logmi Finance
logmi Finance
株式会社キューブ7112

東証グロース

小売業

2025年12月期第2四半期決算説明

橋本和武氏(以下、橋本):本日は大変お忙しい中、株式会社キューブ2025年12月期第2四半期決算説明会にお集まりいただき、誠にありがとうございます。本年4月に代表取締役社長CEOに就任した橋本です。私より第2四半期の決算についてご説明します。どうぞよろしくお願いします。

目次

それでは、決算報告および事業進捗についてご説明します。時間の関係上、後半のAppendixについてはご説明を省略します。

更新内容もありますので、ぜひご確認をお願いします。

2025年12月期第2四半期 決算サマリー(累計期間)

まずは決算報告です。2025年12月期第2四半期決算サマリーについてご説明します。売上高は前年同期比2.9パーセント増の23億6,000万円、営業利益率は前年同期の3.8パーセントから1.6パーセントに推移しました。

重要指標項目では、海外売上高比率が35.2パーセント、前年同期比0.9ポイントの増加です。EC化率は減少しましたが、D2C比率は60.7パーセントとなり、前年同期比で1.5ポイント増加しており、直営事業が順調に拡大しています。

2025年12月期第2四半期 決算サマリー(会計期間)

2025年12月期第2四半期(4月から6月)の業績についてご説明します。売上高は前年同期比14.6パーセント増の12億2,300万円と、大幅に伸長しました。

営業利益は成長投資を強化している影響で、前年同期の4.0パーセントから3.0パーセントと微減となりました。前年同期比では若干のマイナスとなりましたが、第1四半期では営業利益がゼロだったため、第2四半期に入り増益基調に戻ったと考えています。

2025年12月期第2四半期 業績ハイライト

業績ハイライトです。コロナ禍で急成長したゴルフ市場は、2023年のアフターコロナを迎えたあと、現在ではコロナ禍前の環境に戻りつつあります。

国内リテールは厳しい環境にあるものの、当社の直営店は前年同期比プラス15.0パーセントと好調に推移しています。既存店は、マーチャンダイジング施策やマーケティングによるお客さまの離反防止策を実施し、順調に成長しています。

さらに、2024年にはGINZA SIX店と大丸心斎橋店をリニューアルしており、今年6月には御殿場プレミアム・アウトレットに常設店を出店しました。これにより、店舗網の増強が事業成長に寄与しています。

海外事業については、6月に北京に中国旗艦店をオープンしました。中国事業での売上が初めて計上され、出足は好調です。後ほど中国事業についてご説明しますが、当初の想定どおり市場からポジティブな反応をいただいています。

海外卸については、ASEAN・東南アジア地域を中心に引き続き拡大傾向で推移しています。

韓国卸については、韓国ゴルフ市場がコロナ禍以前の環境に戻っている中でも、前年とほぼ同水準の売上を維持しており、一定の底打ち感が見られます。

販売チャネル別四半期売上推移

販売チャネル別四半期売上推移についてです。2025年12月期第2四半期は、チャネル合計で12億2,300万円の売上となりました。これは、コロナ禍のゴルフブームがあった2022年12月期第2四半期の売上高11億4,100万円を上回り、過去最高の売上となります。

国内リテールの拡大と中国卸のスタートが、売上拡大に寄与しています。

業績概要(対前年実績・業績予想)

業績概要です。期初に公表した業績予想値に対する売上高の進捗率は45.4パーセントです。新規出店の効果などを見込んだ下期偏重の計画であるため、ほぼ想定どおりの進捗となっています。

売上総利益は前年同期比で5.2パーセント増加しており、順調に拡大しています。また、商社を通さない直接貿易体制を開始し、今後の拡大により利益率のさらなる改善を進めていきます。なお、売上原価の一部が販管費へ振り替えられていることをご承知おきください。

営業利益については、業容拡大に伴う経費の先行的な増加により、前年同期比で減益となっています。業績予想値に対する進捗は17.8パーセントと低く見えますが、利益率の高い大型受注が第4四半期に予定されています。こちらも下期偏重の計画です。

下期には国内出店の強化に加え、中国や東南アジア地域での海外事業拡大が開始され、トップラインへの寄与が始まります。売上拡大に加え、販管費全体の見直しを徹底的に進め、業績予想どおりの達成を目指します。

2025年12月期第2四半期 直営店月次売上高推移

スライドは、毎月開示している直営店の前年対比売上高推移を示しています。第1四半期は新商品の展開を絞り込んだため前年比で微減となりましたが、3月以降は順調に推移しています。第2四半期からはマーチャンダイジングの改善や販促の見直しによって、既存店の売上が着実に改善しています。

また、実店舗におけるポップアップストアの積極的な展開や、2024年に実施したGINZA SIX店と大丸心斎橋店のリニューアル、さらに今年6月からの御殿場プレミアム・アウトレットへの常設店出店など、攻めの施策が全店売上に貢献しています。

営業利益増減要因

営業利益の増減要因についてご説明します。売上総利益は前年同期比で7,000万円増加しました。この理由は、国内事業におけるD2Cチャネルの強化が粗利改善に寄与したことによります。また、原価低減施策として直接貿易体制を導入し、売上原価が改善したことも挙げられます。

一方で、直接貿易体制の導入に伴い、従来の売上原価から販管費への振り替えが発生したことも、売上総利益の上昇要因となっています。

販管費のうち広告宣伝費については、ECを中心に運用効率が改善していることから減少しました。

一方、今後のビジネス拡大に向けた先行投資として、国内では2024年に実施したGINZA SIX店と大丸心斎橋店のリニューアルに加え、ポップアップストアや御殿場プレミアム・アウトレットへの常設店出店により、店舗人件費、地代家賃、内装投資に関わる減価償却費などが増加しています。

同様に、海外では中国合弁会社における旗艦店出店の準備に伴い、役職員の出張やバックアップ関連費用が一時的に増加しました。

このように、積極的な事業展開により費用が増加し、前年同期比で営業利益は減益となっています。

BS概要

BSの概要についてご説明します。中国事業展開のため合弁会社を設立し、出資を実行したことに伴い、流動資産が減少しました。

一方で、関係会社株式の増加や新店オープンにより、建物や構築物が増加し、固定資産が増加しました。今後も資産を有効活用した積極的な投資を続けていきます。

キャッシュ・フロー概要

キャッシュ・フローの概要です。現金および現金同等物が大幅にマイナスとなっています。これは、中国で合弁会社を設立したことに伴う約3億円の支出や、普通預金から定期預金への5億円の預け入れを実行したことによるものです。これらは計画どおりに実行しています。

今後も引き続き、手元資金を有効かつ戦略的に活用していきます。

国・地域別展開状況

国・地域別展開状況についてご説明します。全体の売上高では、日本と韓国が9割以上を占めており、引き続きこの2ヶ国が重要な2大マーケットとなっています。さらに、中国市場と台湾市場でも売上が順調に拡大しています。

中国は操業開始から間もない状況ですが、すでに台湾と同等の売上金額を達成しています。中国では、ブランドとして適切な商圏や商業施設を選定し、積極的な出店を通じた事業拡大を進めていきます。

重要指標と財務KPI

重要指標と財務KPIについては、スライドをご覧ください。

チャネル計画と進捗

事業進捗についてご説明します。まず、チャネル計画とその進捗についてです。中長期戦略において重要なテーマとして位置づけているD2Cチャネルでは、国内リテールにおける出店開発が順調に進んでいます。

各地でポップアップストアの出店を拡大し、テストマーケティングを実施してその効果を評価し、常設店の出店につなげる取り組みを積極的に進めています。その成果として、6月には御殿場プレミアム・アウトレットでの常設化を実現しました。加えて、第3四半期以降も百貨店を中心に、東京地域で2ヶ所、関西地域で2ヶ所のテストマーケティングを計画しています。

ECについては、公式オンラインストアのリニューアルオープンを8月に行いました。リニューアルによりUI/UXの改善を行いました。今後、コンバージョンやリピート率の向上、運営コストの改善につなげていきます。リニューアルの初動として、EC売上は順調に進捗しており、想定以上の効果が出ています。

B2Bチャネルにおいて、海外では中国でジョイントベンチャーによる出店が進行中です。これまでに、商業施設に旗艦店舗をオープンし、それを皮切りにゴルフ場ショップとして2店舗を相次いでオープンしました。上期中に合計3店舗の営業を開始し、中国市場へのブランド露出を本格化させています。

また、東南アジアエリアでは、ジョイントベンチャーパートナーが確定し、今後は常設店の出店と卸売強化に向けた準備を進めていきます。詳細はグローバル展開のスライドをご参照ください。

国内卸売については、リテール店舗を出店していないホワイトエリアがまだ残っており、こちらを中心に新規アカウントの開拓を行います。

グローバル展開 – 中国・旗艦店

グローバル展開についてご説明します。当社のグローバル展開の中核を担う中国市場では、北京のChina World Mall(国貿商城)において、中国初の旗艦店を6月にグランドオープンしました。

この商業施設は、中国初のラグジュアリーモールとして知られており、現在も中国のラグジュアリーモールのトップクラスに位置づけられています。ドーム型LEDスクリーンを天井に設置し、人工の「空」を演出しており、鏡面柱とスクリーンが連動することで、まるでゴルフ場の中にいるような特別な空間を提供しています。

グランドオープンの際には多くの来場者で賑わいを見せ、好調なスタートを切りました。

グローバル展開 – 中国・ゴルフ場ショップ

6月には、旗艦店のオープンに続き、深圳のSand River Golf Clubにも出店しました。また、7月には北京郊外の高級ゴルフコースであるNicklaus Club Beijingにもショップをオープンし、順調に出店を進めています。

国内リテール出店 – 御殿場プレミアム・アウトレット、りんくうプレミアム・アウトレット

国内リテールについての話題です。2024年秋、御殿場プレミアム・アウトレットにポップアップストアの出店を通じてテストマーケティングを行いました。

その結果を受け、2025年6月に「MARK & LONA(マークアンドロナ)」として初めてのアウトレット常設店舗を、御殿場プレミアム・アウトレットに出店しました。

広々とした空間の新店舗では、ブランドの人気アイテムやアーカイブモデル、アウトレット限定品など、ここでしか手に入らないラインナップを取り揃えています。

内装はブランドの世界観を体感できるストアデザインで構成され、アウトレット店舗とは思えないようなブランド体験の場を提供しています。8月にはりんくうプレミアム・アウトレットにも新規出店を行いました。

グローバル展開

中長期戦略で重要なテーマとして位置づけているグローバル展開についてご説明します。まず、中国ではジョイントベンチャーによる出店を進めています。出店を推進しながら、今年の第3四半期以降にEC展開を開始し、オムニチャネルビジネスの基盤を整備します。

また、中国ではパートナーの生産拠点を活用した直接貿易体制への移行を順次進めており、今後さらに拡大する予定です。

ASEANエリアでは、7月に東南アジア地域のパートナーであるMYB社と合弁会社設立の契約を締結しました。まずは第3四半期にインドネシアでポップアップストアの出店を行い、今後は常設店の出店を進める予定です。また、ベトナムにおいては、常設店出店に向けた準備を継続的に進めており、下期の出店に向けて引き続き準備を行っていきます。

韓国においては、市場トレンドに対して「MARK & LONA」ブランドがいち早く底を打っています。総代理店との間で、ビジネス効率を向上させるためのパートナーシップ強化を進めており、双方の強みを活かしたブランディングの強化、商品の共同開発、店舗のスクラップアンドビルドなどに着手します。

欧米では市場環境の不確実性が高く、当社のビジネス基盤がまだ十分でないことから、今年および2026年においては大規模な投資を行う予定はありません。

一方で、既存の卸売や越境ECを中心としたブランド認知活動は継続していきます。加えて、中長期戦略を視野に入れた市場開発を進めるため、新たなパートナーの開拓を継続的に行います。

このように、世界各国でブランドのタッチポイントが強化され、今後「MARK & LONA」ブランドの認知が世界中で向上していきます。

株主還元方針

当社の株主還元方針についてご説明します。当社は成長途上の企業であり、まずは業容拡大を目指した投資を継続します。株主還元方針としては、投資による業容拡大を通じた企業価値の向上を当面は優先します。

当社株式への投資魅力を高め、長期的に保有いただけることを目的として、株主優待制度を導入しています。なお、外部環境が急変した場合には、自社株買いなど機動的な資本政策も視野に入れ、IRを強化して株主価値の拡大を図っていきます。

以上をもって、当社の2025年12月期第2四半期の決算報告を終了します。ご視聴いただき、誠にありがとうございました。

質疑応答:東南アジアにおける合

ここから先は会員登録(無料)
お読みいただけます

本サービスにおける利用規約プライバシーポリシーに同意します

会員登録がお済みの方はログインしてください

facebookxhatenaBookmark