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※当記事は速報版です。スライド情報は割愛している他、数値などに誤りが含まれる可能性がございます。正確な情報は決算短信・決算説明資料などの正式な開示資料、または追って公開予定の確定版記事にてご確認ください。

2026年2月期決算説明

みなさま、おはようございます。社長の藤原です。本日は、早朝より弊社の決算説明会にご参加いただき、誠にありがとうございます。それでは、2026年2月期決算についてご説明いたします。

CONTENTS

目次でございます。本日はこちらに沿ってご説明申し上げます。

01 会社概要・沿革

会社概要・沿革です。こちらについては、本日は割愛させていただきます。のちほどご確認ください。

連結業績ハイライト

それでは、連結決算概要についてご説明いたします。

2025年2月期の連結業績は、売上高932億90百万円、営業利益61億14百万円、経常利益73億58百万円、親会社株主に帰属する当期純利益27億90百万円。売上高、営業利益、経常利益とも過去最高、経常利益は39億18百万円増加いたしました。収益力の実態を示す償却前営業利益は、172億1百万円と、こちらも過去最高となっております。

セグメント状況

セグメント別状況です。国内事業は売上高755億16百万円、前期比8.7%の増、営業利益70億19百万円、前期比9.3%の増となり、売上高・営業利益ともに3期連続過去最高を更新いたしました。

アセアン事業は売上高155億22百万円、前期比15.5%の増、営業利益4億65百万円、前期より7億24百万円の減益となりました。

中国事業は売上高28億50百万円、営業損失13億68百万円、前期より16億83百万円の改善となりました。

連結貸借対照表

連結の貸借対照表でございます。のちほどご確認ください。

連結キャッシュ・フロー

連結のキャッシュフロー計算書でございます。当期末が「金融機関の休業日」である影響が、27億60百万円あり、これを加味すると、実質の営業活動キャッシュフローは143億50百万円となります。

店舗数(詳細一覧)

店舗数でございます。2026年2月末時点では、連結合計で1,303店舗となりました。

セグメント別トピックス

続いて、重点取り組み概要についてご説明いたします。

セグメント別のトピックスです。のちほどご確認ください。

国内業績ハイライト

はじめに、国内事業についてご説明いたします。

業績ハイライトです。先ほどご説明した「売上高」・「営業利益」の他に、「売上総利益」・「経常利益」も3期連続過去最高となりました。

売上高推移

売上高の推移です。モーリーファンタジーを中心とする「標準店」は、651億円と過去最高となり、2020年度以降、積極的に出店拡大してきた「専門店」は、売上高103億円と継続して成長しております。

営業利益の増減推移

こちらは、営業利益の増減要因です。「既存店の深化」では、既存店の売上増加が、賃上げによる「人件費の増加」を含む、コスト増を吸収いたしました。「業態・エリア開発」では、初年度から黒字が見込める「専門店」が利益に大きく貢献いたしました。

プライズ部門

続いて、既存店の進化の取り組みです。

部門別の取り組みです。売上構成比の最も高いプライズ部門では、当社の中心顧客となる小さなお子さまにもとれやすい「キッズプライズ」を引き続き拡大しております。IPに左右されない景品を充実させ、「とれやすい」体験を提供し、売上を拡大させております。

一方、IP景品を多く展開する「ファミリープライズ」では、当社のタッチポイントの多さを強みに、人気IPとコラボレーションした景品を多数展開し、売上に貢献いたしました。

メダル部門

次に、メダル部門です。メダル部門は、「新機種の導入及びバージョンアップによる鮮度の向上」と、「客層別に合わせたイベント」を継続し、売上高前期比101.1%となりました。メダル会員数も、同102.0%と順調に拡大しております。今後も「投資」と「イベント」を継続し、成長させてまいります。

体感部門

体感部門です。ポイントを貯めて商品と交換できる「マイよくばりパス」が拡大するとともに、遊びながら学べる「エデュテイメント」の新機種を導入することにより、売上が拡大いたしました。

カード部門

カード部門です。当期は人気IPの新弾カードがヒットし、売上を押し上げました。高い台数シェア率を活かし、当社限定イベントを開催するなど、差別化を図ることにより、好調を継続しております。

デジタル会員

続いて、デジタル会員の取り組みです。当期は、プレイグランドの新店オープンに合わせたプロモーションや、お得な会員限定価格を導入し、「イオンファンタジー公式LINEアカウント」と「子育て応援アプリ トットット」を合わせた会員数は、331万人となりました。今後、さらなる会員制度の拡充を図ってまいります。

専門店の拡大 アミューズメント

次に、「業態・エリア開発」の取り組みについてご説明いたします。

アミューズメントでは、「カプセルトイ専門店」53店舗を出店し、累計244店舗となりました。

「プライズ専門店」は、新業態の「クレーン横丁 極」の出店を含め、13店舗出店し、累計84店舗となりました。

当期新店 新業態 アミューズメント

続いて、当期出店した「新業態」についてご説明いたします。アミューズメントでは、「クレーン横丁 極」を出店いたしました。「まるで買い物をするような、新たなクレーンゲーム体験」ができる新業態であり、「広い面積」を活かした「圧倒的な集客力」を特徴としており、年商は、3億円〜15億円を見込みます。今後、積極的に拡大してまいります。

当期に出店した2店舗の実績は、旧・PALO石橋店から業態転換した1号店の「クレーン横丁 極」石橋店では、年商8千万円から6倍以上となる約5億円を見込んでおります。2号店の「コーナン船橋花輪インター店」の年商は、1号店を大きく上回る15億円を見込んでおります。

プレイグラウンドでは、「のびっこジャンボ」・「のびっこピクニック」の、「のびっこ」ブランドを出店いたしました。広い店内に、「飲食可能な休憩スペース」を設置するなど、こどもが楽しいだけでなく、新たに「ご家族の過ごしやすさ」を加え、ご家族や友人と誘い合って利用する「コミュニティの場」を特徴とした業態です。大型施設から小型施設まで、あらゆる立地に出店可能で、今後も、全国に拡大いたします。

アセアン事業 業績詳細

続いて、アセアン事業の重点取り組み概要をご説明いたします。

アセアン事業の業績は、売上高が、前年を上回り過去最高となった一方、各国、都市部での競争環境の激化により、既存店の収益が低下し、減益となりました。収益力実態を示す償却前営業利益は、前期より38百万円増加いたしました。

アセアン事業(全体)

アセアン事業の取り組みをご説明いたします。現・中期経営計画に沿って出店拡大を進めておりましたが、第3四半期以降、既存店の「収益改善」を優先する方針へと転換いたしました。

主に、新店向けであった投資を既存店に充当し、活性化を「期初計画」から26店舗、追加で実施いたしました。活性化した店舗の売上高は約16%増の効果があり、第4四半期以降、既存店収益が改善傾向となっております。

アセアン事業(国別)

国別にご説明いたします。まず、マレーシアでは、地方は計画どおり進捗しているものの、都市部の既存店の収益が低下いたしました。第3四半期以降、店舗活性化に注力し、その後、売上が回復傾向となりました。

タイでは、既存店の店舗活性化を計画以上に推進いたしました。また、幼児施設への訪問により約16万名が来店されるなど、プロモーションに注力いたしました。

フィリピンでは、プレイグラウンド市場でのシェアNo.1を継続しており、市場の、さらなる拡大を図っております。今期は、「プロフェッショナル人財」の育成に注力し、さらなるサービスレベルの向上に繋げました。

インドネシアでは、当社が展開している「ポケモンアーケードゲーム」の専門店「ポケモンメザスタ フォレスト」を95か所まで拡大し、売上高前期比151.4%と、大きく貢献いたしました。

ベトナムでは、アミューズメントで人気の「リデンプション機種」を1月に導入後、既存店収益が、改善傾向となっております。

中国 業績

続いて、中国事業の重点取り組み概要です。

中国は、不採算店舗の整理や構造改革が順調に進捗し、営業利益は前年から16億83百万円改善いたしました。

中国 営業利益の増減要因

営業利益の増減要因です。経費削減効果や閉店効果は、計画通り進捗したものの、活性化効果の未達や、一時区画の獲得数減により、計画には届きませんでした。

サステナビリティの取り組み

続いて、サステナビリティの取り組みです。

当社の特徴である「社会」への取り組みを中心に、当期も活動を行いました。「こどもの未来への貢献」では、自力で移動が難しいこどもが利用する【こども車いす】が、ベビーカーと誤認されるトラブルを防ぐため、当社がオリジナルデザインのマークホルダーを制作し、社会的認知を高める取り組みを実施いたしました。その他については、のちほどご確認ください。

国内 重点施策① 出店方針

これより、2027年2月期の重点施策についてご説明いたします。

まず、国内重点施策3つのうち、1つ目の、出店方針です。当期好調に推移した、新業態の「クレーン横丁 極」・「のびっこ」ブランドを積極的に拡大いたします。

また、ノウハウが蓄積され、採算性が高まった、温浴施設の「OYUGIWA」の出店を再開いたします。

その他の「各業態」においては、ご覧の出店数を計画しております。

国内 重点施策② モーリーファンタジーの深化

2つ目は、既存業態「モーリーファンタジー」の進化です。プロダクトバリューに対応する部門である「プライズ部門」・「カプセルトイ部門」は、効率化を推進し、坪効率を高めます。

タイムバリューに対応する部門である「メダル部門」・「体感部門」・「時間制部門」は、快適な空間を提供し、お客さまのエンゲージメントを高めます。

国内 重点施策③ 会員制度の進化

3つ目は、会員制度の進化です。将来的に、お客さまの「ライフタイムバリュー」を最大化する「ポイント会員制度」を構築するため、現在、それぞれの業態・部門で管理されている仕組みを共通化する実証実験を開始いたします。

海外 重点施策

次に、海外の重点施策です。「既存店の強化」では、店舗活性化を中心に、競争環境に合わせた、店舗ごとの柔軟な「価格設定」の見直しや、コスト削減による「生産性の向上」を目指します。

「出店方針」としては、あらゆる立地や条件に対応できる「業態開発」を進め、先行優位性のある「地方都市」を中心に出店を拡大いたします。

連結 キャピタルアロケーション

続いて、連結の「キャピタル・アロケーション」です。国内の成長投資を中心に、過去最高の投資を実行し、成長をさらに加速させてまいります。

一方、有利子負債においては、「キャッシュ創出力」が高まる2027年度以降、段階的に低減し、「財務の健全性」を高めてまいります。

連結業績予想

最後に、2027年2月期連結業績予想でございます。

売上高980億円、前期比5.0%の増、営業利益80億円、前期比30.8%の増、経常利益63億円、親会社株主に帰属する当期純利益30億円、1株当たり配当金は20円を予定しております。

セグメント別業績予想

セグメント別業績予想です。国内は、「売上高」810億円、「営業利益」75億円、海外は、「売上高」173億円、「営業利益」5億円を計画しております。

ディスクレイマー

業績見通しについては、当社が現在入手している情報、および合理的であると判断する一定の前提に基づいております。その達成を当社としてお約束する主旨のものではありません。また、実際の業績等は、様々な要因により大きく異なる場合がございます。

以上をもちまして、2026年2月期決算説明を終了させていただきます。

中期経営計画 2026-2030年度

続きまして、2026年度から2030年度までの中期経営計画についてご説明いたします。まず、2026年度は現・中期経営計画の最終年度でありながら、2026年度を期初とした、新・中期経営計画を策定した経緯を、簡単にご説明いたします。

まず第一に、国内事業において、現・中期経営計画の初年度において最終年度の営業利益を確保したこと、次に、中国事業においては、2年目である2025年度に黒字化を計画しておりましたが、未だ大幅な営業赤字が継続していること、また、アセアン事業においても、2025年度、各国・都市部における競争激化により、大幅な減益となりました。

以上を踏まえ、各セグメントの劇的な環境変化に柔軟に対応するべく、1年前倒しで、新たな中期経営計画を策定いたしました。

目次

それでは、新たな中期経営計画についてご説明いたします。こちらは、目次です。「全社戦略」・「事業戦略」・「数値計画及びキャピタルアロケーション」・「機能戦略」の4つの構成となっております。

最初に、「全社戦略」でございます。ご覧の5つの項目についてご説明いたします。

環境認識と重点取組事項

まず、「環境認識と重点取組事項」です。当社を取巻く環境変化を踏まえ、成長と資本効率の両立による、持続的な企業価値創出を目指します。

5つの「環境認識」から、4つの「課題認識」を特定し、それに対応する重要取り組み事項として、国内事業への成長路線回帰、メリハリのある海外事業戦略、事業・業態間のシナジー追求、事業ポートフォリオ経営の進化、収益貢献に直結するDX戦略、財務健全化の達成の6つに集約し、取り組んでまいります。

ビジョンのアップデート

次に、「ビジョンのアップデート」です。理念体系の最上位であるパーパスのもと、その実現に向けた道筋を示す「ビジョン」をアップデートいたします。

新しいビジョンは、『「夢中」で「楽しい」 にぎわい空間を創り続ける えがお創発カンパニー』でございます。「子ども」を対象とする従来のビジョンから、「子ども」だけでなく、「子どもを取り巻くご家族」へも対象範囲を拡大し、それに合わせた提供価値にアップデートいたします。

2030年度における目標数値

次に、「2030年度における目標数値」です。「成長性」・「収益性」・「資本収益性」・「安全性」・「株主還元」の5つの視点でゴールを明確化いたしました。強い財務基盤を構築しつつ、高い成長と高い資本効率の両立を目指します。

2030年度の目標数値は、「成長性」は、売上高1,500億円、「収益性」は、営業利益率10%、「資本収益性」は、ROE23%、「財務の安全性」では、D/Eレシオを1倍程度、「株主還元」では、配当性向10%〜15%といたしました。

企業価値向上のロジックと打ち手

次に、「企業価値向上に向けたロジックと打ち手」です。「利益水準の継続的な向上」と、「ROEの”質”の変化」を通じた、高い資本効率体質の定着により、企業価値向上を目指します。

「主要KPI」である営業利益では、既存事業の安定収益を基盤に、新規事業による利益成長を目指し、2030年度に、営業利益150億円を目指します。

また、ROEの構成要素として、資本収益性の質を改善させ、「キャッシュの早期回収可能な業態等」によりレバレッジを解消し、高ROIC(ロイック)業態への重点投資により、利益率及び回転率を向上させます。

セグメント別ポートフォリオのあり姿

次に、「セグメント別ポートフォリオのあり姿」です。国内「既存事業」は、高い資本効率性の維持・向上を図り、成長原資としての役割を担います。

「新規事業」は、高い資本収益性を実現する業態へ集中投資し、「成長ドライバー」としての役割を担います。

海外事業は、成長性重視から、資本収益性重視へシフトいたします。

国内事業

続いて、「事業戦略」です。ご覧の3つの項目についてご説明いたします。

まず、国内事業の業態ポートフォリオです。国内事業は、業態を、「コア業態」・「キャッシュ貢献業態」・「高効率業態」に整理し、企業価値向上に資するそれぞれの方針を策定いたしました。業態別に説明いたします。

「コア業態」については、新業態である、アミューズメントの「クレーン横丁 極」、プレイグラウンドの「のびっこ」ブランドが該当し、「資本収益性」・「市場成長性」のある高い利益創出力が見込まれ、成長ドライバーとして、重点的に投資配分いたします。

既存業態である「モーリーファンタジー」は、「資本効率性」と「安定収益」が見込まれ、成長原資としての役割を担い、適切な継続投資を行ってまいります。

次に、「キャッシュ貢献業態」については、プレイグラウンドの「ちきゅうのにわ」、及び温浴事業の「OYUGIWA」が該当し、「利益創出額」が高く、「キャッシュ創出」に貢献いたします。この2つの業態は、投資額が比較的大きいため、市場性の高いマーケットを厳選して出店してまいります。

続いて、「高・効率業態」では、アミューズメントの小型専門店である「TOYS SPOT PALO」及び「PRIZE SPOT PALO」が該当し、高い「資本収益性」・「キャッシュ回収期間の速さ」が見込まれ、早期の「DEレシオ」改善に寄与する業態として、継続投資を行ってまいります。

次に、「国内事業における成長源泉」についてご説明いたします。新たな成長源泉は、前・中期経営計画から引き継ぐ4つの「コアコンピタンス」を軸としながら、ターゲットを、従来の、子どもを中心とした「コア領域」から、子どもを取り巻くご家族も対象とした「コア近接領域」へ拡大いたします。さらに、事業・業態間の「シナジー追求」により成長を加速させます。

①で示す「コア近接業態の拡大」では、「モーリーファンタジー」や「ちきゅうのにわ」で培った、子どもに対する提供価値に加え、子どもを取り巻くご家族への価値も提供いたします。この価値提供は、「クレーン横丁 極」と「のびっこ」ブランド、「OYUGIWA」が担います。

さらに、②で示す「事業・業態間シナジー追及」では、それぞれの事業・業態間で、機器・遊具・人財などのリソースを共有し、シナジーを発揮し、収益性の向上を追求してまいります。これについては、次に補足いたします。

まず、①の「コア近接領域拡大」については、親世代への価値を提供するサービスとして、遊びながら買い物体験ができる「クレーン横丁 極」、ママ友のコミュニティを形成できる「のびっこ」ブランド、さらに、若者やシニアのコミュニティとなり得る「OYUGIWA」が、役割を担います。

さらに、これらの事業・業態を繋ぐことによって、1人ひとりの子どもが、生涯に渡り、常に私たちの施設に関わりながら、私たちとともに、成長していけるサービスを提供いたします。

②の「事業・業態間シナジー追求」については、国内で、382店舗あり、全国各地をカバーしている「モーリーファンタジー」を軸にしたシナジーを追求いたします。

効果としては、人財の共有化による人員コストの低減効果、1商業施設への複数出店による「モーリーファンタジー」との相互送客での売上拡大、「クレーン横丁 極」では、「モーリーファンタジー」資産の有効活用などが見込まれます。

モーリーファンタジー(アミューズメント事業/標準店)

ここから、主要業態の方針についてご説明いたします。まず、「モーリーファンタジー」です。「モーリーファンタジー」は、高い資本収益性を維持しながら成長させ、最適な継続投資を実施し、成長原資を創出する役割を担います。

クレーン横丁極(アミューズメント事業)

続いて、アミューズメントの新業態である「クレーン横丁 極」です。「クレーン横丁 極」は、食品・日用品等の生活必需品を多くそろえ、お客様に、「遊びながら買い物をする」新たな体験価値を提供いたします。顧客の60%以上が主婦層であり、当社の新しい「顧客近接領域」を開拓する重要な業態となります。この業態は、本・中期経営計画において、もっとも重要な成長ドライバーとなります。

「クレーン横丁 極」に関するシナジー効果を説明いたします。1つめに、「モーリーファンタジー」から耐用年数が過ぎた遊戯機器を再利用することにより、投資コストを抑制いたします。

2つめに、「モーリーファンタジー」では、耐用年数が過ぎた遊戯機器・移設後に、最新機器導入による売上向上効果を見込みます。

3つめに、1店舗あたり数100台の遊戯機器の、一括発注によるコストダウンが図れます。

ちきゅうのにわ(プレイグラウンド事業/大型店)

次に、プレイグラウンドの新業態である「ちきゅうのにわ」です。「ちきゅうのにわ」は、遊びを通じて、「環境」や「社会課題」に触れる体験価値を提供するハイエンドモデル業態です。利益創出力が高く、キャッシュ創出に貢献いたします。大型商業施設に厳選して出店いたします。

のびっこジャンボ(プレイグラウンド事業/大型店)

次に、プレイグラウンドの新業態「のびっこジャンボ」です。「のびっこジャンボ」は、ローエンドモデルで商圏を選ばず、あらゆる立地へ出店いたします。低単価で長時間滞在でき、子どもが自由に遊べるだけでなく、ママ友のコミュニティとしての機能も提供いたします。さらに、既存の「モーリーファンタジー」との様々なシナジー効果も見込めます。今後、プレイグラウンドの核となる業態です。

OYUGIWA(温浴事業)

次に、温浴事業の「OYUGIWA」です。「OYUGIWA」は、イオンファンタジーで唯一、こどもからシニアまで幅広い顧客を対象とする業態です。既存事業で培った遊びのノウハウを活用することで、他社との差別化を図ります。「収益性」や「市場性」が見込める既存物件に厳選して出店をしてまいります。

国内事業(会員制度)

次に、「会員制度」についてご説明いたします。事業・業態間で「デジタル会員制度」を導入し統合することにより、お客様ポイントの相互利用が可能となります。例えば、「モーリーファンタジー」で獲得したポイントを、「のびっこジャンボ」や、その他の業態で利用することができ、お客さまの利便性が高まります。本・中期経営計画期間中に、全事業・全業態の会員制度の統合を図ります。

海外事業

続いて、「海外事業」のご説明をいたします。ASEAN各国は、従来の「成長重視」から「利益率重視」へと方針を変更いたします。

新規出店では、各国ともに、地方都市を中心に、店舗の拡大を進めてまいります。

また、ベトナムについては、イオングループとともに都市部にも積極的に出店してまいります。

既存店においては、店舗活性化による収益の改善を進めるとともに、安定した利益創出を図ってまいります。

アセアンにおける各国では、「人口成長率及び1人当りのGDP成長率」は、全体的に低下傾向が予測されており、市場環境の変化に柔軟に対応してまいります。

国別の方針を簡単にご説明いたします。ベトナムでは、イオングループの拡大に合わせ1施設に複数出店を目指します。

インドネシアでは、地方都市での新規出店を計画すると同時に、競争力強化のための店舗活性化投資を実施いたします。

フィリピン・マレーシアでは、地方都市への出店を加速しつつ、店舗活性化・マーケティング・サービスまで、一連の「既存店強化」に注力いたします。

タイでは、高収益体質の実現を最優先とし、新規出店を厳選しつつ、既存店や本社のコスト構造改革を進めます。

国内における主要業態の店舗数

続いて、「数値計画」および「キャピタル・アロケーション」です。ご覧の2つの項目についてご説明いたします。

まず、国内における 「主要業態」の店舗数です。国内の成長ドライバーとして、アミューズメントでは「クレーン横丁 極」、プレイグラウンドでは「ちきゅうのにわ」・「のびっこ」ブランドを拡大いたします。

2030年度までに増加する店舗数は、「クレーン横丁 極」は60店舗程度、「ちきゅうのにわ」および「のびっこ」ブランドは、合わせて90店舗程度、「OYUGIWA」は、9店舗程度まで拡大してまいります。

成長原資となる高効率業態の「TOYS SPOT PALO」と「PRIZE SPOT PALO」は、合わせて90店舗程度まで拡大してまいります。

海外における店舗数

次に、海外における店舗数です。2030年度までに増加する店舗数は、「ハイエンド業態」で25店舗程度、「ミドルレンジ業態」で90店舗程度、「ローエンド業態」で75店舗程度まで拡大いたします。

【連結】売上高および営業利益の見通し

続いて、連結の「売上高および営業利益の見通し」です。2030年度売上高は1,500億円、営業利益は150億円を目指します。国内事業は、売上高1,275億円、営業利益127億円、海外事業は、売上高225億円、営業利益23億円を目指してまいります。

売上高および営業利益の内訳

次に、「売上高及び営業利益の内訳」をご説明いたします。「国内既存事業」で安定収益を稼ぎつつ、「国内新規事業」を成長ドライバーといたします。「国内新規事業」のみで、売上高500億円超、営業利益41億円を積み上げます。海外事業においても、営業利益で30億円超を積み上げます。

投資の見通し

「投資の見通し」でございます。国内を中心に投資を実行し、アミューズメント事業の「クレーン横丁 極」や、プレイグラウンド事業・温浴事業への新店投資を実施いたします。5か年合計790億円程度の投資を見込みます。

投資の内訳

次に、「投資の内訳」です。国内は、中期経営計画前半に、成長に向けた新店投資を拡大し、海外は、新店投資を抑制し、効率のよい既存店投資の比重を高めます。

DX方針

続いて、「機能戦略」についてご説明いたします。ご覧の3つの項目に沿ってご説明いたします。

「DX方針」です。DX方針は、攻めと守りの両面で全社の価値向上を目指します。「攻めのDX」では、会員制度を中心とした投資を実行し、共通プラットフォームで顧客IDを整備し ます。お客さまの「リピート率」や「エンゲージメント」の向上、業態間の相互送客による「利便性」と「売上」の向上を目指してまいります。

「守りのDX」では、データに基づく「ESG経営」・「セキュリティの向上」・「生産性の向上」を目指してまいります。

人財・組織戦略

次に、「人財・組織戦略」です。事業成長や機能高度化を受け、会社の成長を主導する人財リソースの拡充、各国・事業の成長を支える組織・ガバナンスの設計、事業多角化を推進する人財の採用強化、働きやすさと働きがいの両立、人財ビジョンを実現する能力・マインドセットの向上の5つの領域で施策を推進してまいります。

サステナビリティ

最後に、「サステナビリティ」についてご説明いたします。サステナビリティ活動においては、「環境」・「社会」・「ガバナンス」の3領域で「定量的見える化」をし、目標達成につとめます。「こどもの未来への貢献」など、5つの項目について定量的な目標を定め、達成に向けて取り組んでまいります。

以上を持ちまして、2026年度から2030年度までの中期経営計画のご説明を終了いたします。ご清聴いただきありがとうございました。

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