2025-2027中期経営計画説明
栢森雅勝氏:ダイコク電機株式会社代表取締役社長の栢森です。これより、ダイコク電機の中期経営計画をご説明します。
ダイコク電機は創業以来、アミューズメントの世界で、これまでなかったものを次々と生み出し、パチンコホールのみなさまやパチンコファンのみなさまに新たな価値を提供してきました。その挑戦と探究の精神は、これからも変わりません。
ダイコク電機の将来像〜2030年ビジョン
ダイコク電機が目指す将来像と、その実現のための成長モデルです。イノベーションによる新たな価値創造で、これからも一貫して持続的な成長を果たしていきます。
「Make CX Amazing ~未知の顧客体験を世界に~」は、ダイコク電機の掲げる2030年ビジョンです。私どもは、パチンコ業界の未来を創造する革新者であり続けると同時に、新たな市場創出へ挑戦し続けることで、多様な分野で社会に貢献する企業グループへと進化します。
I:新たな遊びの未来を創造する挑戦
2030年ビジョンに向けて、2つの挑戦をしていきます。1つ目は「新たな遊びの未来を創造する挑戦」です。私どもは単なるパチンコ設備機器メーカーではなく、デジタル技術とデータを駆使し、顧客体験を再定義するゲームチェンジャーを目指さなければいけません。
AI、IoT、VR/ARなどの最先端技術を融合させ、スマートエンターテインメントを実現し、一人ひとりの嗜好に最適化された没入感あふれる次世代エンターテインメント体験を提供していきます。
II:他業種へ進出・事業領域拡大への挑戦
2つ目は「他業種へ進出・事業領域拡大への挑戦」です。既存の枠にとらわれない自由な発想で、社会に新たな価値を提供する事業領域への進出を積極的に推進します。
既成概念を打ち破り、多様な分野で新たな価値を創造しなければいけません。AI、VR/AR、映像・音響技術、インタラクティブ技術などを活用し、フードエンターテインメント事業・観光事業など、新たなエンターテインメント体験を創造していきます。
「新たな遊びの未来を創造する挑戦」「他業種へ進出・事業領域拡大への挑戦」の2つの挑戦で、私どもが掲げる2030年ビジョンを実現していきます。
中期経営計画基本方針
そのためにまず、ダイコク電機は何をなすべきかですが、新中期経営計画が非常に重要な行動指針となります。
ダイコク電機は、顧客や社会ニーズを基に、データとデジタル技術を駆使して、製品やサービス・ビジネスモデルを変革するデジタルトランスフォーメーション(DX)を活用するなど、3年後の目指すべき姿に向けた事業戦略を進めていきます。
中期経営計画基本方針(情報システム事業)
最初に、情報システム事業についてです。「パチンコホールの競争力・ファンへの訴求力を大幅に強化し、業界の持続的な成長を支援すること」を方針としています。
そのための重点施策として、「ホール運営プロセスの最適化と革新」「集客支援サービスへの参入」「データドリブン経営の実現」「生産性の向上(当社の提供する人材価値の向上)」を策定しました。AI・ビッグデータを活用した、業界のDXリーダーを目指します。
中期経営計画基本方針(アミューズメント事業)
続いて、アミューズメント事業についてです。「ヒット機種の創出とアミューズメント事業の収益強化」を方針としています。
そのための重点施策として、「パチスロ企画開発体制の見直し・強化」「コンテンツ事業の育成」「パチンコソフト受託による収益維持」「主力製品の創出(ゲーム)」を策定しました。
自社パチスロ機のリリースによる知名度、市場シェアの獲得・拡大に取り組んでいきます。
中期経営計画基本方針(新規事業)
そして、新規事業についてです。「成長事業への投資とPMI(買収後の統合)によるDKグループへ貢献すること」を方針としています。
そのための重点事項として、「DKグループとのシナジー(効果を図ること)」「テーマパーク・商業施設における顧客拡大と収益改善」「システム開発部門の営業力強化とAI製品開発による収益改善」「BtoCビジネスのインターネットによる集客力と滞在時間アップによる収益改善」「百合展の規模拡大、優良なコンテンツの獲得と海外展開」を策定しました。
新たな事業領域への挑戦と、複数の成長の柱を確立していきます。
「挑戦し続ける力」「イノベーション力」で、顧客へ元に戻ることのできない新しい価値をお届けする、それこそがダイコク電機グループの使命と考え、次の時代をリードするデジタルトランスフォーメーション(DX)の活用で、新たな顧客体験を生み出していきます。
これからも、ダイコク電機にどうぞご期待ください。