品を指していると思いますが、グローバルスタンダードが日本のスタンダードになり得るかというと、海外とは商習慣などが異なるため、必ずしもそうとは言い切れません。したがって、日本の商習慣に合ったグループウェアは優位性が高いと考えます。
また、実際に使っていただくとわかることですが、海外製品は画面操作などがわかりにくいケースが多くあります。そのため、圧倒的に理解しやすい当社のグループウェアは、この点でも優位性があると考えています。
最後に、絶対的に異なる点があるとすれば、それはサポート体制です。当社は自社で製品を開発し、自社でサービスを展開しています。お客さまからのさまざまな問い合わせに対応し、問題があれば真摯に受け止め、製品開発に反映しています。このようなことから、サポート体制において当社が圧倒的に優れていると確信しています。
IR室:以上で株式会社ネオジャパンの決算説明会を終了します。今後もみなさまのご期待に応えられるよう努めていきます。どうぞよろしくお願いします。ご清聴ありがとうございました。
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