用語解説
議決権は、株主が株主総会で会社の重要な決定事項に対して意見を表明できる権利です。通常、1単元の株式に対して1票の議決権が与えられ、株式の保有数量に比例して議決権の数も増加します。この権利により、株主は経営陣の選出や会社の基本方針、重要な財務決定などに関与することができます。
保有する株式の割合によって会社への影響力は変わり、一定の比率を超えると特別な決議を阻止したり、経営の主導権を握ったり、会社の根本的なルールを変更したりすることが可能になります。
株主総会への直接参加が困難な場合でも、書面による投票やインターネットを通じた電子投票、第三者への委任による行使など、複数の方法で議決権を行使できます。ただし、単元に満たない少数の株式については議決権が認められないため、株主総会での発言権はありません。