logmi Finance
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株式会社キャスター9331

東証グロース

サービス業

沿革

勝見彩乃氏:本日はお忙しい中、当社の決算説明会にご参加いただきありがとうございます。IR担当の執行役員の勝見です。初めて当社の説明会をご視聴いただいている方もいらっしゃるかと思いますので、まず会社概要を簡単にご説明します。

当社は2014年の創業時から、フルリモートという新しい働き方を実践してきた企業です。多様なスキルを持つ人材を広く登用し、クラウドツールと人的リソースを融合させたBPaaSモデルで事業を拡大し、人手不足や人材難に直面する企業に対して人的リソースを提供してきました。

そのような新しい働き方や経営手法のパイオニアとして、2023年に東証グロース市場へ上場しました。さらに、2025年からは「AI FIRST経営」を掲げ、人とAIを融合させてバックオフィス業務を高度かつ効率的に進化させるAI-BPaaSとして事業を展開しています。

この進化を実現するために、AIや技術に関連する子会社を合計3社取得・設立し、キャスターグループの体制へ移行しました。そして、国内外での開発およびサービス提供体制を強化している状況です。

当社グループの提供サービス

事業のご紹介です。当社が運営・提供する事業は、大きく3つのセグメントで構成されています。まず主力となっているのがBPaaS事業です。こちらは「CASTER BIZ」シリーズを中心に、月額制のリカーリングモデルとなっており、安定した収益基盤を築いています。

サービスの構造としては、お客さまからご依頼いただいた業務を当社のリモートワーカーがチームで対応し、秘書のような日常業務から経理・労務といった専門領域まで幅広く提供しています。このBPaaS事業が、全体の売上の約7割から8割を占めています。

続いて、HR事業です。この事業では、人材派遣事業やリモート特化型の求人メディアを運営しています。これにより、BPaaS事業では対応しきれないお客さまのニーズ、例えば外注ではなく自社採用を希望される場合や、特定の人材に特定の時間で業務対応してほしいといった要望に応えることができ、あらゆる人材ニーズを網羅的に支援することが可能です。

最後に、AI Tech事業です。この事業では、AIを活用したマイクロロット向けのオンラインアシスタントや、コンサルティング事業、AI研修事業などを提供する子会社群が含まれています。

BPaaS事業とHR事業の利益をAI Tech事業へ投資することで、当社グループ全体の成長を牽引していきます。

キャスターとは

会社概要のまとめです。当社は深刻化する人手不足に対して、AIネイティブなバックオフィスインフラで応える企業です。これまで当社は、リモートワーカーの豊富なリソースと分単位の業務タスクをアウトソース可能にする独自開発システムを強みに、中小企業をメインに顧客基盤を構築してきました。

その中で得た150万件以上の業務データを活用することで、AIを用いた業務の再設計が可能となっています。このように、業務をデータ資産に変え、AIと人の力を組み合わせたAIネイティブなバックオフィスインフラこそ、深刻化する人手不足への当社の解決策です。

会社説明は以上です。続いて、代表の中川より、2026年8月期第2四半期の決算についてお話しします。

サマリー

中川祥太氏:代表取締役の中川です。2026年8月期第2四半期の決算概要を発表します。事前に多くの質問をいただいていますので、できるだけ迅速にお答えしていきたいと思います。

売上高は22.4億円で着地しました。営業利益は2,400万円で、現在のところ黒字を継続しています。

業績概要

収益性を重視した経営を行っているため、現時点で黒字を継続しています。

営業利益増減要因

営業利益の減少要因です。販管費などを縮小しつつ全体をコントロールしているため、このような黒字が出ているとお考えいただければと思います。

営業利益の四半期推移

バランスを取りながら進めているという現状を表しています。

セグメント別業績サマリー

セグメント別業績のサマリーを個別にまとめています。内容と内訳はスライドに記載のとおりです。

ご参考)BPaaS事業 主要KPI

稼働社数や開示しているKPIについては、特に悪化していません。数字が良くなるよう粛々と調整を進めており、その結果で推移しているとお考えください。

財政状態

B/S、自己資本比率も、特段大きな変化はありません。また、状況的にも変化が生じるような要因は特にないため、現状の数字で推移しているとご理解ください。

キャッシュ・フロー計算書

キャッシュ・フロー計算書ですが、スライドに記載されているとおりの推移となっています。現時点ではキャッシュ残高に大きな影響はありませんが、今後推移が気になるタイミングがあれば、ぜひご確認ください。

業績予想

業績予想です。今期の着地に向けて、現時点での売上進捗率は43パーセントとなっています。後半で進捗分がさらに積み上がる見込みであり、この部分を様子見しつつも、通期黒字の見通しに変更はないという認識で進めています。

また、当社において全従業員を対象としたAIリスキリング研修を実施しました。実施に伴い、助成金を受給する可能性があり、その金額は最大9,400万円と見込んでいます。この助成金は営業利益以下の項目に計上され、金額が大きく変動する場合には、適時開示にて公表しますので、あらかじめご了承ください。

成長に向けたAI FIRST戦略の取り組み

成長戦略です。当社としては現在、経営の方向性としてAIを主軸にさまざまなサービスを展開しながら、実験的な取り組みも繰り返すことで、お客さまに提供できる価値を増やしていくことを目指しています。

また、すでに株主のみなさまにも開示済みですが、当社の基幹システム「Workforce」の基盤を活用し、外部の企業でもAIを通じて依頼が簡単にできる仕組みをテスト的に開始しています。新サービスの名称は「Pig out」で、これは当社が使用していた業務案件の差配を行うためのディレクションシステムを基盤としています。

このシステムにAIを組み込むことで、どのようなことが可能になるのかといった実験を行うツールと捉えていただければと思います。

また、5月頃に提供を開始する予定の「AI社員」についてです。当社内で業務に従事している自律型に近いAIエージェントを、外部企業にも提供することで、より幅広いBPOニーズに応えることができると考えています。このようなサービスを提供すべく、準備を進めています。

また、「NEO assistant」という名称で進めているAIの受託開発領域についても、今後の拡大を予定しています。こちらも今期中には展開を進めていきたいと考えています。

今回、先ほどお伝えしたAIリスキリング研修を、社内全員に対して実施しました。ただし、非常に基礎的な内容にとどまっているため、さらに中上級向けの研修も実施し、現在は一部の人員しか行えないようなスキルについても全従業員が習得できるよう取り組み、全体を支える方向性を目指しています。

① Pig out ‟ピッグアウト”

1つ目の「Pig out」です。こちらの見た目は非常に単純です。「ChatGPT」のように話しかけて業務を指示いただけると、その業務をただ実行するのではなく、まず要素分解し、「このようなことを、このような手順でやればできると思うよ」というところまで分解するサービスです。

分解された要素についてですが、現時点では人に直接つながる仕組みを採用しています。人に連結されるシステムを通じて、実際に業務を行える人々にマッチングを行い、業務を進める構造をとっています。

また、昨今ではAIによる作業量が非常に増加しているため、段階的にこの部分もAIが実際の作業を担うようにし、ハイブリッド型の運用を進めています。これにより、当社の業務がどの程度分解され、さらにお客さまへ手軽に提供できるかを試す入口として、テスト的な展開を進めています。

② AI社員/新サービスのリリース予定

2つ目です。「AI社員を採用」することを「新常識」と記載していますが、非常にイメージしやすい内容です。AIを社内で利用するといっても、社内のワークフローに適応させたり、一部を自律化したり、さらにはシステム的に保守・運用・メンテナンスを行ったりする必要があるため、これらを完全に内製化できている企業は多くありません。

実際にAIを利用しているとされる企業でも、多くの場合、一部のエージェント化されたサービスを使用しているのが現状です。このような状況に対して、一定の汎用性とさらに高いカスタマイズ性を備えた「AI社員」というかたちで、当社は保守・運用・メンテナンスを継続的に提供するサービスを予定しています。

これは、当社内で運用している仕組みと同様のものです。これをお客さまの環境でどのように活用していただくか、試行錯誤を重ねていきたいと思います。

③ 既存サービスへの拡張(NEO assistant)

3つ目は、先ほど触れた「NEO assistant」です。

当社サービスの特徴として、顧客とのコミュニケーションを取りながら、誰に業務を振るのかをコントロールするフロントと呼ばれる人員がいます。すでにCASTER BIZ accountingやHRといった領域で試行を進めていますが、フロントの代わりにAIがお客さまとコミュニケーションを取り、業務を分解して作業の要件を決め、実際の作業まで行う環境が構築できる領域が出てきました。

この領域に関しては、これまでのようにフロントに依存するのではなく、AIが業務分担などをすることを基本にして、それを人間がある程度フォローする構造のサービス展開へと切り替える予定です。

現在展開している「NEO assistant」は、比較的受託業務に近いAIエージェントの受託型サービスです。次に予定しているものは、このAIフロントです。AIによるコミュニケーション、作業、ディレクションが主軸となるサービスが次に登場するとご理解いただければと思います。

④ 従業員の人材育成/AIリスキリング

先ほども触れましたが、従業員向けのAI研修は順次行っていきます。この取り組みをさらに強化し、社内業務のエージェント化およびAI化を進めていきたいと考えています。現状、50パーセント以上としていますが、これにとどまらず、業務処理の大幅な効率化を目指します。

トピックス①(CASTER BIZ accounting:自律型AIエージェントを実装)

その他のトピックスです。こちらはすでにリリースしていますが、「Claude Cowork」のFinanceプラグインについて、当社はいち早く業務連携していくことを開示しました。その結果、お客さまからご興味をいただき、このプラグインに関する実装や実行の検証が進んでいます。

自社で対応可能な会社であればすでに取り組まれていると思いますが、興味はあるものの迷っている企業も多くいらっしゃいます。そのような企業については、当社と連携することで遅れずにスムーズに取り組むことが可能となる事例になったと考えています。

トピックス②(CASTER BIZ accounting:医療法人向けプラン)

こちらはAIとはあまり関係ありませんが、昨今は医療法人や介護事業者向けのサービスを求められることが増えてきています。これまでは専門外の領域のため、当社から積極的には着手していませんでしたが、そのような要望が増えてきている状況を踏まえ、医療法人や介護事業者向けの専用プランを作成しました。

外部環境の変化として、医療法人や介護事業者向けの法律改正やコスト制限などがあり、それに伴い当社のようなベンダーが提供できるサービスの隙間が生じています。このような状況を注視しながら適宜プランを提案し、さまざまな支援ができればと考えています。

トピックス③(CASTER BIZ recruiting グローバル採用プラン)

お客さまからの要望に応じて、グローバル人員のスカウトや面接の調整といった対応を進めています。

質疑応答:AI活用によるKPIの変更について

「従来モデルでは、適切なキャストへのアサインがフロントの重要な役割でしたが、現在はいかにAIに代替させ外注費、キャストの人件費などを抑制するかが原価率低減の鍵となります。

フロントの評価指標において、AI活用による原価削減や利益率の改善が従来の売上高や稼働社数と同等、あるいはそれ以上に重視される仕組みへとシフトしてい

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