用語解説

CPI(消費者物価指数、Consumer Price Indexの略)は、一般家庭が購入する商品やサービスの価格変動を総合的に測定する経済指標です。家計の消費構造を一定に固定し、物価変動によってそれらの購入費用がどう変化するかを指数値で示しています。

CPIは総務省統計局が毎月発表し、「東京都区分」と「全国」の2種類があります。総合指数のほか、季節変動の大きい生鮮食品を除いた「コア指数(生鮮食品除く総合指数)」も重視されています。

指数計算には500品目以上の商品・サービスが含まれ、家計調査の結果に基づくウエイト(重み付け)が各品目に設定されています。タクシー代やクリーニング代などのサービス料金も対象となっています。

CPIは各国で発表され、インフレ動向を測る重要な経済指標として、生産者物価指数(PPI)とともに金融市場でも注目されています。また、各種経済政策の立案や年金額の改定など、幅広い分野で活用されています。

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