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リズム株式会社7769

東証プライム

精密機器

目次

湯本武夫氏:リズム株式会社代表取締役社長の湯本です。本日はお忙しい中、当社の決算説明会にご参加いただきありがとうございます。また、日頃より当社への熱い応援と期待を賜り、厚くお礼申し上げます。

本日の内容です。まず当社の事業セグメントをご紹介し、2026年3月期業績概要を順にご説明します。よろしくお願いします。

当社の事業セグメント

当社の事業セグメントをご紹介します。当社は1950年にクロックメーカーとして創業し、事業環境の変化に伴い、祖業で培った精密品の製造へと事業転換を進めてきました。現在では、精密部品の事業が全体の約77パーセントを占め、当社の中心事業として成長しています。

精密部品事業では、主に電装周りの端子部品やコイル部品、金型製造を軸としたプラスチック成形部品など、高難度な精密部品が多くのお客さまから信頼を寄せられています。

生活用品事業は、祖業であるクロックの需要減少により、近年大変苦戦していました。しかし、クロック事業で築き上げたノウハウや財産を活かし、2020年より新たな製品群として「快適品」事業に挑戦し、精密部品との両輪として育成するべく取り組んでいます。

2026年3月期 業績概要

2026年3月期の業績をご説明します。はじめに概要です。本年度は中期経営計画2027の1年目でしたが、前中計からの事業構造改革がようやく実を結び、増収に伴う大幅な増益を確保しました。本中期経営計画2027で掲げた「事業モデル確立による新たな成長」への第一歩を予定どおりに踏み出すことができました。

精密部品事業では、高額家電関連部品や既存部品の堅調な受注に加え、AIデータサーバー関連部品などの新規受注案件が追加され、業績を牽引しました。生活用品事業においても、事業構造改革の成果が着実に表れ、収益の改善を実現しました。

2026年3月期 連結業績

損益計算書です。売上高は347億円、営業利益は15億円で、前期比94パーセントの増加となりました。当期純利益は23億円と、前期比204パーセント増の大幅増益を達成しています。ROEも収益向上に伴い7.1パーセントと大きく改善しました。また、1株当たり利益も大幅に改善しています。

2026年3月期 連結業績

続いて、当期利益の主な増減要因です。当期利益は23億円を確保し、前期比約15億円の増加となりました。主に営業利益の改善に加え、不動産売却益や子会社清算益などの特別利益も寄与しました。

2026年3月期 連結業績

貸借対照表です。総資産は490億円となり、前期比で約40億円増加しました。自己資本比率は69パーセントと高水準で、財務基盤は引き続き安定しています。

2026年3月期 連結業績

キャッシュ・フローの状況です。営業キャッシュ・フローは33億円に増加し、フリーキャッシュ・フローも15億円と改善しています。投資活動については、成長投資と株主還元の両立に向けて積極的に取り組んでいます。

2026年3月期 連結業績 セグメント別

セグメント別の業績です。精密部品事業が全体の成長を牽引し、生活用品事業も大幅に収益を改善しました。精密部品事業の売上高は266億円で、営業利益は25億円、前年比4億円の増益となっています。生活用品事業の売上高は75億円で、営業利益はマイナス7,800万円と、わずかに黒字に及びませんでした。

2025年度 連結業績 セグメント別 ①精密部品事業

セグメント別の要点についてご説明します。精密部品事業の売上高は266億円で増収となりました。重点施策として、複合部品の提案による新規受注拡大に取り組んでいます。複合部品化により、顧客の管理・検査などの手間を省き、生産性を高め、総合的な付加価値向上を目指しています。

モビリティ売上高は、直近ではEV市場の部品受注が若干減少したものの、ハイブリッド用部品は堅調に推移しました。

また、中国・東南アジア地域においては停滞が続いていましたが、ベトナムでのAIサーバー関連の新規部品や北米向けOEM製品の受注が貢献しました。受注拡大に伴う生産性向上により、営業利益は約25億円を確保し、前期比4億円の増益となりました。

2025年度 連結業績 セグメント別 ②生活用品事業

生活用品事業です。売上高は快適品の拡大により75億円となりました。営業利益はマイナス7,000万円と若干赤字を残してしまいましたが、快適品の売上高増加に伴い、製品開発コストの先行投資を一部吸収することができました。

併せて、生産効率化による原価の改善が貢献し、前期比6億8,000万円と大幅に収益が改善しました。これまで急激な円安に伴う輸入為替損にも苦戦してきましたが、ようやく採算化の条件が整いました。

2027年3月期 業績予想

続いて、2027年3月期通期業績予想をご説明します。2026年度通期予想は、売上高を370億円、前期比22億円の増収を見込んでいます。営業利益は20億円で、前期比4億円の増益です。経常利益は23億円、当期純利益は17億円を計画しています。

2027年3月期 業績予想 セグメント別

セグメント別業績予想です。詳細は次ページからのグラフをご覧ください。

2027年3月期 業績予想 セグメント別 ①精密部品事業

精密部品事業は、売上高277億円、前期比10億円の増収を見込んでいます。2025年度は、モビリティ関連の売上高を中心に、既存部品の好調に加え、新規部品の受注が好調に推移しました。部品の複合化は、受注先においても大きな付加価値を生み出す有益なビジネスモデルと認識し、活発な提案活動を展開しています。

また、AIサーバー関連部品や半導体製造関連部品の受注拡大を見込んでおり、生産体制の再編・再評価を急ぎ、生産増加対応に備えたいと考えています。営業利益は27億円で前期比2億円の増益予定です。受注増加と体制強化、生産性向上によって収益拡大を実現したいと考えています。

2027年3月期 業績予想 セグメント別 ②生活用品事業

続いて、生活用品事業です。売上高は87億円を予定しています。国内ではモバイルファンの拡大のみならず、冬商材をはじめ通年商材のラインナップ拡張に取り組んでいます。

快適品事業挑戦から5年が経過し、国内の主要販売店との拡販施策連携がさらに深まり、販売網拡張が大きな力となっています。また、昨年から注力している中国・アジアでの販売強化も進行し、今年度はさらなる企画を加えて一歩前進を見込んでいます。

営業利益については、黒字化への道筋がようやく見えてきました。売上高拡大に伴う原価構造改革によって黒字化達成を見込んでいます。

中期経営計画2027

中期経営計画2027の進捗についてです。2024年度に構造改革をおおむね完了し、2025年度は目標とする事業モデルの確立に向けて一歩前進できたと考えています。2026年度は掲げた政策を確実に実行し、中期経営計画2027の必達に向けて新たな成長を積み上げていく計画です。

中期経営計画進捗状況 財務指標

次に、財務、資本、株主還元の進捗状況をご説明します。スライドは中期経営計画の財務指標です。世界経済がさまざまな変化の兆しを見せる中、当社は中期経営計画に掲げるビジネスモデルの確立を実現し、さらなる利益創出と資本効率の向上に励んでまいります。

財務・資本政策においては、資本コストを上回る資本収益性の確保と適切な市場評価の獲得が課題であると認識しています。

中期経営計画 財務・資本政策

ROEは7.1パーセント、PBRは早期に1倍強を目指すことを個別課題としています。2026年度および2027年度における中期経営計画の達成により、これらの課題を克服していきたいと考えています。

中期経営計画 財務・資本政策

キャッシュ・フローについては、営業キャッシュ・フローを70億円から80億円確保し、手元資金や資産売却資金を加えて、事業投資に約50億円から60億円、M&Aに約50億円、株主還元に約50億円を予定しています。バランスの良い運用を進めていきたいと考えています。

設備投資・減価償却

設備投資については、2025年度の設備投資として、生産設備と新製品開発を中心に約14億円を実施しました。今後もさらなる生産性向上や省力化設備、新製品の研究開発など、生産工場全体の生産体制強化を中心に、2026年度は年間18億円の積極的な投資を実行していく予定です。

株主還元

株主還元についてです。当社は昨年、株主還元方針を大幅に見直し、配当性向35パーセント以上、DOE4パーセント以上、安定的な配当を継続することを基本方針としました。このたび、初めて株主優待制度を導入することとしました。

また、本年度より中間配当を実施します。株主還元は重要な施策と位置付けており、今後もみなさまにご支持いただけるよう努めます。

サステナビリティへの取組

サステナビリティの取組状況です。2022年度より開始した環境とDEIの活動は、グループ全体のフレームワークが整備され、具体的な取組も定着してきました。現在は、効果の実現段階へと移行しています。

環境分野では、CO2削減において、2027年度までに2018年度比で30パーセント削減を目標としています。本年度の施策として、CO2排出量削減目標の前倒し、再生可能エネルギーの導入、電気料金の削減などで成果を上げています。

サステナビリティへの取組

DEIにおいては、多様な人財が能力を開発できる職場作りを目指し、女性活躍推進研究や健康経営への取組を進めています。

人財戦略の強化

人財戦略の強化については、特に重点施策として、新卒採用活動の強化、中核人材育成プログラムの取組、従業員エンゲージメント向上施策の拡充に取り組んでいます。まさに「企業は人なり」と認識しています。今後もさまざまな施策を研究し、未来を担う人財の確保と育成に強い意識を持って取り組んでいきます。

TOPICS 精密部品事業

続いてトピックスです。まず、本題でもお伝えした精密部品事業における複合部品をご紹介します。当社の部品の多くは単品部品であり、Tier1・Tier2のサプライヤーに納品後、大型部品に組み込まれる例がほとんどです。

当社は、単品部品のみならず、その結合や組み立てまで一貫生産することを得意としています。スライドの画像はソレノイドコイルという部品です。このコイルを中に組み込むという複合部品の製造例です。

複数の部品を一貫して結合することにより、個別部品それぞれで重複して発生していた製品の立ち上げや検査・評価などの工程を大幅に削減することができます。また、品質も一貫して担保することができ、開発期間や間接コストの削減効果を大きく発揮することができます。

これまで当社はあまりアピールしていませんでしたが、近年は積極的に提案活動を行い、徐々に新たな受注や要望が増えてきました。リズムならではの生産力を活かして、お客さまにさらなる付加価値を提供したいと考えています。

TOPICS 精密部品事業

新商品「SMDバスバー」についてです。電動自動車やデータセンターなどの電装用基板に使用されています。シンプルで省スペース化に対応し、さらに大電流化にも適用可能です。コストも大幅に削減され、受注も増えています。

TOPICS 生活用品事業

次に、生活用品事業のハンディファンについてです。ヒット商品となったハンディファンは、毎年の機能追加など使い勝手を向上させるべく改良を行っています。2026年度には、羽根の形状を少し修正することでターボの時間をさらに強く長く実行でき、充電時間を短縮する改良を加え、最新モデル「Silky Wind Mobile 4」を発売しました。

TOPICS 生活用品事業

次に、「Silky Wind Circulator」をご紹介します。当社独自の2重反転ファンで圧倒的な大風量を実現しました。風はおよそ35メートルまで届きます。また、一方向スリットデザインを採用し、専用ブラシで簡単にお掃除ができます。

サーキュレーターをあまりご存じない方もいらっしゃいますが、梅雨の時期には洗濯物の部屋干しに多く利用されている商品です。夏冬問わずエアコンと併用することで、室内温度の平均化に大きく貢献しています。このように快適に使用いただける製品をさらに拡充していきたいと考えています。

お伝えしたとおり、成長ビジネスモデルの確立に誠実に取り組み、みなさまの期待に応えられるよう努めていきます。引き続きご支援をよろしくお願いします。

以上で報告を終了します。ご清聴誠にありがとうございました。

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